うん。
そういう話ですね。
おおー。
で果てしなきスカーレット自体は、俺その予告編を見てたのね、もともと公開前に。
うん。
公開前の予告編、あとこのあらすじを聞いた感じだとめちゃくちゃ面白そうだと思ったの。
まあ面白そうだよね。なんか中世ヨーロッパと。
なんかテーマもすごい、中世ヨーロッパとテーマも復讐みたいなので、俺興味あるなと思って見てて。
うん。
まあ見てたんですけど星は2つでしたね。
いやーどうなんだろう、まああらすじ自体は良さそうだけど。
そういうところですね。
でちょっとここからネタバレして話しちゃいますね。
はい。
あのー果てしなきスカーレットの何がもう悪かったかって俺の中ではほんと1個だけなんですよ。
え、1個で星2になるの?
1個で星2になるんだけど、これは死者の国という世界の説明が不足しすぎているところ。
ほー、どういうルールでというか。
そう、これだけ俺の中では。
どういう世界観かがわからんっていうそこが。
えっとね、ちょっとずれる、ちょっとで違うんだよね。
ちょっと違う。
ちょっと違ってて、もうちょっと詳しく言うと死者の国に生きてる人たちがどういう生活をしてるのかっていうのがわからないっていう問題だった俺の中で。
あー。
世界観はさっきあらすじの中でも言ったんだけど、人々が略奪と暴力に飽き暮れ、力のない者や傷ついた者は虚無、要はなんか本当に死んじゃうってイメージかな。
まあまあまあ。
無になっちゃうっていう世界であると。
世界観ってまあ一旦これが説明になるんだけど、この説明自体俺は不足はないと思ってて、こういう世界でありますよっていう。
まあまあまあまあ。
だって実際の俺たちが住んでる世界もさ、なんかそれ以外に説明しようがなくない?なんか。
まあまあまあまあまあまあ、悲観的な目で見ればそうかもっていう。
なんかこの世界の世界観を教えてくださいって俺たちが説明しようとした時にさ、その異世界の人間に。
その人が生まれて死ぬまでの間にこうお金というものを売買とする価値経済の中で働いてみたいな。
で最後は大体そのまあ日本で言えば80年ぐらい生きて生き絶えますみたいな、そんな説明しかできないから。
世界観の説明がなんかなんとなくふわっとしてるっていうのは俺の中では問題ないんですよ。
だけどさ、じゃあその中であなたはどう生活してるんですかって話ってさ、めっちゃ具体的にできるわけよ。
お金の稼ぎ方、どういうとこに住んでるのかどういう文化なのかってさ。
世界観とは全く、世界観がベースにあった上でその上に立つ人々の生活っていうのはやっぱ具体的に語れるわけじゃない。
何を食べてるとか、何を着てるとか。
何を着てるかっていう。
なんかそこがどういうものかによってその世界の解像度が上がるわけじゃない。
イメージしやすくなるね確かにその。
現実世界もさ、どういう生活があってその中でどういう苦労があるのかみたいなね。
例えば今現実世界の話で例出すんだけどさ、お米が高いんですわ。
高い。
お米が。
高いよ高いよめっちゃ高いよ。
5キロで5、6千円したりすんじゃん。
するものがある。
5千円はいきすぎか、でも5千円ぐらいしたりすんじゃん。
する。
高すぎるわっていう。
これは実際のお米の価値が決まっててそれよりも今高いわけじゃない。
だから米を安くしてほしいっていう意見が俺たち言えるわけね。
あるいはもっと言えば今もらってるお金自体が収入自体が少ないからもっとそれを増やしてほしいという意見も言えるわけ。
まあまあどっちか。
そう収入が増えればお米買えるようになるんですよ。
あるいはお米が安くなればお米買えるようになるんですよみたいなね。
そこの今僕たちがいる世界の中である課題っていうのはすごく具体化していこうとするとその世界におけるものがどう動いているかっていうところにも収束できるわけよ。
人間のねすごい抽象的な問いとしてなぜ生きているのかみたいなの言われたとすんじゃん。
いやでもそんな正直考えたことないですよなんて人大半だと思ってて。
そんな答えないですよ。
でも生きる上でじゃあなぜ生きるのかわかんなくても生きる上で必要なものはわかりますよね。
何ですかって言ったら食べるものですよね。
食べるものの中で米が不足するっていうのは日本人にとってやっぱり大きな影響ですよねみたいな感じで。
なぜ生きるのかっていう大きな問いが例えば各人人間が持ってなかったとしてもなぜ生きるのかっていうものの必要な要素が欠けたら今自分にとって生きることが危機的であるみたいな危機感っていうのは大きな問いにつながらなかったとしてもおのおの持てるわけよ。
戦争があるとかご飯が取れないとか自然災害が起こるみたいな。
なんかそういう具体的な問題がこの世界で何か起こってその人たちの生活が危ぶまれてその状況の中でこんな状況の中でなんで人は生きるんだろうみたいな大きな問いに普段思わなかった人たちが接続できるみたいなところがあると思うよね。
っていうふうに僕は思ってるんだけど、この果てしなきスカーレットはその具体的な生活の部分。
死者の国にいる人たちがどうやって物を食べてどこから物を手に入れて何を着てどう生活しているのかっていう部分がふんわりしているから物がないとか災害が起こるとかお金が少ないみたいな。
みんなが何を問題として感じているのかっていうのがすごくわからない。
さっき言いざこざがあるみたいな争いがあるみたいなあるけど、世界観としてね。
じゃあなんで争いがあるのか。
例えばそれが食料がないのかないからとかなのかとか、領土のなんかあってとかそういうのがあってってその理由とかが見えてこないからじゃあなんでなんていうのになってるっていう常に。
ならないですよ。
だから僕らが現実世界でお金が欲しいんだ。
米を安くしてくれっていう意見を言えるのはお金がないとか米が高いからじゃない。
向こうの世界では見果てぬ場所っていうところにみんな行きたいの民衆が。
民衆って本当に膨大な数の人たちがいる。
みんな見果てぬ場所に行きたいって言って見果てぬ場所に向かって移動するんだけど。
なぜ見果てぬ場所に目指したがるのかがわからない。
一見すると話の中で死者の国生活してる人たちって確かに困窮してて辛そうなんだけど。
なんか食べるものに困ってるようにもちょっと見えないし。
死者の国で楽しそうにしてる人たちも一定数いるのよ。
だから死者の国にいても別にいいんじゃないって思っちゃう俺は。
だからそう聞くと食べ物を用意してる人たちというか農家の人とか
例えば人たちを見果てぬ地みたいなところに行かなくても農業をして過ごしてて
やってられてる人たちもおるっていうのはあるかもしれないです。
必ずしもみんな行ってるかっていうと
じゃあ実はそれで用意されてるものがあるってことは違うんじゃないっていうと。
その通りだ。
だからここでね、さっき今農業って話してたけど
映画の中で農業をしてるシーンがあって
最近不作なんだとか
あるいは収穫する前に略奪されちゃうんだみたいな話が一言あって
こんなどんだけ頑張っても利益が得られない場所だったら
その見果てぬ場所っていう場所に行けばどうやら幸せになるらしい。
なるほど、だから見果てぬ場所に行きたいんだってなるわけじゃん。
だけどその世界における食料生産の手段みたいなのは全く説明されてなくて
されないんだけどなんかみんなお米みたいなの食べたりとか
トルティーヤでタコスみたいなのが提供されたりとかするの
そのトルティーヤの原材料であるトウモロコシはどこから取ってるんですかとか
なんかトマトとかズッキーニみたいなの見えましたけど
それはどこから取ってるんですかみたいな
それが減ってるんですか増えてるんですかみたいな
食うものに困ってないならここでいいじゃないですかみたいな
そういうところになっちゃうと気になる部分が
民衆って本当に膨大な数いて
おのおのに見果てぬ場所を目指したいと思う理由はあるはずなんだ
大切な人を現世に残してきちゃった
実は帰れるみたいな
実は帰れるってことを心待ちにしてるとか
実は帰れることを希望持ってる人がいるとか
今いるこの世界が食べ物はないからもういいとこに行きたいとか
もう自分の大切な人が虚無になってしまってもう出会えないから
もう今すがるものが今この世界にはない
だからもう今見果てぬ場所を目指してるんだみたいな
万人が万人にとっての見果てぬ場所を目指す理由みたいなのが絶対あるはず
わざわざ行くだもんねそういう場所まで行きたいっていう
スカーレットとかクローディアスとかヒジリみたいな
物語の中の主要な人物はなぜ見果てぬ場所を目指すのかっていうところに
掘り下げるだけの時間があるわけ
うーん
そこに尺を裂くことで彼らをなぜそこへ向かわせるかっていうことを
理解できるからね視聴者側は
だから彼らが見果てぬ場所に向かうのには必然性がある
あー理由はわかる理由はわかる
それ以外の人たちがなぜ向かうのかが本当にわからない
なんであんな群衆になってそこに向かうことに興味があるのかが本当にわからない
そんなに行きたがって俺全然映像が浮かんでないからなんだけど
そんなに行きたがる人おるのっていうぐらい行きたがる人おる
めちゃくちゃいっぱいいる
あのコミケのオープンぐらいある
コミケさん大変ですみたいなうわーみたいな
まあ今のコミケなんかそういうのないらしいんだけど時間制になってるから
あのなんか当時のみたいな
当時の昔の人群衆がもうぐわーってそっちで向かいますよみたいな
本当にそれが見えないのよ
見えないっていうのは見果てぬ場所の意味を知ってもなおってこと?
見果てぬ場所の意味を知ってもなおなぜそこにみんな向かってるのかがわかんないのよ本当に
それって見果てぬ場所っていうぐらいだもんねそこに何があるかはみんな知らないの知ってんの?
知らない噂みたいなので見果てぬ場所には上へと続く階段みたいなのがあって
死者の国ではない場所に行けるみたいなのは言われるんだけど
それ以外はちょっとよくわかんないんだよ
今見果てぬ場所というかスカーレットの画面を共有してるんだけど
人がねその火山の噴火の中ぐわーって歩いてるし
あるあるある
見果てぬ場所っていうのが山の上にあってその山に向かってみんな歩いてくる数万数百万の人たちは
とかこの今クローディアスって王様が群衆の前に立って見果てぬ場所目指すぞみたいな話をしてるシーンとかもあるんだけど
だからなんで行きたいのってそんないっぱい人がいるのに
みんななんで行きたいんですかってのが本当にわかんないのよ
でもあれなんじゃないのだからそのこの人たち全員が全員この地
その地の国に根差した人たちじゃないからなんじゃない貴族意識としてここじゃない場所に行けるならみたいな感じじゃない
それはわかるんですよ
彼らは死んでいてここは自分たちが生まれ育った場所じゃないから帰れるかもしれないっていう意思があるってわかる
でもそれは個人の問題だって群衆にそれを当てはめることはできないわけよ
いくらなんでも
いくらなんでもみんな貴族意識ないからみたいな感じじゃないわけじゃ絶対一人はいるかもしれない絶対一人は
数千人単位でいると思うよここは私が生まれた場所じゃないって人は
だけど群衆全員がそうではないわけじゃん
みんながあっち行くから俺もあっち行くんだよねって人もいるわけじゃん
まあまあまあいると思う確かにその中には
いるはずじゃんそういう人間の話がないと群衆の意思が見えないわけよ
群衆全員のね何千何万の人たちに一人一人になんで行くんですかなんで行くんですかみたいな
お隣さんお隣さんはどうなんですかなんてインタビューしていく時間ないわけよ
ないからそんな時間は割けないわけだから割かなくていいの実際
割けるようなリソースがないんだったら割愛する必要もあるわけよだから一人二人だけ話聞けばいい
っていう話でもあるわけ実際どうなんですか辛いんですかみたいな
なんだけどその全体としてどういう思いがあるのかみたいな
なぜそっちに向かうのかみたいな説明が本当になくて
群衆全員が一人一人思いは違ったとしても
物に困っているのか