犬の噛みつき問題の概要
こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
愛犬にもっと好かれたい、うちの子の困った、どうしよう、そんな飼い主さんに向けて、愛犬と過ごす人生をもっと幸せに、おテーマに、あなたの飼い主マインドが変わり、愛犬との絆がもっと深まる、そんなお話を、ドクトレーナー歴20年の経験からお届けしています。
時にアニマルコミュニケーター、ベトロス専門誌としての視点、時々は、雑談も入れて楽しくお伝えしています。毎週木曜日、朝9時10分からは定期ライブも行っています。お気軽に遊びに来てください。
さて今回は、実際にあったご相談の中から、回答をさせていただこうと思っています。
こういった問題やお悩みというのは、非常に多いのではないかなと思いますので、もし心当たりがあるよという方には、ぜひ聞いていただきたいなと思います。
そして一般配信の方では、ワンちゃんの問題行動にまつわる捉え方について、皆さんに向けてお話をさせていただき、その後のメンバーシップ配信、有料配信においては、具体的な解決方法、私だったらこういうふうに解決方法をお客様や飼い主さんにアドバイスをさせていただきます。
そして具体的なトレーニングとしては、こういうことをしますという段階に分けてお話をしたいと思います。それではスタートしていきましょう。
まず寄せられたご相談の内容をご説明いたします。
こちらはですね、表題にも書かせていただいた通り、ワンちゃんの噛みつき、うなりに対するお悩み問題となっています。
これは飼い主様のご相談内容としましては、普段はね、撫でて、触って、抱っこしてと言って寄ってきて、とてもかわいいワンちゃんなのにもかかわらず、寝てるときにね、抱っこしたり、触ったりしようとすると、うなったり、噛んだりしてくるというご相談内容です。
そしてですね、具体的なご相談内容としては、まずあるご家庭の中での問題となります。
夜になってワンちゃんと飼い主さんが、飼い主さんのお部屋でくつろいでね、寝ているときにご家族の方がお部屋に入ってきて、
今日は自分がそのワンちゃんと一緒にお部屋で寝たいということでワンちゃんを連れていくことがあるそうなんですね。
その時にこのワンちゃんが、そのご家族がお部屋に入ってくるとき、うなってしまう。
そして、うなったままだけれども、それまではおとなしく抱っこされて、そのご家族の違うお部屋に行って一緒に寝ていたということなんですが、
ある時、うなった後に噛みついてしまって、そのご家族の方がけがをされてしまったということなんですね。
これはどうやったら噛まないようにできますか、うならないようにできますかというご相談でした。
そしてこういうことってね、パターンは違いがあると思うんですよ。
普段はこのご家族、噛まれちゃったね、ご家族の方も触ったり、撫でたり、抱っこしたりするときに、一切噛まれたり、うなられたりすることはないということなんですね。
ただ、就寝前に、先に別の部屋で別のご家族と寝ているときに、部屋に入って抱っこして連れて行こうとすると、うなる。
そして噛むという、ある決まったシチュエーションにおいては、うなられたり噛まれたりするというパターンですね。
こういった問題やお悩みというのは実は少なくありません。
そして私がいろいろと過去たくさんの飼い主様と関わってきた中で、これを噛みつきの問題として、噛みつきまでは言っていない場合にうなりだけでも問題として捉えられていないということは結構あるんですよね。
今までワンちゃんに噛まれたことありますか?と言われたら、「いや、ないです。」というふうにお答えいただくんですけれども、よくお話を聞いていたり、その方との関係性が深まったりしたときに、
そういえば先生、うちの子って撫でられたり抱っこしていってしょっちゅう来るとても甘えん坊さんなんですけれども、このときだけはうなったり、ときどき甘噛みで噛もうとするんですよねとか軽い気持ちで雑談の延長でそういったお話を聞くことがあります。
ですけど、これって私たちプロのドッグトレーナーから見ると、とても注意すべき点なんですよね。
それはなぜかということも踏まえて、一般配信でお話をしていきたいと思います。
まずですね、こういった決まったシチュエーションだけで出る、普段は出ない噛みつきやうなりということですね。
これはある程度年齢のいった政権に出ることが多いです。
そしてですね、これを私自身は、私だけじゃなくてもきっとプロのトレーナーだったら、こういうことが出たらここに対して対処していったほうがいいですよという案件なんですね。
ただし、飼い主さんの意識の中では、他のときには日常生活9割では問題はないので問題視しないというパターンが多いです。
ただ、これは放っておくと確実に増えていくことが多いので、やはり飼い主さんやご家族に対して、ある特定の場合でもうなりやちょっと噛みつこうとする、
解決策と飼い主の意識
軽い噛みつき、例えば歯型が残らないとか痛みを感じない程度のからがみというんですけれども、そういったものであっても対処はしていったほうがいいと思います。
それはなぜかというと、ワンちゃんに一度でも嫌なことがあればあったらうなったり噛みつけそぶりをしてよいという許可証を与えてしまうことになるからなんですね。
それをするとやはり人間は噛まれたら痛いですし、特に自分の愛している愛犬さんに噛まれたりうなられたりすることってショックじゃないですか。
だからそれを隠したくなる気持ちもすごくわかるんですよね。他に問題は起きていないから別にこれ言わなくてもいいよねっていう気持ちはよくわかるんですけれども、
それが後々大きな噛みつきの発端になっていることっていうのが非常によくあるケースなんです。
普段は噛んだりうなったりしない愛犬が特定のシチュエーションにおいて飼い主さんやご家族にうなったり噛んだりするということはどういうことかというと、それだけ嫌な気持ちなんですよね。
それだけ嫌な気持ちをそのシチュエーションにおいて感じているということ。犬と暮らす中の犬との付き合い方においていろいろな考え方がドックトレーニングという意味でありますけれども、
私の考え方は嫌なこと、犬が嫌だなと思うようなことを避けてどうやってそこに折り合いをつけて嫌なことを受け入れてもらうか。
それからその嫌なことを避けて別の方法で同じ結果に至る道はないか。これを探すこと。
そう方が飼い主さんとワンちゃんとそう方がハッピーでストレス少ない解決策を探すこと。
これを私はいつも飼い主さんたちにご提案をさせていただいています。
この飼い主様のシチュエーションで言った場合に、普段は他のご家族にうなったり噛んだりすることがないワンちゃんがある特定の夜の寝室、
そしてワンちゃん自身は今日はこのご家族と寝るというふうに決めているシチュエーションにおいて、
他のご家族が寝室に入ってきて、もう休んでいる、私は今日はここで寝ると決めているワンちゃんを抱っこして別の部屋に連れて行く。
このことに対してうなりや噛みつけが出るということはどういうことかというと、
これすなわちワンちゃんは私は今日はここで寝るから放っておいてちょうだいということなんですよね。
これを考えたときに、ご相談の内容としては、ここでうなったり噛んだりワンちゃんがするわけなんですけど、
これをやめさせるにはどうしたらいいですかというお悩みなんですが、そもそも考えてみてください。
これは批判ではなくて、飼い主様のご家族の方の一緒に寝たいという願望によってワンちゃんがせっかくリラックスして、
犬の不快感と関係性
もう目にかかっているところを無理やり連れ去られるわけなんですよね。
なのでワンちゃんにしてはやっぱり不快なわけですよ。
であれば直すべきは、私はですね、このご家族の方にどうしてそこまで一緒に寝たいんですかということを聞きたいわけですよね。
だって一緒に寝たいんですみたいな。
これは小さいお子さんとかだったらね、そういうこともあるだろうなと思うんですけれども、
一つにはね、そのご家族の方が我慢すればいいんじゃないですかっていうことはもちろんあります。
もしご家族のこういう行動でワンちゃんがうなったり噛んだりすることをやめさせたいというふうなお悩みがある方は、
まずですね、今一度そのご家族の方のご意向というものをね、一度伺ってみてください。
その上でどうしてもね、この愛犬と私は一緒に自分の部屋で寝たいんだということを諦められないというのであればですね、
やはりワンちゃん自身が嫌だ、自分はもうここで寝るんだ、この部屋でこの怪人と一緒に寝るんだというふうに思っているワンちゃんにですね、
その気持ちをひるがえしてもらう、ひるがえしてもらえるような行動パターンを作る必要があるんですね。
ここまでいいですか?
つまりですね、飼い主さんのご家族ですね、ご家族の意向によって無理やりワンちゃんがリラックスして寝にかかっているところを連れ去られるということがワンちゃんにとっては不快なわけですよ。
それはなぜかというと、もう私はここで寝るって決めてるんだから、あなたは私の邪魔をしないでくださいっていう関係性がその場において出来上がってるわけですね。
なので、そのうなりや噛みつきを直すっていうためには、ワンちゃん自身が一番手っ取り早いのですね。
今日はじゃあ一緒に寝ようよといった時に、今日はじゃあ今ちょっと寝かかってたけど私はあっちで寝るね、バイバイっていうふうにそれを喜んで受け入れる体制を作らないといけないということなんですね。
これはね、もし皆さんが同じことをされたら嫌じゃないですか。せっかくもううとうとうとまどろんでいたのにですね、突然ですね、自分が腕を引っ張られて違う部屋に無理やり連れて行かれるってすごい嫌じゃないですか。
私だったらもうたぶん蹴飛ばすと思うんですけど、どうですかね皆さん。はい、ね。
であればですね、それは犬も人も一緒なんですよ。
だから嫌なことを受け入れてもらうためには、それを嫌じゃなくする関係性を先に作り上げなきゃいけないんですね。
なのでここでも変えるべきは、やはりこのご家族の方の行動、ご家族の方とワンちゃんの関係性なわけなんですよね。
トレーニングと対処法
ですので、皆さんがね、もし普段愛犬には触ったりね、抱っこしたりすることを喜んでくれるだけれども、もしくはね、愛犬さん自身が寄ってきて、抱っこして撫でて、お膝にあげてとかね、そういう風に寄ってくるんだけれども、ある特定のシチュエーションではうなったり噛もうとしてきたりするっていう場合。
こういった特定のシチュエーションで噛みつきやうなりが出てくる場合っていうのは、まず第一に普段からの関係性を見直すということ。
それから、ちょっと愛犬が嫌だなと思っていることを別の行動として教えることで、同じこちらが人間側がですね、飼い主さん側が思っているゴールにたどり着けないか、その方法を考えるということ。
それから、嫌なことを受け入れてもらうためのトレーニングをすること。この3つのパターンですね、この3つを並行して行っていく必要があると思います。
いかがでしたでしょうか。一般配信はここまでとさせていただきたいと思います。
次はメンバーシップ、そして有料配信として、ではですね、こういった特定のシチュエーションで、この場合であれば、夜寝室で他の家族と休んでいるときに愛犬を抱っこして自分の部屋に連れて行こうとすると、うなったり噛まれたりする。
これをやめさせるためには、そしてやめさせた上で一緒に愛犬さんと別の部屋で寝るというゴールをクリアするためには、どういうトレーニングやどういう対処法、どういう条件づけが必要なのか、それについてはメンバーシップ、そして有料配信の方でお話をしていきたいと思います。
最後まで聞いていただいてありがとうございました。