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第372回:NTL『西の国のプレイボーイ』レビュー 〜クセ強すぎる村人たちに翻弄された夜
2026-09-25 37:54

第372回:NTL『西の国のプレイボーイ』レビュー 〜クセ強すぎる村人たちに翻弄された夜

映画『グレイミッション』との2本立てレビューを企むも、NTLive『西の国のプレイボーイ』の感想が溢れすぎて作戦大失敗(笑)。
洗練された美しい舞台美術&生演奏に引き込まれる一方で、繰り広げられるのは超ド級のブラックコメディ……! 「これは笑っていいの?」「美の基準とは?」「オトン生きとったんかーい!」と、頭の中がハテナと笑いで大忙し。
劇場で観た方には、きっとこの不思議な感覚に共感していただけるはず!(ですよね?)
というわけで、レビュースタート🎬

▶"What's 妄想ロンドン会議?:日本に居ながらロンドンカルチャーを遊び尽くそう!オトナ女子ふたり(Miz&Sin)による、ロンドンニュース・英国Film/Stage/Drama/Book・英会話情報。神戸在住時々ロンドン。▶X (旧twitter):x.com/mosolondon ▶MAIL:mosolondon@gmail.com

感想

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サマリー

今回は、ガイ・リッチ監督の『グレイミッション』と、ナショナル・シアター・ライブの『西の国のプレイボーイ』を2本立てで語る予定でしたが、後者の感想が膨らみ、レビューは『西の国のプレイボーイ』中心になりました。作品はアイルランドの劇作家ジョン・ミリントン・シングが1907年に初演したブラックコメディで、父親を殺したと語る青年クリスティが西部の村の酒場に現れ、村人たちから英雄や人気者として持ち上げられていきます。ところが父親が生きて現れ、さらに本当に殺してしまう展開を経て、村人たちの態度が一転するなど、サスペンスと異質な笑いが混在します。 初演時には、アイルランド人を純潔で道徳的と見せたい独立運動期の社会状況に対し、凶悪犯を英雄視し女性たちが夢中になる描写が反発を招き、「プレイボーイ暴動」と呼ばれる騒動になったと説明されました。水口は、アイルランドの片田舎の感覚や、どこまでが美しさ・コメディ・シリアスなのかをつかめず、異文化を直接体験したような不思議さを感じたと話します。特にペギン役のニコラ・コクランの美人としての描かれ方や、村人たちの過剰な反応が、現代の美の基準や演出の意図を考えさせました。 終盤では、父親が何度も生きて登場する展開に大笑いし、デクラン・コンロンの存在感や、クリスティを演じたエナ・ハードウィックの最後まで不気味な演技も話題になりました。傾斜のついた酒場の舞台、アイルランド西部の風景、衣装、生のバイオリン演奏など、美しく洗練された舞台美術との対比も評価されています。今回はグレイミッションのレビューを次回に分け、次のナショナル・シアター・ライブ作品として『危険な関係』にも触れています。

今回の2本立て企画と『西の国のプレイボーイ』
第372回妄想ロンドン会議を始めます。
水口です。
清水です。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
最近はですね、エンタメ界隈での妄想ロンドン活動がはかどっております。
水口です。
嬉しい限りでございます。
はかどり損ねた清水です。
最近見たね、映画と言いますか、作品が2本ありまして、
今日ね、どっち話すって話をしてたんだよね。
1つはグレイミッション、ガイリッチ監督の最新作ね。
もう1つが西の国のプレイボーイ。
こちらはナショナルシアターライブの1本ですね。
なんですが、これをね、今日はね、もうちょっと両方喋っちゃおっか、みたいな。
いや、私がね、西の国から来たプレイボーイ。
西の国のプレイボーイ。
西の国のプレイボーイか。
お祭りに参加し損ねたので、
早く聞きたいっていうのと、グレイミッション、早く喋っとかないと忘れるぞって。
そう、でなんかさ、最近ね、YouTubeの方でもポッドキャスト聞いていただけるようになりまして、
そうなんです。YouTubeなんかね、いつの間にかさ、すごいいろんな機能増えててさ、
で、こっちでも配信できんじゃんと思って、
手続きとかね、押したわけですよ。
なんかね、すごかった。
全部で400本ぐらいあったんだけど。
え、ずらーっといった?
そう、3日ぐらいかけて同期してくれた、YouTubeさんがね。
そう、すごいなーと思ったんだけど。
ご苦労様でございます。
そう、その流れでさ、なんか古いやつとかも、私ちょっと聞いてっていうか、
ばーっとね、見たわけですよ、タイトルとか。
そしたらさ、結構さ、なんか2本いっぺんに喋ってることあるやんと思って。
そうなんです、昔、なんか1エピソード3話でしたみたいな。
なんか、しかも2、30分とかで終わってんのね。
よくこんな短い間奏で私たち追い入れてたなと。
むしろなんか、私たちさ、語りたすぎてさ、もうなんか1本につき1時間以上かかっちゃうみたいな時あるじゃん。
ありましたね。だから極端にやねんけどな、うちらは。
まあね、だから今回は別に、なんかこう、語りたくないって言ってるわけじゃ決してないんだけど、
なんかこの、片谷ガイリッチ監督のバキバキアクションもの、片谷西ノ国のプレイボーイ、アイルランドのね、クラシックなずっと演劇ということで、
なんかこの振り幅広い1本もなんかいいんじゃないと思って。
感想忘れずにね、喋っちゃえばいいんじゃないっていう。
なのでちょっと本日2本立てを目指します。
目指す。
どうなるかは分かりません。
分からん。
だから、もしかして1本で終わるかもしれないので、
どうなった時はもう1本撮りまーす。
撮りまーす、はい。
作品の設定と父親殺しをめぐる物語
ってことで、どっちから行きます?
いや、私でもだから見れてない方がさ、すごく気になってるんですわ。
そう。じゃあ西ノ国のプレイボーイ行きましょうか。
アイルランドですか。
そうそうそうそう。これ見てきまして、えっとですね、この作品は、
うーんとね、去年、2025年の12月4日から28日、あ、今年の28日に言えてない。
2月28日まで、ナショナルシアターのリトルトーン劇場でやった作品でして。
よく聞くとこね。
そうそうそうそう。え、私たちは行ったことないね。
一番ちっちゃいとこだもんね、行ったのね。
一番ちっちゃいとこはね、あの生で見に行って、ここかーってなってたけど。
そう、そうなの、リトルトーン劇場。
うんうん。
で、そこでですね、やったやつなんですよ。
これちょっと待って、日本行こうと思うと、なんていうのかな、
あの、中々と喋ってはいけないぞ、みたいな気持ちに今ね、ちょっとなりかけているんですが、
はい、えーとですね、しんちゃん何も知らんもんね。
何も知らん、このナショナルシアターライブさんのホームページ、今写真ぐらいしか見れてないですよ。
あ、写真見れてる?
写真は見れてますね。
どれ写真になってる?
え、なんか男の人が、直近来た人が座ってて、後ろで女の人が窓越しかな、ちょっとすりガラスで覗き込んでるみたいな。
そんな写真あったっけ?
うん。
おお、なるほど、そうね。
あの、ちょっと服用化な女性が会話になってます。
あの、結構ね、みなさん服用化で。
ものすごいおっぱい見えてるね。
あー、じゃあこれはあれだね、まあメインキャラ、まあ全員メインキャラやけどね。
そう、これは、えっと、この作品は、私も全然知らへんかったんやけど、
あの、アイルランドの劇作家のジョン・ミリトン・シングっていう方がね、書いた作品で、
で、初演が1907年で、だから今から110年前に、ダブリンで初演されたと。
ほうほうほうほう。
で、あの、お話としましてはですね、
えっと、これね、パンフからいきますね。
はい。
あ、どうしよう、パンフ、そうだね、パンフ、早よ進めろっていう感じですね。
早よ進めろという、はい、じゃあパンフからいこうか。
えっとですね、これは、アイルランドの西部の田舎にね、小さな寂れた酒場がありましたと。
で、そこにとある若者がね、こうやってくるわけ。
この男の子かな。
ある日の夜に、そう、この男の子っす。
で、言うの彼がね、父親を殺して逃げてきたって。
ほう。
そこから始まる物語なの。
で、え、何かな、サスペンスかなって思うじゃん。
うん、思いっきり今思ってるよ。
そう。で、その男の子、クリスティ君って言うんだけどさ、
クリスティは、その日以来ね、普通はさ、うわ、殺人者来た!みたいになるやん。
うん。
そんなことにはならなかったの。
人殺しやー!とかならんの?
違うね。え?父親殺し?え?かっこいい!素敵!みたいになるわけ。
馬鹿か。馬鹿者どもか。
そう。で、え、俺今までこんなになんかいいタグを受けたことない!みたいな感じになっちゃって、
それで、そこの酒場でさ、え、あの人素敵よね!みたいな感じでさ、
なんかこう、クリスティと取り合いが始まったりとかして。
そういうプレイボーイか。
あ、違う、ただ、このプレイボーイね。
私も、あの、今ではさ、日本、日本でっていうか、世界でどういう風に使われてるか分かんないけど、
その、なんかこう、女遊び的なさ、女にもてはやされるみたいな。
だってそんな雑誌あったもん。
あったね、あったよね。そう、そういう意味の漢字がするけど、
これは、なんかこう、アイルランドの方言では、
ペテンシとかホラフキとか、あとは人気者、伊達男っていうような、
こう、多面的な意味を含んでるそうなのね。
あ、まぁイケてる子?みたいな感じやね。
そうそうそうそう、そういうことそういうこと。
ちょっとチャライケてる子?みたいな感じかな。
うん、そうやね、そうやね。
でね、まぁちょっとそんな感じになっていくんだけどさ、
まぁちょっとクリスティくん、最初ほんとにもうなんか、もう雨に打たれて、
もうめっちゃボロボロの状態で来て、もう超イケてない感じなの。
で、
かわいそうやな。
うん、そう、ただそのパブのね、あのオヤスさんがね、もういい人やったから、
ここに一晩おれ、みたいな感じで許してくれて、
で、
うんうん。
まぁだんだんちょっと自信をつけていくわけ。
うん。
で、なんかちょっとこう、
ここの街で、こう骨うずめんのもいいかもね、みたいな感じにちょっとなっていくわけ。
制作頑張れってこと?
そしたらさ、
なんかこう、また違う男の人がやってくるわけ、クリスティくん不在の時に。
お。
そいつがさ、生きてた父親が現れるわけ。
ん?あ?
それで、こう形勢が逆転していくみたいなね。
おー。
ブラックコメディと初演時のプレイボーイ暴動
こう一言で言うとこう、人間のその見栄だったりとか、
うんうん。
あとはこの、なんだろうね、外から来た人に対して、よそ者だから、遠くの村のお話だから、
なんかこう、気まぐれにね、やんやんやんやすげー面白い、こう珍しがって英雄に仕立てあげちゃう、
そんな、あの、大衆たちの、なんていうのかな、
おー。
わかる?
まあ、ひきこもごもというか。
村人気質。
そう、そういう感じ。
はたねから見ると滑稽に見える感じかな。
そうそうそうそう。
そういう感じを描いた、ブラックコメディですという、そういう立ち位置なわけ。
ブラックコメディね。
うん。
なんか、宣伝文句というか、軽くその、作家のプロフィルとか読んでると、なんか、アイルランドの女性像を怪我したって、暴動が起きたとか、なんかけんのんなこと書いてるからさ。
うんうんうん。そうやねそうやね。よくご存知でいらっしゃいますね。
今さっと見たときに見えてませんけど。
そう、なんかね、初演のときにもうね、観客が激怒したと。で、あの、劇場内外でもう大騒動になったと。大暴動。で、なんか名前ついてるんだって、演劇誌で、なんかプレイボーイ暴動って、こうプレイ。
かっこいい。
そう、プレイボーイ暴動、かっこいいよね。めっちゃかっこいいよね。語り継がれてると。で、なんで暴動が起きたかっていうと、
なんか、あの当時のアイルランドっていうのがさ、イギリスからの独立運動の真っ只中にあったっていう背景がね、あるの。
で、なんかこう独立派的には、アイルランド人はすごく純潔、信心深く、道徳的で高潔だみたいな、なんかそういう感じ。
うんうんうん。
で、世間にアピールしたい。アイルランド人素晴らしいっすよ、みたいな。
けど、その背景がある中で、この劇中のアイルランドのこの村人たちどうよと。まずなんかこう、父親殺したって言ってる、その言ったら凶悪犯よね。
これを英雄扱いして、かつこう女性たちがですね、わー素敵!みたいな。もう彼にもう夢中よ。
これが、そのいわゆるナショナリストさんたちですか、に、アイルランドの民度を低く描いて、女性のですね、テイストを無茶苦茶するみたいな、下劣だ!みたいな感じで、中止しろ!みたいな、暴動になったっていうことだったの。
それがブラックコメディとして描かれてたら得意だわな。
そうそうそうそう。で、もうだから、ダブリン警察とかがね、もうやってきて、もうグッシュ!チン!アツ!みたいな大変なことになってたらしいんだけど、ただ、この事件が逆にこの作品を有名にしたっていうところもあると。
それそうだわな。そんな問題作やったら、三太郎描いて、それはロンドンのあたちも思うわな。
そうやね。でなあ、私がめっちゃ不思議やなって。ずっと不思議不思議言うてはたやないですか。
感想として、今ね、私ね、見終わって、作品の背景だったりとか、いろんな方の感想を読んだりとか、パンフとかも読んで、ひとまず落ち着いてるんやけど、見てるときは何も情報を仕入れずに見てましたんで、まあ不思議な感覚に陥ってね。
まずね、ひとつ言いたいことは、ナショナルシアターライブに対して。
おーそっちに来るか。
異文化体験としての笑いと美の基準
そうそう、ナショナルシアターライブという冠がついてたら、基本的に何でも見に行こうと思う人なの。
まあ、好きな監督の映画だったら何でも見に行くっていうのに、ちょっと近いかもしれないけど、言っといてみたら違うな。
でも、チェックは絶対してるよね。
そうそう、好きな映画館でかかってる映画は全部見に行きますよ、みたいな感じのね、箱押し的な感じやねんけど、それで行くと、私はアイルランドのこと何も知らない状態で行ってさ、
あれですよ、万博のパビリオンもアイルランド人気すぎて、私入れてないので。
で、なんでわからんわけよ、アイルランドどんな感じかっていうのを。
で、まず目の前で起こってることが、あまりにも異文化すぎて、
ごめんね、いきなり話し飛んだな。
ナショナルシアターラブ、言いたいことっていうのは、こんな私にこんな知らん世界の話を見せてくれてありがとうっていうのが言いたかったの。
ああ、そういうお礼かい。
お礼です、言いたいことね。
びっくりした、なんか物申すんかね。
いや、物申したいよ、お礼を申したいですよ。
そうね、でもこんなもん見る機会ないよ。
機会ない、まずそういうストーリーとか時代背景、こんなことが起こったよっていうのを聞いたとしてね、ナショナルシアターラブじゃなかったら見に行ってるかって言われると全然わからないし、
あと本当にすごいなと思ったのが、本当に知らん村の感覚を日本人として受け止めたっていう経験をした。
初めて旅行に訪れて文化の違いっていうのを感じる。
で、その違いが、違いにも気づけないのよ。
夜の酒場ったらこんなもんでしょ。
アイルランドの片田舎の村って言ったら、アイルランドに関わらず、片田舎の村と言ったらこんなもんでしょっていう。
なんかこう世界共通の認識っていうのが、違う国でありながらもきっと私にはモテてるっていう、そういう大前提が、傲慢さが私の中にあったのよ。
なんかのどかな風景が広がって、みたいな。
人々は優しくて、みたいな。
たとえばね、閉鎖的でっていうのもあるかもしれないんだけど。
あのね、一番やっぱり思ったのが、何が面白いとして、どこがコメディで、どこがシリアスなのかっていうのの境が、本当にわからなくて最初。
あえてそういうふうに作ってるのかもしれないんだけど、よりわからなかったの。
その笑いの観点っていうのかな。
え、これ笑っていいの?これ笑うところなの?え、どっちなの?っていうのが結構最後までわからんまま。
で、最後の方にようやく、あ、こういう作品かっていうのがわかって、面白いと思って終わったんだけど。
ってことは、私は最初から見てた、あの見方っていうのはあってたのかな?間違ってたのかな?っていうのが、やっぱり今でもわからないっていう。
わからんでしょ?この感想。
たとえて言うなら、何を見たときの感覚に近いとかってこと?
いや、初めて。
はー、初めてか。それ、推測しづらいな。なんとなくニュアンスは伝わってるんだけど。
たとえたいよねー。たとえたいんだけど、これは初めての感覚で。
なので、いつも私言ってるけど、私のシアターアルバム見た後にさ、もう1回見たいなって思うけど、あ、言うけどね。これももう1回見れるなら見たいもんだなと思いつつ、ちょっと今までとは違う意味でもう1回見たいになる。
で、今ストーリーがどうこうとか、やっぱりさ、お芝居見たらストーリーが面白かったとか、ストーリーが奇妙だったとかさ、まずそういう感想になるやんか。あなたは異文化体験が一番に来たんだね、今回。
そうです。そうです。たとえば、じゃあしんちゃんさっきさ、太っちょの女の子がいるっていう話したやん。写真に写ってること。
あのカーリガンの間からおっぱい見えてる人ね。
おっぱい見えてる、おっぱい見えてる。うん、たぶんこの子のことやんなと思うんやけど。
たぶん主演の方に。
主演の女の子ね、ペギンちゃんっていう女の子がいるんだけど、これは。
かわいいな。
かわいいでしょ、金髪の子やんね。
うん。
そうそうそうそう、すごいかわいいんですけれども、ペギン役の子はね、ブリジャートン家に出てた。
ニコラコクランさんかな。
そう、ニコラコクランちゃん、名前もかわいい。
そうそうそう。で、彼女がね、劇中でね、もう心の底からこのクリストファーに、ちょっと待ってめっちゃかわいい、こんなかわいい女の子見たことない、めっちゃ美人やっていうふうに言われるわけ。
ほうほうほうほう。
これもまたわからなくて、現代の美の基準というものに置き換えて、言いたいことわかるかな、ここの村ではちょっとぽっちゃり体型のこの感じが美人とされているのか、
それとも、もともとは別にそういう感じじゃなかったけれども、現代よくある多様性的な配役のされ方で、この子が美人だ美人だっていう、この子に配役をされているのかっていうのもちょっとわからなくて、
っていうのも、かなり傍若無人で、特徴のある振る舞いをする女の子の役でもあり、美人、いわゆる、見た目はどうであれ、美人っていう感じの振る舞い方、一般的に美人とされるような振る舞い方をしてないのよ。
で、
なるほどね。
わかる、伝わる、ごめんね。
可愛らしいというか、女性らしいというかっていうのではないってことか。
そうなのよ。
なんか、なんていうのかな。
例えば、歌舞伎ですごく綺麗な女の人の役を男性が演じると。
ってなると、綺麗だとされるその基準を男性の方は、こう指の先、足の先から、頭の先から足の先まで、こう一挙一動速観察して、そしてそこに近づけていくみたいな、そういう見た目の部分での近づき方、あと振る舞いの部分での近づけ方っていうのがあるじゃない。
うん。
喋り方とかね、声の出し方とかね。で、なんかそこまでとは言わへんのやけど、なんか美人とはっていう気持ちにもさせられて、可愛いねんで、でも見たことない美人のタイプで、これが今回の作品だけの話なのか、過去こういう感じの子がこの作品をやってきたのか。
そういうことか。
そうそう、それもわかんない。で、っていうような。
じゃあ可愛い子が普通はやる役なのか。
そうそうそうそう。
いわゆる一般的な子柄で、キュートな感じの子がやるのか、それとも割と特徴的な女性が、これが可愛いなのかっていう、個人的な趣味に走ったような見せ方をされるのかってことね。
そう、ありがとう、ありがとうね、そう。で、なので、これを笑っていいのかがわかんないっていう瞬間がいっぱいあって、で、っていうようなわからなさっていうのが全体に散りばめられてたの。
しかも割と写真見てるとね、戦場的というか、日韓的っていうんですか、こういうのね。
もう一気にがぶり寄っていってる感じはするよね、女性たちが。
そうそうそう、そうなんですよね。みんな割とそんな感じで。
父親の再登場と混在するコメディ
これが閉鎖された村の明けすけな感じなのか、それとも誇張されたものなのかっていうのが、その境界線がわからへんってことやんな。
そうやねん、わからへんねん。そうやねんな。で、いやどうなんやろうって思って、その気持ちのまま、もうだからその、サスペンスかコメディーかわかんないっていうのもずっと隙間取ってて、めっちゃ怖く始まんねん、だって最初。
絶対これなんか起こるわ、みたいな感じの。
だって人殺しが飛び込んでくるんだろ、村に。
そうそうそうそう。
普通びっくりするよね。
びっくりするんだよね。
ちょっと警戒するよね、普通ね。
そう。ただ途中から、これ笑っていいやつやと思う瞬間めっちゃ来るわけよ。
で、もうネタバレしちゃいますね、嫌な人さよならです。ここまでは結構荒筋に乗ってたところなんだけど、ちょっとここから最後ネタバレしちゃうんですけれども。
はいはいはい。
ちょっとネタバレしますね。
最後の最後にお父さんが来るって話をして、生きてたと。
実は生きてたみたいになって。
で、そのことを知られたくないわけ、クリスティは。
だって自分は殺人者として。
殺してなかったってこと?
死んでなかってん。殺した思ってたけど。
殺し損ねてたってことか。
僕殺した。
で、ただこう聞いてたら、そんななんか言うてたほど、殺すほどのことしてなかったなっていうのもわかるね、お父さんの話を聞いてたら。
ただなんかちょっと気絶して、それで逃げてきたみたいな感じだったのね。
実際ゴカーン言ったわけじゃなくて、ポカスカポカスカしただけ。
そうそうそうそう。
血はついてたけどね、頭にね。
頭をクワで殴りましたと。
でも本人はさ、すごいもうなんか、真っ二つに裂いてやったみたいな感じのこと言うわけよ。
それがその嘘つきだの、ホラ吹きだの言うてるプレイっぽいの部分だな。
そうなの、そうなの。
で、お父さんがやってきてさ、バカ息子どこだみたいな感じで、追いかけてきたぞみたいな感じで。
で、クリスティはもう村の人たちにさ、それを知られてしまうと、
俺こんなに英雄に祭りあげられてるのに?
父親を殺したからこその今のこの俺の魅力なのに?
魅力が反映しちゃうじゃない?
ポジションが有力な。
だからそうなってほしくないみたいな感じで、それを察したクリスティの取り巻き女にみたいな人がね、
なんとかして隠すわけ。
で、なんかもうちょっとふざけたおじさんが来たけど、何のこと言ってんの?みたいな。
クリスティなんか知らないわよみたいな感じのことを言って、追い返したりとかするわけ。
ほうほう。
ここにはいないわよみたいな感じでね。
まあでもただそれもやっぱりバレるわけですよ。バレちゃって。
で、どうなったかっていうと、今度は本気でクリスティが、もうめっちゃくちゃにこう殴って、
お父さん死んじゃうんよ。
こう。
こう、やってもうた。本当に死んじゃう。
バランマ。
やってもうたってなって、そこでよ、周りの人たちがガラーって変わるの。
今までは村の外の遠いところ、西の国の、西の国ちゃうな、これ西部やから。
東部からやってきた、東部からやってきた、東部で起きた人殺しの犯人。
ただ今回は違うと。
自分たちの村で殺人が起きたとなると、それを見た私たちっていうのは、
ちゃんと警察にこの彼を突き出さなければ、私たちが今度は急断されてしまうみたいになって、
もうガラーって変わるのね。
なるほど。
うん。で、こいつをどうにかして、つまみ出さねばならんみたいな。
引き出さねばならん、つまみ出すか違う、引き出さねばならんってなって。
で、そこでワーワーなるのよ。
で、女の人の取り巻きたちの中には、それを逃がそうとする人。
で、さっきのペギンちゃんに関しては、なんで私はこんな人好きだったんだろうって、我に変える瞬間があって。
それでもうワーワーなって。
で、一方この逃がそうとされてるからさ、クリスティさんは。
取り巻きのうちの一人が、「そうだそうだ、助走して逃げたらいいのよ。」みたいな感じでさ、
服とかもさ、スカートとかはかされちゃって、もうなんか滑稽な状態になってるわけよ。
でもそこでなんか、「俺は殺人者だわー!」みたいになってるわけよ。
本当の殺人者だ!みたいな。
もう。
意味がわからないね。
だから、結構シリアスな状況の中で、もう超絶ブラックなコメディを展開してるわけ。
でね、その後に私がブワーって笑っちゃう出来事が起きたんやけどさ、
そのお父さんを殺しちゃったっていうのは、今回一幕ものなんだけど、
酒場のセットの外で行われた話だったのね。
2回目のお父さん殺しちゃったわ、本当に殺したっていうのは。
やってもうたっていうのは。
で、酒場の中でみんなワーワーワーワーなってて、こいつを警察に引き出せ!みたいな感じになってたんだけどさ、
最後の最後にまたバーンってドアが開いてさ、
お父さん出てくんのよ!
生きてるやん!みたいな。
また血まみれでさ。
そんでかもう大爆笑でさ、ごめんね。
これ、話しながらさ、何が爆笑するんやろうって私思ってるんやけど、
もう見てるこっちらは大爆笑ですよ。
来るんかい!みたいな。
なんか、ドリフの三段打ちをかましてくれまして、
異なるコメディがそこにね、
コメディの質が違うね。
素質の違うコメディがさ、そこにさ、もうぐちゃぐちゃに混在してて、
もうめっちゃ笑って、最後にはね、もうカーテンコールを笑顔で私を迎えることができたっていうね。
その話でか。すげえな。
そう。で、思い返すに、あれ?私の見方って最初の合ってたのかな?みたいな気持ちになったっていう、
そういう不思議な感激体験でしたっていうね。
なるほどな。
見てほしかったな。
それが不思議やねんな。
美しい舞台美術と生演奏
今ね、あのね、西の国のプレイボーイ、現代で画像検索してみたら、
普通の可愛い女の人が映ってるわけ。
あの作品、おそらくね。
今回の解釈だったのかな。
そこにもオリジナリティというか、今現代性というかがあるんだろうな。
で、かつ、ごめん。
どうぞどうぞ。
いいです。演出とかはすごく美しくて、見た目がね、また美しいのよ、舞台が。
衣装もさ、その当時のさ、ちょっと今着ることもないようなさ、
ふわふわした衣装が並んでるやん。女の人たちすごい綺麗しさ。
いいなと思って。
舞台、傾斜がついててさ。
で、椅子とかテーブル、あと奥がね、綺麗なこのアイルランドの西部の風景になってて、めっちゃ綺麗なのよ。
だから、で、しかもその場面転換とかで、こう、アイリッシュのこの美しい音楽、生でこうバイオリンとかで奏でてくれる人とか。
やりがち、これもうナショナルシアターライブ名物みたいな、バイオリン生演奏みたいな。
そう、なんかちょっとスピリチュアルな感じすら感じさせるセットで、色合いもすごくなんかちょっとこう沈んでて。
ちょっと透明感があるというか、すごく綺麗なセットだなぁと思って。奥行きがあるというか。
いい意味で暗くて沈んでて、こう村っぽさとかアイルランドっぽさっていうのを、もうなんか視覚でもこう受け取れるみたいな。
なので、なんかね、すごく洗練された美しい見た目の景色の中でクリヒローがやれる、ちょっと質の違うコメディとサスペンスが同居した不思議なお話でしたというね。
そういう感想を持ちました。
ああ、興味深いな。
うん、面白かった。
そうなんだよね。ここで気づいたことがあるんだけど、私たちこの話を今30分も喋ってしまいましたね。
知ってる。私は気づいてた。
どうします?皆さん。あの私たち冒頭にね、あのグレイミッションと西の国のプレイボーイ、日本だけでっていう話をしたんですけど、これはグレイミッション7分ぐらいしか残ってない感じなのでね。
7分で行くか。
え、7分で行く?
別にしましょうか。
喋れるんじゃない?もしかして。
いける?
え、いや、違う違う違う、別、違う違う、喋れるっていうのは、7分では喋れないんじゃないってこと。
あ、そういうことね。じゃあ別にしましょうか。
別にしましょうか。そうですね。
打ち合わせぐらいしとけよっていう話ですけどね。
いや、これね、喋ってみないと分かんないんだよね。そう。
ただ水口の不思議の原因を突き止めたかったので。
そうでしょう。私も突き止めたかったんだけど、まあ一応突き止まったのかしら。
突き止まってはいるんじゃない?やっぱその異文化が。
演出・出演者と次回公演
たぶんね、作品としても、まあそんだけ暴動が起きるぐらいっていうぐらいのものやから、
生の、この今のアイルランドの世情っていうわけではないと思うかも、どっか誇張してると思うし、
っていうのがなんか違和感としてたぶん演出家の方も今描いてるんやと思うから、
そういうところがね、なんかましてや日の果ての日本で見とったら、それは変でしょうよ。
そうだよね。で、まあこの作品結構各地で上演されててね。
日本でも何回もね、上演されてる作品なんだけど、
でも今回は演出が、上演の地であるダブリンのアベイザっていうのが上演の地なんだけど、
そこで芸術監督を務めてるカトリーナマクロックリンさんが、マク来ました、マク来ました。
カトリーナマクロックリンさんが手がけてるっていうことがあり、よりアイルランド味っていうのが強く出てたのかななんて。
すごく何だろう、100%アイルランドの作品を見ることができてよかったです。
この作品に誰より向き合ってこられた方がマウン・オジシテの演出やったってことかな。
なるほど。
面白かったよ。なので、この不思議な感覚、もうね、これ聞いた後で見て不思議と思うかはちょっとそれはわからないけど、
ただ、おそらく笑いのポイントだったりとか、不思議ポイントっていうのは人によって違うと思うから、
もしね、まだ見たことないよって方は、ぜひ私が体験したこの不思議をまた体験していただけると嬉しいなと思いました。
私が今聞いてる限り、一番不思議なのは、なんでお父さんが不死身やねんって。
お父さんがよかったのよ。
不死身かい。
そうなのよ。
今聞いてるだけで、ゾンビやねん。
確かに確かに。
デクラン・コンロンっていう役者さんが演じていらして、
なんですけど、舞台俳優の方、フィルム、テレビもちょいちょい出たりはしてるんだけれども、
で、この方がね、ちょっとしか出てこないんだけど、スパイスとはこのことだねって言ったんですよ。
出てきて、ずっと復活して、サッと去っていくのかな。
そうそうそうそう。
もう存在感も半端ないし。
3回目、3回目?じゃあ2回目か。1回目は噂話だけだからね。
その、なんていうかな、最後の、生きとったんかい!の最後の時は、
もうめっちゃおもろいのに、この人もよく笑わずにいられるなっていう。
面白かったっす。
なるほどね。
あとはまあまあね、パブにいる面々だったりとかっていうのが、
まあまあ、ヘナチョコな村人ばっかりで、そこもよかったですね。
褒めてない。
褒めてる。
褒めてない。
よかったね。これは、でまたこの主人公のクリスティくんを演じていた、エナ・ハードウィッグさんなんだけれども、
あの、その写真を見る限り優しそうな線の細い若者なんだけれども、
出てきた時は濡れネズミで、途中も英雄に仕立て上げられているものの、なんか笑い方もきしょいしなんか挙動も変やし、
これがなんでみんなかっこいいって言ってるんやろってこう見ながらね思うわけ。
だんだんこれがかっこよく見えてくるのかしらと思うけど、最後までキモいままで終わったんで、
この彼のキモい演技をもう堪能できる作品でもありますね。
好きってね。
そう、っていう感じ。
今ね、インターネットムービーデータベースでこの西の国のプレイボーイ検索したらね、
1974年BBCの作品、クリストファー・マホーン、クリスティ・マホーン、
主人公ジョン・ハート先生がやっておられる作品が。
ジョン・ハート様が?
あー、なるほどね。
やっておられるようですよ。
なんかすっごいかわいいね、写真、ビジュアルが表紙になっておりますね。
なるほどね。
だからそのジョン・ハート先生がキモいんかと思ったら、ちょっとそれで興味深いなと思って。
そうやね、でもだからキモく演じてるかどうかはちょっとわからない。
今回の子は褒めですよ、褒めですよ、キモかった。
キモかった、その気配はちょっと感じた。
そうだね、ちょっと見てみたいところではありますね。
というわけでね、
なすのシアターライブは2026年まだまだございまして、
次回10月16日金曜日からですね、危険な関係が公演されます。
全然情報上がってないんだな、ホームページ。
パンフレットの裏面だけに書いています、180分でございます。
はい、これはぜひ。
演出はマリアン・エリオットさん。
なんか興味深い。
あの方やね、犬の、
夜中に犬に起こった状況の演出の方ですけどね。
出演はレスリー・マンビルさん、そしてエイダン・ターナーさん。
なので楽しみでございます。
ということでですね、
モーソロンドン会議ではお便りお待ちしております。
ハッシュタグモーソロンドン会議をつけて、
Xでポストしていただくか、私たちまでリプライください。
そしてメールでのお便りも大歓迎です。
モーソロンドンでお便りください。
Spotifyのコメントも大歓迎でございます。
YouTubeも始めました。
配信好きなところで聞いてください。
そんなところですかね。
はい、作戦大失敗。
大失敗ですね。
というわけで、次回ですね、
ガイリッチ監督のグレイミッション。
レビューしたいと思いますのでもしよかったらそちらも続けて聞いていただけると嬉しいです
ではお別れしましょうさよなら ありがとうございました
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