こんにちは、パーラーかぜまち🍨へようこそ! ということで、小説書きの風待葵です。
はい、今回から番組を少しリニューアルしまして、毎週1回月曜日に更新していこうと思っております。
前回もちょっとお話ししたんですけれども、第1週から第3週までは、私がこれまで読んできた本とか、最近読んでよかった本1冊持ってきて、
それについてお話しするっていう形ですね。 紹介って言っても、専門的な解説とか読解をするというよりかは、
私が読んでどう思ったかっていう、いわゆる感想をザック・バランに話す回となります。 そういう意味では、今までとそんなに変わらないかなぁとは思ってます。
リニューアルして最初に何を紹介しようかなと思ったんですけれども、 今回はマーガレット・ミッチェルの風と共にサリーヌを選んできました。
この回のタイトルは、スカーレットとナウシカっていう風にしようと思ってて、 このスカーレットっていうのは風と共にサリーヌの主人公がスカーレット・オハラっていう女性なんですね。
ナウシカっていうのは、ジブリの風の谷のナウシカの主人公ですね。 この二人は全然違う話に出てくる全然違う主人公ではあるんですけど、
私はなんとなく似た理由で好きなので、そういう部分もね合わせて紹介したいっていうのと、
あと風と共にサリーヌを全然知らないっていう人は、もしナウシカ見たことあったら、 そっちの話をちょっと思い出しながら聞いてみていただけるといいかなと思います。
風と共にサリーヌってね、まずタイトルからして結構古臭い感じがしますよね。 映画があることも多分多くの方知ってるんじゃないかなとは思うんですよ。
割と名作って言われているものですしね。 ただまあその映画も結構古いし、戦時中ですよね。第二次大戦中の映画なので。
すごい長いから、私去年ね、午前10時の映画祭っていう企画上映のものがありまして、
それで初めてフルで見たんですよね。長すぎて家だと絶対途中で違うこと始めちゃうので、 映画館に見に行ったんですけど、途中やっぱ休憩も入ったし、
賞味4時間ぐらいだったと思いますね。 私もね、上映の企画がなければ多分見なかったんじゃないかなぐらいの
テンション感ではあったんですけど、実際見たらねすごい面白かったんだよね。 で、その原作小説にもその流れで入りました。
まあ私が読んだのはね、えーと10年ぐらい前かなに、新潮文庫から出た新訳版の河野素之子さんっていう翻訳者の方が
訳された新訳版ですね。 で、これもね全5巻あります、文庫で。なので5巻って聞いた時点で、いやもう長すぎって無理
っていう人もいるかなぁとは思うんですけれど、 まあ訳もね新しいし、やっぱ海外文学ってそこが良くて、訳がどんどんその時代に合わせて変わっていく可能性があるっていうのが
すごい良いところだなと思ってるんですけど、私は結構ね 影響されやすいのが文字組なんですよね。
そのページの組み反の仕方っていうところが あの岩波の
岩波文庫の古いやつってめちゃくちゃ字がちっちゃくって読みづらいんですよ だから私結構その文庫だとくじけちゃうんですけど
まあ その新調の今回の紹介する本に関してはすごく組み方も読みやすいので、そういう意味でもハードルは
割とまあ低めかなとは思いますね なので今日は最後にそのまあ長すぎる無理なんですけど
っていう人向けにこういうふうに入るのもありなんじゃないかなーみたいな私なりに ちょっと考えてみたんでそれもちょっと話そうかなっていうところですね
はいでまぁ風と共に去りぬってどういう話ですかっていうところなんですけど まあざっくり言いますとアメリカ南部の王子主の娘
スカルトハラっていうさっき言った主人公がいてその人がまあ南北戦争によって人生を 結構まあめちゃくちゃにされてしまうと
でそこからどういうふうに這い上がっていくのかっていうのがまあ その根幹の部分というかまあ一番ざっくりした話ですね
で物語が始まった時点ではスカーレットは16歳なんですけど ちなみにナウシカも16歳っていう設定ですね
はいでこのスカーレットどういう人かっていうとまあめちゃくちゃ気が強い で傲慢
でまぁしかもねそんなにあの映画は別なんですけど原作の方は美人じゃないっていう 設定ですね
なんですけど非常にこう男好きがするってかまあモテる女の子で本人も自分がモテる ことをわかっているので
割とこうその男の子にチヤホヤされるのを楽しむみたいなところがある人ですね 映画でもその援遊会みたいのがあってそこのパーティーで男の子たちを周りに
はべらせて座ってるみたいな場面があったりします まあ基本的には裕福ですしまあ何不自由なく暮らしてますね
はいでちなみに時代的には黒人奴隷が ok とされていた 時の話なのでまあこのスカーレットのお家にはまあ
お地主ってこともあって結構たくさんの奴隷が あの働いているっていうのがまずあります
でここで南北戦争が始まってしまうんですよね 男たちはもう兵隊に取られていきまして
でスカーレットもねまあいろいろあってまあかなりいろいろあるんですけども まあそれアトランタっていう町で暮らすことになりますね
でスカーレットがの実家っていうのが実家があるところは結構まあ南部の田舎なんです けどアトランタ南部の都市っていう感じですね
でまぁそこで高症病兵の看護とかしたりなんかすることになるんですけど まあ本人は結構いやいややってるみたいな感じですね
なんですけどそういうふうにアトランタで暮らしてたら まあ戦火が迫ってきまして
まあ故郷である実家ですね実家に帰ることになります でこの実家のことをこの作品ではタラっていうふうに呼んでるんですけれども
このタラっていうのは小原家が持っている農園ですね でまぁこのどうやってこのお父さんですね
スカーレットのお父さんがこの土地を所有するに至ったかっていうのかなり詳しく まあ小説の方では書いてあるんですけど
まあ映画ではそこ全カットにされてるし まあそこわかんなくてもまあ話自体はわかるっていう感じですね
でまぁそのタラにとりあえず帰ると戦争がもうちょっとアトランタに迫ってきたっていうんで ただ帰ってみたらもうその実家がもうね
なんだろうもう荒廃してるんですね もう北部の兵士が荒らし回っていて火災も盗まれてしまったし
で働いてた奴隷たちもういなくなっている 逃げちゃったみんな
でお母さんも既得状態病気になって妹も病気 なんならそのお父さんもそのお母さんがもう
なんだろう既得状態に陥った結果精神的にも打撃を受けまして かつてはそのお父さんが投資としてそのお腹を取り仕切っていたんだけれども
もう以前のようにはとてもじゃないけど働くことはできないな っていうのがまあ帰ってきた瞬間にスカーレットにもわかるんですよね
でスカーレット長女で男兄弟がいないので 自分がお腹をどうにかするしかないっていう状況にいきなり
なると でまぁこれがね文庫版だとだいたい2巻の終わりぐらいまでの話なんですけれど
でまぁねこのここから先の風と共に去りぬって割と歴史小説というよりかは まあもちろん歴史小説として面白いしそういうふうに書かれてるんだけど
ポストアポカリプスものみたいな感じでも読めるのかなーっていうふうに思ってます スカーレット的には一回その世界がもう終わっちゃうみたいな感じなので
でそのそこからどうサバイバルしていくかっていうところも面白いですね はいなんでなんか歴史大がものみたいな壮大な話みたいな
をいうイメージがありがちではあるんですけどまぁそういう話が好きな人にもおすすめ かなぁみたいなところですね
でこのスカーレットがアトランタからまあタラに帰るって言う ことをちょっとまあさっきお話ししてるんですが
これ一人でねタラに帰るわけじゃないんですよね でまぁ人間関係がいろいろ絡んでくるんですけれども
スカーレットにはねそのアシュリーっていうずっとねあの片思いしてる男の人がいて なんですけどこの人物語のかなり序盤で
メラニーっていうその自分のいとこですねアシュリーのいとこと結婚してしまうんですよ でこのメラニーっていう女性も結構ずっとね物語に関わってきてしかもスカーレットめっちゃ嫌い
なのメラニーのこと なんかいいやつぶってて本当に気に入らないみたいな
実際本当にメラニーいい奴なんですよ まあこんな良い人いないなっていうもうちょっと確かにイライラするのもわかるなっていう
くらいの人なんですけれども でまずこのメラニー
スカーレットアシュリーという三角関係がまずありまして三角関係っていうか もうスカーレットが一方的にその
アシュリーにアタックしてるだけなんですけれども もう一人ここにレッドバトラーっていう男性が出てきまして
まあよくね風とともに去りぬのポスターとか で多分描かれている男性側のキャラクターなんだけどあのヒゲが生えてる
見たことある人いるんじゃないかなあれがねレッドバトラーっていう男なんですが でこの人はこの人も最序盤で結構出てきて
ただその出ずっぱりっていう感じの人でもないんだけどまあまあでも主役級の人ですね この人はなんかスカーレットに対してなんか面白い女みたいな感じで
こうかなり興味を持っていて最初から割とも大好き スカーレットのことがっていう人です
なんでこのまあさっきの三角関係というか視覚関係みたいな感じなんですよね で
まあそのなんだでアシュリーはえっとその戦争にあたり 出生してしまうその兵士になっていってしまうんですよね
でその出生する前にメラニーが妊娠するっていう流れになるんですけれども でそのメラニーはですねなんとそのアトランタに戦火が迫ってきてもいい加減逃げないと
いけないよっていう時によりによって産気づいてしまうということがあるわけ だからそのスカーレットはそのメラニーのお産をたった一人で
やり遂げて 新生児とメラニーとあと実はスカーレットこの時にすでにもう子供を産んでるので自分の小っちゃな子供と
使用人の少女ですね と自分でタラに帰るっていうことになるので実はね一人で帰っているわけではなくて
結構その自分が面倒を見ないといけない人たちを一緒に引き連れてタラに戻っている わけです
戻ったら戻ったでもう自分以外にまともに動ける人間がいないので その戻った先にいる例えば妹たちであるとかあともう父親ですよね
そういう人たちを 自分が食わせていかなきゃいけないっていうことになるわけですね
ここがねすごく面白いっていうか私が結構好きな部分もここなんですけど
なんかそのスカーレットのその バリバリお金を稼いでいくみたいな流れにもなっていくんだけれども確かにスカーレット
ですごくその現代の女性の何かキャリアウーマン的な部分と重ね合わされて 読まれることもあるかなとは思うんですけど
割とその現代でなんかこう仕事の話とかになると まああなたがいなくてもこの会社回るんだみたいなことをすごいその悪口とか
人を傷つけるときによく使われる言葉かなと思うんですけれど これに関してスカーレットの場合はもう逆というかその代わりがいないんですよね
自分の代わりを誰もやってくれないっていう種類の苦しみ なのでなんかもし仮にこう誰かがそのスカーレットに対してあなたの代わりなんかいくらでも
いるよって言ったとしたら それはむしろ励ましの言葉になるというか
スカーレットも別に相当気が強い女だし 花柱もね強いし
基本はこうへこたれない人ではあるんだけどやっぱ何回も本当に逃げ出したいみたいなことを言ったりするわけですよね
境遇的にまあそういう環境に置かれたこともない人っていうのもあると思うけど まあだとしてもこう
辛いじゃないですか一人で全部背負わなきゃいけないみたいな でまあこれはやっぱちょっとねそのいわゆるなんだろうな
会社員の仕事みたいなものとやっぱ違いますよね でまぁむしろ家族とか
まあケアみたいなところともちょっと関わってくるという そういう苦しみですよねだからこのスカーレットの場合って仕事とそういうケアする
ことみたいなものが全部こう 一体化していってっていう割とこうまあ
あんまりないというか結構しんどい状況みたいなのを描いてるっていう感じに 思いましたね
そうで私はそのここまでさすがに極端な状況をね経験したことはないんだけれども なんかこう
自分のその境遇みたいなところを照らし合った時にその現代の会社員を主人公にしている 労働小説より
もう結構こうグッと身近に感じられる部分ではあるっていうのがありましてね で私がねここで結構
なのでこうなんていうのかな 割とその周りの環境によって何かを背負わざるを得なくなって
かつそれから逃げることができないみたいな ところが結構共通点あるかなっていうふうにも思ってます
だからナウシカはそういう目線で見てる人になさそうだけどっていうところがあって
っていうのもナウシカとスカレットが人格が違いすぎるので
ナウシカって結構利他的ですよね 人徳によって道を切り開いていく人っていう感じがするんですよね
あと漫画版だともっとテレパシーとか使えたり 神話的な感じですよね全体にみたいな
なのでスカレットの場合は倫理を無視してでも実利をつかむみたいなところがあるんですよ
スカレット3回結婚するんだけど2回目の結婚は妹の婚約者を奪うっていうことをやるんだよね
なんでそんなことしたのって言うとその婚約者の男の人が妹の商売で成功しましたみたいな話を聞くんだよね
その時スカレットはタラですごい困窮した生活を送っていたので
そうなの?商売で成功ってことは?みたいな
この人と妹が結婚したところで大したことにはならないなみたいな
私がこの男と結婚してこの男の商売を妻という立場を利用して商売をやれば
タラを守れるなっていう風に考えるんですよね
だから妹の婚約者だしやめといた方がいいなみたいな倫理的なブレーキっていうのがないんですよ
結果としてタラを守ることによって妹たちの生活を守られるっていう理屈ではあるんですけど
スカレットなりにやることがすごいよねそこまでやるんだみたいな感じですよね
あくどいっていうかね
だからそういうところが全然違うので
全然違う話に思えるんだけれどもっていうところはあるんだけど
私はナウシカも好きだしスカレットも好きだしそれぞれ違う理由ですごく好きな主人公なんですよね
スカレットの行動原理の中にはタラっていう土地がすごい深く関わっていて
なんででもそこまでタラが大事なのかっていうのは明確に別に説明はされないんですよね
作品の中では
ただここの主人公の行動原理みたいなところで言うとナウシカの場合はかなり分かりやすいと思うんだよね
そこで引っかかる人ってあのアニメなり漫画なりを見ててあんまりいないと思うんですよね
それはそのナウシカの倫理観っていうのがかなり普遍的というか
普遍的だけどみんながみんなあなたみたいに生きられないよみたいな感じじゃないですか
生きとし生けるものをみんなを守りたいみたいな
そういう包み込みたいな気持ちがあるし優しいから
ナウシカの場合は現実的に間違ってても倫理を優先する
むしろ理想主義者みたいなところがあって
しかもその理想を体現できる人っていうのがある意味奇跡的みたいな
そういうところで結構理解しやすかったんじゃないかなって私は思うんですけれども