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スピーカー 1
さあ始まりました、なんでも倫理ラジオです。
このポッドキャストは、動物と人間とのより豊かな関係を探索し実現することを目指す、AS-動物と倫理のメディアがお送りします。
進行は私、むらたです。よろしくお願いします。
はい、本日は4人ものゲストにお越しいただいております。
スピーカー 2
4人もの。
スピーカー 1
4人もの。いや、いつも2,3人でね、やっておりますので。
本日は倫理プロトタイピングのプロジェクトのメンバーの皆さんにお越しいただいております。よろしくお願いします。
スピーカー 2
お願いいたします。
お願いします。
スピーカー 1
はい、倫理プロトタイピングは、次世代の倫理を今のうちからSFを通じてですね、施策しておくことで、
これから訪れる倫理的問題への備えを、社会に提供することを目指して活動しておられます。
ということで、まずご出演いただいているメンバーの皆さん順番に紹介していきたいと思います。
まず、代表の八田麗次郎さん、お願いします。
スピーカー 2
はい、初めまして。八田麗次郎と申します。よろしくお願いいたします。
スピーカー 1
そして、研究チームの竹下雅史さん。
スピーカー 2
はい、いつもの竹下です。よろしくお願いします。
スピーカー 1
そうです、いつもの竹下さんです。お願いします。
それから、同じく研究チームメンバーの河野陸さん。
はい、よろしくお願いします。
お願いします。
そして、研究チームメンバーでSF作家の人間六郎さん。
スピーカー 2
よろしくお願いします。人間六郎です。
スピーカー 1
お願いします。
はい、ということで、早速どんどん倫理プロトタイピングについて、代表の八田さんに順番に聞いていきたいと思うんですけど、
まず、倫理プロトタイピングとはズバリ何なのでしょうか。
スピーカー 2
ありがとうございます。
先ほどおっしゃっていただいたように、倫理プロトタイピングというのは、フィクションによって倫理的な課題に取り組む、もしくは倫理を構想する、新たに考えてみるとか、そういうことです。
なので、キーワードとしては倫理とフィクション、この2つを掛け合わせたものが倫理プロトタイピングです。
これまで、倫理プロトタイピング、フィクションというものは、例えば思考実験を提示する時とかで、哲学とか倫理学の議論においても用いられてきたんですが、それをメインで使うようなことはなかった。
そこで他方でフィクションを使うことによって、当事者の目線から具体的な倫理的な課題とかを構想することができる。
我々はそこに着目して倫理にフィクションを投入しようと。逆に倫理学的な議論の成果をフィクションに落とし込もうと。
それによって人々が倫理学の議論をより密接な仕方で、身近なものとして理解することができるんじゃないだろうかと。
この点でも倫理プロトタイピングというのは、アウトリーチにおいても有効活用できる。そのような研究、プロジェクトとして考えております。
スピーカー 1
なるほど。今まで思考実験から倫理学を考えるということは多くありましたけど、
それを逆に倫理学で研究してきたものをフィクションに持ち込んで、落とし込んで、なおかつ市民の皆さんが参画しやすかったり、アウトリーチしやすかったりするという。
このプロジェクトの立ち上げの経緯はどんな感じだったんですか?
倫理プロトタイピングという考え方自体は、実は僕、それ考えができた時点ではまだいなくて、
その時は河野さん、竹下さん、高江さんという方がいらっしゃるんですが、その研究者たちでこれを構想しておりました。
スピーカー 2
そこである時、倫理プロトタイピング関連で河野さんが学会発表されていたんですね。
そこで僕がその発表を聞いていて、すごく感銘を受けたというのもありまして、
そこから皆さんとつながるようになって、現在ではいろいろプロジェクトを進めていく上で、私が代表となってやっているという形になります。
スピーカー 1
じゃあ具体的な立ち上げの経緯だと、私と竹下さんと高江さんがちゃんと倫理プロトタイピング、フィクションで倫理学を考えようと言い出したのが多分前回の動物倫理かいぎの時だったかな。
そのちょっと前に人間六度さんから私に倫理学者、自分のSFアンソロジーに倫理学者としてコラムを書いてくれと言われていて、
人間六度さんに私があなたのSFアンソロジーでコラムを書くから、今度動物倫理の同人誌を出してくれと頼んだのが橋森です。
その時はもっとより具体的に、人間六度さんに動物倫理の短編を書いてもらうとか、そういう話だったように記憶しています。
それが高江さん、竹下さんに相談する中で、もっとこれってより広い範囲に適用できるんじゃないかということになって話が広がったのが倫理プロタイピングです。
河野さんと六度さんが先に出会って、その中で倫理プロタイピングのアイデアが浮かんできたという感じなんですかね。
スピーカー 2
後でSF大会についてはまたお話しすると思いますけれども、
もともと私が河野さんと出会ったのはSF大会、去年の鎌田で行った鎌コンのSF大会で、今も学生ですよね、河野さんは。
で、いろんな大学のSF研の人たちを集めて、最強のSFを決めるみたいなハッチャギ企画をやって、22人くらいが登壇するっていうギチギチの企画をやったんですけど、
スピーカー 1
河野さんが。
スピーカー 2
河野さんがベラボーによく喋られていたので、めっちゃ喋るやんと思って、それがすごく面白くて、そこからこういうのが生まれた形になった。
スピーカー 1
河野さんはもともとSFにずっと関心があったんですね。
そうですね。楽しかったですね、去年も。
そんな感じで立ち上がった倫理プロトタイピングのプロジェクトですけど、どんなメンバーで構成されているんでしょうか。
スピーカー 2
まずここにいる4名の方と、プラス、今回のプロジェクトを進めていく上で副代表としてやっていただいている高井かなこさんという研究者がいらっしゃいまして、その方もチームに入っております。
さらに永戸祐介さん、大阪大学の講師ですけど、その方も入ってくださっていますし、その他にも佐藤隆輝という理系の博士人材と企業をつなぐための会社とかプロジェクトを企業としてやっているグルービオという会社なんですが、
その代表取締役の方もいらっしゃって、我々としてはこのプロジェクトを通して企業とか市民とか倫理学アカデミアの外にできるだけ伝えていこうと、外とつながろうという意図があります。
スピーカー 1
なるほど、研究者だけで構成されているわけではないっていうことなんですね。
その研究者の皆さんはどういう専門の方がいらっしゃるんですか。
スピーカー 2
まずこれは僕から、僕の専門は倫理学です。哲学倫理学で、それにプラスで心理学的な知見も援用するので、道徳心理学も専門分野の中には入っています。
研究テーマとしては道徳廃償という考え方。さらに道徳の有害性みたいなものをテーマにした研究をしております。
端的に言うと道徳はいらないのかとか、道徳が有害なんじゃないかみたいなリサーチクエスチョンの下で研究をしています。
スピーカー 2
まず一旦僕の研究内容はそんな感じです。
スピーカー 1
順番に研究者のお二人からも聞いていきたいですが、竹下さんの研究テーマはどういったところでしょうか。
このpodcastでは何度か述べていますが、竹下さんの専門は一応AIの研究と倫理学の研究という形で、AI倫理の研究も同時にやっているという形になっています。
スピーカー 2
あとは動物倫理とか幅広くいろんな倫理学とかAI技術の理系的な方も同時にやっているという感じになっていて、
多分唯一の理系の研究も同時にやっているチームメンバーなんじゃないかなというふうに思います。
AIとSFはすごい親和性ありそうでいいですね。
スピーカー 1
河野さんの専門はどんなところですか。
一応倫理学と言っているんですけど、専門は医療倫理で、研究家は公衆衛生の研究家なんです。
私は倫理学の理論じゃなくて、医療倫理にまつわる政策決定とか市民参加とかそういうことを倫理学周辺の社会的状況が専門です。
公衆衛生なので理系っちゃ理系なんですけど、専門は医療倫理の市民参加とか医療倫理教育とかその辺りだと思います。
スピーカー 1
ありがとうございます。
他の研究メンバーの皆さんもそういった、主に倫理学、哲学周りの方って感じですかね。
スピーカー 2
そうですね。高江さん、高江かな子さんは動物倫理、応用倫理を中心としていますし、長田祐介さんも応用倫理学とか人生の意味の哲学とかそういった倫理学に関連するものが研究テーマとされています。
もう一個佐藤隆輝って方は会社やりながらも一応生命理工学の博士課程の院生でもあって、彼はバイオの研究をしています。
スピーカー 1
この流れで六郎さんにも、研究の専門っていうことではないですが、これまでの取り組んできたテーマだったりお聞きしていいでしょうか。
スピーカー 2
そうですね、基本的にエンタメ作家なので、文学とかではなく、文学とエンタメはちょっと二文的に分けるのもあるところだと思うんですけど、
SF作家ではありますけれども、同時にSF的な想像力を用いていろんなエンタメを作っている。
スピーカー 2
例えばノベライズとか、僕はすごいボーカロイドが好きなんですけど、ボーカロイドの楽曲のノベライズとかの仕事をさせていただいたりだとか、
あとは、ガッツリSFじゃなくてちょっとSFを用いたような、SF的な想像力から二端を発したような現実の世界の話とかも書いてありまして、
でも占領作家として活動しているという形になりますね。
自分のやりたいことじゃないですけど、SFってすごい遠いものっていうのと、すごい身近な生活っていうものを接続するっていうのが自分の中には結構大きなやりたいことの一つかなというのがありまして、
あとは、僕投票した経験があるので、ちょっと19歳あたりから23歳くらいまで投票しておりまして、
そういう経験からやっぱり介護とか福祉とかについて、介護とか福祉にむちゃくちゃなSFをぶち込むみたいな、むちゃくちゃな介護が起こっているみたいなこととかがすごい好きだったり、
この前、政務省日本庁編部も撮らせていただいた、ラクリンの名は人という小説があります。
早くわかりにくいやつがありますけれども、それも介護ロボットが食卓殺人の罪を着せられて、逃げるみたいな話なんですけど。
なので、生活がテーマとSF作家と捉えていただいて大丈夫です。
スピーカー 1
生活がテーマ、なるほど。
倫理プロトタイピングのこのプロジェクトのこれまではどういった活動をされてきたんでしょうか、八太さんに。
スピーカー 2
現時点ですとまだSF大会での発表のみとなっていますが、これから結構倫理プロタイピングの活動が増えていくだろうと、活動する予定がございまして、
例えば9月12と13にサイエンスアゴラっていうお台場で展示会みたいなのがあるんですが、そこで我々が一枠出展させていただくことになりました。
スピーカー 2
この倫理プロタイピングを展示するんですが、簡単に言うと我々で倫理学的にいろいろ議論した内容を六度さんの小説に落とし込んで、
それを参加者の皆様に配って、そこから倫理的なことを一緒に考えたり、アンケートに答えてもらったりっていうのをする予定です。
他にも例えば12月にSTS学会っていうのがあるんですが、そこでサイエンスアゴラでの報告、成果を報告するとか、現状研究がどれくらい進んでるかっていうのを報告する予定です。
さらには現在今アカデミストプライズというものに採択されまして、我々が今ここにいる4人とプラス先ほど申し上げたメンバーみんなで一つのチームとなってクラウドファンディングを行う予定です。
なのでぜひお願いいたしますということで、
スピーカー 1
ぜひ応援しましょう。
スピーカー 2
このアカデミストプライズを通してクラウドファンディングをして、数多くの人にこの倫理プロタイプを届けたい。
その背景には倫理の面白さを届けたいっていうのがありまして、
クラウドファンディングの返礼品のところにも企業とのワークショップとか、企業との個別ディスカッションみたいなものも含めております。
その点では企業の方々にもぜひ届けたいと。
スピーカー 2
一緒に議論したいっていう意図もございます。
これを機にアウトリーチができればなというふうに考えております。
どうぞご支援お願いいたします。
スピーカー 1
はい、みなさん支援しましょう。
お願いいたします。ありがとうございます。
ちなみにクラウドファンディングの資金はどういったところに使われる予定なんですか?
スピーカー 2
そうですね、成果物を作る、研究プロジェクトの成果としてフィクション作品を作ろうと、
ロクドさんによるSF小説を作ろうと考えております。
ロクドさんはじめ他の作家が一緒にそこに加筆というか、一緒に書くかどうか、寄稿するかどうかわからないですが、
一旦我々の理学の議論の成果、研究の成果をフィクションに落とし込むというところで、
スピーカー 2
その費用ですね、そのSF作品。
リンリンの話ってこれは…
そうですね、リンリンの話です。
はい、問題ありません。
そうですね、研究、自分は研究結果という形で、それが何がそれに与えるのか教えてもらうことによっては今後わかっていくと思うんですけど、
自分としては、ある程度エンタメの形に落とし込んで、そのままアウトリーチというか、人口に感謝するような形に加工するということが指名だと思っておりまして、
それを成果物としてわかりやすい形の同人誌と言いますかね、本にまとめたいと思っております。
というのが一つありますね、その費用としては。
それの制作費が一つですね。
はい、その他にも学会を参加する…
スピーカー 1
ワークショップとか行きたいですね、バイオニクとか、いろんな作家さんを交えて。
あと、もしすごいお金が手に入ったら、出版社の企画を持ち込みやすくなるかもしれない。
もともとは動物倫理を教える形じゃなくて、エンタメという形で人々に知らせようというところから始まったから。
動物倫理についてのSFの本とか出してみたいですしね。
そういうことに使われ、私は使いたいなと思っています。
いろんなテーマで商業的なラインに乗せていきたいですね。
スピーカー 2
やっぱりアウトリッジを行うにあたっても、いろんな、全国つつ裏裏行かなきゃいけないので、そうなった時にもやはりお金がかかるというところです。
スピーカー 1
これから大きくなっていきそうなプロジェクトで、まずはクラウドハンディングの成功を願っておりますが、
これからアカデミストプライズだったり、サイエンスアゴラで一段本格化していくという形ということですね。
今ちょっと話していただいている中でちょっと垣間見えるところもありましたが、
改めて皆さんがどういう意義を感じて、どういう問題意識を感じて、このプロジェクトに参加しているのかというところを改めてお聞きしていきたいんですが、
じゃあ八太さんからお聞きしていいでしょうか。
スピーカー 2
ありがとうございます。僕はこのプロジェクトに意義を感じている部分として、
従来の啓蒙型の倫理学的な議論というのが、あまりうまくいっていないんじゃないかという問題意識を当初持っておりました。
特に私の研究テーマは道徳廃止だとか、道徳の有害性みたいなことなんですけど、
道徳的な議論を一方的にするっていうのは、ほとんどの場合において相手を強要することになりますし、
それで相手が逆に抵抗して、より自分の立場を固執するみたいなことも全然あることだと。
そうなった時に、社会変革を行っていくとか、より良い社会を作っていくってなった時に、あまり道徳とかを前面に押し出さない方がいいんじゃないかというふうに思っておりました。
そこで倫理プロタイピングと触れたことで、フィクションを使えばもしかしたら人の態度とかっていうのは変わるかもしれない。
そして楽しい仕方で変わるかもしれないし、当事者意識を持って変えることができるんじゃないかというふうに考えました。
そこで倫理プロタイピングに私は意義を感じているというところです。
スピーカー 1
では竹下さんはいかがでしょうか。
スピーカー 2
そうですね、私もこれまで倫理学を学んできて、人とディスカッションとかしたりする中で、例えばその反差別をどう広めるかみたいなことをやってきたんですけど、
思った以上に人は動いてくれないし、全然考えを変えてくれないし、
何でも倫理のこのポッドキャストをやっているのも、ある種の論章、哲学者がよくやってきた論章ということではなくて、
スピーカー 2
全く別の形で倫理学とか倫理の面白さを届けるという一つのコンテンツのあり方だと思って、この3年くらいやってきましたけど、
やっぱりもうちょっと一方的に単に伝えるというだけじゃなくて、
いろんな人たちとインタラクティブに一緒にやっていくみたいなのは、実はもうちょっと重要なんじゃないかなというふうに思っていて、
動物倫理かいぎも実はそういう意味ではその一つの試みなんですけど、
それ以外のプロジェクトとして、もう一個ナラティブを、小説を使う、フィクションを使うというところで、
倫理プロタイピングという方法にもちょっと手を広げていきたいなというふうに思っているし、
これがうまくいってほしいなあみたいなことを考えています。
スピーカー 1
ありがとうございます。では河野さん、いかがでしょう?
プロ礼ヤーがあって、自分の専門分野に近づけて言うと、
スピーカー 1
医療倫理を考えていくとき、例えば着症前診断とかそういう人工死去とかそういう倫理を考えていくときは、
どうしても今後自分たちが使うかもしれない医療技術が勝手に誰かに、
もし自分たちが新しい医療技術を使うなら、その技術の倫理を使う人たちも決めなきゃいけないと思っていて、
今の倫理学の議論だと、やっぱりどうしても専門家とか倫理学者が、
ちゃんと医療倫理の政策に関与している方と全くそんなことはないんですけど、
それもまた倫理学の影が薄いからでもあるんですけど、
今だと専門家が勘で決めていることにみんなが従うみたいになっていて、
それは良くないだろうというのが専門としてあって、
個人的に関心がある動物倫理とかそういうことにもっと絡めて言うと、
私は動物倫理のことをめちゃめちゃ面白いと思っていて、
突然その概念を知ったことによってお肉が今後食べられなくなっちゃったりしたら、
食べられなくなっちゃったんですよ。
それは人の人生をガラッと変えるという点で、
例えば法律が1個変わるとかよりももっと大きなことだと思いますし、
そういうものが広まった後にどういう世界になるか、私はすごく見てみたくて、
例えば今、レーションされているヴィーガンっていうことを聞くと、
なぜか肉を食べないお菓子の人たちってなってると思うんですけど、
それが例えばSF小説とかで普段読んでいる作品で、
肯定的にヴィーガン書かれていたとして、
例えば、「星パシャメルだしていいか分からないか」
スピーカー 1
有名な少年漫画誌にヴィーガンの主人公が出てきたら、
それだけでも日本社会って、私は変わると思うんですよ。
フィクションってそれぐらいの力があると思うので、
そういうふうにあったときの世界を見てみたいので、
そのために、そういう手段でしか成し得ない社会変革もあると思っているので、
その点で私は倫理学のフィクションを普及したときに、
世界がどうなるか見てみたいですね。楽しみにしています。
では、六郎さんはいかがでしょうか。
スピーカー 2
そうですね、そもそもSF小説っていうのは、倫理的な部分に、
今の倫理的に超越、かなり今とジャンプした倫理感を提示して、
現代の社会構造を問い直すみたいな役割があるとそもそも思っていて、
そもそも多分私は、めっちゃインモラルのことを僕はよく考えていて、
極論をめっちゃ考えているわけですよね。
これくらいの極論になったら、人はどう感じるかっていうところで、
ひるがえって今のこの倫理的に、倫理感って正しいのかみたいなことを問いたいというのがいいとしてはあるので、
そういう試みを小説とかではやってきたかなと自分では思っておりまして、
例えば、オシはまだ生きているかという短編集の中にある完全努力主義社会とか、
そういう短編があるんですけれども、
これは努力、今の社会って成果主義ですよね。
スピーカー 2
そうじゃなくて、すべてがどれくらい努力したかによって判断される社会になったらどうなるのかみたいな。
そういう社会では、私はリハビリしている人が最もお金を稼ぐみたいな。
スピーカー 2
リハビリしている人が英雄になるみたいな。
逆にすごい能力が高い人たちは優生人類と呼ばれて、
優生人って優性学の優性からちょっともじっているんですけど、
だからGはそのままにならないようにしてるんですけど、
そいつらはお前らは別にできて当たり前ではねえみたいな。
スピーカー 2
侵略者とずっと戦い続けてるんですけど、
お前らはできて当たり前ってずっと言われててめっちゃかわいそうみたいな。
これはちょっとそういう、ちょっとおふざけも入って、
おふざけというかちょっとそういうキッチュな考えも入ってですけど、
そもそもSFはね、そういう倫理的な部分に踏み込んでるなと思うので、
やってることは割と今までと同じというか、感じはありますね。
スピーカー 2
あまり飛躍がないですね、この企画は。
自分らがね、実続きな感じがします。
スピーカー 1
誘いを受けて、実続きな感じで、
ああ面白そうだなっていうので自然と参加することになったっていう感じなんですかね。
スピーカー 2
それもありますし、やっぱりクリエイターってクリエイターで固まるんですよね。
クリエイターの思考ってすごい狭いんで、やっぱりエコーチェンバーになっていくんで、
今回コーンさんと繋がったことで、
竹下さんとも繋がれたし、ヤウツさんとも繋がったし、坂井さんとも繋がれたし、
学問肌の人たちの考え方とかを吸収できる。
スピーカー 2
あとは、パルソナル分析できるじゃないですか。
学問的な人たちの差ってどういう奴らなのかってことが分かるから、
めっちゃありがたくて。
だから自分がこれまで閉じこもっていたコミュニティ、
一歩外に出るっていう意味でもすごく意義があると、個人的な話ですけどね、と思っております。
スピーカー 1
なるほど、そういう作家活動に。
そういうわけで、皆さんの感じている意義とか、
ここに参加しているモチベーションを聞いてきましたが、
そうですね、倫理が重要な、医療とかもろもろ重要な決定の局面で、
顧みられてなくて、でも私たちはこう、聞いてよって、
なんというか、啓蒙的な感じで、
絶対こっちやるべきでしょみたいな、
押しつけがましくも捉えられてしまうようなところは、
結構ずっと感じているところなので、
すごい皆さんの問題意識に共感しました。
そうですね。
でも、この押しつけとか、啓蒙啓蒙っていう道だけでは、
うまくいかない部分を越えていくっていうのもそうですけど、
SF的に極論を考えて、今を問い直すみたいな、
それそのものが面白いっていうこととか、
動物倫理が面白いみたいなのもそういうところかなと思うので、
シンプルに面白いんだよっていうところで、
突き進んでいけるっていうのも、
すごい素敵だなというふうに聞いていました。
スピーカー 1
これからどんどん広がっていくことに期待というところですけど、
これまでの活動として、
紹介されていたSF大会の登壇についてちょっと聞いていきたいんですが、
六郎さんに聞いていきたいんですけど、
まずSF大会ってどんなところなのでしょうか?
スピーカー 2
SF業界ってファン文化が結構盛んなんですね、まず。
いろんなところで、
ファンダムが作った集まりみたいな、交流会みたいなのがあるんですよね。
その一つにSF大会がまずあるんですよ。
スピーカー 2
ただその一番でかい、日本の中では一番でかいSFの集まりなんですけれども、
それが毎年行われておりまして、
スピーカー 2
ちょっとその場所がこう変わるわけですね。
だからそのオリンピックみたいな感じで、
地方のファンたちが来年は打ち返りたいみたいなことを言ったりして、
場所がいろいろ変わっていくわけですよ。
それで今回大分でSF大会がありまして、
結構遠くて、
飛行機でみんなで行ったんですけど、
そこで自分はもうずっとSF作家になってから、
ほぼ毎月SF大会に行ってるんですけど、
スピーカー 2
毎年SF大会に行ってるんですけれども、
今回ちょっとその企画をやらないかみたいな話になりまして、
それで、
そうですね。
SF大会はどういうところかというと、
まずファンが集まる場ですね。
でもそこには作家たちも集まって、
SF業界全体を盛り上げていこうみたいな感じの、
スピーカー 2
よく言うとわきあいあいとした、
ちょっと悪く言うと球体依然だみたいなところがあるんですけど、
のほほんとして言われると集まり、
めっちゃ商業商業っていう感じではない、
温かい場所ではあります。
そこでもう、
僕は企画を4つくらいやったんですけど、
じゃあ今回。
はい。
ポッドキャストの公開収録と、
スピーカー 2
僕の父親がサンタへ呼吸を下ろすっていう回と、
サンタってSF小説があるんですけど、
スピーカー 2
サンタへ批判するっていうやつと、
あと、
友達の作家と、
今さらターミネーター2を語るっていう企画と、
あとリンリなんですけど、
もう圧倒的な盛り上がりだったんですよ。
リンリプラスタイピングの。
スピーカー 1
すげー。
スピーカー 2
すごい。
盛り上がり方としては、
質問っていうか、
これはどうなんですかねみたいな、
めっちゃ飛んでくるんですよ。
スピーカー 2
それに対して、
しっかり答えられる人がいたっていうのが、
すごい盛り上がりどころだった。
スピーカー 2
もちろんタケシさんとヤシさんが、
バシバシ答えていくわけですね。
コウホーさんと僕が走っているっていう状況なんですけど。
やっぱりみんなリンリ的な疑問って抱えてて、
でも多分相談する相手は当然いないわけですよ。
だからみんな飲み会で会話するしかなくなってて、
飲み会でローカルリンリ会議を、
みんなね、全ての人類がやってると思うんですよね。
スピーカー 2
そこに明確な答えをピタッと答えてくれる人たちと、
出会う機会に恵まれているだけだと思うんですよ。
スピーカー 1
出会っちゃったからすごい盛り上がったんですね。
スピーカー 2
そう。爆盛り上がりで。
へー。
最前列に人がむちゃくちゃ質問し続けて、
あなたちょっともうダメです。
ちょっと言い過ぎですみたいな。
他の方もあるんで。
めっちゃマイク回して。
スピーカー 1
竹内さんの爆笑を重ねてすごかったです。
喋るたびにドットパーが湧くみたいな。
なんで?
ラディカルなこと言い過ぎみたいな。
スピーカー 1
あーもう。
スピーカー 2
ここと参加者の皆さんは種差別主義者だと思いますけど、
みたいな煽り散らかしたりとかしてた。
スピーカー 1
私主義者の皆さんみたいな感じだったから。
スピーカー 2
シンプルに竹下さんがめっちゃ喋るから。
竹下さんをちょっと一回いいですか?みたいな。
他の方に聞くもんみたいな感じもしてました。
スピーカー 1
楽しそうだな。
企画としては何ですか?
参加者の皆さん、聴衆の皆さんとディスカッションするってことですか?
スピーカー 2
ディスカッション自体が企画というよりは、
一応タイトルが倫理を使って世界を壊すっていうのがタイトルでして。
世界というのは、
旧大全とした凝り固まった倫理の世界みたいなものを私は想定して、
それをスクラップ&ビルドしようみたいなことだったんですけども、
とりあえずトロッコ問題とかそういうわかりやすい問題から入っていって、
いくつかトピックが用意していたんだけど、
スピーカー 2
あんまトピックで話すっていうよりは、
質問がバッて来て、それに対してガンガン話したりして、
こっちでもガンガン議論したりして、
途中で竹下さんとヤウトさんが喧嘩し始めて、
僕たちが見てて、超面白いなこれみたいな。
倫理学者と倫理学者が喧嘩してるの見るの面白いですよ。
スピーカー 1
面白いです。
2人でバチバチやってたんですか?
スピーカー 2
やってましたね。
ヤウトさんが道徳廃止論っていうのを研究かつ支持していて、
スピーカー 2
道徳ない方がいいって言ってて、
私はある方がいいって言ってて、
なんでなのかみたいな。
途中、フロアを置いてけぼりにして、我々で話してた。
学会懇親会でやるような感じで議論しちゃって、
2人だけの世界に入り込みそうになってて、
止めてもらいましたけどね。
スピーカー 1
それはそれでいいですね。
スピーカー 2
いや、いいんすよマジで。
スピーカー 1
干渉しちゃいますね。
道徳廃止論っていうものと、
モラルサイコパスっていうのがいるので、
倫理学者が教えるみたいな形じゃなくて、
倫理学ってこんな感じなのか、
絵みたいな感じになってたのでよかったです。
モラルサイコパスっていうのが竹下さんのことですか?
スピーカー 2
よくわかりました。
モラルサイコパスやばいな。
スピーカー 1
道徳以外何もないみたいな。
そんなことないからごめんね。
でもなんか、
スピーカー 2
自分は本物のモラルサイコパスじゃないんですけど、
おもろさのためにモラルを脱ぐっていう動作をしすぎたことによって、
あんまりモラルをまとってない善良みたいになってるところがあるんですよ。
スピーカー 1
モラル善良。
スピーカー 2
モラル善良なんですよ。
いろんな人から相談とか受けたときに、
相手がいかにやばい状況にいようとも、
全く動じなくなってしまったっていうのが。
逆らかる。
スピーカー 2
逆らかる。
まず、こいつやべえなじゃなくて、
面白い状況だなみたいな。
詳しく聞いて、
絞れるだけ情報を絞らないとみたいな気持ちになるんで。
すげえな作家話。
スピーカー 2
倫理学者と倫理学者を喧嘩させるっていう、
お膳立てをするだけでお金取れるから。
俺は確信してるよ。
スピーカー 1
やりたいよね。
倫理学者と倫理学者のモンティパイソンみたいな感じ。
正しい方を殴り合って決めてもらいますみたいな。
喧嘩させたい。
スピーカー 2
ゴングっていうので、番組作りする。
スピーカー 1
ゴングやりたい。
スピーカー 2
倫理ゴング。
学者と学者が別の論で殴り合うっていう。
スピーカー 1
なるほど。
悪役レスラーみたいなヤウトさんが。
スピーカー 2
ヤウトさんが悪役レスラーなんだ。
僕は悪役ですか?
スピーカー 1
どっちだと思う?竹下さんかな?
スピーカー 2
僕の方が悪役より良いですよね。
表面上は道徳やめた方が良いとか言ってるんで、
ヤウトさんの方が悪役っぽいんですけど、
スピーカー 2
道徳やめた方が良いのはみんなにとって良いからだよみたいなことを
ヤウトさんは途中から言い始めるんで。
途中から言い始めましたね。
面白い。
ちょうどアカデミストプライズの返礼品のところに
配信イベントっていうのを
すいません。
アカデミストプライズの返礼品のところに
配信イベントっていうのを設けたので、
SF大会でやったようなやつを
もう一回配信すれば
とにかく何百人でも同時に見ることができるので
あれをもう一度やろうと思ってます。
さらにブラッシュアップしてやろうと思ってますので
スピーカー 1
喧嘩がパワーアップしますよ。
スピーカー 2
見に来てください。
めちゃくちゃ面白い。
スピーカー 2
喧嘩企画やりましょうね。
ゴング作るようになる。
スピーカー 1
ズームの背景をプロレスの赤と青にしてさ。
スピーカー 2
1000人くらい来たらどうします?
スピーカー 1
そういうYouTubeもやりたい。
スピーカー 2
倫理学者喧嘩プロレスYouTuberみたいな。
コメントもそのまま。
今日はこいつとこいつみたいな。
スピーカー 2
それ絶対面白いですよ。
そうなんですよ。
スピーカー 2
ブ礼キングダウンの学問版みたいな。
スピーカー 1
本当ですか?
スピーカー 2
野生の学者たちがいっぱい集まってきて。
スピーカー 1
やりたい。やろう絶対。
やりましょう。
スピーカー 2
聞いてる側が一切わからないネタで
ブ礼キングダウンしててほしいんだよね。
領収域学の話なんか。
領収域学研究してる2人とかが。
スピーカー 1
確かに。
見ちゃうかも。
スピーカー 2
学問馬鹿にしてますよね。すみません。
いやいやいや。
エンタメ大事なんでね。
学会ってそういうことだからさ。
スピーカー 1
みんな学会で喧嘩してるから。
スピーカー 2
学会はそれを超スマートに
かつきちっとしたみなりって
あんまりきちっとしたみなりの人いないけど
学会って。
一応建前としてはみんなちゃんとしてるけど
でもやってることは結構
こっちの立場の方がどうだとか
私の手法の方がいいんだとか
そういうことばとってるんで。
スピーカー 1
批判相手が弱すぎるコメントが来てた。
この前。
竹下さんが学会発表聞いて
あなたの発表は
敵が弱すぎるんじゃないですかって
じゃあ強い敵を探します。
褒めてるのかしら。
大体そんな感じ。
スピーカー 2
私そういう質問そういえばしてましたね。
スピーカー 1
うん。してました。
強い方がいいから戦う相手は。
弱い敵を戦ってると
学会で怒られる。
強くならないと。
スピーカー 2
やっぱ研究っていうのは
強い敵倒してなんぼなんでね。
スピーカー 1
そう。
スピーカー 2
最高っすね。
スピーカー 1
これもやっていきたいです。
倫理プロタイプ。
じゃあやってください。
みんなでストリートファイターしましょう。
いいですね。
倫理ブ礼キングダウンで資金を集めていただいて。
スピーカー 2
倫理ブ礼キングダウンで資金集めて。
やばすぎる。
スピーカー 1
学者たちの喧嘩を見たい方は
ぜひ
支援をしていただければと思いますけど。
お願いします。