1. 人生に活かす心理学ラジオ
  2. #46 寂しいは自然なこと。境界..
2022-09-09 09:11

#46 寂しいは自然なこと。境界線が自分も相手も守る。

寂しさはありますか?寂しい気持ちがあるのはおかしいことじゃないですよ。むしろ、ちゃんと心が機能してるので、寂しくていいんです。今日はそんなお話です。

#心理
#心理学
#メンタル
#メンタルヘルス
#セルフケア
#寂しい
#さみしい
#寂しさ
#境界線
#境界性パーソナリティ障害
#自他境界
---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/62d90dd273ef6bc249d07128
00:05
心理師のはるかめです。この番組では、あなたが自分に優しくしていけるように、セルフコンパッションやセルフケア、心理学などについて話をしています。
9月入ってますね。9月といえば台風が多い時期ですけれども、ここ数年は大雨とか川の決壊っていうのは目立ちますよね。
皆さんの地域は大丈夫ですか? 一度は洪水ハザードマップとか、自分の避難先っていうものはね、確認しておくといいかなと思います。
避難するかどうかで、もし迷ってしまったら、これはね、避難しましょう。 人はした後悔よりもしなかった後悔の方が、より強く感じるという風にされています。
避難して、なんだ何もなかったなーっていうよりも、 避難しないで、万が一にでもですね災害に遭ってしまう方が絶対に後悔は大きくなってしまいますのでね。
避難の対象地域になったら当然避難する。 判断は任せるよーっていう風になっても、やっぱり避難ですね。
あと災害に関しては、NERVっていうアプリがいいよって、うちの奥さんが言ってました。 地震も含めてすぐに情報が来るらしいです。
どんな選択をしても、後悔はあるかもしれないですけど、 後悔の少ない確率を選んでいきたいですよね。
さて、今日のメインはですね、境界線のお話です。 境界線って何よそれって感じですよね。
この境界線っていうお話もですね、たびたびお話に出すんですけれども、 何度も話したりするっていうのは、私が大事だなっていう風に感じている内容ですので、
いろんな角度から話したり、または言い方を変えたり、情報を更新しながら話していますので、 そしてリスナーさんにほうって思ってもらえるようにしていきたいなと思いますので、
そういう風に聞いていただければなと思います。 さて境界線ですけれども、これは人と人の境界線のことですね。
この境界線の引き方というか置き方っていうものをこじらせてしまうと、 精神医学の世界では境界性パーソナリティ障害という診断名がつくことがあるんですね。
ただこれは診断基準がしっかりとありまして、 医師、お医者さんですね、にだけ診断することが許されていることなので、絶対に一般的には使わないでください。
もしこれを安易にね、日常で誰かに当てはめて考えたり、 言ってしまったりするっていうのは、やはり差別行為になりますのでご注意をお願いします。
03:08
それでこの境界性パーソナリティ障害になってしまっている方の多くは、 幼少期から成長期にかけて親との関係の結び方に何か問題があった場合が見られるんですね。
もっと言うと、圧倒的に親に責任があるんですね。 子供が求める愛情にあまり応えてこなかったりとか、存在に扱ったり、
あるいは非常識な姿ばかり見せてきたりとかね、 客観的に見ても、なかなかこれはきついよなーっていう場合が多いんですね。
そうすると、子供の方は人との距離感がうまく取れなくなってしまったりとか、 相手のこともね、自分の一部のように捉えるようになってしまうことがあります。
そうすると、人を振り回したり、 距離感がものすごく不自然に近くなってしまったりともすると、急に攻撃的になったりとか、
人柄としてはね、とても扱いづらい感じになってしまうんですね。 ただもう一度言いますけれども、これは本人というよりは親とか家庭環境などの
幼少期から成長期にかけての影響がかなり強いです。 なので、本人も被害者であるというふうに考えることができます。
まあそれほどでないにしても、人と人との境界線って実際には目に見えて存在するわけではないですし、
境界を置くって言っても、ちょっとよくわかんないよなーってなると思います。 誤解を恐れずに言いますと、
人はですね、生まれてから旅立つまで一人だっていうことですね。 どれだけ愛する人ができて、心が通じたいなーって願っても、自分自身は個別の存在です。
相手も個別の存在なんですね。 大切な人、大好きな人、信頼する人、そういった人ほど心が通じ合いたいなーとか、同じ思いを共有したいなー、
自分のことをわかってくれるかなーとか、 この人には共感できるなーって、そういうふうになるのはね、とても自然なことなんですよね。
それと同時に、どこまでもどこまで行っても誰もがですね、一人の存在であるっていうことです。
AさんとBさんがとても親密で、考え方とか感じ方がかなり近いとして、
でも、同じ存在ではないですし、溶け合うってこともできないです。 なんかこうなんですかね、精神の世界でスピリチュアルにね、魂と魂が溶け合う
みたいなイメージをするのは自由ですけど、実際にそれが起きるってことはないんですよね、やっぱりね。
06:03
お互いに理解をし合えるかもしれないです。 配慮もできるかもしれないです。
大好きかもしれないです。 ですけど、何をしてもいつまでもどこまでも別の存在なんですよね。
これを忘れない態度を取るっていうことが境界線を引く、境界線を置くっていうことなんですよね。
当然そうすると寂しさっていうものはあると思います。 もっと何か満たしてくれる愛情のようなものを求めることもあると思います。
ですけど、それを求めても求めても手に入れるっていうことはやっぱり難しいんですね。
それは程度の差はあっても、みんな誰しも同じように感じるものです。 むしろそう感じられている方が健全だと言えますね。
だからこそ親しい人を本当に大切にできますし、愛情を注ぐこともできます。 それが人の限界であると同時に、
愛おしい部分でもあるんですね。 限界っていうのはあれですね。人と人は一つのものになれないよとか、
相手を自分の自由にできないよっていう限界ですね。 そういう限界があるからこそ配慮したり、
人を愛したりとかそういうものが生まれてくるっていうことですね。 だから可愛いものとか、癒してくれるものとか、好きなことを探したり、
充実感を得ようとしたり、 あるいは好きな人たち、一緒にいたいと思える人たちを求めるっていうことが生まれてくるのかもしれないですね。
そしてそうやっていった方が人生っていうのはやっぱり豊かになりますし、 結果的に寂しさも小さくなって幸福感の方が多くなると思います。
寂しさは消えないんですよね。 ちっちゃーく残るかもしれないです。
あるいは感じない瞬間もあるかもしれないですけれども、 それでいいんですよね。
手に入らない境界線のない世界を求めるんじゃなくて、 超えられない境界線はあるってちゃんと知っておいて、
でもね、その上で境界線を引いておいて、 生活するっていうことで逆に安定したものが生まれてきます。
境界線があるから自分も相手も大切に守ることができるんですね。 どこまで行っても個人は個人ですけれども、
だからこそ持っている優しさとか配慮とか可愛らしさみたいなものの、 そういったものを見て生きていくというか、
普段の生活をしていきたいというふうに思いますね。 今日も最後まで聞いてくださってありがとうございます。
この放送がお役に立てれば嬉しいです。 今日もあなたが自分に優しくあげますように。
09:04
心理師のはるかめでした。
09:11

コメント

スクロール