専門分野ではないかもですが、長谷川式についての質問です。認知症検査の指標として行われる検査ですが、知的障害があると正確ではなくなるのではと思うことがありました。お話は普通にできるし、辻褄が合わないこともないのに、長谷川式をすると7点という70代の方がいました。計算など苦手とおっしゃっていました。野菜も全くすらすら言えませんでした。具体的にこの項目で認知症かどうか見分けられるなどあればたけお先生の見解を教えていただきたいです☝️心療内科でも長谷川式を検査する場面はあったりしますか?正確に行えなかった場面などあれば教えてください。
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■AI要約(誤字はご勘弁ください)
皆さん、おはようございます!「たけお内科クリニック からだと心の診療所」院長、内科医たけおです。
本日は、リスナーのスイートポテトさんからいただいた「長谷川式認知症スケール(HDS-R)」に関するご質問にお答えします。「会話は成立するのに、知的障害の背景があると点数が低く出てしまうことがあるのか」という疑問ですが、結論から言うと十分にあり得ます。
長谷川式は30点満点中20点以下で認知症の疑いありとされる簡便なスクリーニング検査です。しかし、これ単体で確定診断を下すものではありません。もともと認知症とは「一度獲得された認知機能が後天的に低下した状態」を指します。そのため、知的発達の特性や教育歴、計算や言葉の得手不得手などの元々のベースラインによって、認知症でなくても低得点になるケースは珍しくありません。さらに、強い緊張や不安、抑うつ、難聴、体調不良なども得点に直結します。
また「心療内科でも長谷川式を行うのか」という点ですが、当院でも活用しています。高齢の方では、認知機能の低下を背景として身体の不調を訴える「身体化」が起きることがあるためです。認知機能の状態を把握しておかなければ、適切なアプローチや認知行動療法などの適応を正確に判断できません。
最後に臨床医として強く感じるのは、検査結果を「合計点数」だけで捉えてはいけないということです。最近は看護師さんに任せきりのケースも見られますが、私は医師自らが実施することに大きな意義があると考えています。熟慮した末の失点なのか、諦めて反射的に答えての失点なのか、その問いかけに対する反応のプロセスや失点のパターンにこそ、診断や個別サポートに繋がる極めて重要なヒントが詰まっているからです。
日々の診療でも、数字の奥にある一人ひとりの背景を丁寧に見つめていきたいですね。
それでは、今日も素敵な一日をお過ごしください。興味シンシン☝️
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サマリー
内科医たけおが、知的障害や教育歴などの背景がある人では、会話が成立していても長谷川式認知症スケール(HDS-R)の点数が低くなることがあると説明します。HDS-Rは30点満点で、20点以下は認知症の疑いの目安ですが、単独で診断する検査ではありません。緊張、不安、抑うつ、聴力・視力、体調、日本語や文化的背景なども結果に影響します。心療内科でも、高齢者の身体症状の背景にある認知機能を把握し、治療や認知行動療法の適否を考えるために使われます。合計点だけでなく、失点のパターンや回答時の反応を医師が直接観察する重要性も語られました。