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2024-03-04 18:49

第139回「一包化専門などの薬局が作られたりするのか❓」

テーマいただきましたぴーとま🍅牛乳お供に頑張る(https://twitter.com/@JUL51s14g6ow7Il)さん本当にありがとうございます😭 今回の主な内容
・調剤業務外部委託を専門的に受ける薬局が誕生する❓
・医薬品卸がバックについている薬局⁉️そのメリットは⁉️
・人員の無駄の削減⁉️デッドストック解消⁉️調剤業務外部委託がもたらすメリットは❓
・大型薬局と小型薬局、未来では薬局は二極化していく❓
今回と関連したエピソードはこちら
第135回「未来の薬局はどういう姿❓」
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おはよう、こんにちは、こんばんは。薬と健康に関するラジオ、略してくすけんラジオのうっちーです。
このラジオでは、薬剤師である私、うっちーが、薬のことや健康のことなどで、ラジオ機の方や患者様からの質問などを紹介しながら、質問に答えたり、薬や健康についての話をしていくというラジオです。どうぞよろしくお願い致しまーす。
今回のテーマ、リスナー様でありますピートマ、牛乳おともに頑張るさんから頂きました。本当にありがとうございます。
ピートマさん、ご夫婦で農園をされたりもしてまして、朝にエックスでスペースをよくされております。それで、朝活のこともよく話をされております。
健康にとても関心の高いピートマさんから、今回テーマを頂きました。本当にありがとうございます。
では早速ですけども、今回のテーマというかタイトル、ご紹介をさせて頂きます。
それでは今回のタイトルはこちら。
一方化専門などの薬局が作られたりするのか?
タイトルコール用に文面を変えさせて頂きました。誠に申し訳ございません。
ピートマさんからは、第135回の未来の薬局はどういう姿?をお聞き頂きまして、その感想メッセージを頂きました。本当にありがとうございます。
頂きましたメッセージとしましては、今日第135回拝聴して思ったんですけども、薬の卸しの会社自身が一方化をしたり、バックアップ専門にする薬局とか作ったりしたりとか、動きはあるのかなと思いました。
というメッセージを頂きました。誠にありがとうございます。
第135回のエピソードでは、調剤業務の外部委託という薬局業務の一部を他の薬局に委託することが今後できるようになっていくようという話をさせて頂きました。
現在、薬が入手困難だよという問題だったりとか、あとは調剤には意外と時間がかかるよといった、こういった影響もありまして、患者様としっかり話をする時間が取れない薬局が多いのが現状だったりします。
そこで薬局業務の一部を外部委託することで、時間がかかる作業とか、あとは入手が難しい薬、こういったのを他の薬局にお願いしようと。
そうすることで、自分のところの薬局としては患者様と話をする対人業務に重視することができるというのが今後の流れになっていくよと言われております。
この点に関してピートマさんからは、逆のことで他の薬局からの業務を積極的に受けるような薬局、特にこういった薬の入手困難もあるので、卸し会社とかが薬局を積極的に経営していって、
様々な薬局の時間がかかる業務とかそういったのを集めていく。それで薬局経営を成り立たせる薬局も出るんじゃないのかということで今回テーマを頂きました。本当にありがとうございます。
今回のメッセージなんだけど、本当にピートマさんは鋭いところをついているなと思います。
まさにピートマさんのお話の通り、外部委託を積極的に引き受けようという薬局がやっぱり出てくると今後言われております。
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また薬の入手困難ということで卸し会社が薬局を経営することのメリットということも今大変見直されております。
実際のところ卸し会社がバックについている薬局、現実的にあります。
やはりこういった薬局は他の薬局に比べると比較的入手が難しい薬でも手に入れやすい薬局だと言われております。
ピートマさんは鹿児島県在住ということでして、九州ですと残念ながら沖縄県にしかないそうなんですけども、全国チェーンで競争未来薬局という薬局があります。
この競争未来は東方薬品という日本における日本の医薬品卸し会社で四大卸しに入ると言われる大きい卸し会社です。
ここがバックについているのが競争未来という薬局でございます。
しかもこの四大卸しの中でも東方薬品からしか仕入れられない薬っていうのも実はありまして、
しかもその薬の中には喘息とかで使われる吸入薬などもありまして、ただでさえ咳止めが足りない昨今においてかなり重要な働きをしている卸し会社でございます。
というように卸し会社が薬局と同じグループ内ということもありまして、やはり薬の入手困難の現状だからこそ薬の安定供給という薬剤としての責務を果たすのに素晴らしい活躍をしている薬局だったりします。
この競争未来という薬局チェーンは全国540店舗ほどあるグループで卸しも東方薬品という巨大卸し会社での話ですけども、ここまでの規模ではなくても薬局と卸し会社が同じグループだっていうのはあったりします。
例えばですけどもこちらは関東特に首都圏中心になるんですけども、田辺薬局という70店舗から80店舗経営されている薬局があるんですけども、
こちらの薬局はタナックという卸し会社を経営しております。
タナックはジェネリックを専門的に扱っている卸し会社なんですけども、現状先発医薬品とかだけではなくジェネリックも足りてない状況です。
そういった意味でもジェネリック薬品でも仕入れることができるというのはかなりメリットが大きいと言えます。
この他にも特殊な例として薬局が医薬品の製造会社を経営しているという例もあります。
日本町財という全国で720店舗を超える薬局数を誇る日本有数の町財薬局チェーンがあるんですけども、この会社は日本ジェネリックというジェネリック薬品の製造会社を経営しております。
ジェネリック薬品の製造元ということもありまして、薬の入手困難の状況下でもやはり優先的にジェネリックとかを入手しやすい状況にあるというメリットがあるそうです。
このように薬の入手困難が多い昨今、卸との連携であるとか、医薬品の製造をしているということはとてもやはり大きいメリットになっていまして、そういった薬局チェーンは薬の安定供給に大きな貢献をされている会社だったりします。
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ここまで話してきました薬の入手困難に対応しやすい薬局というのも、やはり薬局の町財業務の外部委託において入手しにくい薬を揃えるという意味では大きな働きをするんですけども、
もう一つの目玉である時間がかかる町財業務の委託、ここに関しても主にチェーン薬局では様々な戦略を練っている会社があります。
今回残念ながら具体的な会社名は諸事情によって伏せさせていただきますけども、
某大手の町財薬局や某大手のドラッグストアにおきましては、この町財業務の外部委託を活用することで人員の集中化ができるということで、今まさにそういった計画をしている企業があったりします。
人員の集中化ってどういうことかと言いますと、薬局の中には人が足りないようという薬局もいる反面、人が多いという薬局もあるのが現状です。
例えばになりますけども、作業が多くてスタッフが2人だったら回らない。だから3人スタッフが必要なんだけども、3人いるとちょっと余ってしまう。
0.5人分人が多いみたいな状況になる、そういった薬局が多かったりします。
人が多い方が誰かスタッフが急な休みになったとかそういった時に対応がしやすいのでメリットとしてはあるんですけども、
やはり人手が常に余っているっていうのは当然ながら会社からしたらもったいないと感じてしまいます。
少し余分に余っている力を本当にあればもっと忙しい店舗、そういったところに使うことができれば暇になる人材もいないし、余計な人件費をかけないで済むというのが企業の考え方です。
ただ、薬局業務が意外と手間がかかるとかそういったのもありまして、少し人が余分な店舗があるのは仕方ないなと思われている部分も多いにあります。
ただ、今後起こるであろう超大薬局の外部委託、これを活用することでこの問題が大きく解決すると考えられています。
今0.5人分余っている店舗から、その地域の大型店舗へ人と業務を移動させればいいんです。
もともと2人で回すのは手間だった業務のうち、かなり手間がかかる仕事をなくせばスタッフ2人で回るはずだよねということになります。
これによってスタッフの無駄を省けます。
一方、そういった面倒な仕事を持ってこられる店舗からすると面倒な仕事が増えて困るんですけども、その仕事と一緒に人手をもらうことができます。
面倒な仕事が増えたとしても人手が増えれば解決するとか、むしろ人手が増えた分仕事が楽になるんじゃないかとも言えます。
このように少し人手が余っている店舗と人手が足りない店舗のバランスを取ることができるようになる、そういった戦略が取られます。
またこの戦略の延長の話になるんですけども、薬局独自と言えますけども、この戦略を活用することで在宅医療においての利益を生み出しやすくなります。
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まず薬局で利益を上げるためには在宅医療というのが鍵になっております。
在宅医療というのは足腰が悪くなっているとか、病気とかで病院へ受診することが難しいとか、また薬局へ来ることも難しい、そういった患者様のご自宅へ医師とか薬剤師が訪問するというのが在宅医療です。
この在宅医療をきちんと対応しているか、そして対応している実績がきちんとあるかどうか、これ薬局経営においてとても重要です。
ある程度の在宅実績があるかどうかで、懲罪報酬という国のルールに基づいて薬局がもらえる収入、これが大きく変わってきます。
この在宅実績がない薬局だと収入を得るのが難しくなってまして、在宅実績があると比較的収入を得るのが楽になっているというのが現状です。
ただ現実問題としてこの在宅医療をきちんと対応することが難しい、そういった薬局が多かったりもします。
患者様の家に薬剤師が伺うということで、その間その店から薬剤師が一人いなくなってしまいます。
それにより一時的に店舗の人手が減ることになります。
そうするとせっかく来ていただいた患者様の対応に時間がかかってしまったりとかで、お店が回らなくなってしまいます。
その対策として患者様が少ない時間だとか、お店が空いてない時間に患者様だけ伺う、そういった対応する薬局もあるんですけども、
患者様が風邪ひいた、すぐに風邪薬が必要だから薬をすぐに持って行ってくださいね、というのが病院から指示が出たりすることがあります。
そういった急な対応の時だと当然ですけども、お店を閉めてからとかではなくて、今すぐ行かなきゃいけない、そういう状況があったりします。
また急な対応が求められないにしても、お店が開いてないような時間帯、例えば朝早くとか夜遅くの時間、こういった時間に人が来るのは困るよという患者様も多いです。
実際には薬剤師はこの時間帯に対応したいんだよなと思ってても、患者様から求められる時間帯はどうしても薬局が忙しい時間帯ということは本当によくあります。
そういったことがありまして在宅対応を断るしかないというケースも数多くあります。
なので在宅対応するにはある程度の人手が必要だったりするんですけども、さすがにそこまでの人手は避けないというのが難しかったりします。
その対策として大手の超在薬局や大手のドラッグストアの中では地域に在宅専門チームというものを作ってこの問題に対応しているという企業も数多くあります。
例えば人手が足りてないA薬局があるとします。
ただこのA薬局には在宅の実績がない。だからこのままではA薬局では超在報酬あまり取ることができないよとなっています。
こういう時にとりあえずですけどもA薬局として在宅医療の契約を取ってきます。
それで実際に薬を揃えたりするのもA薬局ではあるんですけども、実際に薬を患者様宅へ持っていくのは同じ会社の在宅専門チームのスタッフだったりします。
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在宅専門チームのスタッフの一人がA薬局の人間として患者様宅へ伺います。
これによりましてA薬局としては患者様宅へ伺う時間に薬剤師が店から抜ける必要がなくなる。A薬局の在宅実績になる。
そういった面から在宅専門チームのおかげでA薬局に利益がもたらされやすい状況が生まれます。
同じような状況がB薬局、C薬局とかあればそれだけ在宅専門チームというような効果を発揮していきます。
この在宅専門チームは現在実際にいくつもの大手企業で行われている取り組みです。
そしてここで庁材業務の外部委託がさらに進んだ場合、さらに仕事は楽になります。
庁材業務の大部分委託することができるとどうなるかと言いますと、人手が足りないA薬局で薬の準備すら必要なくなります。
少し話がちょっとそれますけども、在宅医療というのは様々な原因で利用されているサービスなんですけども、
大体の方は高齢者でありまして薬の種類が多い方が多いです。
なので一方化という薬を1回ごとの分にパックする作業とか、またお薬をお薬カレンダーにセットするとか、
そういった作業が必要になるケースが多々ありまして、薬の準備をするというのにも時間がかかったりします。
ただここで庁材業務の外部委託が今後進んでいったらどうなるかと言いますと、在宅専門チームをある大型店舗に在籍させておくと、
そして外部委託とかを活用しまして、A薬局から薬の情報を得られました。
それで薬の準備をするのもその大型店舗で済むようになります。
そうすると薬の準備をするという手間も省けるので、A薬局としてはかなりの負担軽減になります。
なので今後ともA薬局とかB薬局、C薬局でも在宅の契約とかをどんどん取っていきやすい状況が生まれます。
それに加えてなんですけども、この庁材業務の外部委託なんですけども、薬局経営における問題である医薬品のデッドストック問題、
これを解決する手助けにもなると言われております。
薬というのはだいたい100錠ずつとかで卸から入庫してきます。
中には14錠とか28錠、140錠、500錠、1000錠とかさまざまなパッケージありますけども、
多くの薬は100錠ずつで入庫してくるケースが多いです。
ここでよくある問題なんですけども、特定の患者様にしか使わない薬というのは当然あります。
そういった薬が結構薬局としては困ってしまいます。
例えばその薬が1日1錠の薬だったとします。
それを30日分で30錠ということになりますけども、当然100錠で入庫して30錠使ったら70錠残りますよね。
次回の時、この患者様が薬が変わった、だからもう前の薬はいらないよとなった場合、
この70錠の薬は誰にも使うことができず、薬局のデッドストックとなってしまいます。
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他の薬局と融通し合うところもあるんですけども、やっぱりそれは手間がかかってしまいますし、
他の薬局ではうちも動いてないから引き取れないよということも多々あったりします。
また薬には使用期限とかもありますので、いつまでも在庫している、そういうわけにはいかないです。
ではここで外部委託を活用した場合どうなるのかと言いますと、
まず外部委託をする側としましては、そもそも1人にしか出ないような薬を在庫を抱える必要がないので、
そのA薬局とかB薬局の方ではデッドストックの問題を心配しなくて済みます。
一方、積極的に外部委託を受ける場合、通常であれば1人しか使わないレアな薬でも、
他の薬局からも積極的に外部委託を受けることで、他の薬局の依頼の人でもこの薬を使っているわということで、
1人しか使わない薬が2人3人と複数の人に使えるチャンスが生まれます。
当然ですけども1人だけですとその人が終わってしまったらすぐにデッドストックですけども、
2人3人といればまだ他の人がいるのでデッドストックの問題が解消しやすいです。
他の仕方に使えばいいだけです。
こういったようにデッドストック問題を解決するためにも、
他の薬局からの頂戴業務の外部委託を積極的に受けていく薬局、今後出てくると思われます。
一般的な頂戴業務の外部委託は、今仕事がパンパンの薬局の仕事負担を減らすための政策と言われますけども、
もちろん依頼を積極的に受ける薬局としてもメリットを生み出しやすいということで注目されている政策の一つです。
特に大手のチェーン薬局などではこういった戦略を積極的に使っていくと言われております。
ただここまで話しましたが、まだ頂戴業務の外部委託スタートしているわけではないです。
そしてスタートしてもまずは一方化業務の委託のみ、なおかつ近隣の薬局のみでございます。
ただ今後委託できる業務を拡大していくようというのは厚生労働省の方からもアナウンスされておりますし、
委託が決定した時のためにも今から準備しているそういった企業も出てきております。
この先頂戴業務の外部委託が進んだ際起き得る薬局の形としては、
人が極端に少ない薬局と多くの人を抱える薬局、こういった薬局の二極化が進んでいくと言われております。
ただ、そういった大型薬局を見かけた時でも、実際処方箋を依頼した時でも思ったよりも時間がかかる。
なんでこの薬局はこんなにも人がいるのに薬がすぐに準備されないんだろうということもあるかもしれませんけども、
その時は、この薬局は他の薬局の業務を受けているからなんだなと思って頂ければ幸いでございます。
今回はこんな感じです。話の流れもありましてワンポイントなしです。誠に申し訳ございません。
改めましてテーマを頂きましたピリトマ様、本当にありがとうございました。
町財業務の外部委託、まだまだ実用化先ではあるんですけども、
今後の外部委託を見据えて、やはり在宅専門チームを運用し始めたよという企業も出てきております。
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やはり今後のことを見据えている企業は多いというのもありまして、やはりピリトマ様のお話通り、
委託を専門的に受けていく薬局、やはり出てくると思われます。
こういった形で今後の薬局業界も色々と変わっていくかなと思われますけども、
薬局の変化にも注目していただけると大変嬉しいです。
薬局のことなどでも、いつでも気になることがあればご相談くださいませ。
今回も最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。
また次回も聞いていただけると大変嬉しいです。
それではまたお会いしましょう。
このラジオで話す内容はあくまで一つの説であったり一つの例です。
医師の方針や患者様それぞれの状態で治療方針は違いますので、
自身がかかっている医師や看護師、薬剤師などの話を優先するようお願いいたします。
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