505_ 一問一答は捨てなさい〜総合型選抜、面接対策シートの作り方〜
2026-10-01 12:37

505_ 一問一答は捨てなさい〜総合型選抜、面接対策シートの作り方〜

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総合型選抜の面接指導、実は一問一答では通用しません。志望理由書とワンセットで作る「面接対策シート」、一問につき答えを三つ以上考えさせる理由、AI活用の可能性と注意点、話せない生徒を伸ばすステップまで、長年の指導経験をもとに語りました。面接指導に悩む先生方、必聴です。

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#ポッドキャスト #国語教育 #総合型選抜 #面接指導 #授業道

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皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。
この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は505回、一問一答は捨てなさい、総合型選抜、面接対策シートの作り方、というタイトルでお届けしたいと思います。
総合型選抜の面接指導は、結局その子一人一人のオーダーメイドになるので、正直かなり大変な作業だと思います。
今回は、働き方改革に逆行する教員の過重負担による面接指導の様子をご覧いただきたいと思います。
はい、正直言ってかなり煽っております。
それでは今日も、国語教育をゆるっと語っていきましょう。
はい、それじゃあ早速いきたいと思います。
面接指導というのは、よくあるのは一般論のパワーポイントを生徒に講演する一斉指導というのをよくやると思います。
けれども最終的には、生徒一人一人に合わせた個別指導にならざるを得ません。
そして、志望理由書と面接はワンセットで考えるべきもので、志望理由書をもとに面接対策を組み立てていく必要があります。
そのために、あらゆる質問に対応できる面接対策シートというものを自作したフォーマット、
これは私が3年から4年かけてバージョンアップしてきたものなんですけれども、これを生徒に配布するというところからスタートします。
巷にある一問一答形式の想定問答集というものは、
違う角度から問われると生徒はフリーズして答えられなくなるという弱点があるために、あまり生徒には適していないと私は思っています。
例えば、「あなたはこの学校を選んだ理由は何ですか?」と、「オープンキャンパスに来てどんな印象を持ちましたか?」は、
実はかなり近い答え方で対応できる質問じゃないかなと思っています。
だからこそ、まず生徒に自分の中にあるコア、角、といったものを自覚させて、その場から選び出して答える力を育てるということを重視しています。
一問一答形式の想定問答形式でも面接を行うと、突然想定されていない問いが来た途端、
生徒はやっぱりフリーズするという場面が多くなります。
で、答えられないとか詰まってしまうとか、そういった不利になる場面が結構出てきてしまいます。
そうじゃなくて、自分のコアをしっかり形成して、そのコアの中から選び出すという方式、これが面接対策にとってかなり重要だというふうに思っています。
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そしてさらに面接シートには、実際一つの問いについて答えを一つだけ書かせるのではなく、最低でも三つ考えさせるようにしています。
その一つ一つに、例えばその理由は何々です。そしてこういうふうなこともきっかけでした。
そしてこういうことも考えています。というように、一つの問いについて三つの答えを書かせて、その一つ一つの答えに理由や補足やきっかけやつながりといったものをかなり細かく書き込みさせるようにしていきます。
これ三つ一つの問いにつき考えるんですけれども、もし可能だったら四つ目五つ目まで考えさせて、どの角度から質問が来ても答えられるように引き出しを増やしていきます。
私の長年の経験から、大学の面接科の先生は一つの問いへの答えが浅いなというふうに感じると、それ以外にありませんかとか、その他にありませんかというふうに問いを重ねてくるなということがわかっています。
過去指導した生徒で国立大学の総合型選抜で三つ用意してきた答えを大学の先生がそれ以外にありませんか、それ以外にありませんかというふうに三回もしつこく聞かれたという経験がありましたけれども、その生徒と対策していて三つを用意したので最後まで答え切れたというそういう報告を受けたこともあります。
このように準備の厚みが本番でのしつこい追求に耐える力になると思っています。
最近はAIの登場で面接指導とか小論文指導とか絞り有書指導というのがやりやすくなったと思います。
私の時代にはAIがなかったので、この面接対策シートを作るのが、もし対話の部分でもAIで代替できれば、大きな時短や働き方改革につながるのではないかと思います。
ただし、AIにこの答えを聞いてしまうと、どうしても典型的で優等生的な答えによりがちという注意点があると思います。
その子らしい尖がった個性、荒削りな部分、雑味といったものは、あえて残すようにした方がいいのではないかと思っています。
特にその子にしか言えないエピソードとか、その子にしか出せない言葉というのは、AIで整えすぎて削ってしまわないようにしたいと思っています。
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一方で、絞り印書のような書類は、AIを使えばそれらしく整った文章を誰でも作れてしまう時代になってきています。
だからこそ、今後は、そういった書類とか文字とか書いたものそのものより、面接というその場でのリアルな応答、話し言葉にこそ本当の差が出てくるのではないかと思っています。
というように、AIが書類作成を後押しする時代だからこそ、面接で問われるリアルな自分の言葉で即座に答える力という重要性はますます増していくのではないでしょうか。
シートがある程度完成したら、添削しながら対話を重ねて、内容を深めたり、絞り印書のズレを直したりしていきます。
そして、内容をある程度覚えて言い慣れさせた段階で、実際に面接練習を始めます。
最初は大抵グダグダですね。
うまくあまり話せない場合、もうやめにしようというふうにやめさせて、今度は一つの項目につき10回、時には20回、めっちゃくちゃできない人は30回、
家で一人芝居のように繰り返し話してご覧なさいというふうに言って練習時間をとります。
考えていることと喋っている口元が連動していない状態なので、これはほぼ体育に近い基礎基本の反復練習だと捉えています。
繰り返しているうちにだんだんと考えていることと口が連動してくるので、少しずつ良くなってくるのでその時はしっかり褒めますね。
そしてある程度慣れてきたら、自分の話している様子をスマホで動画に撮って見返しをさせますと、生徒自身が課題に気づいて自分から自主的に修正するようになります。
理想の話し方のイメージとして好きな俳優さんとか女優さんの名前を挙げてもらって、その人の話し方をイメージしてごらんというようなことも言います。
仕上げの段階では他の先生にも修行に行っておいでという風にお願いして修行に行かせ、違う切り口からの質問を受けるということで足りない部分がさらに磨かれていくことになります。
今度は全然話がうまくない生徒にどうやって指導するかということについてお話しします。
時々、総合型選抜に向いていないんじゃないという風に他の先生から言われるような、どうしても話すことが苦手な生徒を担当することもあります。
一見向いていないように思うんですけれども、私のこれまでの経験では、本人のやる気とある程度の文章力とか国語力があれば、そこから大きく伸ばせることが多いと感じています。
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こういう生徒は最初の1週間ほど毎日30分ずつ、ああでもない、こうでもないと対話を重ね、答えられなかった言い回しをその場でこちらが実際に話して示しながら話すことのイメージを少しずつ少しずつ植え付けていきます。
その土台ができたところで、面接シートに沿った応答練習に移っていくんですね。
やる気と国語力のある生徒は、2週間目あたりから応答がふっと良くなる瞬間があって、最終的には他の生徒と遜色なく話せるようになるということがほとんどなんですね。
むしろ、もともと持っていた国語的なセンスとか、話し慣れていないからこそ持っているじっくり考えた雰囲気とか、間を取る取り方というのがなんかオリジナリティがあって生きてきて、話すことに新しい魅力が生まれるというようなケースもありました。
やっぱり生徒が本来持っているものを引き出すという意味でも、指導と同時にその子の持ち味をどんどん褒めていくということがとても大切なことだと思っています。
面接はこのようにコンテンツ、内容をしっかり作っても、相手への目線とか立ち振る舞い、声のトーンや欲望といったデリバリー、伝え方の部分でかなり印象が変わってきます。
だからこそ日頃からコミュニケーション能力を育成していくことがとても大事じゃないかと思っています。
過去に指導したこの学校の総合学科の生徒たちを振り返ってみると、もともとコミュニケーションが得意な子、好きな子ほど総合型選抜に向いていたなという印象があります。
このデリバリーについては、私自身教えるスキルはある程度持っていると思うんですけれども、ここではとてもお伝えしきれないので、またの機会に譲りたいと思っています。
面接指導の革新というのは、あらゆる角度からの質問に耐えられる面接対策シートを生徒と一緒に作り上げていくことにあります。
AIの登場によってフェーズは変わりました。
なので、AIでの効率化が可能な部分と、その子らしさを残すために人の手で残すべき部分というのを、これからも見極めていかなければならないんじゃないかと思っています。
そして今後は、AIによって書類の差がつきにくくなる部分と、面接というリアルな応答の場こそが、これからますます受験生の差を分ける場になっていくと感じています。
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面接指導に悩んでいる先生方にとって、今日のこのお話が少しでも参考になれば嬉しいです。
感想やメッセージは概要欄のメールホームからお気軽にお寄せください。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。
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