健康診断で要再検査が出た30代へ|内科医が教える数値の読み方 #059
2026-04-12 17:16

健康診断で要再検査が出た30代へ|内科医が教える数値の読み方 #059

📘 走る医師の処方箋シリーズ(全6回)第3回

健康診断の封筒を開けたら「要再検査」の文字——でも体はどこも痛くないし、仕事も忙しいし……そのまま引き出しにしまっていませんか?
実はこの放置、約3〜4人に1人がやっています。でも自覚症状がないからこそ怖い。今回は内科医として、健診結果の正しい読み方と、今あなたがやるべきたった1つのことをお伝えします。

【今回のトピック】
✅ ねご自身も血圧で引っかかった経験——健康オタクの医師でもカバーしきれないこと
✅ 「要経過観察」「要再検査」「要精密検査」——3つの判定レベルの違い
✅ 基準値 ≠ 正常値——健康な人でも20人に1人は外れる統計の仕組み
✅ 数値は「絶対値」だけでなく「推移・トレンド」で読む
✅ 処方箋はたった1つ:まず内科に行く(過去2〜3年分の結果を持って)

【Dr.ねごの「ここだけの話」】
「要再検査は体からのラブレターです。お願いです、気づいてください。」——症状がないから大丈夫ではなく、症状がないから気づかないといけない。それを教えてくれるのが健康診断です。

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【番組について】
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この番組は、そんなあなたへ贈る「走る医師」による健康ラジオです。
医師であり、サブ3ランナーでもある「Dr.ねご(ランニングドクターねご)」が、医学知識と経験をかけ合わせた「絶好調のヒント」をお届けします。

■ プロフィール:Dr.ねご(根来和輝)
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【走る医師の処方箋シリーズ】
第1回:友達と会わなくなった30代へ|走る医師の孤独の処方箋(#055)
第2回:寝ても疲れが取れない人へ|医師が自分に処方した疲れの治し方(#057)
第3回(今回):健康診断で要再検査が出た30代へ|内科医が教える数値の読み方(#059)
第4回以降:配信予定

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サマリー

健康診断で「要再検査」の通知を受け取ったものの、自覚症状がないために放置してしまう人は少なくありません。しかし、内科医であるDr.ねごは、この放置が将来的に深刻な病気につながる危険性を指摘します。本エピソードでは、健康診断の結果の判定レベルの違い、「基準値」と「正常値」の統計的な意味、そして数値の「絶対値」だけでなく「推移」で読むことの重要性を解説。最終的に、Dr.ねごは「まずは内科を受診すること」を唯一のアクションとして推奨し、健康診断の結果を「体からのラブレター」と捉え、早期発見・早期介入の重要性を強調しています。

はじめに:健康診断の結果にドキッとした経験
皆さん、おはようございます。 Dr.ねごの走る健康習慣ラジオ〜仕事も趣味ももっと全力で楽しみたい、いつまでも健康でいたい、この番組はそんなあなたへ送る、走る医師による健康ラジオです。
医師でありサブスリーランナーでもあるランニングドクターねごが、医学知識とこれまでの経験を掛け合わせた絶好調のヒントをお届けします。
ランニング中や通勤、家事の時間などにお聞きいただけると嬉しいです。
さて今回は走る医師の処方箋シリーズ第3回です。 55話では孤独、57話では疲れの処方箋をお話ししてきました。
今回は健康診断です。 あの封筒をね開けた時のドキドキ、皆さんも覚えありますよね。
今回はその話をしていきたいなと思います。皆さん健康診断で引っかかったことってありますか?
何かしらね、引っかかったことある人って少なくはないんじゃないかなというふうに思うんですよね。
もちろん全くかかったことありませんっていう人もいるとは思うんですけれども。
じゃあ私ねごはどうかということで言いますと、実は引っかかったことあります。
はい、健康診断なんだの言いながら実は引っかかったことがあるんですね。
何があったことがあるかというと、僕は実は血圧で2回ほど引っかかったことあるんですけど、1回目はすごい寝不足の時ですね。
で引っかかった高血圧、ちょっと血圧高めですよっていうのと。
あとは健康診断の時間ギリギリで直前でね、やばいやばいと思って走っていった時があったんですよね。
その時も高めに出ましたね。
血圧ってねかなり変動があるので、それが原因だったのかなとは思いながらもですね、
僕の父親も血圧が高めでそれでお薬飲んでたりする背景もありますので、
遺伝的にも気をつけないとなというふうに思うんですよね。
僕いろいろ健康オタクとしてね、食事とか気にしてるわけなんですけれども、
その中でも塩分ってね、実は最近までちょっとノーマークだったりしたんですよね。
おそらく僕塩分かなり好きなので取りすぎてるので、やっぱり今はね、結構気をつけてはいるんですが、
そういった背景もあったのかなっていうふうに思うんですよね。塩分取りすぎっていうことですよね。
こんな感じで、かなり健康には気を使っている方ではあるんですけれども、
そんな医者のくせに、やっぱり自分の健康のこと、やっぱりカバーできてないこととかあるんですよね。
そういったところで気づかせてくれるというか、そういう存在でもあるわけですね、健康診断。
皆さんこんな経験はありませんかね。
「要再検査」を放置する現実と危険性
封筒を開けます。いつもはさっと見て終わりだったのに、今年はなぜか目が止まります。
要件図と書いてあります。
よくわからない数字の横に赤いマークがついていて、
でも体自身は別にどこも痛くないし、何も困ってないということですね。
まあ大丈夫でしょう、と思って封筒ごと引き出しに決まってしまった。
どうでしょう、皆さんこんなことありませんかね。
子供や家族の健康は気になるのに、自分のことは後回し。
そんな方も多いんじゃないでしょうか。
でもこれね、安心してください。これあなただけではないんですよね。
厚生労働省の2021年度のデータによると、
会社の定期健康診断で何かしらの異常が見つかる人は、実に約6割というふうに報告されているんですよね。
そしてある調査によると、量再検査と言われた人のうち、約3から4人に1人がそのまま放置しているという報告があります。
要は異常がありますよ、検査してくださいねと言われているけどそのまま放置ということですね。
理由のトップは仕事が忙しかった、必要性を感じなかったということなんですね。
気持ちはすごいわかりますね。だって痛くも痒くもないからということが多いわけですね。
でもね、自覚症状がないからこそ怖いんですよね。
というかそのためにやっている定期健康診断ですよね。
症状があったら病院に行っているわけですね。症状がないけどやるのが健康診断なんですよ。
それ怖いですよ。
今日は内会として量再検査の本当の意味とあなたがやるべきあった一つのことについてお話ししますね。
健康診断の判定レベルの違いを理解する
まず健康診断の結果に書いてある判定の意味から整理させてください。
ここ意外と知らない人が多いんですよね。
1つ目は量経過観察ですね。
これはちょっと異常値、ちょっと外れているけどすぐの治療は必要ないですね。
とりあえず生活習慣を見直して次の検診で確認しましょうということですね。
次に量再検査ですね。
これは異常値が出ましたと。
でも一時的かもしれないですね。もう一回同じ検査やらせてくださいということですね。
これは確認のためですよね。
そして3つ目が量精密検査。
これは明らかに異常がありますよ。
もっと詳しい精密検査が必要ですということですね。
こんな感じでレベルが違うんですよね。
量再検査はもう一回確認させてねっていうね。
量精密検査はちょっとこれ詳しく調べましょうか。
そんな感じなんですよね。
精密検査が出たらこれはもう迷わず絶対に受診してくださいね。
こんな感じで検診の結果の判定にもレベルがあるんですよね。
量経過観察というところと量再検査、量精密検査ですね。
まずはこれを抑えておくといいんじゃないかなと思います。
「基準値」の正しい意味と統計的な仕組み
僕はドクターとして病院で働いているわけなんですけども、
検診で異常が見つかりましたということで受診される方もやっぱり多いと思います。
こんな感じで量再検査なり量精密検査出た人は
とりあえず内科に行っていただけたらいいんじゃないかなというふうに思います。
内科に来てくれたらそれで自分のところで調べるよということもあるし、
この精密検査だったら循環器内科のほうがいいかなとか
消化器内科のほうがいいかなっていう感じで割り振りもできますしね。
僕は消化器が一応専門ながら総合内科をやっているということですけれども、
消化器内科の専門外来をやっているときなんかは
よく便腺血行性とかで来る人も多かったし、
肝機能異常、肝酵素、肝臓の酵素が上がっているよという異常で来る人とかも
いっぱいありましたよね。
実際検査の異常とかで受診されるわけなんですけれども、
これだから絶対に病気があるというふうなわけではないんですよね。
もう一回検査してみたら正常値だったということもあるので、
やっぱりもう一回やりましょうということも多いですし、
便腺血行性なんかもですね、これに関してはもう一回やりましょうとは言いませんが、
大腸カメラをやってみたら、やっぱり何もなかったですねということもいっぱいあるんですよね。
なのでやっぱり一回病院に来て調べてみないとわからないんですよね。
全然異常がないことも正直よくあります。
なので怖がらずにしっかりと検査受けてもらえたらなというふうに思います。
それでは次にですね、基準値の意味を正確に伝えたいと思います。
基準値って正常値というふうに思っていませんか。
おおむねその理解であってはいるんですが、実は違うんですね。
基準値というのは健康な人を100人集めてきたとしたら、
そしてそれを検査したとしたら95人が入る範囲のことなんですよね。
統計的に上下、上と下2.5%ずつの数字になるんですよね。
つまり完全な健康な人でも20人に1人ぐらいは基準値から外れちゃうこともあるんですよね。
さらに言うと血液検査って何十項目もあるじゃないですか。
項目が増えれば増えるほどどれかに引っかかる確率っていうのは当然上がってしまうということなんですね。
たまたま外れることっていうことはやっぱりあり得ることなんですよね。
なので基準値を超えたイコールすぐに病気というわけではないということは覚えていただけるといいんじゃないかなと思います。
でも逆に検査の数値がすべて基準値内だったから病気ではないというふうにも断定はしきれないんですね。
実はねあくまで検査っていうのはある項目に絞って測っているものなのでその項目測ってない項目とかもあるわけですし
検査数値は正常だけど検査数値には現れない病気っていうのもある。
こんな感じで検査およびその基準値っていうものはそういうものであるというふうに理解していただきたいなと思います。
数値の「推移・トレンド」で読むことの重要性
じゃあ何が大事かということなんですけれどもあなた自身の数値がどのように変化しているか
どのような数値を推移してきているかということを見るのがいいんじゃないかなというふうに思います。
絶対的な基準値と比べるこれもねまた一つ大事ではあるんですけれども
あなた自身の数値はどういうふうに変化してきているかこれにも着目してほしいなと思いますね。
例えばですね基準値内の数値があるとしてもあれ年々上がってきてるなぁということであれば
どこかで基準値を超えて異常値になっていく可能性がありますよね。
肝臓の値がどんどん上がってきている。
それだとちょっと注意が必要かもしれないですよね。
もちろん上下はあります。
この時々によって数値っていうのは上下するんですが一方方向に上がってきているとかだったらやっぱり危ないかもなーっていうふうに思いますよね。
ある時の数値が異常値だったとしましょう。
でも次の年に正常値になった場合はそれはやっぱりある一定のトレンドとしては捉えがたいわけですね。
もしくはその1年間でいいことをしていたからその通知が良くなったかもしれないですね。
自分の行動として何が良かったのかということを振り返るきっかけにもなりますね。
また基準値よりも少しだけ上だったパターンって悩ましい部分はあるんですよね。
けど比べていくと異常値は異常値でもより異常値になった。
より数値が上がってきたもしくは低くなってきたみたいなね。
そういうトレンドがある場合はこれはちょっと放置するのは良くないだろうなということも何となく分かるかなというふうに思います。
こんな感じで基準値っていうね絶対的な値との比較っていうのもそうだし、
去年とか一昨年の自分からの変化、推移、この両方を捉えるといいんじゃないかなというふうに思います。
ただ1個だけ注意書きですけれども、基準値から大きく離れた異常値っていうのはかなり危ない可能性ももちろんあるので、
基準値を超えた時点ですぐに病気とは言いませんが、
ただ大きく外れた場合はやっぱりちょっとおかしいんじゃないかなというふうに思っていただくのは必要だと思います。
今日の処方箋:まず内科へ行くこと
ここから今日の処方箋です。
今日のアクションはたった一つです。
まず再検査に行ってほしいなというふうに思います。
これが一番大事な処方箋かなというふうに思います。
さっきも言いましたが、約3人から4人に1人が放置してしまっているんですね。
でもやっぱり高血圧や糖尿病にはサイレントキラーという別名もあるぐらいで、
自覚症状がないまま気づかないうちに血管をじわじわ壊してある日突然脳卒中や心筋梗塞などで発症する。
こんなことがあるわけなんですね。
なのでサイレントキラーというふうに言われたりするわけです。
こういった病気っていうのは早期発見、早期介入っていうのがやっぱり一番大事なんですよね。
早く見つければ、初期段階であれば薬なしで改善できることもやっぱりありますからね。
でも放置して進行するとやっぱり薬なしではちょっと難しくなることもやっぱりあります。
なのでお薬が一生手放せなくなるなんてこともありますし、
さらに放置すると取り返しのつかないような病気につながってしまうということにもなるわけですね。
だからまずは行くと内科で大丈夫です。
健康診断の結果を持って、できれば過去2、3年分ぐらい比較できるものを持って、
一緒に持って予約を取っていただければなというふうに思います。
なので要再検査は体からのラブレターですと。
お願いです、気づいてくださいというふうに体からメッセージが発せられているというふうに思ってほしいんですね。
早く気づけば大事に至らないことがほとんどです。
怖がらなくてもいいので受け止めてほしいなと思いますし、
何より無視しないでほしいんですよね。
症状がないから大丈夫だというふうに思わないでください。
症状がないけど気づかないといけない、それを気づかせるための健康診断なのでね。
症状がある場合はもう受診しているはずなのです。
健康診断はそういうものなので皆さん放置しないようにぜひよろしくお願いします。
最後に一言ですね。
Dr.ねご自身の経験とリスナーへのメッセージ
今日お話しした内容はあくまで一般的な健康情報です。
個別の検査地の解釈や治療方針というのは必ず主治医に相談するようにしてくださいね。
はいということで今回は健康診断の結果、要再検査というふうに出た人どうすればいいかなということについてお伝えしました。
僕自身も血圧で要再検査という結果を受けましたので、
僕は医師なので自分で大体のことはわかります。
あれが悪かったんだなとかそういうこともなんとなくわかるんですけども、
やっぱりこれも医者の不要状というか油断しすぎないように注意しないといけないなと今回改めて思いました。
今回台本を作るにあたってですね正直言うと僕も若干血圧ちょっと高知してしまったなというところがあったので血圧測ってきました。
再検査するとねあの血圧大丈夫でした。
確か健康診断で測ったときがだいたい血圧上がね132、133とかまあそんぐらいだったと思うんですよね。
けどあのもう一回ねリラックスした状態で測ったらだいたい血圧122ぐらいだったのでね上がねまあまあまあだいたい大丈夫だなって思いました。
まあもう一回再検査したらやっぱり安心できるっていうこともあるのでやっぱりちゃんとちゃんとせえということですね。
大事だなと思いました。
でもこのねあの血圧ちょっと高いよって言われたことによって僕自身の中では塩分についてしっかりと意識する習慣がついたのでやっぱりいい機会だったなというふうに思います。
これからもね血圧含め健康に関してね僕自身もしっかりフォローしていきたいなというふうに思います。
皆さんもぜひ健康診断無視しないようによろしくお願いしますね。
ということで今日の話あの人にも聞いてほしいなと思った方がいましたらぜひシェアしていただけると嬉しいです。
返信で引っかかって不安を感じている人結果を放置してしまっている人に届けてもらえたらと思います。
スポーティファイでお聞きの方は番組のページからコメントが送れます。自分もこの数値が気になったなどそんな声をいただけると嬉しいです。
アップルポッドキャストの方はレビューをいただけると番組が広がる力になります。
次回はちょっとテーマが変わりましてあと50秒シリーズということで私の挑戦について話したいなと思います。
東京マラソンでサブ映画まであと50秒だった僕が次この次のシーズンに向けて何を考えて何を試すのかそんなシーンシリーズです。
そして返信の数値の呼び方ですね。血圧、血糖、脂質、肝機能などの話はまたこの次にお話ししたいなと思いますのでそちらもお楽しみに。
最後まで聞いてくださりありがとうございます。役に立ったな面白いなと思ってくれた方はお使いのポッドキャストアプリで番組のフォローと高評価をお願いします。
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それでは今日も絶好調な一日を。ランニングドクターねごでした。バイバイ。
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