2022-08-15 11:24

#21 恥の正体

恥ずかしいって感じるのはイヤですよね💧でも、恥にもちゃんと意味があるのです。今日はそんな恥の正体をお伝えします。

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00:05
心理師のはるかめです。このラジオでは、あなたが自分に優しくしていけるように、セルフコンパッションの考え方や、セルフケア、心理学などのお話をしています。
今日すいません、あの少し環境音が入ってしまったらごめんなさい、ご容赦いただけるとありがたいです。
夏真っ盛りですね。 夏休み中の方もいると思いますけれども、
普段ですね、自分が所属している集団とかグループ、そういったものから離れて、自分の時間を過ごせるので、
休みっていうのはね、結構ちゃんと取れるというのは大事なことですよね。 それで、リスナーさんは普段ですね、恥ずかしいって感じる時はありますか?
ありますよね。それはありますよね。あの、しょっちゅう感じますね、私も。
恥ずかしいっていう感情にも小さいのから大きいのがあると思いますけれど、今日はですね、この恥という感情についてお話ししたいと思います。
恥ずかしいっていう風に感じるのは何でなんでしょうか?
このラジオではちょいちょいと人間の脳とか、あの大昔の人類のお話が出てきますけれども、この恥っていう感情もやっぱりそういったものと関係があるんですよね。
そもそも感情っていうのは色々あると思いますけれども、 基本的な感情とされているものは色々な研究の結果、ある程度数えられるくらいに絞られているんですね。
あの、定義する人によって若干変わったりはするんですけども。
で、喜びとか悲しみ、怒り、恐れ、そういったものが基本的感情だなっていうのは、あのなんとなく想像がつくかなと思うんですけれど、こういったものはですね、人類がもともと備えている機能になるんですね。
ちなみに動物にもありますよね。 ペット飼っている人なんかはよくわかると思いますけど、
犬とかね、例えば、恥とか恥ずかしいっていう感情とか、怖がったりとか喜んでるとかね、結構はっきり表してたりしますよね。
それで、この基本的感情の一つに恥、恥ずかしいっていうものも含まれるんですね。
言ってしまうと、デフォルトで人に備わっている必要な機能っていうことになるんですね。この恥もね。
じゃあ何に役に立つの?って言いますと、恥ずかしいのって、誰かの目がある時とか、誰かといる時に感じることが多くないですか?
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一人の時に恥ずかしいって感じるのは結構少ないと思うんですけど、皆さんどうでしょうか?
これは恥が他の人とうまいことやっていくための大切な機能だからですね。
こう聞いてみると、恥をかきたくないなぁとか恥ずかしい思いをしても嫌な気分になるだけだよって思っていたのが、少しだけ印象変わったりしませんかね。
恥が働くことで、人は他の人と共通の認識を持ったり、共通のルール、そういったものから外れないようにして、
仲間から除外されないように、仲間外れされないように、そしてちゃんと生きていけるようになるわけです。
ここでいうちゃんと生きていけるっていうのは、食べ物にありついたりとか、危険から身を守るっていうことになります。
いかにもね、マンモスとかそういったものと戦っていた古代の人類っぽいですよね。
でも今はSNSとかオンラインが発達したので、とんでもなくこの恥を刺激する情報が飛び込んできちゃうんですよね。
多分私が言うまでもなく、皆さんもね、しょっちゅう恥とか人との比較とか、心とか頭が疲れちゃうこともあるんじゃないかなと思います。
恥、先ほどもお話ししたように基本的な機能なので、なくすことはできませんが、恥の種類を知ることで、少し認識を変えるのに役立つんじゃないかなと思います。
今日はですね、恥の4つのパターンを紹介したいと思います。
はい、恥パターンその1。
例えば何か、仕事とか友達との間で失敗を何かしてしまったとして、人の目が気になるなーとか罰の悪い気持ちがあるなーとか隠したいなーとかそういった状況ですね。
これは普段日常生活をしていて全然起こることですね。
とても自然な問題のない恥です。
恥ずかしいのは恥ずかしいんですけど、問題はないですね。
恥ずかしいっていうことを感じている、そういう自分を認めたり、誰かと共有して、この間こういう恥ずかしいことがあったんだよーとか、そういうふうにお話をすることで和らいでいったりします。
なので、まあこれは、そういった対策をしていればそのうち消えていくものになりますので、そんなに心配しなくて大丈夫です。
恥パターンその2。
例えば、こんなことになって経歴に傷がついちゃうとか、今の自分が許せないとか、自分は社会の負け組だとかね、そういうふうに感じている状況です。
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これはですね、社会的スティグマっていうものに関係する恥になります。
人と、いろんな人と一緒に生活していく場を社会というふうに言いますけれども、そういった場で植え付けられてしまった、悪い先入観だと思っていただければいいかなと思います。
こうあるべきとか、こうしないといけないっていう思いから生まれてくる恥ですね。
これは良くない恥になってしまいます。
自分と他人、自分と社会っていうものを比較して自分に鞭打ってしまう傾向がありますので、
これで逆にこう、自分を鞭打って成長できるんじゃないかっていうふうに思う方もいるんですけれども、
残念ながら、これは研究によって逆に作用してしまうということが分かっています。
成長を邪魔してしまうということが分かっているんですね。
これは以前、セルフコンパッションでもお話したことがあると思いますが、
自分に厳しくするよりも優しくして寄り添っていった方が何かとうまくいきやすいよってことが分かっていますので、そこにも繋がってくるかなというところですね。
これもですね、やっぱり自分がそういった恥を感じているってことを認めたりとか、
マインドフルスに、今に目を向けたりとか、セルフコンパッションのように自分に優しくするっていうことがお勧めできるかなと思います。
恥パターンその3。
外見や性別、そういったものを意識した恥です。
これはかなり多いんじゃないでしょうか。
見た目の美しさとか、痩せている太っているとか、ジェンダーですとか、LGBTQとか、こういったものに関係した恥ですね。
こういった感情は、特にあの思春期ですとか、例えば好きになった人の前とか、そういった時にとても感じやすいですし、
それは自然なものですね。ちゃんと逆に恥が作用している、何とか行動を起こさせようとしているので、とても自然なものです。
ただこれが行き過ぎてしまうと、今度自分の存在を否定するようになってくる場合があったりします。
そういうことに対しては、人はいろんな人がいて、本当に千差万別、多種多様なんだよっていうことを知るっていうことが大事になります。
そして自分に優しくしてあげてほしいです。
可能であれば大切な人とか、同じ思いを持つような人たちとつながるっていうこともとても力になると思います。
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恥パターンその4。
自分はダメな人間だとか、誰も好きになってくれないとか、居場所がないとか、こういうふうに恥と共に考えてしまう場合があります。
これは自分の存在そのものに関わってくる恥なので、良くない恥と言えます。
これはとある条件の下で誰かに恥を植え付けられた状態、そういった可能性がかなり高いです。
なのでこれを感じたら、これは他の人が勝手に植え付けた恥だっていうふうに思い直して投げ捨てちゃいましょう。
そして自分に優しくしてください。
あなたの存在自体は何も脅かされません。
そのままで素晴らしいですし、そのままで価値があります。
他の誰かの勝手な都合によって付けられた恥は、捨ててしまって全く問題ありません。
どこかの集団や人と会わなかったとしても、他で会わないっていうことには全くならないんですね。
これは社会心理学的にも、一つの集団での立ち位置が他の集団での立ち位置に影響は全くしないってことが分かっていたりします。
つまり、Aっていう集団で恥を感じたとしても、それが同じようにBっていう集団で起きるかっていうと、そうではないよっていうことを表してるんですね。
なので、本当に誰かに植え付けられたんだろうなっていうふうに思える恥であれば捨てちゃっていいです。
ポイしちゃいましょう。
はい、今日はですね、4つの恥パターンをご紹介してきました。
普段感じる自分の恥を今後ね、少し観察していって、観察してみていただけるといいかなと思います。
はい、今日の放送は参考になりそうでしょうか。
また、感想や質問をいただけると嬉しいです。
今日もあなたが自分に優しくあれますように。心理師のはるかめでした。
またお会いしましょう。
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