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毎週木曜日のこの時間は三好剛平のCatch Up、クリエイティブプロデューサーの三好剛平さんです。三好さん、おはようございます。
おはようございます。
今日は、どんなものを紹介しておりますか?
本日はね、世界最高峰のものを持ってきましたよ。
世界最高峰!?
いきなり大冗談に変わる感じですけど。
これね、言葉に逸られなしなんです。
今日はですね、キノシネマ展示で、来週5月24日、来週ですね、金曜日から劇場公開になるんですけど、
ナショナル・シアター・ライブ・ワーニャという作品をご紹介します。
これは世界最高峰の傑作舞台が各国の映画館で鑑賞できるナショナル・シアター・ライブという企画でございまして、
これまたですね、見逃し現金の素晴らしい作品になっているので、この魅力をご紹介していきたいと思います。
まず、このナショナル・シアター・ライブというものですね。
これはナショナル・シアター・ライブの頭文字をとってNTライブというふうに略称で親しまれたりもするんですけど、
これは舞台の本場、イギリスはロンドンのロイヤル・ナショナル・シアターという有名な箱がありますけれども、
ここで上演されている舞台作品の中から厳選された世界で見られるべき傑作舞台をこだわりの撮影技術で収録し、
臨場感あふれる映像で世界各国のスクリーンへ届ける画期的なプロジェクトということで展開されているものです。
このNTライブなんですけど、2009年にもともと始まったものでございまして、
最初はヘレン・ミレンダーの有名な女優さんがいますけれど、彼女が主演した舞台フェードルという作品を、
イギリスの70館の劇場で映画館でライブ中継上映したところからスタートしたということですね。
その後、国内で上映館を拡大していって、今では数百館でやっているんですけれども、
その企画が日本では2014年から上陸しておりまして、
この2014年に上陸した時は有名な映画監督として活躍しているダニー・ボイルが、
スラム・ドック・ミリアンを撮った監督ですけど、この監督が演出を務めて、
あの有名なベネディクト・カンバーバッチが主演を務めたフランケンシュタインという演目で、
日本に初上陸もしたよということ。
イギリス現地では実際の舞台をリアルタイムでライブ中継するスタイルと、
アンコールと呼ばれる収録映像による最上映のスタイルの2形態で展開されているということなんですけど、
この収録上映があるおかげで、イギリスと時差があったりとか、あるいは字幕が必要だったりする日本も含めた世界各国で、
これらの舞台が見られるようになっているということですね。
今では日本を含む40カ国以上の地域で展開されている企画なんですね。
福岡ではこれまでナカス太陽でやってたんですけど、その閉館を受けて、この度木野シネマに拠点を移して展開が続いたということですね。
ここで上演される演目なんですけど、舞台に限らずあらゆる文化を楽しむ中で、
一度は絶対抑えておきたいような必須科目みたいな定番演目ってあるんですよね。
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それらを新しい演出で見れたりとか、あるいは時代の先端を行く新作技脚なんかも楽しめるというようなラインナップになっているんですね。
さらには先ほどもちょっと触れたんですけど、演劇界を遠慮を感じている方にも楽しめるような、
例えば映画界でトップスターとか名監督として活躍している方たちの名前も見つけることができるということですね。
今年は2020年ということで、日本でナショナルシアターライブが展開するのは4演目で順次公開されていくんですけれども、
例えば今日ご紹介するこのワーニャという作品が、くしくもなんですけど、
この番組でつい最近、イジンたち、そしてリプリーでご紹介した3度目の登場になりますけど、アンドリュー・スコット。
アンドリュー・スコットまた登場!
この作品でワーニャで主演しているのはアンドリュー・スコットだったりとか、
あるいはナショナルシアターライブで7月から上演されるThe Motive and the Cueという作品があるんですけど、
これはあの映画、007スカイフォールとか、アメリカンビューティーとかに監督したサム・ゲンレスの演出なんですよ。
これすごいでしょ。
映画ファンも絶対に見逃せない企画になっているわけですね。
僕自身も長らく、そこそこ泣かせ対応時代からずっとこのNTライブ気になっていて見たかったんですけど、
なかなか見逃し続けていたんですけど、今回初めて見たんですけど、
いやこれね、面白いです本当に。
やっぱりその客席、劇場での上演を本当にそのまま撮影しているということもあって、
客席で起こる笑い声とかざわつきとか、
舞台上で一気に緊張感が高まって、息を呑んで見るみたいな感覚を、
本当にお客さんと一緒に見ているような感覚で見れる、
その臨場感も含めてパッケージになっているということがやっぱり魅力が素晴らしいというところ。
没入感もちゃんと体験できるんですね。
さらに言えば最適な呼吸で演者に寄ったり引いたりしてくれる、
その舞台の細かい演出まで見れる。
舞台、やっぱり距離はね。
そうなんですよ。客席で見ている当日は結構見落としてしまうものというのはあると思うんですけど、
そのあたりは演出が完璧に分かっているチームがきちんとカメラワークで追ってもくれるので、
お客さんの汗とか汗に見えたりするんですね。
こんな手の動かし方をしていたんだということで、やっぱりそれが物語に繋がっていたりもするので、
みたいな感じということもあって、
この世界最高峰の傑作舞台のS席級の感激体験を、
英国へのフライトなしで身近な映画館でお楽しみいただけるという、
このタイム文句もなるほど納得だなという。
やりすぎるもんだね。
行かなくても見られるから。
そうなんですよ。
というようなナショナルシアターライブというような企画になっているということ。
今回上映されるのがその中のワーニャおじさんという有名な劇局を最新にアップデートしたワーニャという作品になるんですね。
これが5月24日から上映されます。
ワーニャおじさん、このワーニャという演目についてちょっとご説明する必要があるなということでここから説明します。
これはロシアを代表する劇作家で、本当に歴史的な超重要人物ですね。
アントン・チェーフォフという方がいるんですけど、
チェーフォフが残したワーニャおじさんという本当に古典作品ですね。
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このワーニャおじさんとカモメ、三人姉妹、桜の園というこの4作品をチェーフォフの四大劇局というふうに呼んでいて、
これまで演劇界で本当に数え切れぬほど上映されてきたクラシック中のクラシックですね。
もう演劇部に入ったら必ずは絶対に通らなきゃいけないというようなものです。
このワーニャおじさんの中で展開されるテーマとかあるいは構造というのは、
舞台とかに限らずですね、文学とか映画にもたびたび引用される、
もう本当に定番劇みたいなものでもございまして、
それこそですね、先週紹介した濱口隆介監督の2021年の映画ドライブマイカーって、
あの映画の中で劇中劇として非常に重要な通定論としてあったのもこのワーニャおじさんなんですね。
そういうこともあって、これもう人類の文化の必修科目なんですよ。
そうなったらやっぱり見なきゃいけないわけですけど、
どうせならね、退屈な舞台でその初体験をするのではなくて、
ユートビアの世界最高峰の作品を通して楽しんでいただきたいじゃないですか。
ということでも含めて今回のワーニャは見逃せませんよということ。
ワーニャおじさんちょっとあらすじをご紹介しておきたいと思います。
本当に簡単な予約にはなるんですけど、
まず主人公の男がおりますと。
この男、今は亡き妹の夫。
つまり義理の弟ですね。
その義理の弟のすごい優れた男だというふうに一方的に惚れ込んでですね、
自分は贅沢を慎みながら、
なんと25年間にもわたってその義理の弟に向けて
仕送りだったりとか生活支援とかをずっと続けていくわけですね。
なんですけれどもその義理の弟がある日ですね、
それまでの主人公の男からの献身的な支援を
すべてないがしろにするようなある本当に酷い提案をするわけですね。
それによって主人公の男はついに自分自身が数十年間ずっとやってきたことが
とにかく無駄だった、どうだったんだということをついに知ってしまい
弟に向けてピストルを発砲するんですね。
なんだけどこのピストルも外れてしまって
いよいよ自分の無能さに絶望するわけですね。
もううまくいかねえと。
その後もその医者の棚から薬を盗み出して
自殺を試みようとする主人公の元に
その天末をずっと見つめてきた名医の女の子が寄り添って
どんなに辛い人生だとしてもおじさんとその試練にじっと耐えて
生きていきましょうよというふうに悟すわけですね。
こうやって二人はこの苦難に満ちた人生を
その後も生き抜いていくことを引き受けるというのは
そんな物語なんです。
この他人の人生に自らの生きる意味すべてを預けてしまって
最終的に何者にもなり損ねて絶望する主人公だったりとか
同じく試練に満ちた絶望の人生を歩みながら
なお生き抜くことを悟す名医だったりとか
この名医のクライマックスにおける長台詞が
本作の定番の大一番なわけですね。
なんですけどこの二人を中心にこの劇局が
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様々な人生訓を僕たちに与えてくれる
本当に紛れもない傑作なわけですね。
この有名な演目をナショナルシアターライバー
どのように演出でアップデートするか
ということが注目になるわけです。
で、今回のこのワーニャという作品では
なんと、舞台上に登場するのは
アンドリュース・コートただ一人なんです。
え!?
一人芝居なんです。
一人ないんですね。
本作では主人公のワーニャおじさん
劇中ではイワンという名前で呼ばれるんですけど
このワーニャおじさんとギリの弟
二番目の妻と名医
そしてワーニャのお母さんに恋がたきの医者とか
ウーバーとかそういうのも含めて
九人の登場人物がいるんですけど
これを全部一人で
演じるんですよ。
とんでもないんです。
このまずスゴ技パフォーマンスを
ただ劇場で見届けるというだけでも
もちろん十分な見物でもあるんですが
やっぱり簡単させられるのが
演じ分けから積み上がっていく
その人物たちの
ドラマというものに
見る見るエモーション乗っけられていくんですよ。
本当に途中から
これ一人の演技だったんだっけ
っていうのを忘れるくらい
本当に見せられます。
さらにはやっぱりこの演目を
一人で演じ切るっていうことで
やっぱりちょっと違う意味も生まれてるなって
僕は個人的に感じるところがあって
それはやっぱり主人公のヒューン
この悲しい運命の
一人よがりぶりね
一人で勝手に言ったら思い込んで
その意味も移入したっていう
その一人よがりぶりとか絶望的な視野の狭さ
みたいなものが僕にはちょっと浮き立つようにも見えたし
その果てに
天使のように降り立つその銘の
他人性というかそうやってやってくる
その存在のもう
本当に救いみたいなその在り方も
やっぱり際立つように感じたんですね
ということもあってやっぱりこれ
すごいちゃんとベロベロバーだけじゃなくて
ちゃんと意味の通る
新演出になってるし
それが圧倒的な演技力とか
すごいスキルを持ってしないと成立しない
という点も含めて
なるほどこれが世界最高峰の実践なんですね
ということでちょっと納得させられる
ということもありました
言うこともあってこのNTライブは
必見だと思いますので
来週5月24日から木のシネマ展示で
上映されますのでぜひご覧ください
というご紹介でございました
これは行かなきゃいかんでしょう
って感じですね
ここで三好豪平のキャッチアップをお送りしました
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