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国が睡眠に本気になってきた|骨太方針に「睡眠」が8回/2022年は0回だった/睡眠障害が疾病として明記/個人の努力から企業の取り組みへ
2026-10-19 16:14

国が睡眠に本気になってきた|骨太方針に「睡眠」が8回/2022年は0回だった/睡眠障害が疾病として明記/個人の努力から企業の取り組みへ

政府の骨太方針に「睡眠」という言葉が年々増えています。2022年と2023年は0回、2024年に2回、2025年に5回、2026年は8回。呼吸ケア専門サロン店主・理学療法士の沼田拓也が、国の文書で睡眠がどう扱われてきたかを実際の本文を追って解説します。睡眠障害が疾病として明記され、個人の努力から企業・保険者の取り組みへと位置づけが変わってきました。

◆このエピソードでわかること◆

・骨太方針の「睡眠」の登場回数は 0回(2022・23年) → 2回(2024年) → 5回(2025年) → 8回(2026年)

・2026年は睡眠障害が疾病として明記され、健康経営の中で企業・保険者が取り組むものになった

・運送業が名指しされる背景に、睡眠時無呼吸症候群による居眠り運転と対策マニュアルの流れがある

◆チャプター◆

ダイジェスト

睡眠は何回出てきたか

2024年:初めて登場

2025年:一つの文になった

なぜ運送業が名指しか

2026年:8回に増えた

睡眠障害が疾病として明記

個人の努力から企業の取り組みへ

まとめ

前回の動画(息を吐くことと循環)もあわせてどうぞ。

呼吸や眠りのお悩みは、札幌の呼吸ケア専門サロン「えんのした」へ。ご相談・ご予約は HP から。

呼吸ケア専門サロン「えんのした」店主・理学療法士の沼田拓也が、呼吸・睡眠・からだの整え方をゆるく話す番組です。

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#睡眠 #骨太方針 #健康経営 #睡眠時無呼吸症候群 #睡眠障害 #予防医療 #呼吸 #えんのした #呼吸ケア

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サマリー

政府の骨太方針で「睡眠」の登場回数が、2022・2023年の0回から2024年2回、2025年5回、2026年8回へ増えた経緯を本文に沿って解説する。2024年は睡眠対策やウェアラブル端末のライフデータ、2025年は運送業の睡眠・睡眠時無呼吸対策、医療アクセス、研究、健康経営などが一つの文章にまとめられた。2026年には睡眠障害が疾病対策の対象として明記され、企業と保険者による健康経営や睡眠データ活用、市場・企業支援へと位置づけが広がった。運送業では、睡眠時無呼吸症候群や睡眠不足による事故・ミスの防止が背景にあり、今後は個人だけでなく組織として睡眠を扱う必要があると語る。

骨太方針で増える「睡眠」の登場回数
2025年には5回ですね、出てくるようになりました。 これが2026年になると8回まで増えてきています。
睡眠障害がですね、こういう疾病としてちゃんと認定されるような形の書かれ方になっております。 睡眠は非常に国家としても大事にされていると。
はい、今回はですね、日本の最重要経済文章に骨太方針というものがあるんですけれども、 その骨太方針に睡眠が随分最近多く取り上げられるようになってきたよって話をしたいと思っています。
一番最近出たのが2026年の骨太方針なんですけれども、そこではですね、睡眠が約8回くらい文章の中に出てくるようになりました。
これ経負を見ていくとですね、2022、2023は1回も出てきていないんですけれども、 2024年に2回出てくるようになって、2025年には5回ですね、出てくるようになりました。
これが2026年になると8回まで増えてきています。 これ回数はそれほど全体の中では多くないんですけれども、
国もですね、十分睡眠というものを重要視してきている 示唆があるかなというふうに思っています。
このあたり今日はですね、経負をちょっと解説をしていきたいと思っています。 これ計測方法なんですけれども、PDFが出ているので、それをざっと笑っていってですね、
単語、キーワードがいくつ出てきたかということで計測をしています。 行とかじゃなくてキーワードの回数ですね。
それが2022年、2023年は0回だったものがだんだん数が多くなってきて、 2026年は8回まできたよというところになります。
2024年:睡眠対策とPHRで初登場
これ見ていくとですね、2024年の初登場した時ですね、 これどんな感じで出てきたかというと、本文をざっくり見ていきますが、
がん対策とか循環器対策、難聴対策、難病対策、 遺植医療対策、慢性腎臓病対策、アレルギー対策、依存症対策、栄養対策の次に睡眠対策という言葉が出てきています。
その後にCOPDの対策とか予防接種しましょうとか、そういうのは出てきているんですけれども、 ここで初めてですね、骨太方針の中に睡眠というワードが出てきました。
同年2024年の本文の中の別の部分で、これは個人健康記録の文脈ですね。
ウェアラブルデバイスに記録されるライフデータ、睡眠、歩数等を含むPHRについて医療や介護の連携を視野に入れた活用を図るとともにという内容で出てきています。
これが初めて骨太方針の中に睡眠が出てきたタイミングですね。
2025年:運送業と睡眠対策が明記
次、2025年なんですけれども、ここ少し大きくなってきていて、キーバードさっき5個というふうに言ったんですけれども、
1つの独立した文章として睡眠が扱われるようになってきました。
本文を読み上げると、運送業での睡眠・事務呼吸対策、睡眠障害の医療アクセス向上と睡眠研究の推進、
睡眠ガイドライン等の研究啓発、健康経営の普及、睡眠関連の市場拡大や企業支援に一層取り組むという文面で出てきております。
前の年はですね、睡眠とか単語だけだったんですけれども、2025年はこうやって一つの文章として睡眠ちゃんとしましょうねという形で、
これは研究もそうだし、治療もそうだし、民間の対策としてもそういうふうに書かれた一文となっております。
これ注目なのが運送業に特化したというか、運送業という具体名を取り上げられた掲載になっているんですよね。
運送業が名指しされた背景
これなんでその運送業が出てきたのかっていうのは、この事件があったからとか、この事故があったからみたいな話ではないんですけれども、
おそらくいろいろありましたよね。例えば、学生さんを送迎しているバスの運転手が眠りしちゃったとか、いろんな事故はあったんでしょうけれども、
一つ起点となっているのは新幹線の板増し事故です。これは運転手の方が一定期間、8分くらい眠りをしてしまったよというのと、
その運転手の方が睡眠事務呼吸症候群とSDSと診断されていたというのがあってですね、
これが社会に認知される一つのきっかけになっていて、これが一つあったので、睡眠事務呼吸症候群の対策マニュアルを策定しましょうという動きが急激に高まっていました。
これ新幹線の事故から4ヶ月後くらいのスパンなので、かなり急いだ形での策定となっていて、
これが2007年、2015年と改定が重ねられてきて、今回というか2025年7月の骨太方針のこの文章という流れが一つあるかなというふうに思っています。
2026年:予防医療と睡眠障害
次、2026年ですね。ここで最近出た文章で、7月27日に閣議決定された文章ですけれども、
これかなりワードとしては多く得られてきていまして、これも少し読み上げていきたいんですけれども、まず本文の中で攻めの予防医療という項があってですね、この一文は
高年期世代の女性への医療の推進や女性の健康総合センターの機能強化、プレコンセプションケアの推進、5カ年計画の工程表の策定と実行、
企業と保険者のコラボヘルス、睡眠対策を含む健康経営の推進等、予防健康づくりを支えるヘルスケア産業の育成等を図るということで、
攻めの予防医療で書かれている項でこんな感じの内容が書かれています。
つまり睡眠というのは、いろんなものの病気とか怪我とかを事前に予防する、抑えるという意味でしっかり寝れた方がいいよねというのが
歌われているということになりますね。
これはちょっと余談なんですけれども、個人的にはですね、攻めの予防医療、攻めるっていうのはあんまりピンとこない言葉ではあってですね、
以前Xとか見ていても、攻めのリハビリテーションみたいな言葉が、おそらくこの影響なんでしょうけど、結構使われるようになっているような気配が見えていてですね、
別に攻めも守りもないんじゃないかなと思うんですけれども、一般受けというか認知というか、こういうワードの中、パワーワードみたいな感じで使われるので、
推進とか広まりやすくなればという意図は感じられるんですけれども、その辺りが出てきていると。
次に、疾病対策の列挙という本文の中で、
がん、脳卒中、心臓病その他の循環期、慢性腎臓病、慢性閉塞性肺疾患、慢性頭痛、難病、アレルギー、依存症、難聴、
ここに睡眠障害等の対策、疾病対策や移植医療の対策を推進するということで、
睡眠障害が、こういう疾病としてちゃんと認定されるような形の書かれ方になっております。
なので、眠れないということ自体が、その何らかのトラブルを心身共に抱えていますよねということが、
ここで明記されたということになるんじゃないかなと思うんですよね。
別にこれ、眠れないからなったら病気ですよとか、そういう話ではなくて、
人間は眠るということ自体は、そもそも組み込まれた仕組みになるので、
それが阻害されているということは、体とか心とか、置かれている環境とかに何らかトラブルとかストレスを抱えていますよっていう、
個人の努力から企業の健康経営へ
置かれている状況そのものを気をつけましょうねという意味合いでの解釈として見ていればいいかなと思っています。
もう一個これあってですね、注釈の139というものがあってですね、ここに一文丸々書かれていて、
運送業での睡眠・事務呼吸対策、睡眠障害の医療アクセスの向上と睡眠研究の推進、
睡眠ガイドライン等の普及啓発、睡眠等のデータを活用したサービス創出のためのエビデンス構築支援など、
睡眠関連の市場拡大や企業支援も併せて一層取り組むということで、今も言いましたけど、
さっきの一文とちょっと似ている部分もだいぶありますが、しっかりと一文として睡眠をちゃんとケアして、
データもちゃんと取って、みんなでやっていきましょうみたいなことが書かれています。
ここでも運送業が名指しをされているところがあって、
昨今の流通とか物理の話もそうですけれども、人手不足がかなり深刻化をしていて、
配送はAIとかかなり仕組み化されているんだけれども、届けるということ自体はまだまだ人の手をたくさん使うし、
以前話題になっていましたけど、ライドシェアとか自動運転の話も日本はまだまだ進んでこないので、
実際にAmazonとかネットショップで頼んだ荷物が自宅の玄関先まで届けてもらうということ自体にかなりコストが今かかっている状況で、
運んでくれる方々は結構、やれば確かにお金にはなるんだけれども、かなり長い労働環境とかっていうのがあってですね、寝れてなくて事故になっちゃうとか、
あとは寝ようと思っても睡眠時無呼吸という形で、寝てはいるんだけどちゃんと睡眠としてはカウントできないとか、
質が非常に悪くてちゃんと眠気が解消する、睡眠圧って言うんですけど、眠気が解消されなくて翌朝翌日中も眠くて運転に支障をきたすとか、
仕事に支障をきたすみたいな話になってきてしまうと事故の原因にもなるし、事故だけじゃなくてもミスとかいろんなものの要因になってくるので、
やっぱりみんなでしっかり睡眠はちゃんとしていきましょうっていうのが出てきています。
で、ここのようにですね、だいぶその2022年の辺りからですね、2022年、2023年は一言も睡眠という言葉は出てきてないんですけれども、
23、24、5、6とですね、どんどん睡眠の関連するワードとか文がかなり具体的に書かれるようになってきております。
で、2026年に起きたですね、結構大きい変化としては並列から一体化っていう形になっていて、
2025年とかその前は、みんなで個人がちゃんと睡眠を頑張りましょうみたいな形だったのがですね、
企業とか保健者とか、そういう組織としてみんなで睡眠をちゃんと考えていきましょうっていう一つの取り組みとして書かれるようになってきていて、
健康経営という言葉もですね、骨太方針の中に書かれるようになってきていると。
僕も今スリーププランナーも持っていて、あとは健康経営のアドバイザーも持っているので、
この辺りうまく使っていきながらですね、みんなのそういう睡眠をちゃんとケアできればなということでもこういう発信をしているんですけれども、
興味深い骨太方針に健康経営が出てきたということは非常に興味深いなというふうに思っています。
もう一個の変化としては、エビデンスみたいな形になっていて、データをちゃんと取って市場を作っていきましょうというものが、
こういう骨太方針になっているということで、
睡眠データと研究のこれから
睡眠のデータって非常にまだまだ取れるんですけど、取ろうと思わないで取れないというか、
健康診断とかで血圧とかレントゲインとか取るわけじゃないし、主観評価で寝れてますかとか寝れてませんかって聞くのはできるんですけど、
今ここで僕もApple Watchつけて日々睡眠データ測ってますけど、昨日寝れたのかとか、
睡眠って段階に分かれるんですけど、覚醒の時間が何分ぐらいで、深い睡眠がどのくらいで、浅い睡眠がどのくらいで、
みたいな細かいデータっていうのは取ろうと思わないと取れないし、それを集めるシステムとかではないわけなので、
この辺りはどうやってやっていくかっていうのはこれからなんですけれども、
睡眠をデータがちゃんと取れるよっていうことがちゃんと理解をされていて、
科学をしていきましょうっていうのがここで言われてきているわけですね。
睡眠は本当に科学というか、そもそも人間でちゃんと寝るようにできているはずなので、
それを何が邪魔しているかっていうのを一つ排除するっていうのが一つ睡眠改善には大事なんですけれども、
あとは睡眠のことについてかなり研究も進んでいて、
さっき言った睡眠の階層というか種類も分かれているのも分かってきているし、
いわゆるREM睡眠とかノンREM睡眠っていうのも分かるようになってきていて、
ここはそんなに昔から分かっているわけじゃなくて、比較的新しい研究でもあるんで、
この後は栄養の話とか、あとは光の話とか、あとは体温、深部体温の話も大事だったりするわけですけれども、
この辺りはまた一つ一方の動画にまとめようと思っているんで、
ありふれてはいるんですけれども、整理としては一つ今後出していきたいなとは思っているので、
見ていただければなと思っているんですが、睡眠は非常に国家としても大事にされていると。
睡眠を社会全体で考える意義
これまた余談ですけど、世界的に見てもですね、日本はかなり寝てない国だし、
確か睡眠時間も一番低いくらいの勢いでデータ出ているので、やっぱり国として睡眠をちゃんとしていくっていうのは、
ヘルスケアとか社会保険制度の改革の一つの土台にもなり得るというところで重要なのかなと個人も思っているし、
だんだんそういう風潮になってきているというのがわかるかなというふうに思っています。
今回はですね、政府の骨太方針の中にですね、だんだん最近睡眠が増えてきているよというのをお話をしました。
この辺り、みんな睡眠は大事だって言うんだけれども、なかなか睡眠をちゃんと改善しようという行為とか行いとか対策っていうのはですね、
なかなか取り切れないところもあったり、現実的に難しいとか、今日はいいやみたいな感じに後回しになるとか、
結構そうなりやすい分野でもあるし、ただ翌朝起きたらすっきりしてなくてつらいなみたいな話になるところではあるので、
僕は本業は呼吸の専門をやっていますけれども、呼吸と睡眠も非常に相性がいいものになっていますから、
この辺りも今後いろいろ発信をしていければなと思っております。
はい、今日の動画はこれで以上になります。
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ぜひよろしくお願いいたします。
したっけね。
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