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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが、薬のことや健康のことなどで、ラジオ機の方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願い致しまーす。
今回、第140回また節目の回を迎えられました。皆様いつも本当にありがとうございます。
この番組では、毎回10の倍数の時には、いつもと少し違った感じの配信をしております。 今回もいつもと違う感じの話をしようかなと思っておりましたところ、ちょうどいい感じの質問を患者様からいただきましたので、それで話をさせていただきます。
それでは早速ですが、今回のタイトルはこちら。 薬のオーバードーズはやめられないの❓
いつもは健康に良いこととか健康になるようになる話をしていますけれども、今回あえてストレートにこれダメですよっていう話をしてみようかなと思います。
オーバードーズ、過剰摂取ということですけれども、薬のオーバードーズが世間的に問題になっております。
特に東京近辺にお住まいの方ですと、新宿東横にタムロする若者がいるとか、そういったニュースよく耳にするんじゃないかなと思います。
その若者の中でもオーバードーズが流行していることがとても話題になっております。
このオーバードーズは日本だけではなくて海外でも問題になっていることもありまして、海外でも流行してるんだかっこいいなーとか、それで俺らもやろうぜといった
海外への憧れを持ちやすい若い方で特に流行してしまっているという問題もあります。 現在、ただでさえ風邪薬とか手に入りにくい状況で、過剰摂取をするために若者が風邪薬とかを買い求めているというのもありまして、
さらに薬の流通不足に拍車をかけているという、そういう意味では悪い状況が起きております。
この薬のオーバードーズ、やはり薬関連ということもありまして、薬剤師会とかでも若者へのオーバードーズの注意喚起、そういった研修会とかが頻繁に行われておりますし、
他にも市販薬を購入に来られるお客様に対して、大量に購入できないような接客を徹底している、そういった企業も多かったりします。
ただオーバードーズ、やっぱり良くないものなんだろうなというのは一般的にわかると、でも実際のところオーバードーズをしたらどうなるの?と言いますと、
正直これ一概にはどういう症状が出るかとかは言えないものです。と言いますのも、やっぱり過剰摂取する薬によって出る症状が変わってきますよという、
ただやっぱりそれでも全体的にやっぱり体に悪い影響が出ます。
オーバードーズをする際によく選ばれる薬というのが風邪薬がとても多いです。
なんで風邪薬なのかと言いますと、風邪薬の成分の中には眠気を出しやすくする効果とかもありまして、
その眠気を出すことで強い不安感とかが持ってても眠りやすいと、それを求めてオーバードーズをするようという方が多かったりしますし、
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とある咳止めの成分では脳に働きかけて、脳の中にある咳をコントロールする部分に働いて、それで咳を出にくくするんですけども、
大量に薬を飲むことで脳の機能を部分的に抑える効果が強まります。
それによって幻覚とかを見ることが起きると。
幻覚とかを見ますと他の人には見えないものが見えるとか、自分には不思議な力があるんだというそういった感覚に陥りやすくなって、
自分は特別だと感じやすくなるとも言われております。
それもあってオーバードーズにはまる人は多いと言われています。
ちなみになりますけどオーバードーズにはまりやすい方の特徴として、サイケデリックな音楽とか絵画に興味がある方がやっぱりはまりやすいと言われております。
オーバードーズに引き起こされる幻覚以外の現状もあるんですけども、そういったものがサイケデリックな音楽とか絵画とかと非常に相性が良いそうです。
先日オーバードーズについてのとある勉強会に参加したんですけども、その勉強会で講演されておりました医師の方曰く、
オーバードーズをした時ってどういう世界が見れるのかっていうのを質問された時に、その先生はYouTubeとかでも見られるんですけども、
アニメ映画のパプリカという作品があるんですけども、その作品全体的にやっぱりそういうオーバードーズした時の幻覚に近いものがあると。
それに特に平澤進さんのパレードという楽曲とともに流れる時の映像っていうのがこれYouTubeで見れるんですけども、これがすごい当てはまるそうです。
実際そのYouTubeで見られる動画とかですと、オーバードーズじゃない人、普通に病気とかから幻覚を見てる方もいらっしゃるんですけども、
そういったオーバードーズでもオーバードーズじゃない病気の方でも見る幻覚に近い世界観を非常によく表しているのがそのパレードという楽曲とともに流れるパレードの映像だそうです。
確かにあの映像というか動画はネットとかでとても有名なものですし、見たことある人も多いんじゃないかなと思います。
確かにあの動画ってめちゃめちゃいいと思います。僕もあの動画めちゃめちゃ好きですって。
オーバードーズって体に良くないよってのはもうわかってるので絶対にオーバードーズやる気はないですけども、ただああいう風景が見れるのかとなると確かに興味が湧くなっていうのはわかります。
これちょっと話し取れますけど、またパレードという曲自体がすごい良いんですよね。あの曲って薬剤師とか医療系とかのケミカル系の仕事を持ってる人だとすごい納得しやすいと思うんですけども、
曲の内容ってやっぱりどちらかというとそういうケミカル系の理解しやすいんですよね。すごい心くすぐられる内容になっております。
残念ながらパレード自体はスポティファイとかでは聞けないんですけども、youtubeでちょうどその音源ありでパレードの映像がありますので、今回リンク先を微考欄に貼らせていただきます。
話戻しますけども、やっぱり今の話だとオーバードーズって良いものかなというふうにも捉えられてしまうんですけども、本当オーバードーズは体に良くないです。
過去には咳止め状を1350状一気に飲んで死に至ったケースなどもあります。
こういった大量に飲むことで眠気効果が強く出すぎての昏睡であるとか、または脳の咳中枢を麻痺させる際に呼吸をかたどる部分にも障害を与えてしまったと、それで呼吸困難に陥って死に至ったケースだと言われております。
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ここまで大量に飲まないにしても一度に50状とか60状とかそういうケースが多々あるんですけども、それでもやっぱり大量の薬であってやっぱり体に負担かかります。
薬を大量に飲むということで肝臓とか腎臓、こういったところは本来であれば薬が体の中に入ってきました。
でもいつまでも薬の効果があり続けるとそれは体に良くないので、体の中で毒性のないものにしていこうねっていう風に肝臓や腎臓が頑張って働いてくれるんですけども、
大量に薬が入ってくることで当然ですけども肝臓や腎臓が頑張らなきゃいけないとなると肝臓や腎臓に負担がかかってきます。
そのためオーバードーズを繰り返す若者の中には若くても重度の肝機能障害とか腎機能障害が出るようそういった方も珍しくないという状況で、
オーバードーズを繰り返す若者って結構妙に体が大きい、特に横に大きい方が多いんですけども、
肝臓や腎臓が悪くなってくるとむくみが起こりやすくなって体内に水が溜まりやすくなるようとか脂肪がつきやすくなったりするのでやっぱりどうしても体が横に大きくなりやすいという傾向があります。
なのでこの子はオーバードーズ注意必要だなーっていうのが意外と見てわかったりもします。
結構特徴的な体の大きくなり方っていうのもしていたりします。
こういった形でオーバードーズやっぱり脂肪に至る可能性もありますし、肝臓とか腎臓へのリスクもありますが体に良くないです。
でもなんでこんなにも薬のオーバードーズが流行しているのかというとこれやっぱりいろいろと理由があると言われますけども、
いろんな理由の中でも特に問題視されているのがみんながやってるからでございます。
高校生を対象としたとある調査におきまして、過去1年以内に市販薬を乱用した経験があるよという方は、
60人に1人という調査結果が出ました。
学校で2クラスあれば1人はいるんじゃないかなという計算になりますね。
またこれアメリカの話なんですけども、アメリカではオーバードーズ、
これは市販薬だけでなくて病院でもらう薬も含めてのデータになってしまうんですけども、
アメリカではオーバードーズで年間9万3000人以上が亡くなっているというデータもあります。
これは日本だけでなくて世界的に家内の方がオーバードーズをして行っているということで言われております。
とは言いましても、60人に1人だと日本の高校生は。
59人はオーバードーズをしてないから大丈夫なんじゃないっていう意見もあるかもしれませんけども、
別の調査になりますけども、中高生を対象としてオーバードーズに興味があるかどうか、
周りにオーバードーズをしている方がいるかどうかという調査をしたところ、
どちらか、例えばオーバードーズに興味があると答えた人か、
または周りにオーバードーズをしている方がいるよと答えた方、
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どちらかでもイエスと答えた方が27%いたそうです。
4分の1以上の人がオーバードーズとかなり密接な関係にあると言われております。
そういった意味でも潜在的にオーバードーズをする可能性がある方はかなり多いんだという調査結果が出ました。
そしてこれ現在の情報社会ではどうしてもAIが興味のある記事とかを取り上げやすい傾向にあります。
例えば野球が好きな方であれば野球に関してのニュースがパッと目に入りやすい状況になるとか、
サッカーが好きであればサッカーが目に入りやすいとか、
また漫画が好きであれば漫画が目に入りやすいとか、
そういうふうにAIが持ち主の興味のある文明とか記事を取り上げやすい状況になっています。
またSNSなどでは同じような興味を持つ方とつながりやすいという状況が今生まれております。
それによって自分に興味があるという情報がどんどんどんどん流れてくるので、
オーバードーズに興味がある方とかではやはりオーバードーズの情報がどんどんどんどん入ってくるのでだんだんのめり込みやすくなっていると言われております。
本来であればニュースとかはいろんなニュースを見てその中で自分にとっての情報を取捨選択すればいいんですけども、
自分に興味がある情報がどんどんどんどん飛び込んでくるので、
やっぱりみんなもやってるんだという感覚に陥りやすいので、だったら自分もやってみようかなというふうに考えに至りやすいです。
またオーバードーズにハマる方の中ではオーバードーズをすることで不安感を取り除きたいとかそういったことからやっている方も多いです。
不安感を持つ理由の中に一つに周りと馴染めないとか、
あと若者では親とうまくいってない、家族とうまくいってないという風に、それで孤独感を感じて不安に陥るという方も非常に多いです。
で、孤独感を感じた時に同じような境遇の仲間を見つけたと。
で、その仲間がみんなオーバードーズをしているよ、だったら自分もオーバードーズをしよう。
だって仲間外れにされたくないからという感覚でみんながやってるから自分もオーバードーズをするというのはこれは本当に深刻な問題になっております。
ただ、じゃあどうすればオーバードーズをやめさせられるのか。
これは薬局とかドラッグストアが市販薬を大量に売らないようにとか、ちゃんとそういうふうな積極をすればいいじゃないか。
これも有効な一つの手段ではあるんですけども、正直こういったオーバードーズの勉強会でも明確な解決手段はないという判断がされることが多いです。
薬局やドラッグストアが売らなきゃいいじゃんで済む問題ではなくて、社会全体として不安感を起こさないような社会を作っていかなきゃいけないと言われております。
不安感を持つ若者の中には自分の周りとか社会全体に対して不安を持つ方も非常に多いです。
社会全体として暗い雰囲気があるのが良くないと言われております。
政治にしろ経済にしろやはり日本は良くないんだって言われることが多々ありますよね。
そういったことで自分は将来どうなるんだろう、そういった不安がやっぱり強いためにその不安感を取り除きたいからオーバードーズに走るという若者は多いと言われております。
とは言いましても、社会全体を変えるなんてこれはもう難しい話です。
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じゃあ自分たちで何ができるかといえば、それはもう自分たち周りだけでもみんなが明るく過ごせるように心がけていくとか、これがせめてもの自分たちでできるオーバードーズ対策なんじゃないかなとよく言われております。
結局のところオーバードーズをしている方っていうのでニュースで流れた時に皆さん、ああそういう若者がいるんだとか、そんなことをしてる奴らもいるんだねーで終わってませんか?
でも皆さん自分の周りの方、特に自分の家族とか自分のその家族の友達とかがオーバードーズにハマっていくってことなんて全然ありえます。
そういった意味で自分の家族とかを守るためにもせめて自分たちの周りは明るい雰囲気を使って不安感を感じさせないようにしていくのが大事だと言われております。
今回はこんな感じです。今回ニュースを見た患者様からいただきましたテーマで話をさせていただきました。
薬剤師向けの勉強会とかでもオーバードーズ話題になるんですけども、本当正直明確な答えはないです。
結局のところやっぱり周りの話を聞いてとかやっぱりその市販薬を買いに来られた方の話をよく聞いてその方に少しでも不安感を取り除けるようなそういった
接客を心がけましょうというので正直勉強会終わることが多いです。
ただこれってすごいありきたりなことだなぁと思われるかもしれませんけどもでもこれってやっぱり本質ついてるんだろうなーって思うことあります。
人の話を聞いてその方の不安感を除けるようにしていくのはやっぱり大事なんだと思います。
オーバードーズって正直若者の問題ではなくてやっぱり暗い雰囲気にしてしまっている大人の方の問題なんだろうなっていうのは本当によく言われております。
若者に罪はないのかっていうとそういうわけじゃないんですけどもこういうふうに暗い社会にしてしまっている大人にも責任はあるんだよっていうのはやっぱりこれは考えていかなきゃいけない問題なんだなぁと思われます。
とはいえ正直暗いニュースってまだまだ多いんですけどもせめて自分たちの周りだけでも明るいニュースを増やしていければなぁと思っております。
今回第140回を迎えられました。改めまして皆様本当にありがとうございます。
本当だったら何かまた企画を始動させようとか考えたんですけども本当にちょっといろいろバタバタしておりまして本当に申し訳ございません。
何かまた面白いとか思っていただけるような配信をできるようにはせめて頑張っていこうと思っておりますのでどうぞ今後ともよろしくお願い致します。
今回も最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。それではまたお会いしましょう。
