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2026-10-16 13:43

「話すことがない」の奥に、残っていた言葉|ソフィさん|一行日記 #022|東京・池尻大橋

「自分にやさしくする™︎ラジオ」パーソナリティのソフィさん。

今日の一行日記は「話すことがないです」。

誰かに聞いてもらうことを前提にすると、自分の内側にあるものを、整えて届けなければならないように感じてしまう。だからこそ、率直な「話すことがない」という言葉を入り口に、なぜそう感じたのかを一段掘り下げて考えました。

書くことは内側に向かう作業で、話すことは外へ開かれた発信。その違いを考えるなかで、自分が影響を受けて形作られてきたものなら、誰かと共有できるかもしれないと気づいていきます。幼なじみから受け取った「人の役に立つことは嬉しいこと」という言葉や、残り続ける言葉についても伺いました。

▼ ソフィさん
Podcast:自分にやさしくする™︎ラジオ
X:https://x.com/SOPHIEauthentic
note:https://note.com/jibunniyasashiku

▼ STORYS 人生物語

さまざまな拠点から届く、一人ひとりの日常と人生の物語。
一行の日記や、心に残る一冊を入り口に、その人の言葉に耳を傾けます。

コーナー:一行日記
拠点:東京・池尻大橋

池尻大橋のシェア本棚「STORYS STAND IKEJIRI」に立ち寄った人の
悩み・気づき・葛藤を、一行の日記からたどっていくコーナーです。

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ストーリーズ人生物語
ここはストーリーズスタンド池尻。池尻大橋の共同書店に立ち寄った誰かの悩み、気づき、葛藤、人生。
一行の日記からその人の物語をたどっていく番組です。
今日はどんな人生が聞けるのでしょうか。
今日お越しいただいたのは、池尻大橋の棚主であり、自分に優しくするラジオのパーソナリティであるソフィーさんです。
ソフィーさん、こんにちは。
こんにちは。
今日はお越しいただいてありがとうございます。
ありがとうございます。
ソフィーさん、今日は一行日記をシェアしていただけるということで、一行日記には何て書かれたんですか。
話すことがないです。
話すことがない。日記に話すことがないって書いてあるんですね。
そうですね。ないがあるって思ったんですよね。
ないがある。どういうことですか。
話すことがないということがあるわけですよね。
そこに書いたということですね。
これどういう気持ちで書いたかぜひ教えていただけますか
話すことがないで終わってしまうとそれ以上日記に書けないわけですけども
日記って結構何書いてもいいじゃないですか
なんで率直な気持ちで話すことがないなと書いたんですね
でそこから終わりにせずこのスタンドの機械を借りて
なぜ私は話すことがないんだろうっていうことを一段掘り下げて考えてみました
この一行日記を入り口にして
あ私は自分を他者に知らしめたいという気持ちがないんだなって思ったんですよ
私の一行日記はこれですと話したいことがないって
ぶっちゃけその何も考えてないわけではないので
自分の中に疑問に思っていることとか
これはどういうことだろうって昨日も一昨日も思考し続けてはいたんですよ
ただここで話すことがないっていうのが
精緻なというかぴったりくる表現だなっていうふうに気づきました
そうなんですねこここの場でこういうカメラを置いてマイクの前で
2人で話す上でこれを伝えたいみたいなものはない
そうですね
noteというプラットフォームで割と自分は考えとかをまとめて出してるんですけども
書くことと喋ることの違いってなんだろうって考えてたんですね
そうすると書くことは内側に向いている作業だなと
それに対して喋るっていうのはこの場もありますけど
結構開かれて外に向けて発信しているなと思ったんですね
その時に内側に一行日記は書く日記を声にしてっていうことなんですけど
03:02
この変化があるだけで途端に力が入ってしまう躊躇してしまう
誰かに聞いてもらうことが前提になることで
生肉を加工肉にして提供しなければいけないっていう
自分がそういう観念に襲われてしまって
ここでは話すことがないなっていう風になって行き詰まったんですよ
そうだったんですね
でも話すことが自分の話すことはなかったとしても
自分の今影響を受けて自分が形作られているものを探っていったら
それは皆さんとシェアできるなと話すことがありそうだなっていう風に思ったので
今回再びなんですけど
参りました
ようこそお帰りください
ありがとうございます
そうなんですね
そのシェアできそうなこと例えばどんなことがありますか
そうですね
ここはストーリースタンドなので物語っていうことで
自分の中に流れている物語はあるだろうかと
撮ってみたんですね
その物語は始まりがあると
一般的に考えられていると思うんですけど
どこから始めればいいのかっていうのが
私はまだわからずにいます
けれども自分がまだ歩けない状態で
同じ景色を見ていた人がいるんですね
それは20年間
私の人生で最も影響を与えた人と言ってもいいかもしれません
そういう方いらっしゃいます
どういう方ですか?パートナーの方?お友達なんですか?
そうですね
幼馴染ですね
家が近所でそれこそハイハイしてる時から写真が残ってるんですけど
彼が二十歳になるまで一緒に過ごしていました
彼は剣道部の首相をやってサッカー部のキャプテンをやって
運営団の団長をやるような
人望がある人だったんですよね
キャラクターでちょっと言いづらいんですけど
という一面もありながら
学校生活ではすれ違い様に
私の胸にタッチしてすれ違っていくようなハレンチな人
ハレンチですね
ハレンチですよね
昭和の漫画みたいな
スカートめくりとかありましたけどね
非常にダイレクトで
私は着れるわけですよね
そうですよね
本気で着れてたんですけど
周りにはじゃれ合ってるみたいな感じで写るわけですよね
ある日同じクラスだったんですけど
やがて彼が来なくなったんですね
どうしたんだろうと思って
ちょっとおばさんに聞きに行こうかなっていうのと
期末だったんで
しょうがないなノート届けてやるか
06:00
黒の感じでお宅に行ったんですね
そしたら
なんだろうな
おばさんに声かけてあがろうかなって言った時に
彼が吐きず病にかかったということが分かりまして
小学校の頃ですね
彼のお父さんも同じ病気で亡くなってしまって
私は授業を窓際で受けていて
窓の外をふと見たら
彼がフェンスをよじ登って
学校飛び出そうとしてたんですね
その時にどうか無事に脱出できますように
っていう風に祈ってたんですよ
子供ながらに
多分お父さんに会いに行きたかったんだなって
私は思ったんですよ
それが今になって思うことなんですけど
それからいくつかの季節が流れて
ある日その人がいなくなる
少し前に2人で東京ドームにK-1を見に行ったんですね
その帰りに電車が寒くて
寒がっていたら
男子たるものみたいな感じで
洋服をかけてくれたんですよ
でも結構それって致命傷になったりするから
風邪ひいたりすると
そんなことをさせられないということだったんですけど
男前を発揮しようとしてて
何も返す言葉がなかったんですよね
最後一番ここが残っているところなんですけど
私はもう学校に行くのに
高校卒業して大学単大に行くのに
自転車もない電車もないバスもない
もう発砲下がりだと
いやどうしようって言った時に
彼が迎えに来てくれたんですよ
そして前を向きながら
人の役に立つってことは
嬉しいことなんだよってポツリと言ったんですよ
当時私は助けを求めたり
お願いしたりすると
怒られたりする状況だったんですね
なので人に迷惑をかけるっていうことに
非常にプレッシャーを感じていたんです
そしたらこんな人がいるんだと思って
見つからないように恥ずかしいので
いつも冗談とか言ってたから
肩を震わせて下を向いて泣いたんですよね
すごいびっくりして泣いてしまうんですけど
頼み事をすれば怒られるし
助けを求めれば迷惑をかけるし
ずっとそう思っていたんだけれども
その彼が言った
09:03
人の役に立つことは嬉しいことなんだよっていうこと
その言葉と出会って
それまで私が知っていた世界にはなかったので
すごい衝撃もありました
でまた季節が流れて
なんか夢に結構出てくるんですよね
出てくる彼はやっぱり20歳のままなんですね
なんでなんか目が覚めると
いつもその時の言葉を思い出すんですよ
なんか人が亡くなってしまった後にも
言葉って残るんだなって
その一連のストーリーやりとりとか
そのキャラクターの彼がポツリと言ったことが
すごい価値観が出てると思ったんですよ
だからそういうことをやってたんだと
いうふうに思って
なんか忘れられない言葉であって
ひるがえって自分は他者の中に
何か言葉を残せるだろうかと思ったんですね
でこういうふうにポッドキャストを発信してて
私はルーでもハブでもキャンでもない
Bの私たちを祝福しようっていうことで
キャッチフレーズを掲げて番組をやってるわけですけれども
自分のために始めた番組が
巡り巡って波紋のように
もしかして誰かの役に立てればいいなっていうことを
思っていることに気づいたんですね
なのでこのストーリーなら
当初一行日記で話すことがないと思っていた私は
ここで収録できそうだと思って参りました
そういうことだったんですね
お友達が言った人の役に立つことって嬉しいことなんだよ
素敵な言葉ですし
いろんな捉え方ができる言葉だと思いましたし
そうだな
嫌われる勇気って本だと人間が一番
大事なのって貢献感だと組織で一緒に
いていいんだっていう
そういう貢献のお話とかありますし
例えば僕とかも今企業をして会社をやってますけど
僕が人の役に立ちてとか言ったらすごく軽いと思うんですよ
そんなことを願うくらいなら何かやれという風に
多分僕は自分にそういう言葉を受けるんですね
でも
自分の人生がもう長くないと悟った
弱い20歳の若者が人の役に立つことってのは
嬉しいことなんだっていうのをすごく大事な友達に
12:02
言う時の気持ちは
もうすぐ40歳の僕ですけどちょっと想像つかないところなので
それを受け止めてきた曽美さん
今日はこういう話僕らとこの場にシェアしていただいて
ありがとうございます
改めて話すことはないと書いた
今日の一行日記見て何か思うことってありますか
最初にそのないがあるって言ったんですけど
ちゃんとその奥には何かがあるんだっていう気づき
仏教のような奥へ奥へ行く
そんな感覚を得ました
終わりはないと
かつ私はかつてここに1回一行日記の収録をしに来たんですけれども
再びここに訪れて本当に良かったなと思っています
ありがとうございます
では今日の収録は締めていきますね
ストーリーズスタンドではあなたの一行日記を募集しています
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それではまたお会いしましょう
13:43

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