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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが、薬のことや健康のことなどで、ラジオ機の方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願い致しまーす。
今回のテーマは、ポッドキャスターであるマキ爺様より頂きました。本当にありがとうございます。
マキ爺様からは、先日も第133回や第134回なので、カルシウムやビタミンDの取りすぎについてのテーマを頂きました。その説も本当にありがとうございました。
マキ爺さんですけども、メルボルンの片隅でというポッドキャスト番組されております。 シーズン1が現在終わりまして、現在シーズン2への準備期間とのことです。
シーズン1の際は、オーストラリアと日本との文化の違いなどを話をされたり、詩や本の朗読をされたり、ゲームを通して感じたこと、こういったことを配信されておりました。
シーズン2から番組名も変わるかもしれないよ、とのことで、新規一点、今後どんな配信されるか楽しみにしております。
そんなマキ爺様より頂きましたテーマから、今回話をさせていただくタイトルを発表させていただきます。それでは今回のタイトルはこちら。
コロナ感染しての後遺症には何が効く?
マキ爺様から先日こちらの番組で配信しました第137回のサプリメントについての話をした際に、Xの方で感想メッセージをいただきました。
その第137回ではサプリメントは足りない栄養素を補うには非常に良いよ、でもサプリメントだけの生活というのは物を噛むことが減ったりして、また腸の動きも悪くなる、そういったことがあってサプリメントだけの生活は良くないよという話をさせていただきました。
それに対してマキ爺様からメッセージを読ませていただきますと、2022年にコロナ感染して以来、嗅覚と味覚が100%でなくなってしまい、それが食欲にも影響しているので、最近サプリでそこそうかなと思うようになっているところでした。予想通りですがやはり色々良くないですねというメッセージをいただきました。
マキ爺様本当にありがとうございました。このメッセージからのやり取りの流れで、今回コロナ後遺症による嗅覚や味覚障害に良いよと言われるものを紹介させていただきます。
その前にコロナ感染の後遺症について少し話をさせていただきますと、コロナ感染後の後遺症は本当様々なものがあります。
熱は下がったけど咳だけが長期間続くとか、マキ爺様のように味覚や嗅覚に異常が出るとか、他にも記憶障害が起きている方もいらっしゃったりします。
実際どれくらいの方にコロナ感染後に後遺症があられるのかは、調査によって数字にばらつきがあります。
とある調査では発症したうちの68%の人が感染から半年経過しても何かしらの後遺症があるというデータがあったりとか、また他の調査では感染から2ヶ月後の状況で後遺症が残っているのは30%くらいだと言われたりとか、正直数字にはばらつきがありまして、性格が怪しいものが多いです。
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ただコロナを感染してから多くの方に後遺症が起きている、これは間違いないと言われております。またその後遺症が人によっては長期間続くと言われております。
国立国際医療センターが2020年2月から2021年11月までにセンターや各種の病院を受診するなどした新型コロナ患者様について、回復をした20代から70代の502人を対象とした調査をしたんですけれども、その調査ではコロナ感染をして半年後の状態でも何かしらの後遺症があると答えた方は32.3%、
1年後の状態で30.5%、1年半後で25.8%もいたという結果が出ております。コロナに感染して4人に1人が1年半以上の間、後遺症に悩んでいるという研究結果が出ました。
また感染をして1年後の段階でどのような後遺症があるかという調査については、
記憶障害が11.7%、集中力の低下が11.4%、嗅覚の異常が10.3%、頭にもやがかかったような感じ、思考力が低下する、これブレインフォグと言われますけどもこれが9.1%、欲打つ状態になっている方7.5%、味覚の異常が5.9%、息切れ5.6%、倦怠感が3.8%、
脱毛3.5%などなど様々な後遺症があると言われております。 こういった後遺症基本的には時間の経過を待つしかないとも言われております。
結局のところはウイルスによってダメージを受けた細胞などが修復されたりとか、また細胞が入れ替わって損害を負った細胞から新しい細胞に入れ替わるのを待つしかないんだと言われております。
とはいえ、それでも回復を早めるのであれば薬とかの治療をした方がいいということは大変多いです。
コロナ感染後に体力低下を起こしている場合など、体力が整っていない状態ですと細胞を新しく作るとか免疫を整えるこういった働きも弱まりますので、後遺症の回復も時間がかかったりします。
なので補充液等に代表される体力低下を回復させやすい漢方薬、こういったのを飲むことで体力回復をして免疫の働きも良くすることは重要だよと言われております。
また今回テーマをいただきましたマキジー様のように嗅覚や味覚の異常が生じている時、こういった時は匂いや味を感じるための神経がウイルスによりダメージを受けております。
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その回復を早めるためとしてビタミンB12の補給が良いよと言われております。
ビタミンB12これは神経のビタミン剤とも言われておりまして、嗅覚や味覚などこういったのをつかたどる神経が弱っている時に神経に栄養を与えて回復を早めてくれる、修復を早めてくれると言われております。
なのでコロナによって味覚とか嗅覚、味や匂いですねこういったのに違和感を感じるようになった方にはおすすめのビタミンだよと言われておりまして、実際のところ後遺症の方とかでも病院の方からもよく処方されたりもします。
また病院に行く暇がないよという場合でもサプリメントとかで代用がしやすいというのも利点です。
また味覚、味の方ですけどもこれ、アエンの補給も効果的と言われております。
味を感じるセンサーの役割を持つ未来という部分を作る際にアエンが必要と言われます。
なのでアエンが少ないと味を感じる細胞がしっかり作られにくくなると言われております。
ただでさえ神経障害により味覚を感じにくくなっているので、こういったアエンとかの補給して味を感じやすくすることも重要だと言われております。
こういったアエンについても、もちろん薬で処方されることもありますけども、やはりサプリメントとか食事で代用しやすいというのも利点だったりします。
とはいえビタミンB12もアエンも速効性があるというわけではないです。
細胞を作る際に栄養を補うことでしっかりとした細胞を作るものでありまして、細胞が入れ替わる時間とかも必要になりますので、
少なくとも3から4週間しっかり効果を出すまでに、大体8週間から12週間くらいは必要だよと言われております。
ただ先ほども利点で挙げましたけども、ビタミンB12もアエンもサプリメントとかで購入しやすいので、病院への受診が難しいとか忙しい方でも手に入りやすいので、
コロナの後遺症で匂いや味に違和感がある方は、こういったビタミンB12やアエンを飲んでみるのをお勧めしております。
ここまでがいただきましたテーマに対する話でして、ここからは本日のワンポイントです。
本日のワンポイント、ビタミンB12は万能薬?
ビタミンB12またはメコバラミンという名前で成分の名前を見ることもあるかもしれませんが、
メコバラミンもビタミンB12を体で機能しやすいように加工されているものなので、ビタミンB12と同じものと思っていただければ幸いです。
このビタミンなんですけども、神経のビタミン剤とよく言われております。実際に医療現場でも神経にかかる疾患に大変多く処方されるものです。
今回話をさせていただきました嗅覚とか味覚、こういったのもそうなんですけども、神経の疲れからくるものに対するものにも使われております。
例えば疲れ目に使う目薬にも入ったりしていることがあります。
他にも耳鳴りや難聴、耳に働く神経が弱っている時などに処方されますし、顔面神経痛や体調方針とか神経からくる痛みや痺れ、
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こういった時にも神経を回復したい時にこういったビタミンB12、メコバラミンが使われることはよくあります。
ただ神経の回復効果、中枢神経というよりは末小神経に対しては効果はあるだろうと言われておりまして、脳とか脊髄のような中枢神経の効果、これは不透明です。
研究中の段階であります。
ただ痺れとか痛みを感じるといった末小神経のダメージには本当によく使われるビタミンです。
このビタミンはビタミンだからやたに多いのかなと思われるかもしれませんけども、
シジミやアサリなどの貝類、他にも魚や肉類、こういったのに多いビタミンだったりします。
正直神経痛の止犯薬とかにはだいたいメコバラミンが入っております。
ただこのビタミンB12、先ほどのテーマの中でも触れておりますけども、速攻性は正直あまりないです。
個人差とか圧倒的にビタミンが足りてないよという方で、すぐに体が反応する方もいらっしゃるんですけども、
注射薬でも飲み薬でも様々な論文におきまして、数ヶ月単位で継続をしてやっと効果が判定できると言われています。
そこまで数ヶ月待たなくても、少なくとも1ヶ月から2ヶ月続けて一度効果を判定しようと言われております。
なので基本的には何ヶ月か飲んだりとか続けてやっと効果が出てくるものです。
正直皆様せっかくこのビタミンを取り始めても、あんまり効いてる感じしないなということで、すぐに飲むのをやめてしまう方が大変多いです。
正直どこが怪我をしてしまったよとか、そういう速攻性の痛みとかにはあまり効果はないんですけども、
それでも耳や味、匂いなど、長時間かかってもいいから治したい、そういった方にお勧めですので、すぐに効いてる気がしない、でもいつか治りたいな、そういった方にお勧めしております。
また、体調方針などにかかった方では、このビタミンを続けておきますと、体調方針というのはどうしても疲れが溜まってくるとまた出やすくなります。
出にくくなるためにも神経をしっかり回復させようということで、体調方針予防という意味でもビタミンB12が疲れることはあるんですけども、
予防ということで、今飲んでも効いてる感じがしないから意味ないかもと思ってしまうんですけども、予防ということで、やはり長時間続けていただきたいなと思っております。
今回はこんな感じです。今回はコロナの後遺症ということでも、一時期本当によく言われておりました、味や匂いの異常について話をさせていただきました。
テーマをいただきました、牧爺様本当にありがとうございます。コロナ感染、最近は騒がれなくなりましたけども、やっぱり相変わらず感染者は非常に多いというのが現状です。
また、今3月ですとインフルエンザとか花粉症の方もいらっしゃいまして、本当に体調不良を起こしやすい上に、自分が何から来る体調不良かがわからない、そういった時期でございます。
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また気温差などもありまして、本当に体調が屈指しやすい時期です。コロナとかインフルエンザの話題、正直あまり最近話しなかったなと思いますけども、何か気になることあれば、いつでもお気軽にご連絡くださいませ。
今回も最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です。医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので、自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。