受験対策指導の現状と学び
皆さん、こんにちは。今日も明日も授業道、黒瀬直美です。この番組では、中学校・高等学校の国語教育、働く女性の問題、デジタル教育についてゆるっと配信しています。
今日は411回、受験対策を経てきて思う普段の授業で鍛えたいことというタイトルでお届けしたいと思います。
現在、国公立二次試験対策の記述問題指導真っ盛りでございまして、私は毎日のように生徒と3人かな、3人の生徒と1日に数回やりとりをしながら記述指導をしております。
今年度は高校3年生を1年間鍛えてきて、私にとっても大変なスキルアップになりました。
そのことについて、いく度かお話ししているとは思うんですけれども、今回はかなりまとめてお話ししたいと思います。
まず最初に、昨年の3月から7月までは予備校の先生の著書を織りに触れて読んで、いろいろな攻略法を勉強しました。
結局は、精読して要約できる力が必要だということが確信できました。
なので、その中でも特に決定的に書いてあることを図式化、構造化、言語化して、そしてそれを自分なりに編集してアウトプットする能力、これが絶対にいるということは分かりました。
もうちょっと突き詰めて言えば、私たちが普段やっている版書計画、これを生徒にも作らせればいいわけです。
そして生徒にプレゼンさせればいいわけですけれども、そういった能力というのはなかなか1日や2日で鍛えることはできません。
予備校の先生のオンラインの講義もしっかり似たようなことを展開していらっしゃったので、ますます確信を持って生徒に書いてある文章、それを図式化、構造化、言語化させてプレゼンさせるということを授業の中で取り入れていきたいと確信的に思っています。
できれば個別一人一人にアドバイスすることができないので、AIに生徒が書かせた図式化の診断をさせてみたいと思っているわけですけれども、文章じゃなくて図なんで、それがどういうふうにプロンプトを投げればできるのか。
大きな課題がありますけれども、それはおいおい考えていきたいと思います。
共通テスト対策におけるAI活用と時短効果
お知恵、絶賛募集中です。
それから次に、8月から1月まで、共通テスト対策で、自分自身も共通テストの過去問を精読に次ぐ精読で、生徒以上に精読で頑張り続けてきました。
実はこれについては、精読するといっても再現がなくて、時間がいくらあっても足りない分野なので、私は実はAIを使って精読のガイドをしてもらったんですね。
これはカーソルというAIコードエディターを使ったんですけれど、過去のセンター試験、共通テストの現代文の問題と、それから当然のことながら答え、これを読み込ませて、それでいろいろとプロンプトを作って投げかけて分析させるということをやってもらいました。
その出てきた分析を元に自分自身が解説を作るということをやったんですけれど、
詳しいことを話すととんでもなく時間がかかるので、いつかオンライン勉強会を開いてみたいとは思っています。
これを取り入れて一つ言えることは決定的に時短になりました。
私たちは解くときにある程度限られた時間で解かないといけないので、思考をはしょってある程度経験と直感で言語化をせずに飛躍しながら、自分で解釈して読解していくというふうになっていると思うんですよ。
丁寧に丁寧に読解していると、つまり丁寧に丁寧に言語化していると、とんでもなく果てしなく時間を食ってしまいますので、飛ばすという作業をしていると思うんですけれども、
その飛ばす作業を高解像度で分析して文字化してくれるのがAIで、本当に文字化してデータとして残してくれるので、
生徒にもその思考の後を高解像度で示すことができて、本当に私は時短になりました。
なので詳しい解説を作るときのかなりのガイドになったという感じです。
もちろんAIの分析は絶対ではないので間違いがあります。
それはこちらの方で修正をかけなければいけませんけれど、AIの精度としては7から8割ぐらいかなりな精度でデータ分析してくれて、
残り20%から30%は人間の手で調整して、それで解説を作るということになりますけど、かなり時短になりました。
このデータを残しておけばまた高校3年生を担当したときの自分の手持ちの分析ができているわけなので、また財産になって使い回しができますよね。
ということでAIにこれを分析させて、その思考の後をちゃんと文字化できたということは大きかったと思います。
研修参加とクリティカルシンキングの重要性
これを実際に生徒にも、生徒バージョンとして解説シートを作ってその都度解説していったんですけれども、
全部やっていると1時間ぐらいかかっちゃうんで、ポイントを絞って10分から15分で解説をしていきました。
あとは書き入れておくので読んどいてねっていうふうにしました。
それから先ほども述べたんですけど、やっぱり予備校の先生のオンライン研修会に年に2回ぐらい参加したんですが、これはやっぱり定期的に参加した方がいいと思いました。
有料なのでお値段が、かなり長くのお値段がしますが、私の場合は私立に転職してからこの研修会の受講費を出してくれるので本当にありがたいですね。
県立の時は慈悲で行ってましたからね。年に1回でもいいからここぞって思う研修会に参加して自分の勉強をアップデートしておくということは本当に必要だと思いました。
予備校の先生はやっぱり点を取るってことを特化しているから、普段の授業とはまた別物のアプローチを学ぶことができて、やっぱり自分の持ちカードになります。
同じ先生の講義でお気に入りの先生の講義を聞くのもいいし、何人かの先生を渡り歩いて自分のフィーリングに合った先生のものを選ぶというのもいいと思います。
それからこれは私独自の超効果的だった、そういう取り組みはやっぱりね、10月、11月、12月とグロービス経営大学院のクリティカルシンキングの講義を受けたことかなと思いますね。
本当一見全然関係ないように見えるんですけど、多分私このグロービス経営大学院のクリティカルシンキングの講義はここ10年間ぐらい、下手したら2,30年間ぐらいで一番頭を働かせたんじゃないかと思います。
自分の苦手な異分野でもありましたし、しかもデータ分析という数値的なものを分析するというやり方、それから様々なビジネスのフレームワークというやつを使って分析するということで、本当に慣れていない分野だったから、めちゃくちゃ使っていないところを、脳の使っていないところを酷使しまして、いわばハードな筋トレをやったような感じだったと思います。
筋力トレーニングをやった後、ものすごい疲れて、回復するのに時間がかかるんですけど、本当に疲れましたけれども、結局これがバルクアップになっていたのかどうか分かりませんけれども、共通テストの問題を解くということが例年になく楽なような感じがしました。
これは本当にこれを体験した人でないと分からないと思うんだけど、やっぱり相当クリティカルシンキングで脳みそを使い上げまくったから、やっぱりあれが錯覚を起こしてしまったのではないかと思いますね。
自分を追い込んで追い込んで追い込んで試行していくという、そういうふうなトレーナーを雇って筋トレしたような感じ。
今回は講義、このクリティカルシンキングの講義が相当効いてきた。全然一見つながりないように見えて相当深いつながりがあったなと思いますね。やっぱり異分野に挑戦するということは大きな価値があったと今更ながら思います。
受験指導の振り返りと普段の授業への還元
ということで今年度かなり戦略的に受験指導をしてきたという感じがあります。現在は国公立大学の二次試験対策ということなので1対1になっているわけなんですけども、本当にスムーズです。
読み取りの傾向とかアウトプットの傾向は一人一人違うのでオーダーメイドの対応ができるということとありがたいことに今年度ある程度言語活用能力が高い生徒を相手にしているので教えたことが結構染みてきて本当に手応えもあります。
そうじゃない生徒を教えてきた年数はとても長いのでその場合はさらに小刻みに粘り強くステップを踏めばいいんだなと分かっているだけに飛ばすところも分かったりなんかして本当に現在調子良く指導しております。
これを本当に実際の授業に還元できたらいいなと思っているんだけども結局のところ国公立の現代文の試験問題を読んで記述指導をするってバックボーンにかなりの読書量生読量が必要になってくるわけですね。
それで読むだけじゃなくてやっぱりそのバックボーンに読解を通じた知識や教養が蓄えられてないと本当に最後の方の問題が解けないというふうなことがよく分かりました。
これは私がいつもお世話になっているポッドキャスト仲間でもありそれから国語教育でもお世話になっている笠原先生はXでいろいろコメントくださってて入試があると分かっていてもそのような知識が必要になるという見立てが意外とできていない生徒プラス教員は多い気がします。
むしろ日常的に探求的に読み続けることで入試に出会った時にそういうことだったのかということになる気がしますとこういうコメントをいただいたんですけど本当にその通りで私はそれに後悔したんですけど教えてきた生徒は講義から単元でそういうのをやってきたのにそれはそれこれはこれで2年生でその点をやったじゃんって言ったらそうでしたか気づきませんでしたみたいな感じです。
というようなことを開始したんですけどやっぱり学んだことに自覚的になってメタ認知してそれを次に起こった時に当てはめるといういわゆる定義ができる生徒っていうのがなかなかいないんですよね。
だからこれからは定義ができる生徒を育てるっていうところをちょっと考えていかないといけないなって思いました。
来年度に向けた課題と今後の展望
それではまとめたいと思います。来年度に向けて来年かな受験対策を経てきて思う普段の授業で鍛えたいこと1授業で文章を言語化図式化構造化するトレーニングを意識的に行う。
2その図式化を見取るAI診断アプリを作ってみたいな希望3バックボーンとなる知識や教養をどうやって与えるか現実的には教科書教材との読み合わせでたくさんの文章に触れさせできれば単元的あるいは探究的構造で授業を展開する。
4生徒に異常のような学習法略をメタ認知させて自覚させて定義させる。このことがこれからの私の課題になりました。
私に残されている時間はあんまりないわけなのでこれらをなんとか後輩の先生たちに情報として与えられるように頑張っていきたいと思います。
それでは今日の配信はここまでです。聞いてくださりありがとうございました。またお会いいたしましょう。