起業のタイミング
宇佐美悟のサラリーマン起業戦略室。
ポッドキャスト、サラリーマン起業戦略室は、
LAT英会話の創業者、宇佐美悟が、自身の体験をもとに、
起業に必要な知識やノウハウをリスナーの皆様と交流をしながらお伝えしていく番組です。
スパルタ式オンライン英会話LATの提供でお送りいたします。
皆さんこんにちは。LAT英会話トレーニングを運営するH&K株式会社代表の宇佐美です。
今回は、サラリーマンが起業するベストなタイミングはいつなのかというお話をさせていただきたいと思います。
将来、起業したいと思っている方の中でも、5年後や10年後に起業したいと思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで私からお勧めさせていただきたいタイミングをお伝えさせていただきます。
それはズバリ、今です。
実は私自身起業したいと思ってから、実際に起業するまでにかなり長い時間がかかりました。
35歳ぐらいの頃から起業を考え始めて、実際に全職のIBMを退職したのは44歳の時です。
まさに9年がかりで辞めました。
正直あのタイミングで辞められてよかったなというふうに思っています。
実際私の場合、35歳ぐらいの時からいつか起業してみたいという漠然とした思いが持ち上がってきて、
その時に思っていたのは、何か起業するにあたっていいきっかけがあれば、そのタイミングでIBMを辞めて起業しよう。
そういう考え方でした。
ただ、皆さんも本当同じだと思うんですけれども、
サラリーマンをして日々の業務をやっていると、かなり忙しく仕事をされていると思いますし、
起業を考えられるような皆様であれば、会社からの評価もかなり高くて、会社からも必要とされている。
そんな満足感もある中で仕事に邁進しておられるのではないでしょうか。
そうなるとですね、私が当時思っていたような、何かのきっかけがあれば辞めるという、
その何かのきっかけというのが全く訪れないんですね。
もしくは、もしかしたら目の前に出てきていたのかもしれないんですけれども、
そこに気づくことすらできないっていう状況が続きます。
結局私の場合、44歳になったタイミングなんですけれども、
その時に何を考えたかというと、結局何かのきっかけを待ってほぼ10年近くが過ぎたけれども、
結局これだと思うようなきっかけが訪れず、辞めるきっかけもなく、起業するきっかけもなかったという現実が目の前に突きつけられました。
そこで思ったのが、きっかけを待って起業するタイミングを後回しにして、
それをずっと待っているだけでは、結局そのタイミングっていうのがいつまで経っても来ないということを理解しました。
で、44歳の時にどういう決断をしたかというと、きっかけを待った後、きっかけが来たら辞めるではなくて、
辞めることによって、辞めた後きっと何かのきっかけが来るだろうという、そういう発想に変えたんですね。
そしてそのような形で考え方を切り替えたタイミングで退職して、今の会社を設立しました。
結構やっぱり多いパターンとしては、子供がもう少し大きくなってからとか考えて、
年齢とリスク
子供が独立して自分の生活を自分で成り立たせることができるようになる50過ぎぐらいまで待ってから起業っていう風に考えられる方も多いかもしれません。
でも実際、こういう考え方は結構私はリスクの高い考え方だろうなというふうに思っています。
なぜかというと、50歳を過ぎてからだと相当の実績を上げてない限り、
転職するっていう選択肢が難しくなるんではないかなと思っているからです。
ここで転職というとあれ企業の話ではなかったっけというふうに思われる方いらっしゃると思います。
私が言いたいのはですね、起業した後すべてトントン拍子に思い通りにいくということはまずないんですね。
これは前回のお話でもさせていただきましたけれども、
ほぼ間違いなく自分が思っていた計画通りには物事が進まなくて失敗するという経験があります。
そのまま実は計画通りにうまくいかず、企業自体が失敗に終わってしまうという可能性も十分にあると思います。
そしてその前提に立った時、35歳で起業した場合と50歳で起業した場合、
失敗した後元の生活に戻れる可能性はどっちの方が高いかということなんですね。
私は35歳で戻る方が元の生活に戻れる可能性は高いと思っています。
50歳を超えてから起業に失敗した人が再就職するというふうに考えると、結構難しそうなイメージはないですか。
でも35歳で起業して失敗した場合、半年後にどうしようもないと思って転職活動を始めたとすると、
採用する企業側もガッツのある若者という形で評価してくれるかもしれません。
私も44歳でIBMを退職した時、44歳という年齢にはなっていましたけれども、
当時営業部長をやっていたということもあって、
いざとなればIT業界なら就職に困ることはないんだろうという打算もありました。
ただこれが50歳を超えて例えば55歳とかになってですね、
ちょうど娘が今年独立して会社に就職して働き始めたタイミングでもあるんですけれども、
そういうタイミングを待ってから初めての起業というふうにした場合、
当時の状況からすると間違いなく最初また大きな失敗をして、
それがうまくいかなくて、これはもう持ちこたえられないというふうになって再就職するという、
そういう選択をしようとした時、当時の私のサラリーマン経験であると、
かなり難しい状況になったのではないかなというふうに思っています。
起業継続の重要性
そういう意味で私は起業にチャレンジするのであれば、
早すぎることはないのではないかなというふうに思っています。
ただ起業した後、どのタイミングでサラリーマンに戻るのかというのは、
ある程度前もって決めておいた方がいいのではないかなというふうに思います。
私の場合は1年でした。
1年経ってどうにもならないと思ったらサラリーマンに戻ろうというふうに思っていました。
したがって1年間は収入がなくても生きていけるだけの資産は確保しておきました。
いずれにせよ、サラリーマンに戻るタイミングまでの生活費は、
何らかの形で確保することをお勧めします。
それさえできれば、あとはできるだけ若いうちにチャレンジすることをお勧めしたいと思います。
怖いことって後回しにしたくなりますし、その気持ちはよくわかります。
でも、そういうことを後回しにする癖がつくと、
経営しても重要な課題の解決や決断を後回しにしてしまいます。
その結果、経営にも大きなダメージを与える可能性があります。
ぜひ、起業を継続する判断の期日を設けつつ、
できるだけ早いうちに退職して起業することを目指していただければと思います。
このチャンネルでは、起業を目指すサラリーマンの方に、
私自身の経験も踏まえて有益な情報を今後も発信していきたいと思います。
少しでも面白そうだなと思ってくださった方は、
ぜひ引き続き、次回以降もお聞きいただければと思います。
それではまた次回お会いしましょう。さよなら。
nter.com
LATinternational.comです。
番組のフォローやレビュー、コメントもお待ちしています。
それではまた次回もお聞きください。ごきげんよう。さよなら。
この番組は、提供スパルタ式オンライン英会話LAT
プロデュースうさみさとる
ナレーションバシャがお届けしました。