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2025-08-23 15:43

【融資ロードマップ】創業融資からレイターの資金調達まで、起業家が知るべきデットのキホン教えます【融資相談室】

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※2025年6月12日のYouTube動画を同時配信しています。

今回も株式会社INQの若林さんにお越しいただき、

スタートアップの起業家が知っておくべきファイナンスの基礎的な知識をご解説いただきました!


近年主流となりつつあるデットファイナンス。

プレAからシリーズB以降に至るまで、どこからどのように融資を受けるべき!?

この動画で融資フル活用術を知って上手に資金調達を進めましょう!


【動画目次】

ダイジェスト

今回のテーマ

スタートアップ×デットなぜ増えた?

日本の融資支援策

創業期のオススメ融資

融資のポイント

プレA以降の戦い方

ベンチャーデット

シリーズごとの提供機関


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◯近藤 絵水 Gazelle Capital株式会社 プリンシパル

X(Twitter)▶︎https://x.com/berkeleyemi_au

Facebook▶︎https://www.facebook.com/emi.kondo.0208

京都出身。双子の姉。

当時シリーズAのスタートアップ企業であったMicoworks株式会社に新卒一期生として入社。CSとして顧客の目標達成に尽力。

その後、2021年7月よりGazelle Capitalに従事。

プレシード・シード期の起業家さんに頼られるVCを目指している。

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◯若林 哲平 株式会社INQ-代表取締役CEO(行政書士法人INQ代表)

HP▶︎https://inq.finance/

X(Twitter)▶︎https://twitter.com/wakaba_office

1980年東京都清瀬市生まれ、神奈川県相模原市出身。青山学院大学経営学部卒。

融資サポートを中心に、様々な領域のスタートアップのシード期の資金調達を支援。

年間130件超、10億以上の調達を支援するチームの統括責任者。行政書士/認定支援機関。

複数のスタートアップの社外CFOも務め、業界への理解が深く

デットだけでなくエクイティ両面の調達に明るい。

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#融資相談室 #スタートアップ #株式会社INQ #若林哲平 #会社 #資金調達 #起業 #起業家 #金融 #ファイナンス

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特に起業家の皆さんに向けて、スタートアップのデットについてお話しできればと思っております。
不確実性が高いにも関わらず融資を受けられるというのは、これはもう日本の創業融資制度がめちゃめちゃ充実しているということなんですよね。
少しずつデットやりやすい状況、適した状況にはなっていく。
なるほど。
選択肢はグッと広がります。
はい、みなさんこんにちは。スタートアップ融資相談室、ガゼルキャピタルの近藤です。
今回は特に起業家の皆さんに向けて、スタートアップのデットについてお話しできればと思っております。
改めて若林先生よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
早速なんですけれども、そもそもスタートアップのデットってどういうふうに種類になってきたんでしょうか?
はい、シリコンバレーバンクは、従来の銀行の融資の手法とは違うスタートアップならではのといいますか、
株を担保にした融資だったりとか、それこそ新株予約権をつける、いわゆるベンチャーデットのようなものだったりとか、
様々な手法でスタートアップを支援するようになって、ある時期からVCのタームシートの中にシリコンバレーバンクの口座を持つことみたいなことが条件に入るぐらいです。
かなりシリコンバレーのテック企業に入り込んでいった金融機関と言えると思うんですけど、
そこがまさにスタートアップのデットの始まりと言えるんじゃないかなと思います。
一方、日本のデットファイナンスはどうなんですか?
結構ですね、日本の中小企業、ベンチャー企業に対する融資はなかなか渋くてですね、
基本的には担保とか保証を取る、事業制というよりかは担保とか保証のある価値で融資をするっていうのが観光としてはずっと続いてきたというところがあるんですよね。
とはいえ徐々にスタートアップフレンドリーになってきているんですよね。
そうですね。スタートアップの融資の支援策っていうものも徐々に充実はしてきたというところが2010年代前半からかなと思います。
その前触れとしましては、日本製作金融高校さんの新株予約券付融資というものが2007年ぐらいにできてきて、2010年代前半に資本性ローンみたいなものはできてきているということで、
そのベンチャーに対する融資の前触れがありましたと。加えて経営者保証ガイドラインというものが2013年に制定されるとかっていう形で少しずつ土台はできていると言えると思います。
とはいえなかなか相性自体は悪いモデルでは変わりはないと思いますね。
その中でまずは創業期の方々がうまくスタートアップのデッドを活用するにはどうしたらいいんでしょうか。
まず創業期のスタートアップっていうことに言及しますと、非常に不確実性が高いですよね。
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はい、そりゃそうですね。
融資とは本来的に相性が悪いはずですと。
なんですけれども、近藤さんの周りの企業家とかでも結構創業融資使ってるっていう人多くないですか。
多いです。
これは何でかっていうと、不確実性が高いにも関わらず融資を受けられるっていうのは、これはもう日本の創業融資制度がめちゃめちゃ充実してるってことなんですよね。
はい、それは心強いですね。
これはある種のバグに近いっていうぐらい、本当に創業融資制度、公的な創業融資制度っていうのが充実しているので、
創業間もなくて不確実性が高いスタートアップであっても、一定の条件を満たせば融資を受けられるっていう素晴らしい環境というふうに言えるんじゃないかなと思います。
例えばどういった融資制度があるんですか。
出し手としましては、日本政策金融広報さんと全国にあります信用保証協会の保証付き融資というものがあります。
日本政策金融広報さんは新規開業スタートアップ支援資金というものがありますし、保証協会付き融資の方ではスタートアップ創出促進保証というものがあったりします。
なるほど、なるほど。その名の通りすぐに創業後に借りに来るものなんですか。
そうですね。創業間もない時期っていうのは決算書とかもないですし、いわゆる会社の成績表がないような状態なので、
なかなか金融機関として本来は評価しにくいところなんですけれども、例えばその創業者、企業家のバックグラウンドであったりとか、
あるいは自己資金などのそれまでの資金の準備状況であったりとか、どういった事業計画をちゃんと引けているのかみたいなところとかを総合的に見て、
決算書はないけれども、あるいはあまり当てにはならないけれども、訂正的な部分を見て思い切って融資をということが行われています。
まさに今創業融資を検討しておられる企業家の皆さん見ておられると思うんですけれども、そういった方々が持っておくマインドセットなのか、ポイントってあったりしますでしょうか。
ポイント3つあるかなと思います。1つ目は借りれる時に借りておく。
2つ目がファイナンスミックスを意識する。3つ目がプロパー融資を中間のゴールとする。この3つがあります。
1つ目の借りれる時に借りておくというのは。
まずですね、スタートアップでやっていこうと思ったら、先ほどから繰り返している通り不確実性が高いので、本来的には融資を受けづらいはずなんです。
なので借りれるポイントがあるのであれば借りておくということですね。もちろんキャッシュがあった方がいいに決まっているじゃないですか。
そういうとおりです。
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ですし借りておくということは返済実績を積んで、ある種信用、得を積んでおくということにもなるわけです。
すごい次の融資につながりやすいというようなこともありますので、早めに借りれるんだったら借りておいた方がいいです。
じゃあ借りやすいポイントがいつかっていうと、例えばエクイティーファイナンスをした時とか補助金が決まった時とか、まさにそのボーナスタイムである創業融資であったりとか、そういった時に借りれるならちゃんと借りておきましょうということが言えると思います。
2つ目のファイナンスミックスを意識するとありましたけど、まずそもそもファイナンスミックスって何ですか?
はい、ファイナンスをミックスするってことなんですけど。
どういうことですか?
エクイティーファイナンスとか補助金とかデッドファイナンスとか、いろんな調達の手段ってありますよね。
自己資金とかもそうですけど、何かの一本案とした方になるんじゃなくて、ミックスしましょうよということを申し上げてます。
例えばエクイティーが入ったタイミングっていうのは資金も入っていて、要するにお財布が厚い状態ですよね、しかも第三者の評価が入ってますっていうことで、非常に融資としては受けやすい状態になります。
補助金にしても補助金が決まってるっていうことは返済してもらえる宛てがあるっていうことなので、そのつなぎ資金みたいなものを検討しやすい状態になりますということで、融資とか補助金とかエクイティーがそれぞれに関与してというか、
ミックスさせることによってそれぞれが調達しやすかったり資金が回しやすいということが言えると思いますので、どれか一本ではなくて、それぞれのタイミングとかをちゃんと意識してやっていきましょうよっていうのがファイナンスミックス意識ってことですね。
なるほど。最後がプロパー融資を中間のゴールとするでしたっけ?
はい。例えば公的な融資ですね。先ほど申し上げた広告さんの融資であったりとか、保証協会付きの融資っていうのは公的な制度によって借りやすい状態作ってくれてます。
一方で事業が進んでいくと、今度は金融機関さんがそういった保証なしに貸してくれるプロパー融資っていうものになっていくんですね。
もちろんプロパー融資になると財務状況によっては金利が下がったりとかいうことになってくるんですけれども、金融機関さんが保証なしで貸すことになるのでリスクを金融機関さんが全部取ることになりますよね。
なると審査としては非常に厳しくなっていくということになるので、厳しくなる前にきちんとプロパー融資に対応できる環境っていうのを作っておきましょうというのがプロパー融資を中間のゴールとする。
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そのために公的な制度を使い倒しておきましょうよってことなんですよね。
まさに創業期は先ほどお話いただいたとおりに一種ゴールデンタイムの期間でしたが、プレイ以降はまた戦い方は変わるんでしょうか。
そうですね。いよいよプロパー融資っていうものが現実味を帯びて近づいてくるタイミングなので、プロパー融資に向けて準備したい時期になってくるかなと思います。
なるほどなるほど。具体的にはどういった準備を進んでいくものになるんでしょう。
日本政策金融広報さんですとか保証協会付き融資っていうものを活用して、まず少なくともきちんと取引は始まっていて返済実績が詰めている状態を作るってことですね。
大きな金額を借りるタイミングで初めましてにならないようにするってことです。
もう一つは、そういった公的な制度があるうちに、それはある種金融機関にとってリスクが低い時期とも言えるので、それを利用して取引先を増やしておくってことですね。
これ取引先っていうのは売上げを上げてくる取引先ではなくて、取引先金融機関を増やしておく、融資の口数を増やしておくってことですね。
これによってプロパー融資になった時にスタートアップ側の交渉力が違ってきます。
皆さんも何かものを買うときあいみつ取りますよねというのと同じように、やはりいくつか複数の金融機関と取引していることによって自分たちの交渉力が確保できるので、そういった意味でも取引先を増やしておく。
金融機関の方ってどんなに応援してくれていても、数年に一回どうしても異動が発生してしまっていて、いきなり次の方がそんなにフレンドリーじゃない可能性だってあるわけなんで、そういったリスクエッジのためにも取引先を複数作っておくってことはやっておいたほうがいいかなと思います。
ちなみにプレイ以降のデッドの種類とかってどういったものが使えるんでしょうか。
はい。引き続きですね、日本政策金融広報さんの国民生活事業っていうところがだいたい5000万弱ぐらいまで枠があるんですけど、そこの枠であったりとか、そこを超えてくるような場合には日本政策金融広報さんの中小企業事業というところも場合によってはスコープに入ってきます。
はい。それから今は半官半民なんですけど、商工中金というところもスタートアップに少しずつ力を入れてくださっています。
はい。
で、保証協会付融資の方も枠としては8000万円まであるんですね。
はい。
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ここの枠がまだ残っていればプレイでも全然そこは使っていくっていうことなんですけども、そこは繰り返し申し上げている通りプロパーを意識して、そろそろ交渉をし始めてもいいぐらいかもしれないという感じかなと思います。
はい。
あれ、ベンチャーデッドとかはもう少し後になるんですかね。
ここではですね、ベンチャーデッドの中でもいわゆるワラウトをつけないようなベンチャーデッドとか、いわゆるRBFと呼ばれるような資金繰りサービスの一種ですけど、
こういったものとかファクタリングとか、あるいはBNPLと呼ばれるような後払い分割サービスですね、などというのはこのフェーズからどんどん活用できるかなというふうに思います。
はい。
ありがとうございます。
エクイティの場合では、プレーAとシリーズAって大きく資金調達の出し手が変わってくるんですけど、有識の場合、デッドの場合でもそうですか。
プレーAの頃だとまだ保証協会の枠が残っていたりとか、国民生活事業の枠が残っているというケースがあると思うんですけれども、シリーズB以降とか特になってくると、いわゆるミドルレーダーというところに差し掛かってくると思うんですが、明確にですね、プレーヤーが変わってくるかなと思いますと。
その時期になると、事業の不確実性みたいなものは少しずつ下がってきて、組織もできて、ガバランスもできてきて、事業の規模も大きくなってきて、少しずつやりやすい状況というか適した状況にはなっていくので、選択肢はグッと広がりますと。
例えば日本製作品広告さんの中でも、より大きなサイズを扱う中小企業事業というセクションがあって、これは新株予約券付き融資を含むですね、スタートアップ支援資金みたいなものっていうのもありますと。
先ほど言った商工中金さんなどもそうですし、何よりですね、やっぱりベンチャーデッド、エクイティキッカー付きのベンチャーデッドを取り扱っているプレーヤーっていうのもすごく貴重な資金供給者としてスコープに入ってくるかなというふうに思います。
具体的に挙げると、少し早いフェーズで理想な銀行さんだったりとか、ミドルレーター以降になると静岡銀行、青空企業投資、それからシーボ証券さんなんかもすごいですし、アプサイダーブルードリームファンドだったりとかいうところも選択肢出てくるかなと思います。
この時期から引き続き資金繰り支援サービスといいますか、RBFみたいなものを使っているケースも見受けられますし、そのバラントをつけないベンチャーデッドでブリッジするようなケースももちろんありますし、あと広告費の後払いサービスですとか、そういったものとかも使えているケースはあるかなというふうに思います。
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ありがとうございます。まさに若林先生、シーボ証券もそういう企業さんもそうですし、ベンチャーデッドだとか、ワラントだとか、いろんなワードが新しいものがたくさん出てきましたので、ぜひ次回以降の動画で教えていただければと思っております。
はい、了解しました。
ぜひ皆さんも次の動画を楽しみにしていてください。それではまた次の動画で。さよなら。
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