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#108 自己資金ゼロでも借りられる?創業融資のリアル
2026-10-14 09:37

#108 自己資金ゼロでも借りられる?創業融資のリアル

今回は「自己資金ゼロでも創業融資は受けられるのか?」という、起業家から最も多く寄せられる疑問をテーマにお届けします。結論として、制度上の申し込みは可能ですが、実際の審査では「準備不足」とみなされ不利になるのが現実です。本エピソードでは、制度ごとの要件の違いから、自己資金不足を補い審査を通過するための具体的な3つのリカバリー戦略まで分かりやすく解説します。

・制度上の「足切り」と要件の違い:日本政策金融公庫の制度改定と、信用保証協会や自治体融資で残る自己資金要件の実態

・創業融資の3大審査ポイント:①自己資金、②代表者の経験、③事業計画・実績における重み付けの変化

・なぜ審査で不利になるのか:自己資金ゼロが金融機関から「行き当たりばったり」「準備不足」に見えてしまう理由

・弱点を補う3つのリカバリー戦略:他要素でのカバー、1期目の決算完了まで「タイミングをずらす」戦術、そして先にVC

・エンジェルから出資を受ける「エクイティ先行」の手法・諦める前に相談すべき理由:総合評価を上げるための準備と、デット調達を成功させるための実践的アドバイス「元手が少ないが資金調達したい」「自己資金がなくて諦めかけている」という起業家・創業準備中の方は必聴です!
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起業のデットファイナンスplus、この番組は「デットファイナンスをもっと身近に」をテーマに、起業家と金融の架け橋となる番組です。

ベンチャーデットのFlexCapitalと、デットファイナンス支援のINQがお送りします。

起業家の皆さまにとって金融がより身近に感じられるよう、デットファイナンスの最新トレンド、事例、インタビューなどをお届けします。


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▼若林哲平(株式会社INQ 代表取締役)

デットファイナンスのハンズオン支援を中心に、様々な領域のスタートアップのシード期の資金調達を支援。累計1,300件96億円超の資金調達を支援するチームを統括。


▼菅井 佑允(株式会社Fivot)

京都大学文学部卒業後、2007年三菱東京UFJ銀行(現三菱UFJ銀行)入行。入行より約10年間に亘り、東京・ニューヨークにて日系法人営業に従事。その後、グローバルCIB事業本部において非日系企業向けビジネスのグローバル戦略の企画・運営・管理を担当。同業務経験及び米国西海岸への留学経験を通じ、スタートアップエコシステムにおける日米格差を実感。スタートアップ支援を通じ、日本経済の構造変革、成長・発展に貢献したいとの思いから2024年11月、Fivotに入社。


▼植野さつき(株式会社Fivot)

大学卒業後、複数の事業会社でのキャリアを経て、ビジネススキルを磨くべくイギリスの大学院へ進学。留学中にスタートアップの熱量に触れ、日本のエコシステムへの貢献を志す。その想いを実現すべく、日本のスタートアップを最前線で支えるFivotに参画。


■編集・制作

制作管理:植野さつき

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サマリー

自己資金ゼロでも創業融資に申し込める制度はある一方、制度によっては自己資金要件が残っていると説明します。申込可能な場合でも、準備不足や返済能力への懸念から審査上は不利になりやすく、自己資金・代表者の経験・事業計画や実績の総合評価で判断されます。対策として、事業計画や経験で補う、決算や実績を作って申請時期をずらす、ベンチャーキャピタルやエンジェル投資家から先に出資を受ける方法が紹介されます。自己資金がない場合も絶対に不可能ではないため、諦める前に相談するよう勧めています。

自己資金ゼロで申し込める創業融資制度
起業のデットファイナンスplus。この番組は、デットファイナンスをもっと身近に、おテーマに、 起業家と金融の駆け足となる番組です。
皆さん、こんにちは。INQの赤林です。 FlexCapitalの植野です。
赤林さん、本日のテーマですが、「自己資金ゼロでも借りられるのか?」というところでお伺いをしていきたいと思っております。
なかなか痺れるテーマですね。
そうですね。結構聞かれること多いんじゃないかなと思っているんですけども。
自己資金ないんですけど、そういうしいきますかねっていう結構ご質問、ご相談多いですね。
この自己資金ゼロ問題なんですけど、なかなか難しいですと。
じゃあ、自己資金ゼロだと絶対借りれないかというと、難しいけど可能性ゼロではないよというのが答えになるかなと思います。
制度上ですね、例えば日本政策金融高校の新規開業スタートアップ支援資金っていう制度があるんですけど、
そこのウェブサイトとか見てみると、自己資金ゼロだと申し込みできませんとは書いてないんですね。
昔は自己資金要件って例えば10分の1とかあったんですけど、その記載がもうないですということで、
自己資金ゼロでも申し込み自体は可能ということになります。
なので足切り条件ではなくなったという感じですね。
一方、例えば信用保障協会のスタートアップ創出促進保障と呼ばれるようなものがあるんですけど、
こういった創業融資の制度に関しては、創業域未満の場合ですと自己資金要件があったりするんですね。
その他にも自治体さんオリジナルの創業融資メニューとか、
その他にも自己資金要件があるものも未だに存在はしているという意味で、
自己資金ゼロでも融資を受けられるのかっていうところのまず入り口としては制度によりますというところがあります。
自己資金が必要な制度もあるし、必要じゃない制度もあります。
これがあくまでも足切りですね。
受験で言ったら受験資格みたいなものとして自己資金のありやなしやっていうのが学校によるみたいな感じですね。
ゼロではできないわけではないです。
審査で不利になる理由と三つの評価項目
けれども逆にやっぱり審査の上で、実際の審査では引っかかりやすいポイントでもあるということですかね。
おっしゃる通りですね。
ゼロだから即NGってことではないんですけれども、
お金っていう企業において一番大事なファクター、要素を自分でちゃんと準備してきてないっていうことに見えちゃう。
そういう意味では行き当たりばったりの企業なんじゃないですかと。
準備不十分じゃないですかと。
準備が足りないっていうことになると、ちゃんと返してくれるんですかみたいなところに関しては、
すごく慎重に見られる傾向にはありますね。
なんですけど、他の要素で補いないかというと補うこともできます。
結果的にそういう有志において自己資金がほぼゼロだったんだけれども、有志が出ている事例もあるにはありますという感じですね。
なるほど。ありがとうございます。
そうするとチェックする、要は審査の担当の方々がチェックする項目は少し増えたりとかってするんでしょうか。
自己資金がゼロだから増えるということではないんですけれども、重みづけが変わるってことではあるんですね。
前回というか以前にもお話ししたことがあるかなと思うんですけども、
そういう有志の重要ポイント3つあって、1つ目がまさに自己資金、2つ目が代表者の方の経験、3つ目が事業計画または実績というところがありました。
この自己資金がないということなので、残りの2つできちんとその準備状況を示すことができれば、補完できれば総合評価で有志を受けられるという可能性はあるかなというふうに思いますね。
なるほど。ありがとうございます。
決算・実績で申請時期をずらす方法
あと、もし自己資金がないことによって足切りになるようなケースとかがあったりとか、あるいは自己資金がないことによって審査上評価が下がってしまうということになった場合に、
タイミングをずらすことによって、望んだタイミングではないかもしれないけど、総合評価が受けられるって可能性はあるんですよね。
例えば一期終わらせることによって、総合評価が一期未満だと自己資金要件がいるけど、一期の決算が終わっていれば自己資金要件なくなりますよみたいな制度もあるので、
そういう制度であれば一期をまたぐという考え方もあるし、一旦少ない元でできるもので売り上げを立てていって、
会社の預金算を積み上げていけば、そこは自己資金に変わるというか、それを上回る評価になってきますので、
タイミングをずらす、または実績を出してから融資申請みたいなことで、いわゆる本当の創業期の元出がゼロみたいなところから違う評価を受けるということもできるのかなと思います。
なるほど。タイミングをずらしたりであったりとか、見てもらう点を自己資金以外のところを重点的に見ていただく、
エクイティ先行による資金調達
そういったところでゼロの自己資金でも補えるものを探していくってところになってくるんですかね。
厳密に制度上の自己資金というものに該当するかどうかは別として、
例えば自分で準備した自己資金はないんだけれども、ベンチャーキャッターさん、エンジェル投資家さんから出資を受けることができて、
そこで事業を推進していくのに必要な資金は確保できたとしますよね。
そうすると、自分の持ち分はどうなんだっていう話はもちろんあるんですけれども、
それでもそこはきちんとしたバリエーションで出資を受けて、元出を確保して、その上で融資を受けるということになりますと、
自分でしっかり資金を準備してきたケースと比べると、自己資金の分は弱いは弱いんですけど、補えるといえば補えるというところもあるので、
その他のところの経験だったり事業計画とかがしっかりしていて、かつエクイティが入っているという状態であれば、
ほぼ自己資金ゼロの状態からでも総有資出ているケースはあって、先にエクイティを挟むみたいなのも一つポジティブに進める方法ではあるかなと思いますね。
自己資金不足への総合的な対応
なるほど。自己資金ゼロは必ず有志で不利になるってわけではないってことですね。
そうですね。言い方は難しいんですけど、不利は不利だよねっていうことだと思うんですけど、
リカバリーはやりようはあるみたいなのがたぶんちょうどいい言い方かなと思います。
なるほど。では赤羽さん、まとめていただいてもよろしいでしょうか。
はい。自己資金ゼロだと総有資は受けられるのかっていうテーマだったんですけども、結論可能性はありますということです。
自己資金ゼロだと申し込める制度と申し込めない制度がまずあります。
申し込める制度に関しては自己資金ゼロだからといって、申し込めないわけではないけれども審査上有利かって言われると不利です。
マイナスであることは間違いないです。
ただ自己資金とか経験とか事業計画、この総合評価で決まる中においては他の要素で補ったりですとか、タイミングをずらしたりですとか、あるいは先にエクイティを入れると。
資金調達の順番を変えるみたいなことで十分補える可能性はありますということになるので、
自己資金ないと不利は不利だけど絶対無理ではないので、そこら辺は頑張ってトライしましょうということかなというふうに思います。
ありがとうございます。
自己資金がないからと諦める前に一度ご相談をされるということがお勧めかなということですね。
ぜひご相談ください。
お聞きいただきありがとうございました。
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それでは本日はこの辺りで。ごきげんよう。
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