副業のビジネス経験
宇佐美悟のサラリーマン起業戦略室
ポッドキャストサラリーマン起業戦略室は、
LAT英会話の創業者宇佐美悟が、自身の体験をもとに、
起業に必要な知識やノウハウをリスナーの皆様と交流をしながらお伝えしていく番組です。
スパルタ式オンライン英会話LATの提供でお送りいたします。
皆さんこんにちは、LAT英会話トレーニングを運営するH&K株式会社代表の宇佐美です。
今回はですね、副業がビジネス経験になるかということについてお話をしたいと思います。
サラリーマンをやっている間に、副業でビジネスの経験を積んでから、
実際に起業したいというような考えをお持ちの方もいらっしゃるのではないかなというふうに思います。
そういった副業が、実際に起業する上でのビジネス経験として有益なのかどうかというお話が、
今日のテーマとなります。
結論としてはですね、実際のところ内容次第というところはあるのかなというふうに思うんですけれども、
実際サラリーマンが副業するときって、リスクばかりに目が行ってですね、
ちゃんとしたリスクを取ったビジネスをしないことが多いのではないかなというふうに思っています。
実はこういうケースの副業ですと、あまり起業した後のビジネス経験という意味では、
有益なものとは言えないのではないかなというふうに思います。
リスクとプレッシャーの違い
なぜならこういう副業の場合、まず失敗することってないんですよね。
それで副業をすることによってお金を失うということもほぼほぼないと思います。
実際に起業すると間違いなく、多かれ少なかれリスクを負うことになって、
自分の生活が今まで通りにいかなくなってしまうようなリスクも負うことがありますし、
そういうビジネスがうまくいかないときにどう振る舞うのかというのは、
結果として皆さんが行うビジネスの最終的な結果に大きな違いを生んでくるのではないかなというふうに思います。
リスクをしっかり負わない副業の場合っていうのは、
収入面ではある意味本業のサラリーマンの収入に支えられている状態なんですよね。
例えば月に5万円の収入が得られただけでも副業としてはある意味成功ですし、
しかしそれが本業となった場合、月5万円だったら大変なことになってしまうわけですよね。
そしてプレッシャーも全く違うと思います。
副業で本業の月収を超えたからっていうような形で、
それを本業にしていこうっていうような方いらっしゃると思うんですけれども、
本当にしっかりリスクを負った上で、
そのリスクと向き合った状態で副業でしっかりとした収入を作っているのであれば問題ではないのかなと、
それはその経験を生かせるのかなというふうに思うんですけれども、
単に本業での例えば人脈を活用して副業のビジネスをやっていったとか、
ラッキーパンチでうまくいったとか、
本業の収入があるからっていう自信のもと、
多少の仕入れのリスクを犯したとか、
そういうことができていたっていうことであると、
本業だから成功したっていう可能性ももしかしたらあるのかなというふうに思います。
あと、実際やっぱりプレッシャーの違いっていうのはすごく大きくてですね、
例えばですね、ゴルフの例で例えますと、
普段スコアが70前後でラウンドしているアマチュアのゴルファーの方がいらっしゃったとして、
もうとにかくゴルフも大好きだし、自分はスコアもいいので、
その人がプロの世界で通用できるんではないかっていうような話になった場合、
そうやって全く違う世界になるんですよね。
プロの世界だとやはりとてつもないプレッシャーの中で、
高いパフォーマンスを出し続ける必要があるっていうのがあります。
同じゴルフであったとしても、
プレー中のご自身の感情って全く違うものになってくるんではないかなというふうに思います。
ビジネスも同じで、本業に守られた中でやる副業、
もしかして本業が例えば毎月50万円あったとして、
仕入れに10万円のリスクを負っていたとしても、
そこで10万円本当に失ったとこでも大した問題ではないというか、
生活には大きな破綻は来たさないっていう、
ある意味リラックスした状態でできる副業ですよね。
そういう状態でやっているっていう中では、やはりプレッシャーがないので、
実際に起業してから本当に同じことをやったときには、
違う結果になってくる可能性はあるのではないかなというふうに思います。
なぜなら一つ一つの決断にかかるプレッシャーも全く違ってくるんですよね。
有益な副業の提案
毎月50万円の安定した収入がある中で、
10万円の仕入れをした商品が売れなかったとしても、
まあなんとかなるだろうって思ってやるのか、
10万円の仕入れをした商品が全く売れなかったら、
もう破綻するというような状態でやるのか、
これによってはご自身がその仕入れをするかどうかの決断をする、
そのプレッシャーが全く違ってくるものになってくると思います。
あとまさにこういった小規模なサラリーマン副業の良くないところとしては、
副業を使って赤字を出して税金を減らそうなんていうことを
考えている人も結構多いなというふうに思っています。
赤字を出す練習なんてすることで、
本業になったら全くそんな経験は生きてきません。
まさに先日私のIBM時代の同僚と飲んだときに、
ビジネスやっている人は税金を減らすためにやっててずるい、
みたいなことを言っていたことがありました。
いや本当にそうだと思うんですよね。
自分のサラリーマン収入が多いから、
それで副業をやっている定位にして、
普段と全く変わらない、本業のときと全く変わらない人たちとお酒を飲みに行ったり、
サラリーマンだけでやっているときと全く同じようなメンバーで、
副業のビジネスとは全く関係ない人といったゴルフを経費として参入していったり、
そんなことをやって税金を減らそう、みたいなせこいことを考えるみたいな。
そういうことをやって副業をして、
それでビジネス経験を積んだと思っていると、
実際問題起業したら結構痛い目にあるだろうなと思います。
どうせ副業するのであれば、それこそ飲食店を副業でやるとか、
フランチャイズのビジネスをやってみるとか、
毎月かかるコストが自分の給料ではまかなきれないくらいのことをやるといいんではないかなというふうに思います。
例えば従業員を飲食店で3人抱えて、
で、家賃を毎月30万円払って、みたいなそんなことをやっていくとですね、
おそらくそれなりに年収1000万、2000万稼いでいる人であったとしても、
なかなか毎月そういったコストを本業で賄っていくのは厳しいわけで、
売上が全く上がってこないと大きなダメージになるプレッシャーの下、
副業をやるということになると思いますので、
そういう副業であるとすごくビジネス経験としては有益なものになってくるのではないかなというふうに思います。
そうすればですね、どういう時に自分のメンタルがどういうふうになるのかというふうにも分かりますし、
プレッシャーがかかった時に自分がどういう決断をするのかというのも分かってきて、
本質的な意味でビジネス経験になっていくというふうに思います。
不動産投資も規模によってはある程度のビジネス経験になると言えなくはないかなというふうに思うんですけれども、
ただ不動産といわゆる企業の大きな違いとしては、
不動産の場合、買った時点でかなりそこの不動産から得られる収益というのが決まってきてしまって、
工夫の余地というのがあまりないのかなというふうに、
これはもしかしたら僕がその不動産の経験が浅いからそういうふうに思っているのかもしれないんですけれども、
そういったところがあるかなというふうに思っていて、
それよりはご自身の判断、決断によってビジネスの結果も大きく変わってくるような、
そういったことに副業としてチャレンジしていかれるといいのではないかなというふうに思います。
そういう意味では、やはり不動産投資とかよりも人を雇ってバーをやってみるとか、
そういった方が経験値にはなるのではないかなというふうに思っています。
この番組では、企業を目指すサラリーマンの方に私自身の経験を踏まえて有益な情報を発信していきたいと思います。
少しでも面白そうだなと思ってくださった方は高評価とフォローをお願いします。
それではまた次回お会いしましょう。さようなら。
今回のポッドキャストはいかがでしたか?
番組では宇佐美サトルへの質問をお待ちしています。
ウェブサイト latinternational.comにあるフォームからお申し込みください。
URLは lat-international.comです。
番組のフォローやレビュー、コメントもお待ちしています。
それではまた次回もお聞きください。ご機嫌よう。さようなら。
この番組は提供スパルタ式オンライン英会話LAT
プロデュース宇佐美サトル
ナレーションバシャがお届けしました。
