起業における資産の重要性
宇佐美悟のサラリーマン起業戦略室
ポッドキャストサラリーマン起業戦略室は、
LAT英会話の創業者宇佐美悟が、
自身の体験をもとに、起業に必要な知識やノウハウを
リスナーの皆様と交流をしながらお伝えしていく番組です。
スパルタ式オンライン英会話LATの提供でお送りいたします。
LAT英会話トレーニングを運営するH&K株式会社代表の宇佐美です。
今回はですね、サラリーマン起業家が活かすべき資産
というお話をさせていただきたいと思います。
長年サラリーマンをやってきた皆様が起業をしようと思った場合に
使える資産というのは何でしょうか?
これまで貯蓄してきたお金も、もしかしたら使えるのかもしれません。
貯蓄と人脈の活用
それ以外にも、サラリーマン人生で培ってきた人脈、
知識や経験、実績、そういったところがあるのではないかなというふうに思います。
実はですね、この資産本当に価値のあるものなんですね。
例えば最初のこの貯蓄してきたお金というところについてなんですけれども、
この貯蓄したお金を全部起業した事業に継ぎ込みなさいという話ではなくて、
それだけお金を貯蓄してくることができた人なんだということを客観的に、
例えば銀行に対してアピールするネタになるんですよね。
なので、例えばこの貯蓄してきたお金があるということは、
銀行から借り入れをするときにとても大きな武器になります。
また、新しい事業をするにあたって人脈が豊富であるということはすごい強みになって、
持っている人脈を使ってお客様になっていただく可能性もありますし、
協業パートナーとして一緒に事業を行っていくことができるかもしれません。
そして実は私が何よりも大事だなと思っている資産が、
あなたが培ってきた知識や経験のところなんですね。
実はこの知識や経験、人脈も含まれるのかもしれないんですけれども、
そういったところを非常に軽く見て起業をしてしまう方が私はすごく多いなというふうに思っています。
事業を始めるにあたって何が大事かというと、
やはり売上を上げていくというところが当然のことながら必要になってきます。
売上を上げるために何が必要かというと、
お客様に価値を提供するということなんですね。
例えば今までITの事業をやってきた人が洋服が好きだからといって
アパレルの事業を始めますというふうにした場合、
これまでの知識や経験を生かすことができず、
言ってみればあなたがどこかから仕入れてきた洋服を
お客様が買う理由がもしかしたらないかもしれません。
この知識や経験、今まで培ってきた数年かもしれませんが、
10年、20年と培ってきたこの知識や経験を
いかにお客様にフィードバックして提供していくかということが
すごく大きな価値になっていきます。
なので副業であってもいいんですけれども、
サラリーマン起業家が意識すべきところとして、
やはりこれまで培ってきた資産、この中でも知識や経験を
自分が生かせるんだろうかというところを
常に見極めていただきたいと思っています。
知識と経験の活用
と言いますのも、これも私の経験に基づくところでもあって、
何度か私もこのポッドキャストでもお話したことがあると思うんですけれども、
実は私はこんなことを今言いながらも、
IBMを退職した直後、何をやったかというと、
フランチャイズの権利を買ってパーソナルトレーニングジムを開業したんですね。
IBMの人脈も使えないですし、
IBM時代の経験も何も生きてこない、そういう業界でやっていました。
唯一使えた資産はお金だけかなというふうに思います。
お金を見せて銀行から借り入れもできましたし、
IBMが出してくれていた退職金を活用して店舗を開業することもできました。
でもそれだけだったんですね。
言ってみれば、お客様が僕がやっているそのパーソナルトレーニングの事業に
興味を持つ理由が僕自身にないというところになってくると、
結局僕はその事業をやった理由が、
パーソナルトレーニングジムのそのフランチャイザーが提供している価値に乗っかって
いるだけというところで、言ってみれば、
サラリーマンが会社のネームバリューや会社が提供している価値に乗っかっているだけ
というところと実は変わらないかなというふうに思います。
サラリーマン企業家の方には、私が犯したような失敗を
しないでいただければなというふうに思っています。
なので是非ともですね、
ご自身が今まで培ってきた知識や経験、
その延長線上のサービスをやっていただきたいなというふうに思っています。
なので私の場合、フランチャイザーの事業は最初うまくいきませんでしたけれども、
その後にスタートしたコンサルタントの事業については、
非常にうまくいったかなというふうに思います。
そのコンサルタントの事業はどういう内容でやったかというと、
IBMが行っている営業マネジメントの仕組みを
中小企業に適用していくというコンサルタントをやったからです。
つまり、それまでのIBMでの20年の知識や経験を最大限に活かして、
それをお客様に提供するという、
そういう内容でビジネスを提供できたからこそ、
お客様に価値を感じていただけて、
事業として成り立っていったというところがあります。
サラリーマンをやっていると、なかなか今の仕事にうんざりしてきていて、
もうこんなことをやりたくないという思いで
起業を目指す方もいらっしゃるかと思います。
そういった場合に、落ち入りがちなのが、
これまでの知識や経験を軽んじてしまうということなんですね。
お客様に対して商品やサービスを提供するということは、
お客様に選んでもらわなければいけないわけであって、
世の中には山ほどの商品やサービスがあってですね。
その中から、あなたが提供するものを選んでいただくためには、
あなたがオリジナルの価値を提供しない限りにおいて、
それは選んでもらえないんですよね。
もしかしたら、今までの人脈を生かして、
その狭い人脈の中でだけ、
お世話になったから買ってあげるよみたいな感じで、
サービス、商品を購入してくれる方がいらっしゃるかもしれないんですけれども、
それだけでは決してその事業は成長しないですし、
間違いなく先細りになってしまっていきます。
なので、そうならないようにするためには、
あなたが今まで出会ったことのないような方に対しても、
あなたの知識や経験を生かした、
それをベースにした商品やサービスを提供していただく。
というところをすごく意識していただきたいと思います。
私が今、英会話の事業をやっているというところも、
言ってみれば、 IBM 時代からは一見関係がないかなと思うんですけれども、
実は IBM 時代の経験や、
その後のコンサルタントとしての経験が元となって開発されたのが、
今の英会話のビジネスとなっています。
なので、それまでの知識や経験、
私の知識や経験に基づいたものを、
商品、サービスとして提供しているんですね。
実は今、私は新しい事業として、
フィリピン人のエンジニアを日本の IT 企業に派遣するという事業も開始しています。
これもなぜこういう事業をスタートするに至ったかというと、
私が英会話の事業をするにあたって、
必要な IT のシステム開発を、
フィリピン人人材、IT エンジニアを活用して、
今までシステム開発を進めてきたという、
その経験や知識があるからなんですね。
言ってみれば、私はフィリピン人人材を売っているのではなくて、
私がそのフィリピン人人材を活用して、
システム開発をしてきた経験と知識を、
お客様に提供しているという風に考えています。
なので是非ですね、副業でも意識していただきたいのが、
なぜあなたからそのサービスや商品を買うのか、
その商品やサービスを買うベースとしてあるのは、
あなたの知識や経験を買っているんだというところですね。
これを是非意識していただきたいなという風に思います。
なので私としてはですね、
できるだけ現在サラリーマンとしてやっている事業の
延長線上のことを副業として、
もしくは専業の企業としてスタートしていただくということを
是非考えていただきたいと思います。
これまでの人脈ですとか、
蓄えてきたお金といった資産については、
とても大事な貴重な資産ではあるんですけれども、
それだけに頼って事業を開始してしまうと、
おそらく先細りをしてしまいます。
なので、それの土台としてですね、
これまでの知識や経験、
これを活かして事業を始めていただきたいという風に
強く思っています。
この番組では、企業を目指すサラリーマンの方に
私自身の経験を踏まえて有益な情報を発信していきたいと思っています。
少しでも面白そうだなと思ってくださった方は、
高評価とフォローをお願いします。
それではまた次回お会いしましょう。
どうも。今回のポッドキャストはいかがでしたか。
番組では、宇佐美さとるへの質問をお待ちしています。
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番組のフォローやレビュー、コメントもお待ちしています。
それではまた次回もお聞きください。
ごきげんよう。さようなら。
この番組は、提供スパルタ式オンライン英会話LAT
プロデュース宇佐美さとる
ナレーション馬車がお届けしました。
