この番組は、中小小売経営の取締役経験のある2人が、 そのリアルについてゆるくお話しします。
人事に軸足を置いたジェネラリスト、私戸部有利が、 2度のM&A経験がある連続企業家、樋口幸太郎さんに話を聞いていきます。
既に小売経営を経営している方、これから小売ビジネスで 企業を考えられている方に役立つ情報を楽しく語っていきます。
リテールトーク132回目です。よろしくお願いします。
お願いします。
今日は限界利益率は何%が適正? モール型企業の増増、楽天自社ECの収益構造というお話です。
樋口さん、今日はホテルですか?
そうですね。復興家出張で博多のアパホテルから来ています。
なんか展示会?
そうです。展示会に出ていて、明日から2日間、10月の22、23で展示会に出ていて。
今回の展示会で良かったら来年は地方も含めて、 地方って言っても大阪、北海道、新潟、松山とかもあるんですよね。
ECテンポビークみたいなのに出ようかなと思って。
そのための下調べじゃないですけど、 実際に出てみてどうかっていうのをやってみようかなっていうので来ています。
私も地元で開催されるなら行こうって気持ちになりそうだな。
多分やっぱり地方の方の方が熱量高いというのは結構伺っていて、 情報も中でコミュニティなんかも結構積極的にやられていて。
ECコミュニティみたいなのが大阪にもあって名古屋にもあって、 何度か行かせてもらったこともあるんですけど、
そういった形で九州とかもありそうなんで、ちょっと行ってみて、 いい感じで入り込めないかなっていう感じで持ってきてます。
あとはご飯が美味しいんで、今日の夜もつ鍋を食べ。
できれば屋台でおでんも食べたいので。
ラーメンじゃなくておでんなんですね。
ラーメン行っちゃうとね、ちょっと体脂肪が気になっちゃうんで。
この後走ろうかなと思って、事前準備の前に。
大堀公園まで行って走るとちょうど博多から行くと往復で8キロぐらいで、 大堀公園一周すると2キロなんで10キロぐらい走って、
そっから準備に行ってご飯食べたら大丈夫かなっていうので、楽しみに来ました。
すごい、インプットとアウトプット両方大事ですね。
そうですね、あんまりインプットしすぎちゃうとね、大変なんだよなご飯は。
美味しいもの多いから。
そうなんですよ、すでに豚骨ラーメン食べてるんで。
本題行きたいと思います。
今日は限界レイキー率は何パーセントが適正か。
モール型企業のZOZO楽天自社ECの収益構造というお話ですね。
そうですね、先週ECの味方さん主催のアパレルカンファレンスに参加してきて、
内容、告知とともにセミナーで利益管理とか在庫管理の話をしてきました。
やっぱりその中で利益管理の話でいくと、
限界利益管理あんまりできてないみたいな話をされる結構大きい会社の方も多かったんで、
ちょっと改めて、ポッドキャストだといっぱい喋ってるからいいかなと思いながらも、
大事なことは何度も喋った方がいいかなと思うので、ちょっと改めて整理して、
最近結構効果検証みたいなのをクライアントさんと進めたこともあったんで、
ちょっとその話も絡めて話できればなと思ってます。
ちょっと限界利益もう一回教えてください。
限界利益は売上に連動する変動費を除いた利益で、
売上から売上減価、販売手数料、物流費を広告宣伝費を除いた利益を限界利益と言ってます。
これ私もアパレルやってるときで使ったことなかったのでちゃんと理解したんですけど、
売上から減価と変動費を引いたものが限界利益で、
その限界利益から固定費引いたら営業利益になるってことですよね?
おっしゃる通りです。
アパレルやってた時、店舗中心だったんであんま見てなかったんですよね、これ。
そうなんですよね。店舗中心の企業だと、僕らアダストリアに売却して管理とかを統一していくときに、
限界利益の話一言も出てこなかったんで、
やっぱり店舗中心の会社だと見てない指標かなと思います。
なんでかというと固定費の比率が高いから、変動費の比率がそんなに高くないんですよね。
売上総利益把握していれば、そこから毎月の固定の費用、
オフィス賃料とか店舗の賃料と人件費とみたいな大きいところを抑えておけば、
営業利益もなんとなくイメージできる感じなので、
あらりまでで管理するっていうのが多分一般的なんだなと思います。
一方でやっぱりECになると売上に連動する費用が多いので、
限界利益管理してないとどれだけ利益出てるのかわかんないっていうのが、
去年とかEC関連の老舗企業が結構相次いで倒産しちゃったみたいな話もあったと思うんですけど、
そういったことに陥りがちなので、限界利益の管理は重要だよねっていうのが、
よく言われていることかなと思います。
よくあるのがやっぱり定価販売、プロパーで販売していても、
同じ売上総利益率が65%だったとしても、
広告宣伝費多めに20%使った場合と半端しか使ってないっていう場合だと、
限界利益と営業利益も全然違う話になってくるので、
売上に連動する費用をいくら使っているのかっていうのを
ちゃんと管理しましょうっていう話になります。
なるほど。売上に応じて連動費も増減するから、
売上から固定費引いたものだけ見てると結構ボラが大きくてダメだってことですよね。
売れてるのに利益出てないとか、
そういう状態をちゃんと見えるようにしておく必要があるってことですよね。
これタイトルで限界利益何パーが適正なのかってありますけど、目安ってあるんですか?
これは結論ですね。ビジネスモデルに応じてなんで、
ちょっと例を出してこんな感じで考えるっていうのを出せればと思います。
今回の例でいくとECモール型楽天とかZOZO主戦場としていて、
自社ECも同じように運営しているアパレル企業の限界利益率みたいな形でいくと、
これ結構絡んでくるのが1個目が仕入れの減価率、
値引き前の減価って何パーセントなのっていうのが結構スタートとしてありますと、
モール型企業の値引き前の減価率だと多分35パーセント前後の会社がほとんどで、
30から40パーセントっていう企業が多いんじゃないかなと思います。
アタストリアみたいな大手のアパレル企業だと30を切るか切らないかぐらいの感じで入れていて、
僕の全職のペアモノみたいなEC専業の低価格帯の会社だと40前後で入れてるかなっていうそんな形です。
35ぐらいでやってる会社が多いので一旦35っておくと、
次が値引き後の減価率。
プロパーじゃなくてセールも含めて年間閉めた時の減価率って35パーセントで入れていても、
45パーセントぐらいまで上がっちゃうケースが多いかなと。
売上総利益率で55パーセント。
35パーセントでプロパーで販売していて、
45パーに値引き後になっちゃうっていうと大体20パーセントオフぐらい。
年分の値引き50パーオフもするし、
10パーオフで売り切れるものもあるしっていうのは全部トータルで平均して20パーオフぐらいになると、
約45パーセントの減価率になるっていう感じです。
ここで売上総利益55パーセントっていうのが出てきますよと。
次からが変動費の部分で、
楽天市場で行くと販売手数料10パーセント。
クーポンの値引きも含めた広告宣伝費で、
20パーセントぐらいかけてる例が結構あるかなと思います。
物流費用は楽天市場で行くとやっぱ3級ショップっていって、
3,980円以上送料無料になっちゃうので、基本的には。
そうすると物流費で10パーセントぐらいかかるっていう会社さんが多いんじゃないかなと。
そうすると55パーセントの売上総利益から販売手数料10パー引いて、
広告宣伝費20パー引いて物流費10パー引くと、
限界利益で15パーしか残んないみたいな。そんな形。
同様にZOZOもやると売上100に対して20パーセントオフで45です。
売上総利益が55。
ZOZOの場合は販売手数料が35パーかかるんで、100に対して35。
クーポンも入れた広告宣伝費で、
大体5パーセント前後使う会社が多いかなっていうような形で、
物流費用はZOZOの負担でやってくれるのでゼロとなると、
これも限界利益15みたいな形ですと。
自社も同じような形で、自社は販売手数料が5パーぐらいで、
広告宣伝費が25ぐらいかかって物流費用が10かかって、
同じように限界利益15みたいな。
そんなケースが一般的というか1個の目安かなと思ってます。
ペアフォードも大体15パーセントぐらい出ていて、
固定費をものすごい削ってやりましょうっていうような運営でした。
これは企業のビジネスモデルとかどこに費用をかけるかによって
だいぶ変わってきていて、払いがもうちょっと高く出ているから
限界利益が20ありますっていう会社もあれば、
楽天市場を中心にしてやっていたので、
SEOとか過去の販売実績がかなりあるので、
楽天は結構費用少なく売り上げ取れるみたいな会社だと
限界利益30パー取れるみたいなそんな会社さんもあるんですけど、
いったん15前後みたいな形で考えてくださいと。
限界利益高ければ高いほどいいはいいんですけれども、
限界利益率を高く保つためには、
商品の企画力が優れていたり、
そもそもの反則の施策が優れていたりっていうような
必要があるので、そこに固定人員を張ってるっていうケースが
結構多いんですよね。
そうすると、モールの反則だけじゃなくて、
SNSの運用がうまいので人を一人張りましょうであったり、
商品の企画力を担保するために、
社内にデザイナーとか企画できる人を多めに持ちましょうみたいな、
そんな形になって固定費が高くなるっていう傾向もあるので、
ちょっと1個の目安として考えて、
自社のビジネスに当てはまるとどういう率になるのかは、
この目安をもとに改めて考えてもらうのがいいかなとは思ってます。
お客さんの支援するときとかもやっぱり限界利益見るんですか?
消化率と限界利益両方見て、在庫日数と消化率っていう在庫の側面と限界利益見ながら、
即の無駄ないかなっていうので入らせてもらうケースが多いですね。
限界利益ベースで数字の施策を振り返るっていうのを毎週毎週やっていくと、
どの施策がいいかとか、どれが当たった、悪かったみたいなところが見えてくるので、
これを基本にやってるっていう形ですね。
私、めっちゃZOZOユーザーなんですけど、
クーポンの速給はまんまと聞いてて、
ユーザー視点だと商品のお気に入りに入れとくと、週末にクーポン届いたりするんですよね。
買おうかなと思ってたやつをねびいてくれるんで、
じゃあ買おうってなりやすいんで、聞きますよねあれは。
アプリで来ますか?メールで来ることが多いですか?
LINEの通知を見てるかな。
LINEの通知なんだ、なるほど。
まさにで、本当にクーポン発行すると訪問者数が全然違うので、その分売り上げも伸びますと。
一方でやっぱりZOZOのクーポンは集客には効くんだけれども、
クーポンを引く前の売り上げに35%の販売手数料がかかってくるんで、
あれとクーポンの値引きと販売手数料35%値引き前のところに効いてくるので、
クーポン値引きが販売価格の10%から15%みたいな形の1000円クーポンが該当すると、
そのまま限界利益のマイナスになるんで、
かなり売り上げ伸びないと限界利益も伸びないよねっていう施策になってます。
染色のペアマノンの時だとクーポン実施すると確実にマイナスなので、
基本はやりたくないけれども、消化を進めたい時に慎重に月に1回やるかとか、
本当に消化は悪そうなんで、今月はもう利益無視して4回やりますみたいなそんな時もありました。
ただ条件次第によってはクーポン実施することで売り上げ伸びて、
限界利益率下がるけど限界利益の絶対額上がるっていうケースもあるので、
今回のクライアントさんでもクーポンの施策の効果検証をやって、
利益も伸びそうだったら在庫もちょっと重くなってるから積極的に今のうちから実施して、
11、12で在庫軽くして値引きを浅くして消化を高めたいみたいなそんな意図で、
ちょっと検証してみましょうみたいな形でやってました。