1. とりあえずベンチで
  2. 【#81】なぜみんなそこを目指..
2025-12-17 56:04

【#81】なぜみんなそこを目指すんだい?果てしなきスカーレット感想【ネタバレあり】

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■お品書き

・果てしなきスカーレット感想

・問題点はただ一つ、死者の国の人々の生活が分からない

・具体的な生活の問題が、抽象的な大きな問題につながる

・民衆がなぜ見果てぬ場所を目指すのか本当に分からない

・生活のディテールが見えないので緊迫感がない

・わざわざ死者の国を舞台にして、復讐のリベンジマッチを組んだのには必要性があったのではないか

・許すというテーマはとてもいいのだが・・・

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■喋っている人

・ささお / キョウスケ

■とりあえずベンチでとは

・「とりあえずベンチで集まろうぜ」、そんな感じで集まって珍妙なトークが始まるポッドキャストです。

■利用楽曲

・曲名 『Dream』『Book』『Dull』

・作曲 RYU ITO 

・https://ryu110.com/

サマリー

ポッドキャストでは、細田守監督の最新作「果てしなきスカーレット」に対する感想が語られています。映画のプロットや主要キャラクターの旅を通じて、作品のテーマや世界観に関する鋭い見解が述べられています。このエピソードでは、死者の国に向かう人々の動機や背景について議論が行われており、彼らが「見果てぬ場所」を目指す理由や日常生活での困窮、さらにはその場での経済的状況について深く考察されています。また、スカーレットの復讐劇とその背後にある意味に関する考察も行われており、彼女が死者の国で過ごすことによって自分を許し、本来の人生を取り戻す必要性が浮き彫りになっています。本エピソードでは「果てしなきスカーレット」の展開やテーマを分析し、視聴者の興味を引きつける方法についても探求されています。

映画の基本情報
とりあえずベンチで。
とりあえずベンチで。
どうも、ぶさおです。
キョウスケです。
果てしなきスカーレットを見てきました。
よっ!
よっ!
よってなんだよ。
よいったみたいなやり方すんなよ。
あのー、細田守監督最新作のね、果てしなきスカーレットをちょっと映画館に見に行ってきました。
あの、あの映画。
そう、あのSNSで悪目立ちしまくってるあの映画をですね、ちょっと見てきました。
まあね、ちょっと話題にはなってるんで。
上映直後ぐらいに、もうあまりにもこの賛否両論、それも火が多いレベルでSNSで話題になって。
うん。
映画が加熱されてる時は、加熱状態の時はちょっとうーんって感じだったんだけど、今公開から1ヶ月ぐらい経って。
うーん。
ちょっと落ち着いてきたから、まあそろそろ見に行くかなと思って。
あの状態で見に行くと、明らかにこの悪い状態を見に行く、その野獣魔的な感じになっちゃうから。
あー。
一回そういうのが落ち着いてから、あのー、見に行ってきたっていうのはあるんだけど。
まあ確かにある。
そう。
どんだけ悪いんだっていう感じで、ちょっと腰を上げちゃうとちょっとあまり今フラットじゃないからね。
うーん。
まあ見に行ってきたんですけど、その上でなるべくフラットな目線で見ようと思って。
はい。
あの見てきた上での評価なんですけど。
うん。
あの星5つを最大として。
うん。
うん。
星2つです。
わー。
おー。
おー。
おー。
星2つですね。
あらすじとテーマの探求
おー。
っていう。
なかなかの。はい。
今から話す感想は、あのネタバレもありますし。
うん。
ここ悪かったよねっていう話が多いので、あまり面白くないと思う方はバックしてください。
あんまり良くなかったですって話ばっかりになっちゃうんで、割合。
まあまあ正直な感想で感じたことをね。
感じたことを話すので。
話すっていう。
じゃああらすじを読もうかな。ただちょっと長いんで。
うん。
ざっくり話すんですけど、フィルマークスのあらすじですね。
はい。
父の仇への復讐に失敗した王女スカーレットは。
ほう。
死者の国で目を覚ます。
うーん。
ここは人々が略奪と暴力に明け暮れ。
うん。
力のない者や傷ついた者は虚無となりその存在が消えてしまうという狂気の世界。
死んでからもう一回あるやん、人生みたいなのが。
そう。
で、その父の仇であるおじクローディアスもこの世界にいることを知り、スカーレットは改めて復讐を強く胸に誓う。
え、死してもなおというか。
そう。
で、そんな中彼女は現代の日本からやってきた看護師ヒジリと会う。
ほう。
時を越えて出会った二人は最初は衝突しながらも死者の国を共に旅することに。
うん。
戦うことでしか生きられないスカーレットと戦うことを望まないヒジリ。
うん。
で、この二人の死者の国への旅っていうのが続いていくんですけどちょっと一旦あらすじを省略しつつ。
はい。
そうでクローディアスそのおじは死者の国で誰もが夢見る見果てぬ場所と呼ばれるその場所を見つけ出して我が物にしようと民衆を煽動し支配してた。
ええ。
またスカーレットが復讐を果たすために自分自身を探していると聞きつけて彼女を虚無とするために容赦なく死角をさしむけてく。
ええ。こっちでも。
そう。でそのおじの復讐を果たそうとするスカーレット。
うん。
でそのスカーレットに死角を送ってくるクローディアス。
うん。
そしてクローディアスその他民衆たちが求める見果てぬ場所、それは一体何なのかという。
世界観の説明不足
うん。
そういう話ですね。
おおー。
で果てしなきスカーレット自体は、俺その予告編を見てたのね、もともと公開前に。
うん。
公開前の予告編、あとこのあらすじを聞いた感じだとめちゃくちゃ面白そうだと思ったの。
まあ面白そうだよね。なんか中世ヨーロッパと。
なんかテーマもすごい、中世ヨーロッパとテーマも復讐みたいなので、俺興味あるなと思って見てて。
うん。
まあ見てたんですけど星は2つでしたね。
いやーどうなんだろう、まああらすじ自体は良さそうだけど。
そういうところですね。
でちょっとここからネタバレして話しちゃいますね。
はい。
あのー果てしなきスカーレットの何がもう悪かったかって俺の中ではほんと1個だけなんですよ。
え、1個で星2になるの?
1個で星2になるんだけど、これは死者の国という世界の説明が不足しすぎているところ。
ほー、どういうルールでというか。
そう、これだけ俺の中では。
どういう世界観かがわからんっていうそこが。
えっとね、ちょっとずれる、ちょっとで違うんだよね。
ちょっと違う。
ちょっと違ってて、もうちょっと詳しく言うと死者の国に生きてる人たちがどういう生活をしてるのかっていうのがわからないっていう問題だった俺の中で。
あー。
世界観はさっきあらすじの中でも言ったんだけど、人々が略奪と暴力に飽き暮れ、力のない者や傷ついた者は虚無、要はなんか本当に死んじゃうってイメージかな。
まあまあまあ。
無になっちゃうっていう世界であると。
世界観ってまあ一旦これが説明になるんだけど、この説明自体俺は不足はないと思ってて、こういう世界でありますよっていう。
まあまあまあまあ。
だって実際の俺たちが住んでる世界もさ、なんかそれ以外に説明しようがなくない?なんか。
まあまあまあまあまあまあ、悲観的な目で見ればそうかもっていう。
なんかこの世界の世界観を教えてくださいって俺たちが説明しようとした時にさ、その異世界の人間に。
その人が生まれて死ぬまでの間にこうお金というものを売買とする価値経済の中で働いてみたいな。
で最後は大体そのまあ日本で言えば80年ぐらい生きて生き絶えますみたいな、そんな説明しかできないから。
世界観の説明がなんかなんとなくふわっとしてるっていうのは俺の中では問題ないんですよ。
だけどさ、じゃあその中であなたはどう生活してるんですかって話ってさ、めっちゃ具体的にできるわけよ。
お金の稼ぎ方、どういうとこに住んでるのかどういう文化なのかってさ。
世界観とは全く、世界観がベースにあった上でその上に立つ人々の生活っていうのはやっぱ具体的に語れるわけじゃない。
何を食べてるとか、何を着てるとか。
何を着てるかっていう。
なんかそこがどういうものかによってその世界の解像度が上がるわけじゃない。
イメージしやすくなるね確かにその。
現実世界もさ、どういう生活があってその中でどういう苦労があるのかみたいなね。
例えば今現実世界の話で例出すんだけどさ、お米が高いんですわ。
高い。
お米が。
高いよ高いよめっちゃ高いよ。
5キロで5、6千円したりすんじゃん。
するものがある。
5千円はいきすぎか、でも5千円ぐらいしたりすんじゃん。
する。
高すぎるわっていう。
これは実際のお米の価値が決まっててそれよりも今高いわけじゃない。
だから米を安くしてほしいっていう意見が俺たち言えるわけね。
あるいはもっと言えば今もらってるお金自体が収入自体が少ないからもっとそれを増やしてほしいという意見も言えるわけ。
まあまあどっちか。
そう収入が増えればお米買えるようになるんですよ。
あるいはお米が安くなればお米買えるようになるんですよみたいなね。
そこの今僕たちがいる世界の中である課題っていうのはすごく具体化していこうとするとその世界におけるものがどう動いているかっていうところにも収束できるわけよ。
人間のねすごい抽象的な問いとしてなぜ生きているのかみたいなの言われたとすんじゃん。
いやでもそんな正直考えたことないですよなんて人大半だと思ってて。
そんな答えないですよ。
でも生きる上でじゃあなぜ生きるのかわかんなくても生きる上で必要なものはわかりますよね。
何ですかって言ったら食べるものですよね。
食べるものの中で米が不足するっていうのは日本人にとってやっぱり大きな影響ですよねみたいな感じで。
なぜ生きるのかっていう大きな問いが例えば各人人間が持ってなかったとしてもなぜ生きるのかっていうものの必要な要素が欠けたら今自分にとって生きることが危機的であるみたいな危機感っていうのは大きな問いにつながらなかったとしてもおのおの持てるわけよ。
戦争があるとかご飯が取れないとか自然災害が起こるみたいな。
なんかそういう具体的な問題がこの世界で何か起こってその人たちの生活が危ぶまれてその状況の中でこんな状況の中でなんで人は生きるんだろうみたいな大きな問いに普段思わなかった人たちが接続できるみたいなところがあると思うよね。
っていうふうに僕は思ってるんだけど、この果てしなきスカーレットはその具体的な生活の部分。
死者の国にいる人たちがどうやって物を食べてどこから物を手に入れて何を着てどう生活しているのかっていう部分がふんわりしているから物がないとか災害が起こるとかお金が少ないみたいな。
みんなが何を問題として感じているのかっていうのがすごくわからない。
さっき言いざこざがあるみたいな争いがあるみたいなあるけど、世界観としてね。
じゃあなんで争いがあるのか。
例えばそれが食料がないのかないからとかなのかとか、領土のなんかあってとかそういうのがあってってその理由とかが見えてこないからじゃあなんでなんていうのになってるっていう常に。
ならないですよ。
だから僕らが現実世界でお金が欲しいんだ。
米を安くしてくれっていう意見を言えるのはお金がないとか米が高いからじゃない。
向こうの世界では見果てぬ場所っていうところにみんな行きたいの民衆が。
民衆って本当に膨大な数の人たちがいる。
見果てぬ場所を目指す理由
みんな見果てぬ場所に行きたいって言って見果てぬ場所に向かって移動するんだけど。
なぜ見果てぬ場所に目指したがるのかがわからない。
一見すると話の中で死者の国生活してる人たちって確かに困窮してて辛そうなんだけど。
なんか食べるものに困ってるようにもちょっと見えないし。
死者の国で楽しそうにしてる人たちも一定数いるのよ。
だから死者の国にいても別にいいんじゃないって思っちゃう俺は。
だからそう聞くと食べ物を用意してる人たちというか農家の人とか
例えば人たちを見果てぬ地みたいなところに行かなくても農業をして過ごしてて
やってられてる人たちもおるっていうのはあるかもしれないです。
必ずしもみんな行ってるかっていうと
じゃあ実はそれで用意されてるものがあるってことは違うんじゃないっていうと。
その通りだ。
だからここでね、さっき今農業って話してたけど
映画の中で農業をしてるシーンがあって
最近不作なんだとか
あるいは収穫する前に略奪されちゃうんだみたいな話が一言あって
こんなどんだけ頑張っても利益が得られない場所だったら
その見果てぬ場所っていう場所に行けばどうやら幸せになるらしい。
なるほど、だから見果てぬ場所に行きたいんだってなるわけじゃん。
だけどその世界における食料生産の手段みたいなのは全く説明されてなくて
されないんだけどなんかみんなお米みたいなの食べたりとか
トルティーヤでタコスみたいなのが提供されたりとかするの
そのトルティーヤの原材料であるトウモロコシはどこから取ってるんですかとか
なんかトマトとかズッキーニみたいなの見えましたけど
それはどこから取ってるんですかみたいな
それが減ってるんですか増えてるんですかみたいな
食うものに困ってないならここでいいじゃないですかみたいな
そういうところになっちゃうと気になる部分が
民衆って本当に膨大な数いて
おのおのに見果てぬ場所を目指したいと思う理由はあるはずなんだ
大切な人を現世に残してきちゃった
実は帰れるみたいな
実は帰れるってことを心待ちにしてるとか
実は帰れることを希望持ってる人がいるとか
今いるこの世界が食べ物はないからもういいとこに行きたいとか
もう自分の大切な人が虚無になってしまってもう出会えないから
もう今すがるものが今この世界にはない
だからもう今見果てぬ場所を目指してるんだみたいな
万人が万人にとっての見果てぬ場所を目指す理由みたいなのが絶対あるはず
群衆の意図
わざわざ行くだもんねそういう場所まで行きたいっていう
スカーレットとかクローディアスとかヒジリみたいな
物語の中の主要な人物はなぜ見果てぬ場所を目指すのかっていうところに
掘り下げるだけの時間があるわけ
うーん
そこに尺を裂くことで彼らをなぜそこへ向かわせるかっていうことを
理解できるからね視聴者側は
だから彼らが見果てぬ場所に向かうのには必然性がある
あー理由はわかる理由はわかる
それ以外の人たちがなぜ向かうのかが本当にわからない
なんであんな群衆になってそこに向かうことに興味があるのかが本当にわからない
そんなに行きたがって俺全然映像が浮かんでないからなんだけど
そんなに行きたがる人おるのっていうぐらい行きたがる人おる
めちゃくちゃいっぱいいる
あのコミケのオープンぐらいある
コミケさん大変ですみたいなうわーみたいな
まあ今のコミケなんかそういうのないらしいんだけど時間制になってるから
あのなんか当時のみたいな
当時の昔の人群衆がもうぐわーってそっちで向かいますよみたいな
本当にそれが見えないのよ
見えないっていうのは見果てぬ場所の意味を知ってもなおってこと?
見果てぬ場所の意味を知ってもなおなぜそこにみんな向かってるのかがわかんないのよ本当に
それって見果てぬ場所っていうぐらいだもんねそこに何があるかはみんな知らないの知ってんの?
知らない噂みたいなので見果てぬ場所には上へと続く階段みたいなのがあって
死者の国ではない場所に行けるみたいなのは言われるんだけど
それ以外はちょっとよくわかんないんだよ
今見果てぬ場所というかスカーレットの画面を共有してるんだけど
人がねその火山の噴火の中ぐわーって歩いてるし
あるあるある
見果てぬ場所っていうのが山の上にあってその山に向かってみんな歩いてくる数万数百万の人たちは
とかこの今クローディアスって王様が群衆の前に立って見果てぬ場所目指すぞみたいな話をしてるシーンとかもあるんだけど
だからなんで行きたいのってそんないっぱい人がいるのに
みんななんで行きたいんですかってのが本当にわかんないのよ
でもあれなんじゃないのだからそのこの人たち全員が全員この地
その地の国に根差した人たちじゃないからなんじゃない貴族意識としてここじゃない場所に行けるならみたいな感じじゃない
それはわかるんですよ
彼らは死んでいてここは自分たちが生まれ育った場所じゃないから帰れるかもしれないっていう意思があるってわかる
でもそれは個人の問題だって群衆にそれを当てはめることはできないわけよ
いくらなんでも
いくらなんでもみんな貴族意識ないからみたいな感じじゃないわけじゃ絶対一人はいるかもしれない絶対一人は
数千人単位でいると思うよここは私が生まれた場所じゃないって人は
だけど群衆全員がそうではないわけじゃん
みんながあっち行くから俺もあっち行くんだよねって人もいるわけじゃん
まあまあまあいると思う確かにその中には
いるはずじゃんそういう人間の話がないと群衆の意思が見えないわけよ
群衆全員のね何千何万の人たちに一人一人になんで行くんですかなんで行くんですかみたいな
お隣さんお隣さんはどうなんですかなんてインタビューしていく時間ないわけよ
ないからそんな時間は割けないわけだから割かなくていいの実際
割けるようなリソースがないんだったら割愛する必要もあるわけよだから一人二人だけ話聞けばいい
っていう話でもあるわけ実際どうなんですか辛いんですかみたいな
なんだけどその全体としてどういう思いがあるのかみたいな
なぜそっちに向かうのかみたいな説明が本当になくて
群衆全員が一人一人思いは違ったとしても
物に困っているのか
緊迫感の欠如
あと生活に困窮している水が欲しいんだみたいな
欠乏感物に対する欠乏が一つでも二つでもなんかあるんだったら
群衆全員がそれに対して求めてるものが不足してるんだっていう思いがあるから
要は物っていうものは個人に対してのものではなくて
群衆全員に対して共通する意識としてあるわけで物っていうものが共有されてるから
物の欠乏っていうものは隣の人も欠乏してる隣の人も欠乏してるって形で
だから生きたいんだっていう感じになるんだけど
人であれば必要なものがないのであれば
どの人にでも当てはまり得るっていう
当てはまるだろうって分かるんだけど
米がどこから来てるのかも分かんないし
武器売ってる人がいるんだよね
鎧とか
エンジョイとか
それはどっから来てるんですか?みたいな
武器作ってる人がおって
鉄を取ってる人がおって
どっから来てるんですか?
それ作ってるんですか?みたいな
スカーレット自身が最初に死者の国に来た時は
砂漠にある服とか鎧をガーって掘って
それを着込んでるから拾ってんのよ
皆さんそれ拾ってるんですか?みたいな
拾い集めてるっていう
拾い集めてそれを経済圏の中で回してらっしゃるんですか?みたいな
武器は一旦置いといてもいいですよ
じゃあその野菜はどっから取ってるんですか?
作ってるとか見てないですよ私みたいな
それが二三十の間に生まれてくるものであれば
別に困ってないですよね皆さんみたいな
略奪があるみたいな
盗賊がいっぱいいるみたいな
そういうところで
あー困ってる大変なんですみたいなのあるわけよ
話の中で
それをスカーレットたちが助けたりもするわけよ
それはいいんですよ困ってますよね
わかるんです
わかりました
だけどあなたたちが食べてるトルティーヤのそれは何なんですか?
美味しそうですよねみたいな
楽器弾いてますその楽器は何なんですか?みたいな
分かんないですよ群衆の意思が
群衆の人々の生活がどうなっているのかわからないから
なんで見果てぬ場所を目指すのかわからない
それによってこれが軸となって色々な問題点が出てくるわけよ
これ起点で
これ起点で起こることの一番大きいところが緊迫感がない
なんでかわからんから切羽詰まるものがない
その野菜米がどれだけ重要なものかわからんから
盗賊に盗まれて緊迫するのかしてないのかが全然わかんない
お前らはそれで飯が困るのか困らないのかわからないから
盗まれるものの価値がわかんないんだよ
武器がその辺で拾えるんだったらそれ拾って経済回せば
なんかなるんじゃないのと思っちゃう
それ作るのに時間かかってんのかかってないの?みたいな
火山が噴火してる中で歩いてるシーンとかあるじゃん
これも見果てぬ場所に向かってるんだけど
見果てぬ場所に行くっていうのが価値がある
火山越えるぐらい価値があるものなのかわかんないの
みんなそれ大変だと思ってるんですか?みたいな
この火山の中歩くほどのものが先にあると
本当にみなさん思ってるんですか?
なぜならこの世界そんな悪くないですよねって
俺は思っちゃってるから
今この火山が噴火してるって方がやばくないですか?
みなさんなぜ逃げないんですか?っていうのが先行しちゃう
スカーレットの価値探し
めちゃくちゃきついもんね火山の中歩くって正直
想像もつかないくらいきついわけよ
だって今こんな噴石がブワーってきても
落石で人がぶっ飛んでるけど
実際溶岩とかがブワーってきてさ
なんだったら人がそれで飲み込まれて死んじゃう
みたいなところもあるわけ
それを乗り越えるぐらいの価値が
見果てぬ場所にあるんですか?
なぜならばあなたたちが生きてる生活
そんなに悪くなさそうですよみたいな
スカーレットにしか物語がないじゃん
見果てぬ場所に向かうっていう
見える範囲でというか
スカーレットが山を越える火山の中を行く
爆発を乗り越える意味はある
他の人たちにそれがないのはなぜなんですか?
同じぐらいドラマがある可能性もあるじゃないですか
軍集の人たちに?
かもしれないのはダメでしょ
わかんないんだから
こっちで補完せざるを得ない
作品内勢は仕切れてない分を
こっちで埋めるしかない
埋めさせるのって
多少ないと飯に困ってるとか
略奪されても
水源が独占されてて
水がないんですよみたいな
そういう困り事があればいいんだけど
みんな楽しそうなんだよな
聞いてる限りだとさ
根本的な話なんだけど
別に死者の国じゃなくて
スカーレットが生きていた時代の話じゃ
ダメなの?
お爺への復讐を
16世紀のデンマークの主人公なんだけど
そこでやってたら
わざわざ死ななくてよかったじゃない
その時代の話って
デンマークの話って
当時生活が辛くて
想像がつくじゃない
つらなる歴史の中の話であれば
それはそうだと思う
あえて異世界の話にしたほうがいい
異世界の状態ってどうなんを
構築せればいいんだよ
異世界の中でのルールというかね
だから大変なのかなって思っちゃったんだけど
そこに意味がある
わざわざ死者の国っていう舞台に移してまで
やったっていうのがあるんじゃないの
スカーレットをわざわざ
死者の国に送り出して物語を作ったってとこに
何かしら必要性があったんじゃないか
復讐の目的
わざわざリベンジマッチまで組んでるわけじゃない
2回戦組まれてますね
わざわざ死者の国まで行って
何かあるんじゃないかなって思っちゃうんだけど
そこまで聞いてると
世界観を凌駕するくらい
そこに必要性があったという
確かに
一旦死者の国でスカーレットを動かしてる意味は
回答できないんだけど
一回この話のテーマのところを話すと
スカーレット自身が
復讐に生かされてる人間なのね
親を殺された時点で
おじクローディアスを暗殺する
殺すんだこの手であいつの首を刈るんだ
っていうのを目標にして
そこまでたどり着いて
そこまでたどり着きそうになるんだけど
直前で毒殺されてしまう
死者の世界に行ってもクローディアスが
どうやらいるってのが分かったから
もう一回リベンジマッチとして復讐に行くんだ
復讐のために生かされて
生きているスカーレットが
自分の親が殺される直前に
かけられた言葉っていうのが
その復讐を生きる自分に対して
一つ疑問を投げかけてくる
その一言が何だったかっていうと
許せ
自分の父親が処刑される直前に
許せと言っていたという話を聞くの
この許せって何なのっていう
不甲斐ない自分を許せって言ってるの
それともクローディアスのことを
何のことを許せって言ってるの
何のことを許せって言ってるのっていうのが
一個の話の疑問というかテーマというか
クエスチョンであって
最終的には自分自身を許しなさいという
結論に持っていく
自分自身を許す
復讐に生きるつまり他者のために
生きている自分ではなくて
自分のために自分を生きなさいというか
生きる目的を自分の中に
持ちなさいよ
自分らしく生きなさいよ
復讐に生かされることはあなたらしくないよ
だから今あなたは許せないだろうけど
その許せないという気持ちを持っている自分を
許してあげることで自分の人生を生きてください
という風な意味合いが込められた
というテーマがあって
それをなんで死者の世界でやったのかという話を
考えてみると
なんでやったんですかね
ヒジリという男の子がいるんだけど
その子と会わせたかったというのはあると思う
そうする必要があったというのは物語として
あると思う
16世紀のデンマークでは会えないから
タイムスリップしたらやっぱダメだな
タイムスリップ
だってこれ見る限りだとさ
現代人って出てくるかこれ
ヒジリ以外
現代人っぽい人は一応
あんま出てこないかも
スカーレット側の時代っぽいじゃん
それで言うとこの死者の世界には
未来も過去もないと言われてて
未来も過去もない
いろんな時代の人たちが
一緒くたで出てきてる
技術は?
インターネットとかはない
剣と弓で戦ってる?
銃も出てくる
死んだ時に身につけてた物が
ついてくるみたいな感じ
そこも分かんねえんだよな
ちょっとよく分からん
どの辺の物まで持ち込めてるのか
馬は生息してる物なのか
連れてきた物なのかよく分からんし
人間だけがカウントされるのかとかね
1回目の時に
踏みとどまったとかだったらまだ
ありそうっちゃありそう
でもあれだけど
一個でも仮説あって
ヒジリっていう男の子
あらすじの中での紹介では
戦うことのない
人物であるっていう話だったと思うんだけど
ヒジリがスカーレットに
何を伝える存在であるかっていうのを
俺視点で考えた時には
彼は看護師である
戦いに明け暮れるスカーレットが
逆の存在である
スカーレットにはない価値観を持ってる
人を癒すっていうのを重要視した
人間であるっていうのもあるし
ヒジリ自身が
なぜ死んだかというと
無差別殺人みたいな犯人から
子どもたちを身を手して守って
亡くなったのね
死者の国での気づき
彼自身が
スカーレットと違って
復讐のために生きるのではなくて
自分のために最後に亡くなったっていう
スカーレットが最後に見つける
自分のために生きるっていうものを
死ぬその瞬間にまで行動に起こした
人物としてヒジリというものが
出てると俺は思ってる
スカーレットが他者のために
生きた人生を一回終えてしまう
っていう
一回ダメでしたっていうのを
経験しないと
スカーレットが生きてるうちに改心した
では物語の推進力としては足りないと
考えたのかもしれない
一回ダメだったパターンを
やっといたっていうので
より
本人的にも
わかるというか
だとしたらヒジリっていう
存在とスカーレットという存在を
引き合わせるために後付けで死者の世界
っていうものができてきたとしたら
足りないよね
そうやって持ってきたいならっていうところで言うと
それをするのはいいの後付けで死者の
国が出てくるのは全然問題ないんだけど
死者の国で生きてる人たちが
なぜ見果ての場所を目指してるのか
どういう思いなのかみたいなのが
ないよね
舞台装置すぎるというか
スカーレットとヒジリのために
今ずっと
分かんない分かんないって言ってたんだけど
スカーレットが
見果ての場所に目指して
最初の自分
復讐に生きていた自分自身を許して
本当の自分を生き直すっていう展開自体は
めちゃくちゃいいと思う
それは自分の価値観の問い直しでもあるから
なんで自分は復讐に
明け暮れることになったのか
自分にこう生きてほしいと言うのか
自分の中で反省して
私にはまだやり残したことがある
私のために生きる人生はもう一回生きる必要がある
という結論を導くのはすごくいいんだけど
自分自身を許すっていう
テーマのヒントを物語の前段の部分で
得てるように見えないのよね
最後に出す答え
までの過程で
それはなぜかというと
物語の中で起きる人々の生活というものに
緊迫感がないから
極限の状況の中で
それでも人々が他者に対して
復讐心を持たないあるいは非自理という人間が
人を癒すという行動
自分の考え方とか価値観を
見つめ直すみたいな
それは実際物語の中でもあるし
あってもいいんです
あって叱るべきじゃない
そういうので気づく
あって叱るべきなんだけど
それはその世界の中での価値観のベースが
きちっとあって
その上で個人の心情というものが
上に乗っかって
その中で非自理とスカーレットというものの
人間性の対比とか
学びみたいなのがあって
スカーレットの成長がある
けどその世界のベースの部分が
ごっそり抜け落ちてるから分かんない
非自理とスカーレットは
そのベースの上でどう価値観を持ってるのか
分からない
だから同じような状況
それぞれが死ぬ寸前の
同じような状況を
果てしなきスカーレットのテーマ
この死の国で再現というか
できるかというと
どうやったら死ぬか恐怖になるか
よく分からんしみたいな
同じようなところでそれを見て
納得するみたいな展開の時の
納得のところが
弱いかなというか
イコールじゃない
どうしたらいいのか分かんないんだよ
ずっとずれてるんだよ
感情移入じゃないけど
理解しにくいというか
めちゃくちゃ仮の話だけど
果てしなきスカーレットの世界が
学園生活だとしたら
何ら問題はなかったと思ってて
それは死者の国じゃないからとか
そういう話じゃなくて
学園生活だとしたら
1年生の時にどういう状況で
その後どういうイベントがあるのか
説明されなくても
価値観というか経験として
ベースを持っているから
そこの動機が取れるわけよ
分かりやすいというか
分かるね
俺らは
死者の国の経験ない子分かんない
どういうイベントがあるか分かんない
学生生活やってるから
文化祭にかける思い
運動会にかける思いは分かるわけよ
大切ですよねと
クラス一丸となってやるの大事ですよねと
逆に一丸となって頑張るって価値観が分かるからこそ
頑張らなくてよくないって価値観の奴らに
死者の国の中で
果てなき場所よくないと分かんないんですよ
君たちはなんで行きたいのか分かんない
行きたいって言ってる意見が分かんないから
行きたくないって言ってる奴らの意見も分かんない
全体的に分かんない
ていうとこです
視覚的表現と感想
ていうとこか
感想が果てないです
そんなあれなんだろう
ワンピースみたいな感じ
大航海時代みたいな
死者の国で果てなき場所に向かうっていうのが
流行ってる
流行ってる
難しそうだな
難しそうというか
映像とかそういうカットに関しては
めちゃくちゃ綺麗で
むしろそこに関してはそれだけで
星に手を挙げてると考えたらめちゃくちゃ良くない
話が入ってこなかった
というのを除いて
見たら
確かに
それだけで星に挙げてます
疲れた
熱入るんだよ
言うこといっぱい
褒めるとかじゃなくて
分かんねーよって話
されてしまいました
果てしなきスカーレット
見た方もいてね
感想
私はこう思いましたみたいな
いただきたいです
細田守作品自体は僕結構好きなのでね
他の作品もぜひね
感想とかいただけたら嬉しいです
このポッドキャストでは
皆さんからの感想など受け付けております
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お便りお待ちしておりますので
皆さんお送りください
果てしなきスカーレット
皆さんご都合が合えば
特にすることがなければ
ぜひとも見ていただければと思います
こんだけ言われたら気になるんだよな
こんだけ言われると
悪目立ちしちゃってね
隣の学校の悪が見たくなると一緒ですから
それで見ちゃったなって気持ちはあるしな
ぜひとも見たら教えてください
リスナーからの反響
金曜ロードショーかな
来年の金曜ロードショー
だいぶ先だな
手どころでした
本日はここまでです
ありがとうございました
とりあえずベンチではリスナーの方からの
ご感想ご質問などお待ちしております
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よろしくお願いいたします
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