早速今日の内容に入っていきたいと思うんですけれども、
A面前回の第5回と今回の第6回の2回に分けてですね、銀行融資についてお話をしておりまして、今回はその後編となっております。
前回A面の第5回では金融機関、つまりお金を貸す側の立場のお話を聞きました。
ですので今回はですね、お金を借りる側の立場でちょっとリスナーさんと一緒に考えていきたいと思います。
はい、では早速なんですけれども、今度は借りる側ということで、まずそもそも有資を受けやすい状態、そして反対に受けにくい状態っていうところからまずはお聞きしたいと思います。
はい、ありがとうございます。
これもですね、前回お話しした格付けと実付きの話になっているんですけれども、
改めて借りる側の目線で整理させていただきますと、受けやすいのはまず黒字でかつ自己資本がプラスでキャッシュがあって資金繰りに余裕がある状態というのですけれども、
それに加えてもう一点、前回ちょっとちらっとお話しさせていただいたこれまでの返済実績、これがですね非常に重要になってきます。
過去に借りたお金を約束通り一度も送れずに返したと、その履歴がですね積み重なってものすごい強い信用になるんですね。
それこそこの黒字であったりとか、それこそ自己資本家っていうところはこれまでのっていうところだと思うんですけれど、
まさに返済実績っていうのは本当に行動で示してくれる人なのかみたいな、そういう要素なのかなって思いながら聞いてました。
はい、ありがとうございます。まさしくその通りです。ありがとうございます。
これ逆に言うと、一回でも返済をくれると結構受けにくい状態にコロって転んじゃうことがあるんですね。
一回でもですか?
そうです、一回でも。例えばですけど、これ後で話そうと思ったんですけど、
創業融資とかでよく使われる日本政策金融広報の借り入れなんかは返済履歴に傷が一回でもあると多分それ以降借りることはほとんど難しいです。
一回でもこれからもずっと無理っていう。
難しいっていうのがあります。これからってのはちょっと難しいかもしれないですけど、しばらくの間は借りることは難しいっていう風に思っておいてください。
はい、ありがとうございます。
受けにくい状況についてはいくつかあるんですけれども、一つ目は当然債務超過。債務超過ってわかります?
債務超過って教えてください。
債務超過っていうのは、バランスシートの資産を負債が上回ってる状態ですね。
なるほど、まさに債務が超過してるっていうことですね。
これになるとちょっと難しいっていうのと、あと今お話しさせていただいた延滞だったり、返済条件を変えてもらう。
これリスケって言ったりするんですけれども、よく日常会話でもリスケって使うと思うんですけれども、銀行融資でもリスケっていう概念があって、今決まっている返済スケジュールを返済できないから変えてくれっていうのをリスケって言うんですよ。
なるほど、でもこれどうなんですかね。返済できないよりはっていう感じですか?
そうです。銀行からも返済できずに同帳もなくなって倒産してしまうよりは、一旦今はストップして、また改めて返せるときに返してくださいねっていうのがリスケっていう概念になりますね。
なるほど、こういうのがあるんですね、リスケという概念。
はい、リスケしている最中は新しい融資は当然受けられません。
これも2回リスケしたらもう結構ヤバいですか?
ヤバいヤバいヤバい。2回リスケすると今度は事業再生とかっていう別のフェーズに移行したりするので、ちゃんと会社を再生させるっていう別の救済方法、シューズ、オペみたいなのをやらなきゃいけないっていう風になってくるので、またここら辺は別の機会でお話ししようかなと思います。
なるほど、じゃあリスケは絶対1回までですね、これ。
そうですね、はい。でもなるべくしない方がいいですね。
しない方がいいけど、やるならもう1回がギリギリ。
そうです。
あー面白い。
で、あと3つ目なんですけれども、これ社長さんが意外と軽く見がちなんですけれども、税金だったり社会保険、社保ですね、の大納です。
これが結構やばくて、銀行からすると国だったり役所への支払いすら届こうというくせに、絶対銀行にお金返してくれるわけないだろうという風に判断されてしまうので、極端に言うと黒字でも税金大納してたら融資はもうかなり厳しくなると思ってください。
なるほど、そこ大事ですね。
大事。で、あとはもう1つなんですけれども、これはもう心構えみたいな部分なんですけれども、お金に困ってから借りるっていうのは基本的に借りられません。
困ってから借りちゃダメなんですか?
そうなんです。これ大好きな半沢直樹でもたぶんチラッと出てきた言葉なんですけれども、銀行は晴れの日に傘を貸して雨の日に取り上げるっていう。聞いたことあります?
聞いたー。
あるでしょ?
ありがとうございます。本当に大好きな台詞と台詞と台詞。そういうことですね。
結局どういう言葉かというと、銀行は儲かってる会社には貸すけど、お金ない儲かってない会社には銀行貸さないよねっていう、ある種銀行の冷たさを表す言葉として使われるんですけれども、逆に裏返せば、晴れてるうちなら傘を貸してくれるんですよ。
当然銀行もビジネスやってるんで、返済見込みがない会社に貸せるわけないんですよ。
そうですね。
だからこそちゃんと事業計画作って、この時にはこんぐらいのお金が必要になりますよねっていうのを事前に示しておいて、今こんぐらいキャッシュがちゃんとあるから、返す余裕があるから今のうちに貸してくださいっていうふうに、さっきも言ったように数字を語れる、この状態を作ると銀行もめちゃめちゃ貸しやすいと思います。
なるほど。ほんとに困ってからじゃ遅い、困る前にっていうのが前提なんですね。
はい、これが鉄則です。
はい。こんな融資を受けやすい状態、反対にこういう状態が受けにくいよっていうのは教えていただいたんですけど、ちょっと視点を変えてと言いますか、タイミングっていうのも受けやすかったり受けにくいっていうものはあるんですか?
はい、ありがとうございます。このタイミングっていう部分で言うと、会社の年齢と季節性の観点からお話しできるかなと思っていて、まずですね、会社の年齢で言うとですね、創業直後っていうのは、さっき言った実績がないじゃないですか。
そうなんですよ。
そうなんですよ。普通の融資ってなかなか難しいんですね。
そうなんですか。でも高校は欲しくないですか?
その通りです。そのまさしくそうなんですよ。ここはですね、後でちょっと詳しくお話しするんですけれども、創業専用の制度を使うのが一番いいかなと思っております。
それを超えて黒字の決算が2期3期と積み上がっていくと、グッと銀行からお金を借りやすくなるので、実績という名の信用をどんどん積み重ねていって、その積み上がったらちゃんと銀行からお金を借りましょうというのがまず鉄則です。
季節性という部分で言うと、なかなか季節性ってよくわからないと思うんですけれども。
そうなんですよ。春夏秋冬だなって。絶対違うなって思って今聞いてます。
要するにお金が必要になる理由が、はっきりしているタイミングが企業にはあるんですね。
はい。
例えば代表的なのがボーナスですね。
ボーナスの時期って6月、12月が多分多いと思うんですけれども、ここってガツンと大きなお金を従業員に対して支払わなきゃいけないので。
あとはですね、納税資金、税金を支払うタイミング。
3月決算だったら5月ごろに見込み納付っていって、税金、法人税を支払うんですけれども、そこら辺が一番お金が必要になるタイミングなんですよね。
こういう季節資金っていうのはですね、銀行から見ても使い道が明確なので、むしろ借りやすい、しかも銀行からしたら出しやすい融資なんですね。
つまり何に使って、それがどう売り上げになって、いつ返ってるかっていうストーリーが見えるので、銀行からしても借りやすいというのがあります。
なるほどですね。これじゃあ、こっちが欲しいタイミングじゃなくて、むしろ貸してくれるかどうか、見てくれる人のために合わせてやるっていうのが、こっちから提示するっていうのが結構大事なんですね。
めちゃめちゃ大事だと思うし、あとこれは実は裏話的な部分になっちゃうんですけれども、当然銀行も会社だから決算機ってあるんですよ。
はい、確かに結構会社、その通り。
で、銀行の営業マンって当然ノルマがあるんですね。
めっちゃありますよ。
その締めが3月と9月の期末前なんですよ。3月、9月になるとみんなどんどん焦って、数字いいから取ってこいって言われるんですね、上から。
何だって何だって、ちょっと待ってください。でもさっきのボーナスからはちょっとずれてますよね。期末と取ってるところもあるかな?
そうです。3月、9月は銀行も焦って数字を取り、どんどん融資を出したい時期なんですよ。
なので、その3月、9月の手前っていうのは比較的相談に乗ってもらえやすい時期なので、そこを狙うっていうのはある種作戦としてはいいかもしれないです。
なるほど。じゃあちょっと待って、ボーナスはちょっと違うかな?ちょっとずれてるかな、これは。
そうですね、ちょっと若干ずれてるんですけども、銀行に例えば融資をもらうタイミングを3月の初旬とかに行くと、銀行の営業マンも数字を出したいから融資を出すのがノルマだったりするので、融資の金額が。
だからそこら辺に行くとお金を借りやすかったりはしますね。
なるほど。じゃあちょっと会社都合というよりは銀行都合に合わせたタイミングもあるってことですね。
そうです。これ優秀な会社だと、3月末に銀行からちょっとこの1日だけ何千万借りて、明日返すのでいいんで、今日だけ借りてくれませんかっていうのも昔はよくあったりしたらしいです。今ももしかしたらあるかもしれない。
確かにやってもおかしくないできることですよね。
はい、ノルマを達成するためにそういう銀行マンもいますよっていう話です。
面白いですね。1年の見方のタイミング変わりそうです。面白い。
逆に受けにくいタイミングっていうのもあるんでしょうか。
受けにくいタイミングっていうとちょっとまたあれなんですけれども、結局返す見込みがない時期が一番ダメなので、会社の預金残高が一番低くなるタイミングっていうのは優秀が受けにくいかなと思います。
そうですね。確かに。
なのでどういうことをやればいいかというと、銀行に対して提出する資料って決算書だったんですよね。
あれって決算月の年度末の最後の銀行残高が載っているものを提出するわけですよね。
つまりどういうことをすればいいかというと、1年の中で最も預金が高い月に決算月を変更するっていうのが戦略として一つ考えられます。
あーなるほど。
決算月変えるってできるので全然。
そっかそっか。会社によって違いますもんね。
そうです。
戦略ですねそれは。
そうです。これはもう銀行融資の知ってるか知らないかでこういう戦略が取れるかどうかが変わってくるので、
逆にボーナス払った直後が決算月とかだと、めちゃめちゃ払った後に一番少ない状態を銀行に見せることになるので、それはちょっともったいないかなというふうに思ったりします。
なるほどですね。
いやーかなりなんかいろんな視点からいつ行くかみたいな。
どんなものを見せるかっていう。
すっごい頭使いますねこれ。
そうですね。めちゃめちゃ大事なので、ちゃんと知ってるかどうか、あとは知ってる人とちゃんと戦略を立てるというのが非常に大事になります。
なるほど。ありがとうございます。
さっきちょっと話に出たと思うんですけど、創業間もない会社ってまさに私今借りたいじゃないですかみたいに言ったんですけれど、
そういういわゆるスタートアップとか創業したての会社っていうのはまさにどういう状態になったら融資を検討した方がいいんでしょうか。
きっとリスナーさん多いんじゃないですか。まさにこれから起業したい方とか、ここに当てはまる方多いと思うのでぜひ知りたいです。
ありがとうございます。
創業期はですね、先ほどもちらっと言ったんですけど、実績がないので、出来上がった会社とは戦い方が全く異なってくるんですね。
実績を見てもらえない代わりに銀行が見るのはまず3つあります。
それが自己資金がどれだけあるか。事業計画にどれだけ説得力があるか。
そして社長さん自身のこれまでの経歴だったり、事業をやり切れるかっていう部分の改善性みたいな部分がめちゃめちゃ重要になります。
さっきもちらっと言ったんですけども、創業当初に民間の金融機関からお金を借りるっていうのは非常に難しいと思うので、
最初はまずは必ず日本政策金融広報の創業融資を使うことをお勧めしております。
もう一度いいですか。
日本政策金融広報っていう部分が、政府が運営している金融機関みたいなものだと思ってください。
なるほど。これも皆さん、まず今起業しようとしている方ぜひ絶対覚えていただきたいですね。
覚えてください。
ここはですね、当然実績がなくても、創業計画書っていうペライチの計画書をちゃんと作り込めば誰でもお金借りられる制度なんで、
ここをちゃんと作り込んで、あとは面談とかがあるので、そこをちゃんとうまくさえすれば逆にお金借りられちゃうんですよ。
なので、ちゃんと資金計画を作っていればこんなに有利な制度ってないんですね、逆に。
そうですね、逆に言うと。
なので、ちょっと良くない理由で政策金融広報からお金を借りたり、何の適当に借りちゃったりするとちょっと危ないんですけれども、
ちゃんと計画を立てた上でお金が必要っていうのが分かっているのであれば、広報からお金を借りるっていうのはもうマストですね。
これは必ず使わなきゃいけない制度だと思います。
まずはここですね、最初は。
そこの広報の返済実績が積み上がっていけば、その後は民間の銀行からお金を借ります。
そっか、返済実績ね。さっき大事ってポイントの一つにもありましたけど、それがここでまずできるってことですね。
最初は民間の金融機関も保証協会付きって言って、要するにもし返せなくなったら代わりに返してあげるよって保証協会っていう組織がありまして、
そこが保険みたいな感じで保証料を支払うことでお金を借りやすくなるっていう制度があるので、保証協会付きでお金を借ります。最初は。
それも返済の実績が溜まっていくと、次は保証協会なしで銀行から直でお金を借りる、これプロパー融資って言うんですよ。
次にプロパー融資をっていう部分に移っていきます。
なるほど、これ段階あるんですね。
段階があります。で、民間の銀行にもちゃんと順番があって、最初は信用金庫だったり信用組合。
次が地銀です。年収10億を超えたあたりでいよいよメガバンクからお金を借りるっていう選択肢になってきます。
そうなんですね。
逆に言うとメガバンクとかは普通のこの辺以下の会社には絶対お金を貸しません、そもそも。
そうなんですよ。それもね、それも見てます、ドラマで。
おかしいって、このメガバンクがこんなところに貸すはずがないみたいなのあるんですよ。
そういうことね。
これ大事ですね。でもこれ確かに知らなかったら変な話いきなりメガバンク行っちゃう可能性もあるわけじゃないですか。
とりあえず知ってるしみたいな。
なんか口座が持ってるからとりあえず融資受けに行こうと思って、創業のスタートアップの人が行ったらもう即門前払い。
門前払いはないかもしれないけど、すみませんって断られると思います。
そうですね。
これ大事だな、知ってるか知らないかだけで本当にできることが変わってきますね。
めちゃくちゃ変わってくると思います。