1. 全国の保育士の物語|ほいくPLUS公式ポッドキャスト
  2. 「園長先生だって、ひとりで抱..
「園長先生だって、ひとりで抱えなくていい」
2026-10-07 13:29

「園長先生だって、ひとりで抱えなくていい」

おたよりを送る

【ほいくプラスについて】

ほいくプラスは、保育に関わる人が、自分らしい保育を続け、互いに学び合えるつながりを広げるための場です。

このポッドキャストでは、保育士の等身大の声を届けることで、保育者同士の縁を育み、保育に関心を持つ人との新しい接点をつくります。現場で頑張る保育士の魅力と、実践に込められた思いを、より多くの方へ届けていきます。

全国の保育士が運営するこの番組を聴いて共感したこと、考えたこと、もっと聴いてみたいテーマがあれば、ぜひほいくプラス公式LINEへお寄せください。

配信のお知らせ、最新の活動情報、保育に役立つ情報も公式LINEでご案内します。

▼ほいくプラス公式LINE https://utage-system.com/line/open/aRJZDaNGgpeM?mtid=fqKzB9YnhJTP

保育士の経験は、誰かの明日を支える言葉になる 。ほいくプラスのポッドキャストとともに、一人ひとりの保育の物語に耳を傾けてみませんか。


感想

まだ感想はありません。最初の1件を書きましょう!

00:01
こんにちは。保育を語る在宅保育士の声です。 この番組は、保育士がそれぞれの現場で出会った経験や、保育を通して大切にしてきた価値観を語り、
保育への尊敬や共鳴、気づきを広げていく番組です。 今回のパーソナリティは、保育士ホノボノこと、ホノボノ先生です。
今日は、延長先生だって一人で抱えなくていい、おテーマに、私の経験をお話しします。
延長先生って、いつも堂々としていて、何でも知っていて、何かあったら判断してくれる存在。そんな風に思われているかもしれません。
でも実は、延長先生だって、どうしたらいいんだろう、誰かに話を聞いてほしい、と思うことがあります。
今日は、そんな延長先生の孤独についてお話ししてみたいと思います。どうぞ最後までお聞きください。
私はこれまで、保育現場で子どもたちと関わりながら、そしてリーダーとして保育士たちを支える立場も経験してきました。
延長先生や施設長という立場になると、これまでの保育士としての仕事とは少し違う景色が見えてきます。
保育士だった頃は、子どもたちと直接触れ合って、先生大好きと言ってもらえたり、泣いている子を抱きしめたり、一緒に笑ったり、子どもたちからたくさんのパワーをもらっていました。
でも延長になると、それが少しずつ間接的なものになっていきます。
子どもたちのすぐそばにいる保育士を支え、その保育士たちに大切な子どもたちを託していく。
そして職員同士の人間関係や保護者との関係、縁全体のことを考えながら毎日判断していかなければなりません。
保育士として長く働いていたから、その延長線上に延長という仕事がある。
最初はそんなふうに思っていた部分もありました。
でも、実際に延長という立場になってみると、全く違う難しさがあることに気づきました。
今日このテーマをお話ししようと思ったのは、私自身がリーダーとして職員をマネージメントする中で、
人を育てるって本当に難しいなと何度も感じてきたからです。
私はできるだけ保育士の先生たちと同じ目線に立って一緒に考えていきたいと思いました。
03:05
困っていたら助けたい。大変そうだったら自分も一緒にやってあげたい。
私だったらこうするよ、と自分の経験を伝えてあげたい。そんな気持ちがありました。
でもあるとき気づいたんです。
私が代わりにやってしまったり、何でもやってあげたりすると、その人自身が考える機会を奪ってしまうことがある。
その人が成長するためには、私が答えを出してあげるのではなく、
どうしたい?あなたはどう考えている?と問いかけて、見守ることも必要なんだ。
そう気づいてからは、人を育てること、マネージメントすることの難しさをより強く感じるようになりました。
園長という立場になって一番大きく感じたのは、自分の正解をそのまま相手の正解にしてはいけないということでした。
保育士として長く働いていると、こういうときはこうしたらいい、という自分なりの経験や方法がたくさん積み重なっていきます。
だから若い先生が悩んでいると、私だったらこうするよ、とつい教えたくなる。
こうしたらうまくいくよ、と答えを渡したくなる。
でもその先生にはその先生の性格があります。経験も違います。価値観も違います。
子供との関わり方も違います。
だから私のやり方をそのまま伝えたからといって、同じようにうまくいくとは限らないんですよね。
それに気づいてからは、私はこうしてきたけれど、あなたはどう思う?と聞くことを意識するようになりました。
そしてもう一つ難しかったのが、信じて任せるということです。
園長先生という立場になると、園の中で起きることに対して、最終的には自分が責任を持つことになります。
だからこそ、本当に任せて大丈夫かな、と思ってしまう。
自分でやった方が早い、自分でやった方が確実、そんなふうに思うこともあります。
でも、それを続けてしまったら、職員はいつまでも、園長先生がやってくれる、という状態から抜け出せません。
人を育てる立場だからこそ、あえて手を出さない、あえて待つ、あえてその人が考える時間を作る、それも園長先生の仕事なんだと思うようになりました。
でも、これってものすごく孤独なんです。
職員の悩みは聞きます。相談にも乗ります。
06:02
どうしたらいいと思う?と聞かれたら、一緒に考えます。
そして最後には、その人が前を向いて歩いていけるように支えます。
でも、園長自身はどうでしょう?
自分が悩んでいる時、私はどうしたらいいんだろう?と思った時、誰に相談すればいいんだろう?となるんです。
園長先生は、園の中に一人しかいません。
職員と同じように、自分の悩みをそのまま話すことも難しい。
園長という立場だから弱音を吐いてはいけないような気持ちにもなる。
しっかりしなくちゃ、私が決めなくちゃ、私が支えなくちゃ、そう思ってしまいます。
でも、園長先生だって一人の人間です。
迷うこともある。間違えることもある。
誰かに話を聞いてほしい時もある。
助けてほしい時だってあります。
私はそこをもっと大切にしてもいいんじゃないかなと思うようになりました。
今振り返ってみると、私が保育やマネージメントで大切にしているのは、その人の力を信じて見守ることです。
子どもに対しても、保育士に対しても同じなんじゃないかなと思っています。
もちろん、必要な時には手を差し伸べる。困っている時には支える。
でも、何でも先回りしてやってしまうのではなく、この人ならできると信じて待つこと。
それがその人自身の力を引き出すことにつながるんじゃないかなと思っています。
園長先生は保育士たちの先生ではありません。
保育の正解を教える人でもありません。
一人一人の保育士が自分で考えて、自分らしく子どもたちと関われるように支える。
そして、その先生たちが安心して保育できる環境を作っていく。
それが園長の役割の一つなんじゃないかなと思っています。
そしてもう一つ、園長自身も誰かに支えてもらっていい。
私はこれもとても大切なことだと思っています。
良い園を作るためには良いリーダーが必要。
でも良いリーダーというのは、何でも一人でできる人ではないんじゃないでしょうか。
自分の弱さも認めて、私は今ちょっと困っています。
誰かに話を聞いてほしいです、と言えること。
それもリーダーとして大切な力なのではないかと思います。
09:01
もし今、園長先生や施設長として働いている方が聞いてくださっていたなら、お伝えしたいことがあります。
毎日本当にお疲れ様です。
職員の相談を聞いて、保護者の対応をして、園全体のことを考えて、
何か問題が起きれば判断して、きっと自分のことは後回しになっている方も多いのではないでしょうか。
そして園長なんだからしっかりしなくちゃと思っていませんか。
私自身もそうでした。
でも園長だからといって一人で、全部一人で抱えなくていいんです。
悩んだら悩んでいい、迷ったら迷っていい。
誰かに話を聞いてもらっていい。
むしろそうやって自分自身を支えていくことが、
結果的に職員や子どもたちを支えることにもつながるんじゃないかなと思います。
そしてもし今、園長になったけれど、思っていたより孤独だな。
保育士だった頃の方が子どもたちを近くに感じられたな。
誰かに自分の気持ちを話したいな。
そんなふうに感じている方がいたら、どうか私だけなのかなと思わないでください。
園長先生だって一人の人間です。
誰かに支えてもらっていいんです。
私はそんなお一人様の園長先生の話し相手になりたいと思っています。
答えを出してあげることができなくても、
そうだったんですね。それは大変でしたね。と、ただ話を聞くことはできる。
そんな場所があってもいいんじゃないかなと思っています。
皆さんは今、誰かに話を聞いてもらえていますか。
そしてあなた自身は誰かに頼れていますか。
一度そんなことを考えてみていただけたらと思います。
私はこれから、これまでの保育経験やリーダーとしての経験を、これからの人生にもつなげていきたいと思っています。
特に50代、60代の保育士の先生方、そして園長先生や施設長として今まさに頑張っている先生方に、
これからの働き方は一つじゃないよ。
一人で抱えなくてもいいよということを伝えていきたいと思っています。
長く保育士として働いてきたからこそ見えてくるものがあります。
現場でたくさんの子どもたちと関わってきたからこそ伝えられることがあります。
そして園長として悩んだからこそ分かる気持ちもあります。
12:05
これまでの経験は決して無駄にはなりません。
これからはその経験を誰かを支える力に変えていく、そんな働き方もあるんじゃないかなと思っています。
もし今日のお話を聞いて、私も少し誰かに話してみようかなと思った方がいたら、
まずは一人で抱え込まないこと、それが小さな一歩になるかもしれません。
今回は、園長先生だって一人で抱えなくていい、というテーマでお話ししました。
私が保育で大切にしているのは、その人の力を信じて見守ること、そして自分自身も誰かに支えてもらうことです。
この番組では、これからもいろいろな先生が登場し、それぞれの保育の経験や価値観をお届けします。
今回の内容に共感していただけた方、保育についてもっと聞いてみたい方は、
ぜひこのポッドキャストをフォローして、これから登場するいろいろな先生のお話を聞いてみてください。
それでは次回の配信でお会いしましょう。
ありがとうございました。
13:29

コメント

スクロール