起業と時給の関係
宇佐美悟のサラリーマン起業戦略室
ポッドキャスト、サラリーマン起業戦略室は、
LAT英会話の創業者、宇佐美悟が、自身の体験をもとに、
起業に必要な知識やノウハウをリスナーの皆様と交流をしながらお伝えしていく番組です。
スパルタ式オンライン英会話LATの提供でお送りいたします。
皆さんこんにちは。LAT英会話トレーニングを運営するH&K株式会社代表の宇佐美です。
今回はですね、起業した後のあなたの時給ということについてお話をしたいと思います。
サラリーマンから起業家になる場合の大きな違いとして、
時給を自分で決められる、決められるというか、もしかすると決めなければいけないということがあります。
今回はその時給の決め方ということについて、ヒントになるお話ができればなというふうに思っています。
サラリーマン時代はですね、時給というか月給というか年収というか、
いくらもらえるかによって就職先を変えるなんていうこともあったかもしれません。
つまり、働くことで得られる時給は自分が決めるわけではなくて、
働く先の会社が決めていたというわけなんですよね。
サラリーマンが起業して最初に悩むポイントは、実は自分の価格をどうするかということだったりします。
サラリーマンを辞める時には、もしかすると金儲け主義の会社にはもうおさらばして、
自分は社会貢献ができるようなビジネスをするんだ、みたいなそういう思いで
サラリーマンを辞めて起業したというような方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方は、余計に自分の時給を高く設定するということが難しくなってくるのではないかと思います。
社会貢献ということと、たくさんお金をもらうということが相反することのように感じてしまうからですね。
なのでサラリーマン企業家にとっては、時給というのはもしかすると永遠の課題になってくるということもあるのかもしれません。
自己価値の設定
ちなみに例えば私の場合ですけれども、
IBMを辞めて最初コンサルタントの仕事をしていた時、自分の時給として設定したのは5万円でした。
実際にはコンサルで顧問先に移動する時間ですとか、事前準備もあったりしたので、
実質的な時給は2万円前後だったかもしれませんが、
顧客企業に対して提示していたのは5万円の時給でした。
5万円の時給というとなかなか高いですよね。
サラリーマンで考えたら1日8時間、1日働くだけで40万円ですか。
それで20日間働いてということを考えると、1ヶ月の給与が800万円みたいな、そういう世界ですよね。
そんなのはあり得ないみたいな話になってくるのではないかなというふうに思います。
でもなぜ僕がこの価格設定をできたかというと、
シンプルにコンサルに入る先の条件として、
僕がそれ以上の価値を十分に提供できる自信があったからというのがあるんですね。
例えば1ヶ月間3時間のサービスということで提供した場合、
月々でいうと顧客企業が支払う価格としては15万円ということになります。
実際僕がサービスを提供していた会社の一番多い価格帯というのが月15万円といったところでした。
月3時間、顧問先とミーティングをして15万円というと、なかなかですよね。
一部の方はぼったくりだなというふうに思うかもしれません。
でも実際その会社とのお付き合いはずっと続いていて、
内容自体はかなり変わっていて、
英会話の方にシフトしていたりとかそういう形もあるので、
内容自体は違うんですけれども、今もまだ関係は続いていたりします。
ではなぜ僕がそういう時給設定ができて、
さらになぜそういう会社と未だに関係が続いているのかということなんですけれども、
それは先ほどもお伝えしましたけれども、
僕が時給以上の価値を提供できていたからというところなんですね。
月額15万円のコンサルフィーで、
実は結果としては年間数億円の売り上げをもたらすような、
そういう実績を挙げてきていました。
例えばその実績が年間1億円だったとしても、
そこから得られる利益が10%だったとして年間1000万円、
僕への支払いが年間で180万円。
180万円で1000万儲かるんだったら安いですよね。
結局のところ、自分の時給ってそういうことでもあるかなというふうに思います。
時給1万円の実践
自分にいくらの価値があるのか、
社会に対していくらの価値が提供できるのか、
もしかしたら味方によってはどれだけの覚悟を持って、
社会貢献を本気でしていくのか、
そういったところに関連してくる部分もあるかなというふうに思います。
そんなことを言われても自分がどんな価値があるかわからないし、
どんな社会的な貢献ができるかもわからないという方も多くて、
なかなか時給設定が難しいという方も多いかもしれません。
そんな方にお勧めなのは、
まず一旦ご自身の時給を1万円から始めてみるということです。
1万円でもなかなかですよね。
1万円で1日8時間働くと1日で8万円、
1ヶ月20時間働くと160万円ですからね。
なかなかだと思うんですけれども、
でも最低限この1万円というところでスタートしてみていただければなというふうに思います。
ご自身の時給を1万円と決めてしまえば、
それを前提に商品やサービスを組み立てていくということなんですね。
企業設定からはサラリーマンと違って、
先ほどのように1日8時間、月20時間働くという前提に立つのではなく、
あくまでもこの時給1万円というところから、
月どれだけの売上が得られるのかというような計算をしてみる考え方のほうが大事なように思います。
例えば僕と同じようにポンサルで行くとすれば、
時給1万円ベースで提案してみて、
そして時給1万円以上の成果を上げることをコミットして、
そうすると時給1万円は先方の企業にとって安いお買い物になるわけですから、
ずっと継続してサービス提供、継続して収入も得ることができるようになります。
もしくは例えば動画制作のお仕事をしようと思っていた場合ですね、
それで時給1万円以上というふうに考えた場合、
動画制作の場合インタビューをしたりシナリオを作ったり撮影編集とかいろんなことが発生すると思うんですけれども、
その中でも時給1万円以上の価値として目指される部分にフォーカスをして、
それ以外のところは1万円よりも安くやってくれる人にお願いをしていくというようなやり方もあると思います。
なので、自分の時給を1万円でキープすることイコール収入が上がるということでは必ずしも一致はしないんですね。
逆に言うと時給1万円取れないような内容のことはどんどん外に出していくということになっていくので、
その部分は自分の収入には結びつかなくなっていくということが発生しています。
という形でですね、自分の時給というものの考え方自体が結構サラリーマン時代とは大きく違ってくる部分もあるかなというふうには思います。
ぜひですね、まずは時給1万円というところで最低限設定をしてみて、
それを達成するという前提の下、どうやったらその時給1万円を実現できるのかというふうにビジネスを組み立てていく。
そういう形で企業にチャレンジしてみていただくといいかなというふうに思っています。
この番組では企業を目指すサラリーマンの方に私自身の経験を踏まえて有益な情報を発信していきたいと思います。
少しでも面白そうだなと思ってくださった方は高評価とフォローをお願いします。
それではまた次回お会いしましょう。さようなら。
今回のポッドキャストはいかがでしたか。
番組ではうさみさとるへの質問をお待ちしています。
ウェブサイト latinternational.comにあるフォームからお申し込みください。
URLは lat-international.comです。
番組のフォローやレビュー、コメントもお待ちしています。
それではまた次回もお聞きください。ごきげんよう。さようなら。
この番組は提供スパルタ式オンライン英会話LAT
プロデュースうさみさとる
ナレーション馬車がお届けしました。
