犬との関係性の構築
こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園N1クラブを運営している、なおちゃん先生と申します。
20年以上、1000組を超える飼い主さんとワンコさんに向き合ってきた経験から、
コントロールよりコミュニケーションのテーマに、愛犬と心が通い合う関係づくりをお手伝いしています。
こちらのチャンネルでは、お迎えからお見送りまで、愛犬の一生を7つのフェーズに分けて、
それぞれの時期に寄り添った学びとヒントをお届けしています。
さて、2025年も残り数日、いよいよ年の瀬が迫ってきました。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
これから寄生をするよとか、お出かけするよとか、
誰かお友達がお家に来たり、親戚が来たりするよ、という方も多いかなと思います。
ということで、今回はハッシュタグ7番、犬のいろいろということで、
少しね、いつもはワンちゃんに視点を当ててお話をしているんですが、
今回は人に視点を当てて、犬に好かれる人、嫌われる人、犬に噛まれる人、噛まれない人、犬に吠えられる人、吠えられない人の違いはどこにあるのか、
そんなお話をしていきたいなと思っています。
こちらはね、年末最後のシリーズ回という形で、
まず今日は犬に好かれる人、好かれない人、そしてね、明日は犬に吠えられる人、吠えられない人、
そして最後に犬に噛まれる人、噛まれない人の違いをお話ししていきたいと思います。
これからね、年末年始ということで、いろいろね、普段と違った動きをする方も多いかなと思います。
その中で、いつもはワンちゃん飼っていないんだけれども、ワンちゃんと触れる機会、逆にいつもは我が家に犬を飼っている家庭でも、
誰か来ることはないんだけれども、年末年始だけお孫さんが来るとかね、おじいちゃんおばあちゃんが来るとか、
親戚やお友達が来るという方もいらっしゃると思うので、そういう時に愛犬さんとね、来客さんだったり、普段会わない人が仲良くなれるかどうかというのは、
これはですね、周りの人の心がけにかかっているよということも踏まえてお話をしていきたいなと思います。
まあ年末なのでね、ゆるっと雑談を聞くような感じで聞いていただければと思います。
そしてですね、通常配信は年始1月1日から3月1日くらいはお休みをさせていただこうかなと思っています。
ただその間でもですね、スタンドFMのアプリの方では毎日年末年始10日間朝ライブチャレンジということで、朝9時から11時の間にどこかしらでですね、私が年末年始10日間連続喋っているという感じになると思います。
ただしアーカイブは残さない予定ですので、ポッドキャストやウェブから聞いてくださっている方にはおそらくお耳に入らないかなと思いますので、
私が隠れたところで何を話しているのかというところを知りたいなという方は是非、スタンドFMのアプリをダウンロードしてなおちゃん先生を探してみてください。
動き方の影響
ということで本題に入っていきたいと思います。
まずですね、皆さんは犬に好かれる人、犬に嫌われる人って何が違うと思いますか?
私はまあ自多共に認められるように犬に好かれる人なんですよね。
それはね、そりゃあなおちゃん先生は犬のトレーナーだから、ドッグトレーナーだから好かれて当たり前でしょというふうに言われるかもしれないんですけれども、
これはただただ私という存在が犬に認められる、受け入れられる、好かれるということだけではなくて、私なりに努力をしている結果なんですよね。
そしてね、いろんな人を見てみると犬は大好きなんだけれども、犬にはあんまり好かれないという人もいたりするんです。
これはね、特にお子さんなんかには顕著に出るんじゃないかなと思うんだけれども、
うちの子犬が大好きなんですというふうに言われるんだけれども、そのお子さんに対して愛犬さんがね、ちょっと嫌そうな顔してたりうなったりっていうね、こういうことって少なくないなぁと思っています。
では皆さんは犬に好かれる人、犬に好かれない人、嫌われる人、これはどういう違いがあると思いますか?
そして私は犬の先生として犬たちと対峙するときに何を大切にしていると思いますか?
チーン、突然始まりましたねクイズが。はい、犬に嫌われる人、犬に好かれる人、その違い、この大きな違いの一番、これはまず動き方の違いがあります。
動き方の違い、一体どういうことと思うと思うんですけれども、私は犬に嫌われないようにするために、自分から犬に対してある一定の距離以上は動かないということを決めています。
特に初対面のワンちゃんというのは、相手から私の方に寄ってきてくれるまで基本的には私は待つ、自分からは追いかけたり手を出したりあまりしないということをしています。
他方犬に嫌われる人というのは、自分の動き方が犬に対してどういうふうに映るのかということを全く考えずに行動することが多いんですよね。
なので結果として犬を過度に興奮させたり、警戒させたり、怖がらせたりしてしまうということになるんです。
ここは詳しくは、吠えられる人、噛まれる人の違いというところでもまたお話ししていこうと思っています。
音の重要性
はい、疲れる人、嫌われる人の違いその2、これは出す音の違いです。
出す音の違いって一体何やねんということになると思うんですけれども、
大きな声、突然の大声、それからいろんな動作音であったりとか、そういった音、音に対しても犬というのは敏感なんですよね。
ですので、特に怖がりな子、神経質な子、臆病な子、慎重な子というのは大きな突然の音というものを非常に苦手としますので、
そういったワンちゃんの近くでは突然大声をあげたり、物音を立てたりしないように私は気をつけています。
これは初対面のワンちゃんもそうなんですけれども、初対面ではなくても何度か会っていてもね、この子ってこういう時にすごくびっくりしちゃうんだよなとかね、そういった時にはなるべく自分の出す音について気をつけるようにしています。
反対にトレーニング上でこの大きな突然の音を使って行動修正を促すということもあるわけなんですよね。
例えば、こちらを向いてほしいけれども、自分の持っているおもちゃに集中しすぎていて、名前を呼んでもこっちを向いてくれないという時には、わざと大きな音で手を叩いたりして、集中をこちらに向けるというような方法をとったりします。
音というのは意外と人間はね、耳を落としがちなんですけれども、犬たちにとってはかなり大きなツールになってくるので、この音をうまく相手にとって、犬たちにとって自分が出す音がどういう風にとられるのかということを想像して動いたり、音を出したり、音を出さなかったりすることができるようになると、犬との距離がぐっと縮まったり、逆に離れたりするようになると思います。
また、この音というのは生活音だったり、何か衝撃音だったり、そういったことも含めるんですけれども、声もまた音になります。
大きな声を出す。逆に囁くような声を出す。なだめるような声を出す。安心させるような声を出す。低い声を出す。高い声を出す。
それからピッチもあるんですけれども、速い声、速い音で話しかける。ゆっくりとした声色、口調で話しかける。これによっても犬の反応というのは変わってきます。
ですので、相手の犬が望むような、この子に心地いいなと思えるような声色だったり、口調を使うというのがドッグトレーナーとして私が心がけている犬に使われるためのコツになります。
例えば、初めて犬の保育園に来園されて、飼い主さんに初めての場所に置いていかれて、ワンちゃん的には置いていかれてしまって、半日ここで過ごさなくてはならないというふうなワンちゃんと出会った時に、
犬とのコミュニケーション
ほら、早くこっち来て!そんなふうに私は言わずに、大丈夫だよ。ちゃんと待っていればママさんがまた迎えに来るからね。
こっちにおいで。安心できたら一緒に遊ぼうね。このおやつ食べられるかな?とかね。
そういう感じで、もうちょっとね、柔らかいゆったりとした、普段ね、私が配信している時に喋っているのとは全然違うような、ゆったりと語りかけるような口調でお話をしたりします。
それが、出す音の違いなんですね。この音の、出す音の違いというのはワンちゃんに意外とダイレクトに届いています。
それでは次は最後、違いの3つ目になるんですけれども、違いの3つ目、これはですね、一番難しいことになるかなと思うんですけれども、態度がはっきりしている人になると思います。
この態度がはっきりしているということはどういうことかというと、ワンちゃんにとってその人の行動だったり思考だったりが常に一貫してわかりやすいものであるかどうか、ここにあると思います。
例えば、私の場合であれば、私はこうしてくれたらとってもとっても喜ぶ。
その目の前にいるワンちゃんのことをたくさん褒めたり撫でたり、一緒に遊んだりなんだったらおやつをくれる。
だけどこういうことをしたら先生はどっかに行ってしまうとか、クレートに一人で残されてしまうとか、何も反応を返してくれないとか、欲しいスキンシップやおやつがもらえないとか、
そういう態度がこれは許されるけれどもこれは許されないということが常にはっきりとわかっている人間、これに対して犬というのはとても信頼感を寄せると思っています。
逆に言うと、この境界線がはっきりしていないと犬は迷うんですよね。
この人に対してどういう態度で自分を望めばいいのかということがわからないと、そのわからなさの不安から試すような行動に出たり、逆に避けてしまったり、逆に挑むような攻撃的な態度で出たりということも出てきます。
そのため私は犬たちにとっては一番大切にしていることは自分の立場を明確にしていくこと。私はこれをしたら嬉しい、これをしてくれたら嬉しいけれど、これをされるとすごく嫌ですということを犬たちに明確に伝わるように伝えている。
これは態度で伝えるということなんですけれども、これも具体的にお話すると、例えば飛びつき。
飛びつかれるのは私は好きではないので、飛びついたら手を出さないし、目線も合わせないし、笑顔も向けないし、なんだったらどっかに消えてしまう。
だけど私の前に来て座ってくれたら、撫でたり、スキンピチップを取ったり、声をかけたり、おやつをもらえたりする。
これを繰り返すことで、一旦は非常に再会できた時に嬉しくて飛びつこうとしたり、飛びついてきたりしたとしても、あ、そうだ先生は飛びつかれるの嫌いなんだった、という感じで自分で考えて、私が望んでいる行動を取れるようになっていくわけなんです。
ここの一貫性というのがはっきりと決まってくると、ワンちゃんはこの人に対してどういう態度でいれば自分が受け入れてもらえるのか、喜んでもらえるのか、コミュニケーションをとってもらえるのかというのがわかるので、
無駄に要求防衛をしたり、要求のいたずらやじゃれつき、噛みつきというのをしたりしなくて済むようになるわけですね。
ドッグトレーナーや犬の訓練さん、犬に関わる人がワンちゃんから好かれやすいというのは、本当にここが一貫している人間がプロなので、多いからだと私自身は思っています。
信頼関係の構築
なかなか日常生活で非常に明確な一貫性を持って愛犬に自分のお家のワンちゃんに接するというのは難しいとは思うんですけれども、ある程度のところは決めておいておかれるとワンちゃんからの信頼関係がかなり変わってくると思います。
はい、いかがでしたでしょうか。今回は犬に好かれる人と犬に嫌われる人の違いを3つご紹介させていただきました。
明日は犬に吠えられやすい人、犬に吠えられにくい人の違い、そしてあさっては犬に噛まれやすい人、犬に噛まれにくい人の違いをお話ししていこうと思います。
今日とね、かぶるところはあると思います。というのも、今日の好かれる人、嫌われる人の賛成というのが本当に大きな全ての大元になるからと思っています。
もしあなた自身がワンちゃんに好かれたいな、愛されたいなと思うのであれば、ぜひ今日お話しした3つのポイントを考えてみてくださいね。
それでは今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。