犬の個性に合わせた叱り方
こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園N1クラブを運営している なおちゃん先生と申します。
20年以上、1000組を超える飼い主さんとワンコさんに向き合ってきた経験から、コントロールよりコミュニケーションをテーマに愛犬と心が通い合う関係づくりのお手伝いをしています。
さて、先日は10月3日土曜日朝9時より行われました
個性心理学認定講師でもある羊さんとのコラボライブ。たくさんの方に来ていただきましてありがとうございました。
今週も引き続き、犬の個性をどうドッグトレーニング、犬のしつけやトレーニングに取り入れているのか、その事例をお話ししていこうと思います。
また、先日のコラボライブまだ聞けてないよという方は概要欄に羊さんのチャンネルとそのURLを貼っておきますので、よかったら聞いていただけたらと思います。
それでは本題に入っていきましょう。
この番組では、お迎えからお見送りまで愛犬の一生を7つのフェーズに分けて、それぞれの時期に寄り添った学びとヒントをお届けしています。
さて、先週からシリーズというか連続配信でさせていただいています。
愛犬の個性の生かし方ということで、前回は褒め方もワンちゃんの個性によって変えた方が効果的だよというような事例を含めて皆さんにご紹介をさせていただきました。
でね、褒め方というのも犬の個性によって変えた方が伝わりやすいんだということがわかったということは、
勘のいい皆さんならきっともう気が付いているはずだと私は信じているんですが、そうです。
叱り方ももちろん犬の個性によって変えていくべきなんですよね。
ですから、私は時々飼い主さんに、「なおちゃん先生は犬を叱ることはあるんですか?」とか、「どうやって叱ってるんですか?」とか聞かれることがあります。
この質問、私にとってはすごく難問なんですよね。
そう、なぜなら犬の個性に合わせて叱り方を変えているからなんです。
私は犬を叱らないということはないです。
ただ、叱るということが確実に効果があるなとわかった上で叱るということをしています。
効果があるなとわかっているシチュエーション。
これはね、つまり、その叱る相手であるワンちゃんのことをよく知らないと、
そう、ここというポイントはなかなかつかむことができないんですよね。
感情のままに叱ったり怒鳴ったりしても犬には通じないんです。
ただただ、私に対する恐怖心だったり不信感というのが高まってしまうだけで、
その後、絆を深める、こちらの意図を相手に伝えるということができづらくなってしまうんですよね。
だからこそ、褒めることよりも叱ることで何か物事を教える方が、私はワンちゃんに関しては遥かに難しいと思っています。
さて、話が少し抽象的になってしまったんですけど、
今回はね、じゃあ犬の個性によってどういうふうに具体的にナオちゃん先生は叱り方を変えているの?という事例をご紹介したいと思います。
これを聞いてくださっている愛犬家の皆さん、ご自身がワンちゃんを叱る時、どんな時に叱りますか?
そしてどんなふうに叱りますか?
これはね、いろんなケースがあると思います。
ちなみにですね、私は愛犬みことさん、今はもう天国に行ってしまっていますけれども、愛犬みことさんに対して叱る時にはどんなふうに叱っていたか?
元気な大型犬の子犬への対応
と言うと、みことさんに関しては大きな声でどなったり、物を投げつけたりね、
天罰方式って昔言われた、缶の中にあったんですよ、昔ね。
犬がこちらが望まない行動をしている時には、空き缶の中に小石を詰めて、入口をガムテープで塞いで、
それを投げつけて大きな音で驚かせる、みたいなね。
そういった天罰方式ってあったりですとか、そういったことを使うことはほとんどありませんでした。
なぜかと言うと、みことさんに関しては、私のNOという言葉が、今それをあなたがしているそのことをやめてほしい、
ということがしっかりとトレーニングで学んでいたからなんです。
ただ、これがね、学んでいない状態のワンちゃんであれば、どういうふうに叱るということをしているか。
例えば、元気いっぱい大型犬のパピーちゃん。
本人がやること、なすこと、すべてにおいて全く悪気はない、っていうタイプの子ですね。
この子たちに対して、例えば、私は望んでいないんだけれども、
飛びついてきて袖口を噛む、というような時に私はどうするのか、と言いますと、
飛びついてきて袖口を噛んできました。
その時に私はどのように言うか、具体的に言うと、
NO、やめて、このトーンです。
NO、やめて、いかがですか?
聞いてみて。
この時の私の体の動きというのは、動きません。
噛まれている袖口、これも無理に引っ張ったり動かしたりせず、
私の腕を私の体にくっつけて動けないようにするぐらいです。
そしてワンちゃんの顔を、このね、大型犬のやんちゃなパピーちゃん、遊びたくてしょうがない、そんな子をね、じーっと目で見ています。
他に声は一切かけません。
こういったね、この子に対しては、声のかけ方を、叱り方をしていきます。
これは逆にね、ほら、やめなさい、飛びつかないの、やめて、とか言って、
こう、わざとね、動きをオーバーにしたり、声を荒げたり、
早い口をね、何度もやめなさい、ほら、だめでしょ、離して、とかね、こう畳みかけてしまうと、何が起きるかというと、
そうじゃなくても元気でやんちゃで、誰かの気を引きたい。
はい、そんなワンちゃんはですね、ますますテンションが上がって、ますます飛びついてね、私の袖口やら足元やらをね、噛んだりしてきてしまうんですね。
つまり興奮させてしまうという感じなんです。
なのでここで取るべき、私の叱り方というのは、この元気いっぱいテンション上げ上げな、
ヤッホーなね、あの若いワンちゃんのテンションを上げずに、興奮させずに、
いかに落ち着かせながら、今あなたが行っていることは良くないことですよ、ということを伝えるかにかかってくるんですね。
なのでこういう叱り方をします。
いたずら好きな犬と怖がりな犬
では逆にですね、「こらーやめなさーい!」というような叱り方をするときはどういうときか。
これはですね、ある程度確信犯、そして夢中になって何かよからぬことを、私にとってですけどね、都合の悪いことをよからぬことをやっているような場合ですね。
ちょっと驚かせるような、そんなことのために大きな声を出して、わざわざと身振り手振りも大きくしながらその子に近づいていく。
熱中しやすい、いたずらに熱中しやすい子なんかにはこういう形の叱り方をしたりすることがあります。
例えば、なんだか静かにしてるなと思ったらですね、玄関に行って私の靴を一生懸命噛んでる子。
そんなような感じのときですね、こういう叱り方をします。
そして最後にはですね、怖がりな子。もうね、本当に怖がり。
先日お話をした、褒めるときもね、静かに褒めないと怖くなってしまう。
いやー、頑張ったね、上手上手!みたいな褒め方をしてしまうと怖くなって逃げてしまうようなワンちゃん。
そういった子に叱るときにはほぼほぼ声はかけません。
怖がりな子を叱ることっていうのがほとんどないんですけれども、
あえて事例を挙げるとすれば、その子にとって何か大切なもの、
そして私にとっては私の手元に返してほしいものを守る。
こんなシチュエーションを想像していただけるといいでしょう。
こういう怖がりな子って、何か一つのものに執着すると返してくれなかったりするんですよね。
例えば自分の食器とか、自分の匂いがついているブランケットとか、
ソファーのある特定の場所を陣取ってしまうとか、
そういうシチュエーションだと思ってくださっていいと思います。
こういう時には、あなたが今守っているその行動を、
あなた自身にやめてほしいと私は思っていますということを伝えればいいだけなので、
声を上げたり威圧をしたりすることは必要がないんですよね。
この子自身も何も絶対的に攻撃してやろうという人をもって守っているわけではないので、
あなたはそれを今守っているその行動をやめてくれさえすればいいんですよということが伝わればいいので、
じっと目を見るだけとか、本当に小さい声でやめて、ノー、やめてというような言い切り方の言葉、
言葉をその子に教えてあげるというような感じの伝え方、叱り方をします。
愛犬に合う伝え方を考える
このように褒め方というのも、愛犬の個性によって変えていく必要はあるんですが、
叱り方もまたシチュエーションやその子の持っている個性、何に注目しているのか、
どうしてその状況になっているのか、それを考えてから叱るということをしないと、
こういったね、例えば最後にお話しした何か、
お守ってちょっと唸ってるとかね、返してくれないとかね、取り上げようとすると噛もうとするとかね、
そういった子に、やめなさい、こら、だめでしょ、みたいな感じで怒っても、
逆にもっともっと守りは固くなってしまうわけなんですよね。
だからあなたのことを傷つけるつもりもないし、無理に取り上げようとしているわけじゃないんだけど、
その守っているという行動をやめてほしいんだよ、と、教えてあげるという意味で、
伝え方として、だめ、の、やめて、というような伝え方をしたりするという感じなんです。
この辺のニュアンスは、実はなかなかネット情報や本のしつけ教室、しつけの本とかね、
そういったことでは本当にね、分かりづらいんじゃないかなというふうに思っています。
私自身もリサーチのためにね、本や、しつけの本や情報、それからサイトやSNSなんかをたまに見たりするんですけれども、
この辺の細かいニュアンスっていうのは、なかなか伝わらないだろうなと思いますし、
どの情報を取り入れてどういう叱り方や褒め方をするのかというのも、
飼い主さんご自身が自分のワンちゃんの個性をしっかりと理解した上でないと、なかなか難しいんじゃないかなというふうに感じています。
皆さんはどうですか?本やしつけの本や情報ですね、それからSNSやワントモさんに聞いたお話を実践してみたけど、
うちの子には全然効果がなかったとか、逆効果だったとかね、
そういった方はもしかしたら、その叱り方や褒め方、伝え方というのが愛犬さんの個性にはあっていなかったのかもしれません。
じゃあうちの子にあった伝え方ってどんなふうにしたらいいの?聞いてみたいな、知りたいなという方はぜひ、
オンラインでもカウンセリングを受け付けておりますので、概要欄から公式LINEに登録してお気軽にお尋ねくださいね。
それでは、本日はここまで。最後まで聞いていただきありがとうございました。