ニュースレター晴耕雨読から音声でお届けする声エッセイです。
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ニュースレターとしてお届けする本編エピソードと、1ヶ月で消えていく吟日記エピソード。
吟日記は1ヶ月ほどで消えていきます。
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ニュースレター晴耕雨読の弟番組ポッドキャスト吟、LISTENからもお聞きいただけます
「晴耕雨読 - 吟 -」はSubstack ニュースレター「晴耕雨読」の兄弟ポッドキャスト。ニュースレターとしてメールでもお届けしている本編エピソードのアーカイブと、1ヶ月で消えていく吟日記を、LISTENからも聞いていただけるようにしました。感想は Substackから ニュースレターの購読もよろしくお願いします。🌾 晴耕雨読 - Tiny newsletters from Kyoto
余裕がない人に同情しがち
ひと月で消える週報エピソードです。「晴耕雨読 - 吟 -」はSubstack ニュースレター「晴耕雨読」の兄弟ポッドキャスト。Substack(本体・ホスト)とLISTEN(RSSで配信)から聞いていただけますニュースレターの購読もよろしくお願いします。🌾 晴耕雨読 - Tiny newsletters from Kyoto🎧 晴耕雨読 - 吟 - LISTEN—⚽️ 「アルコールが人生を崩壊させた」 ”皇帝”アドリアーノがキャリアの転落と現在の生活を赤裸々に告白 - ライブドアニュース🎸 50年前のブルース少年たち。音楽をやるなら1970年代に10代でいたかったなあ。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit kyoto.substack.com
昼の散歩、下北沢
BONUS TRACK、MEGURU CLUB、LIGHT UP COFFEEひと月で消える週報エピソードです。「晴耕雨読 - 吟 -」はSubstack ニュースレター「晴耕雨読」の兄弟ポッドキャスト。Substack(本体・ホスト)とLISTEN(RSSで配信)から聞いていただけますニュースレターの購読もよろしくお願いします。🌾 晴耕雨読 - Tiny newsletters from Kyoto🎧 晴耕雨読 - 吟 - LISTEN 🟢 MEGURU CLUB - みんなで使われなくなった資源を持ち込んで、コミュニティを盛り上げよう!🖼️ MEGURU CLUBの紹介記事 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit kyoto.substack.com
スポーツの秋、いま一番の話題と言えば
ひと月で消える週報エピソードです。 #声日記「晴耕雨読 - 吟 -」はSubstack ニュースレター「晴耕雨読」の兄弟ポッドキャスト。Substack(本体・ホスト)とLISTEN(RSSで配信)から聞いていただけますニュースレターの購読もよろしくお願いします。🌾 晴耕雨読 - Tiny newsletters from Kyoto🎧 晴耕雨読 - 吟 - LISTEN⚽️ 昨季64戦1敗のMFロドリがバロンドール初受賞! 最有力候補ヴィニシウスは2位、MFベリンガムが3位… | サッカーキング 過去のサッカーの話題What is humanity?https://kyoto.substack.com/p/what-is-humanity#23-5 わかりやすさでサッカーは野球に勝てないhttps://kyoto.substack.com/p/23-5 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit kyoto.substack.com
憧れは防音室といなかぐらし
博多に住むデザイナーのmineoさん・yamaさんとの近況交換と雑談。前半はポッドキャストの始め方について、後半は都会から離れた住まい探しについてゆるゆると会話しています。「晴耕雨読 - 吟 -」はSubstack ニュースレター「晴耕雨読」の兄弟ポッドキャスト。Substack(本体・ホスト)とLISTEN(RSSで配信)から聞いていただけますニュースレターの購読もよろしくお願いします。🌾 晴耕雨読 - Tiny newsletters from Kyoto🎧 晴耕雨読 - 吟 - LISTEN---🎧 mineoさんがはじめたポッドキャスト TEPPEN FM https://listen.style/p/teppenfm🎧 メディアヌップにゲストで参加した「ラーメン二郎」エピソード https://www.medianup.xyz/p/episode-188🎧 共通の元同僚が配信しているポッドキャスト・ほっとテック https://listen.style/p/hottotech 🏯 日本の「田舎」に展開する「分散型ホテル」ブランドNIPPONIA https://www.instagram.com/nipponia.jp/ 冒頭はiPhone16Proで撮影した動画からオーディオミックスの「スタジオモード」で音声書き出し。メインとナレーションはiPhone16Proのボイスメモで録音。それぞれ、Auphonicで調整しています。 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit kyoto.substack.com
事実上の標準を取りに行く計画
NotebookLMは渋知だけど面白い / 小説「マン・カインド」読了ひと月で消える週報エピソードです。「晴耕雨読 - 吟 -」はSubstack ニュースレター「晴耕雨読」の兄弟ポッドキャスト。Substack(本体・ホスト)とLISTEN(RSSで配信)から聞いていただけますニュースレターの購読もよろしくお願いします。🌾 晴耕雨読 - Tiny newsletters from Kyoto🎧 晴耕雨読 - 吟 - LISTEN👨🏼💼👩🏼💼 話題のNotebookLMで旅の声日記をポッドキャスト化してみる👨🏼💼👩🏼💼 「マンガソン2016」を語る powered by NotebookLM📓 マン・カインド: 書籍- 早川書房オフィシャルサイト|ミステリ・SF・海外文学・ノンフィクションの世界へ 📔『本心』平野啓一郎公式サイト This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit kyoto.substack.com
「マンガソン2016」を語る powered by NotebookLM
2016年に開催したイベントのレポート記事から、NoteBookLMで架空のポッドキャストを生成しました。英語のエピソードです。 ソースマンガソン – 漫画好きクリエイターたちが大いに読み大いに語る!イベントレポート - FabCafe Global https://fabcafe.com/jp/magazine/kyoto/160502_mangathon-report/How it createGoogleのAI NotebookLMで資料をサクッとポッドキャスト化【今日のワークハック】グーグルの「会話生成AI」が超リアルでヤバい…これはChatGPTの登場時に匹敵する「衝撃」だ!話題のNotebookLMで旅の声日記をポッドキャスト化してみる和訳A: ねぇ、もし本気で「人間とは何か」を宇宙人に説明するとしたら、どうやって説明するか考えたことある?B: うん、ただ指差したり、気まずく笑ったりするだけじゃなくてね。A: そうそう。実は、あるイベントで真剣なマンガファンたちがまさにその質問に挑んだんだ。そのイベントの名前は「マンガソン」だって。B: それ、好きなマンガは何?って聞くレベルじゃないんだよね?人類全体を代表する一つのマンガを選ばなきゃならなかったんだよね。A: そう、相当なプレッシャーだよね。私なんて夕食を決めるのにも毎晩迷うのに。そんな挑戦に挑む人たちはどんな人たちなんだろう?B: かなり多様なグループでね、デザイナーや起業家、それにロックミュージシャンまでいたんだ。でも、全員に共通していたのは、マンガに対する深くて真剣な愛情だよ。B: OK、つまりマンガに情熱を持ったファンが、宇宙人に人間性を説明するために挑戦したってことね。で、どうやってそんなことに取り組んだんだろう?A: いきなり本題に入るって感じではなかったよ。メインイベントの前に、彼らは大規模な「マンガマラソン」を開催したんだ。B: マラソンって、ただたくさんのページを読むために走り回るとか?A: いや、そういう感じじゃないけど、それも面白いかもね(笑)。知的なマラソンって感じかな。彼らはクラシック作品から新作、さらにマニアックな作品まで、60以上のマンガ作品に浸っていたんだよ。B: それはすごいね。つまり、たった一つを選ぶ前に、広い視野を持つための準備をしてたわけか。A: そう。選択に挑む前に、マンガの多様性や深さに対する共通の理解を築くことが目的だったんだ。B: なるほどね。で、その知識をしっかり吸収した彼らが会場に集まったわけだね。コンペは実際にどうやって行われたの?A: まあ、いい競技には欠かせない要素があるでしょ?彼らはチームを「ピュア」と「リアル」の2つに分けて、さらに競争心を煽ったんだよ。B: ほう、「チーム・ピュア」と「チーム・リアル」ね。その2つについてもっと詳しく教えて?A: チーム・ピュアは、人間の素晴らしさを強調する方針でね。クリエイティビティや共感力、愛する力、そんな「人間の美しさ」を伝えるって感じ。B: つまり、「ねぇ宇宙人、私たちって結構イケてるから、ぜひ来てね」って感じのアプローチね。A: うん、まさにそのイメージだね。じゃあ「チーム・リアル」は?彼らは「地球には何も見るものなんてないよ」みたいな感じ?A: そこまで極端じゃないけど、確かに現実を見せようとしてたね。つまり、人間の本質を理解するには、良い部分だけじゃなく、複雑さも含めた全体像を知る必要があるって感じ。B: なるほど。いきなり全然違う戦略が登場してきて、これは面白くなってきたね。で、彼らは実際にどのマンガを選ぶことにしたの?A: まず「チーム・ピュア」が選んだのは『大阪ハムレット』だったよ。B: 大阪ハムレットって、シェイクスピアのハムレットが大阪で起きるってこと?A: 実際にはハムレットの話とはあまり関係なくて、大阪の日常生活のさりげない瞬間を描いた、とても美しい作品なんだ。B: なるほどね。具体的な文化的な視点を持ちつつも、感情の普遍性をうまく表現しているっていう主張か。A: そうそう。一方、「チーム・リアル」が選んだのは『黄昏たか子』だったんだ。これは40代で離婚した女性が音楽を通じて新たな情熱や目的を見つけていく話だよ。B: なるほど、そういうことか。人生の再出発や、歳を重ねても喜びを見つけることができるっていうテーマね。A: その通り。「チーム・リアル」はそれが、人間が常に進化し続けること、そして日常の中でも意味を求める姿勢を表しているって主張してたよ。B: 面白いね。どちらのチームも、全く異なるアプローチでありながら、人間にとって根源的な体験を選んでいるんだ。これって、次のラウンドに進んでもそのパターンが続いたの?A: うん、そうだよ。次の対戦は少し意外な展開だったけどね。「チーム・ピュア」が選んだのは、4コマ漫画の『徒然チルドレン』だったんだ。B: 高校の甘酸っぱい恋愛話って感じ?でも、宇宙人に人間性を説明するのに、それがどう役立つんだろう?A: 実はね、かなり巧妙な理由があったんだ。彼らの主張は、ユーモアや気まずさ、そんなティーンエイジャー特有の経験が、人間の相互作用を外部から面白く見せる視点を提供するってことだったの。B: 確かに、それは分かるかも。高校時代って、まるで未知の世界に足を踏み入れる宇宙人みたいな感じだもんね。A: まさにそう。で、「チーム・リアル」はそれに対抗して『世紀末伝説クロサワ』を選んだんだ。これは、孤独を抱えた中年男性がただつながりを求めているっていう、かなり重いテーマの話。B: 甘酸っぱい恋愛から、いきなり存在の孤独へ…。これは対照的だね。A: そうだよね。「チーム・リアル」は、幸せやつながりを持つことの裏にある、失われた時の虚無感や孤独感も含めて、人間の本質を伝えたいって考えてたんだ。B: もし「チーム・ピュア」が人間の喜びやつながりを強調していたとすれば、「チーム・リアル」はその裏側を見せようとしたってことか。A: そうそう。彼らは人間の複雑さや影の部分を真摯に描く姿勢を貫いていたんだ。この議論はさらに白熱していったよ。A: その後、さらに盛り上がりを見せたのは、Mangathonのファウンダー自身が登場して、自分が推すマンガ『中2の男子と第六感』について熱弁を振るった時だったよ。これは、いわゆるいじめられっ子が想像上の師匠を見つけるという、ちょっとした下克上の物語なんだ。B: それだけで、なんか心が温かくなるね。そのファウンダーが感じた人間的な要素って何だったの?A: 希望かな。困難に直面しても、強さやレジリエンスを見つける力、そして想像力の力がテーマになっているんだ。厳しい現実に対処するために、子供が想像力を使って乗り越えていく姿が描かれていて、そこが彼の心に響いたみたい。B: なるほど、マンガという想像力にあふれる媒体にぴったりなテーマだね。で、「チーム・リアル」はどう反論したの?A: 彼らが選んだのは『ミスミソウ』だった。これは本当に大胆な選択で、暗くて重く、時にはかなりショッキングな内容で知られている作品なんだ。B: おお、急にダークな方向に行ったね。温かい物語から一転して、その『ミスミソウ』を選んだ理由は?A: 「チーム・リアル」は、人間を本当に理解するためには、心温まる面だけじゃなく、残酷さや暴力性すら持っている部分も認める必要があるって主張してたんだ。B: それは確かに議論が白熱しそうだね。これはかなり深い哲学的なディベートになってる感じ。A: そうだね。ここまでくると、もうどっちが勝ってもおかしくないくらいの勢いだったけど、最初のラウンドが終わった時点では、なんと引き分けだったんだ。B: 引き分け!こんなに違う視点がぶつかり合っても、結局どちらも勝敗がつかなかったのか。A: そう、それがまたこのテーマの奥深さを象徴してるよね。つまり、たった一つのマンガで人間のすべてを表現するのは難しいってこと。B: 確かにね。でもその後、どうなったの?A: そこで彼らは大胆な決断をしたんだ。観客にも参加を呼びかけて、意見を募ることにしたんだよ。まさにここからがさらに面白い展開になっていったんだ。B: 引き分けのまま、観客も巻き込んでさらに議論が盛り上がったのか。それはなかなかスリリングだね。A: うん、予想以上に刺激的な議論になったみたいだよ。ある観客が、こういう視点を提案したんだ。「感情や思考だけで人間を説明するのは十分なのか?」ってね。B: 確かに良い指摘だね。私たちは感情や思考だけでなく、物理的な存在でもあるし、世界と関わり合い、何かを作り出したり、時には失敗もするよね。A: そうそう。ある人はさらに、マンガに登場する「サイドキャラクター」の重要性についても触れてたよ。メインキャラクターではないけど、物語に深みを与えている存在としてね。B: なるほどね。「サイドキャラクター」がいることで、画一的な解答ではなく、多様性があることを示しているってことか。A: そういうこと。そして、最後に選ばれた勝者は…B: それで、誰が勝ったの?A: 勝者は『黄昏たか子』だったんだ。「チーム・リアル」の勝利だよ。人生の後半に新たな情熱を見つける女性の物語が選ばれたんだ。B: すごいね。人間の暗い面や明るい面、複雑さを議論した後で、最終的にその「たくましさ」と「新しいつながりを見つける力」が評価されたってことだね。A: そう、まさにその通り。欠点や混乱があっても、人間には困難を乗り越え、喜びやつながりを見つける希望があるってことが、みんなの心に響いたんだと思う。B: なんだか美しい話だね。人間って、完璧じゃないけど、その希望がやっぱり輝いてるんだね。A: うん、そうだね。そして、考えさせられるのは、もし自分が同じ立場なら、どのマンガを選ぶだろうってことかな。「自分にとって人間らしさを最もよく表しているマンガは何だろう?」ってね。B: それ、しばらく考えちゃいそうな質問だな。もしかしたらリスナーにも自分の「Mangathon」を開催したくなる人が出てくるかもね。A: まったくその通りだよ。結局、一つの正解はないってことが、このイベントを通して改めて分かったんだ。大切なのは、その探求のプロセスなんだよね。B: 本当にね。私たちは明確な答えが得られなくても、自己理解が深まり、新しい視点が得られる。この場合、自分たちや人間性を映し出す「物語の力」についても考えさせられたよ。A: その通りだね。では、次のエピソードまで皆さん、引き続き大きな質問を探求していってください。またお会いしましょう! #NotebookLM
話題のNotebookLMで旅の声日記をポッドキャスト化してみる
テキスト情報を読み込ませたら、男女のパーソナリティがポッドキャスト仕立てで、軽妙なトークで語ってくれる!? NotebookLMを使って作成した英語のエピソードです。 関連ニュースGoogleのAI NotebookLMで資料をサクッとポッドキャスト化【今日のワークハック】グーグルの「会話生成AI」が超リアルでヤバい…これはChatGPTの登場時に匹敵する「衝撃」だ! レシピ1/ こちらの声日記の文字起こしをダウンロード2/ それをNotebookLMにソースとしてアップロードして、Audio Overview(オーディオ概要) を生成。 3/ その音声ファイルをLISTENにアップロードして、このエピソードを作製(いったん下書き) 4/ LISTEN(Whisper ai)で日本語の文字起こしを生成。なかなかうまくいかない。 5/ そこでLISTEN 文字起こしの言語を「英語」に切り替え。生成された英語の文字起こしをダウンロードして、ChatGPTに読み込ませてで話者分置&和訳してもらう。それを貼り付け👇 6/ 比較のためにLISTEN 文字起こしは日本語に戻したのち、このエピソードを公開。 会話の和訳A: 想像してみて。誰かが旅行メモの束をあなたに手渡してくれるんだ。 B: なるほど。 A: でも、磨かれたものじゃないんだよ。 B: そうだね。 A: 生の素材、オーディオ日記みたいな「その場にいないとわからない」って瞬間でいっぱいのやつ。 B: ああ、好きだなあ、そういうの。 A: 今日はそんな感じで深掘りしていくよ。 B: 了解。 A: 福岡の隠れた魅力を見つけ出すのが得意な旅行者がいてね。 B: もちろん、良い食べ物が好きな人だよね? A: 誰だって好きだよね。でも、彼は隠れた宝石を見つけ出すセンスがあるんだ。 B: それは楽しみだね。 A: そして一番面白いのは、彼がそれを全部スマホで記録していること。 B: つまり、私たちは彼と一緒に福岡を宝探しする感じなんだね。 A: そうそう。観光地を超えた福岡の深みを見つけるための冒険みたいなものだね。 A: 彼の旅はちょっとしたハプニングから始まるんだ。 B: どういうこと? A: 直前に予約して、福岡アイランドシティに宿泊することになっちゃったんだよ。 B: 面白いね。観光地って感じじゃないよね。 A: そう。それがどれだけ福岡が人気になっているかを物語っているんだ。 B: まさにそうだね。典型的な需要と供給の関係だよね、日本の中でも。 A: そうだね。観光客が増えると、特に直前予約だとホテルが高くなったり、取るのが難しくなったりするからね。 B: 特に人気のエリアはね。金曜の夜に駐車場を見つけるみたいなもんだ。 A: そうそう、大変だよね。 A: それで彼は福岡アイランドシティに宿泊することになったんだけど、彼の説明だとそこは産業地帯と住宅地が混在した感じらしい。 B: なるほど。多くの人が抱く日本のイメージとは全然違うね。 A: うん。どんな場所でも見た目以上のものがあるってことを思い出させてくれるよね。 B: 本当にそうだね。特に日本みたいに独特の文化を持つ国では。 A: この予期せぬスタートが、彼の旅全体の雰囲気を決定づけることになったんだ。 B: いいね。 A: まず最初に彼が飛び込んだのは、予想通りだけど食べ物だったんだよね。 B: そりゃあ、食べ物から始めるよね。 A: 空港でラーメン屋を見つけたんだよ。 B: それはもう最高じゃん。 A: しかもね、それが彼の職場の近くにある有名なチェーン店の支店だったんだ。 B: すごい。まさに「世界は狭い」ってやつだね。 A: 日本まで旅行して、空港で故郷の味に出会うなんてね。 B: 驚きだよね。 A: 世界がどれだけつながっているか実感するよね。ラーメン一杯のようなシンプルなものでもね。 B: その通りだね。このつながりのテーマは、彼の食の冒険全体を通して続いていくんだよ。 A: いいね、食の旅って本当に素敵だよね。 B: そうだね。彼はみやけうどんを探しに行くんだ。分厚くてもちもちした特有のうどんなんだって。 A: 美味しそうだね。 B: でも、紹介されたお店が閉まってたんだ。 A: あらら。 B: そこで彼の柔軟さが発揮されるんだよね。 A: いいね。 B: 彼は「ウエスト」っていう地元のスポットに行ったんだ。名前はすごくシンプルに聞こえるけどね。 A: 面白いね。 B: 「ウエスト」では、伝統的なうどんはもちろん、モツ鍋も提供されているんだ。 A: モツ鍋って、あのボリューム満点の鍋料理だよね? B: そう、主に内臓肉を使ってるやつ。しかも、冷たいクラフトビールもタップで提供してくれるんだ。 A: そりゃいいね。食事には欠かせないね。 B: 本当にそうだよ。伝統的な料理と、日本独自の味わいがうまく融合してるんだよね。 A: 日本料理の魅力だね。伝統を大切にしながら、新しいトレンドや味を受け入れていくところがいいよね。 B: そうだね。その絶え間ない進化が、いつも興味を引き続けるんだよ。 A: 彼はただレストラン巡りをしているわけじゃなくて、カフェで友人たちと会った時に、日本の社交文化を垣間見る機会があったみたいだよ。 B: それは興味深いね。 A: 例えば、彼が言ってたのは、集まりが事前に90分くらいと決まっていたこと。 B: すごいね、長居したり予定外に長く過ごすことを強制されないんだね。 A: そうなんだよ。行って、その時間を楽しんで、終わったらサッと解散する。 B: なんだかとても礼儀正しい感じがするね。 A: そうなんだよ。その場の瞬間を存分に楽しむことができるんだ。はじめと終わりがはっきりしているからね。 B: 確かに、「まだいるべきかな?」とか「もう帰った方がいいかな?」って迷う必要もないよね。 A: そうそう。彼はこの習慣を「健全」だって言ってた。社交的な場でもお互いの時間や空間を尊重する日本の文化なんだね。 B: それを聞くと、文化によって時間や人との接し方の習慣が違うっていうのを思い出すね。 A: まさに。時間に対する敬意が、他の面にも表れているんだ。 B: 他の面って例えば? A: 季節ごとの味わいに対するこだわりとかさ。 B: ああ、それはすごく日本らしいよね。 A: 彼が立ち寄ったのが「鈴懸」っていう、伝統的な和菓子屋さんなんだ。ちょうど秋のメニューに切り替わるタイミングでさ。 B: うわ、それはラッキーだね。 A: そうなんだよ。彼が食べたという季節限定の甘味の描写が、聞いてるだけでお腹が空いてくるんだ。 B: 何を食べたの? A: 栗蒸し饅頭とか、繊細なゼリーとか、すべてが秋のエッセンスを表現している感じでさ。 B: 味で季節を表現するって、まるで味覚の絵画みたいだね。 A: 本当にそうだよね。 A: そして、彼の細やかな観察力が、門司港(もじこう)にまで導いてくれるんだよ。 B: 門司港って歴史を感じさせる場所だよね。 A: そうそう、対岸には下関があって、建築様式もその歴史を物語ってるんだ。 B: 彼はどこに泊まったの? A: プレミアホテル門司港に泊まったんだって。これはそれ自体がランドマークみたいなホテルなんだよ。 B: おしゃれだね。どんな感じの建物? A: イタリア人建築家によって設計されて、20世紀初頭に建てられた石造りの重厚な建物なんだ。イタリアとロシアの影響が感じられるデザインだって。 B: まるで要塞みたいな迫力があるんだね。日本における異文化の交差点みたいな感じだね。 A: そうなんだよ。門司港の歴史をそのまま体現してるような建物だよね。 B: その時代の日本って、近代化の波が押し寄せて、建築も西洋のアイデアを取り入れていたんだね。 A: そのスタイルの融合が、今も門司港の都市景観に現れているんだ。 B: そういうのを見てると、日本の歴史が物理的に残されているって感じがするね。 A: そして、門司港を探索しながら、彼は地元の名物「焼きカレー」を探す旅に出たんだ。 B: 焼きカレーって知ってるよ。普通の料理じゃなくて、歴史を感じる一品だよね。 A: そうなんだ。カレーとご飯にチーズをのせて焼いたシンプルな料理だけど、興味深い背景があるんだ。 B: 門司港で生まれた料理なんだよね。外国船や文化が交わる街だからこそ、和洋折衷の味が生まれたんだね。 A: その通り。建築と同じように、料理も異文化交流を表現しているんだよね。 B: 本当に面白いね。料理を通じて文化の交わりを味わえるなんて。 A: そうだよね。その地域の歴史や背景が一皿に凝縮されてるんだ。 B: 旅を通してそんな発見ができると、食事もただの食事じゃなくなるよね。 A: まさにそうだよ。そして彼は、もう一つユニークな冒険に出るんだ。 B: 何をするの? A: 関門海峡を自転車で渡るんだよ、下関まで。 B: おお、フェリーじゃなくて自転車で? A: そう。しかも電動自転車を選んで、快適に関門橋を渡りながら美しい景色を堪能するんだ。 B: それは素晴らしいね。テクノロジーが旅行体験を豊かにしてくれる瞬間だね。 A: そうなんだよ。全部がデジタルから切り離されるわけじゃなくて、うまく活用することで環境とより深くつながれるんだ。 B: 彼は本当に意識的に旅をしている感じがするね。 A: そうなんだよ。帰り道では海峡の下にある歩行者用トンネルを通って戻るんだって。 B: 面白いね。橋の壮大なスケールと、トンネルの親密な空間を両方体験するなんて。 A: そうそう。どちらも独自の工学的な偉業だけど、異なる視点から場所を感じ取ることができるんだよね。 B: まさにその土地の「鼓動」を感じようとしてるんだね。 A: そうなんだ。遠くからだけじゃなく、深くその場とつながろうとする意図が感じられるよ。 B: それで、下関側には何が待ってたの? A: 独特な食の冒険が待っていたんだ。彼は「唐戸市場」に足を運んで、新鮮な海産物を楽しんだんだよ。 B: 唐戸市場って、グルメにはたまらない場所だよね。 A: まさにそう。普通の寿司セットを買うんじゃなくて、好きなネタを一つずつ自分で選んでいくんだ。 B: まるで「自分だけの冒険」みたいだね、味覚の。 A: その通り。しかも、彼が特に言及していたのは「ふぐ」の豊富さだよ。下関と言えば、ふぐの本場だからね。 B: ふぐを捌くには特別な技術がいるんだよね。だからこそ、そんな市場でふぐが手に入るなんて、本当にすごいよね。 A: そうだよ。 A: 唐戸市場では、新鮮な地元の食材を体験することができるんだ。彼はその場所で、自分の手で好きな寿司を作りながら、市場との対話を楽しんでいたんだよ。 B: まるで市場の一部になるような感じだね。 A: そうそう。市場をただ見て回るんじゃなく、実際に参加して自分だけの料理体験を作り上げていくんだ。 B: 日本料理の特徴がよく表れてるよね。素材の味を生かして、季節や地域に根ざした料理があるんだよね。 A: 本当にそうだよね。唐戸市場はまさにその哲学を体現している場所なんだ。シンプルな寿司でも、季節や地域の文化が映し出されているんだ。 B: 食べ物が単なる料理じゃなく、文化や自然とのつながりを感じさせるものになるって、本当に素晴らしいよね。 A: でも、彼の探検は市場で終わらなかったんだ。彼は下関の街を歩きながら、さらに隠れた宝物を発見したんだよ。 B: どんなところ? A: 「旧秋田商会ビル」っていう、20世紀初頭の富裕な商人一家が住んでいた建物だよ。 B: それはすごいね。どんな建物? A: 伝統的な日本建築と西洋の影響が融合した独特の建物なんだ。複数階があって、細部までこだわって作られていて、屋上庭園まであるんだよ。 B: 20世紀初頭に屋上庭園があるなんて、すごい贅沢だね。 A: そうなんだよ。自然を都市空間に取り込もうとする意識が感じられるよね。 B: その家族の生活や当時の理想が、その建物から伝わってくるような気がするね。 A: まさにそうなんだ。 B: 彼は本当に、その土地の歴史や文化を深く掘り下げるのが得意なんだね。ガイドブックに載っているような観光地だけじゃなくて、隠れた場所を探し当てるなんて。 A: そうなんだよね。彼は単に出来事を語るんじゃなく、その場所の本質や、細かなディテール、そして予想外の出会いを捉えているんだよ。 B: まるで「マインドフルな旅」のレッスンを受けているみたいだね。 A: その通りだよ。現在にしっかりと存在して、観察して、予期せぬことにも心を開く。ガイドブックの枠を超えて、その土地の魂を感じ取ることができるんだ。 B: じゃあ、今回の福岡へのディープダイブを締めくくるにあたって、リスナーに一つ伝えたいメッセージがあるとしたら、何になる? A: それはシンプルだよ。「予想外のことを受け入れよう」ってことさ。 B: なるほど。慣れ親しんだ場所から一歩踏み出す勇気を持とうってことだね。 A: そう。彼のように好奇心をガイドにすれば、思いもよらない宝物に出会えるかもしれないからね。 B: 日常の中の些細な瞬間や、特に意味がなさそうな出来事の中にも、実は何か特別なものが隠れているかもしれないんだね。 A: まさにその通りだよ。この深掘りの旅が、次の旅行や、日常生活の中でも探検心を呼び覚ましてくれるようなきっかけになれば嬉しいよ。 B: それは素敵なメッセージだね。次に旅行の計画を立てる時や、自分の街を探索する時は、自分の中の探検家の心を大切にしよう。感覚を研ぎ澄ませて、心を開き、スマホを手にしておけば、いつでもインスピレーションが湧いてくるかもしれないからね。 明らかな間違いはこれくらいはありました。空港のラーメン屋の支店が職場(大阪)の近くにもあったウエストではクラフトビールは飲んでいない海峡の下にある歩行者用トンネルを通ったのは帰り道ではなく往路 ・・・ただの旅行をこんなにおおげさ、もといドラマチックにヨイショしながら語ってくれるのは悪い気がしないですね😌 そして、第三者(しかも外国人)の視点で、自分の旅の行動に、美化や意味付けがされる体験が面白い。語り手の視点や文化も設定できるようになったら(遅かれ早かれできる)もっと楽しめそうだ。リサーチにも役立ちそう。 #声日記 #NotebookLM
カバーイラスト最短記録
ひと月で消える週報エピソードです。「晴耕雨読 - 吟 -」はSubstack ニュースレター「晴耕雨読」の兄弟ポッドキャスト。Substack(本体・ホスト)とLISTEN(RSSで配信)から聞いていただけますニュースレターの購読もよろしくお願いします。🌾 晴耕雨読 - Tiny newsletters from Kyoto🎧 晴耕雨読 - 吟 - LISTEN最近の更新のお知らせ🎧 2024年秋、博多〜門司港 旅の記録語り🎧 #188 素顔のラーメン二郎 ラーメン二郎の不幸を嘆いて義憤に駆られる✉️ 晒されない権利 - ポストソーシャル時代のアンチパターン This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit kyoto.substack.com
2024年秋、博多〜門司港 旅の記録語り
旅行の記録をテキストとして残したいので声日記します。「Substack発で」と言ってますがこのエピソードはLISTEN発です。今回はiPhone16 Pro カメラアプリで動画として撮ったものをオーディオミックスのフレーム(50)で音声を加工。それをAudacity でトリミングして、ラウドネスノーマライズはLISTEN任せています。まあ、聞けますが、iPhoneで録るならボイスメモ+Auphonicの方がだんぜん、音の奥行きがあってよいですね😌写真もきれいですが、やはり一眼レフで撮った写真のほうが人間味があると思います。(外付けマイク派の人がiPhone16 proの録音よりマイクのほうが良い音だと思いたいのと同じ心情ですね🙂)iPhone16 pro で撮った旅の写真
無題のポッドキャスト(4)
録音環境よく反響するマンションのワンルームiPhone16 Pro ボイスメモ録って出しiPhoneXS ボイスメモ録って出しiPhoneXS ボイスメモ + Auphonic *iPhone16 Pro ボイスメモ + Auphonic *iPhone16 Pro カメラ(動画) + オーディオミックス(スタジオ80)* NR9-12-9, 検証のためにAdaptive LevelerとLoudness Normalizationはオフ アップロード時にLISTENのラウドネスノーマライズ編集後記Auphonic はまだまだお世話になりそう2018年の iPhoneXS もすごい(すごかった)iOS18でボイスメモのソフトウェアも進化している気がする
タイムライン民藝運動
「晴耕雨読 - 吟 -」はSubstack ニュースレター「晴耕雨読」の兄弟ポッドキャスト。ニュースレターとしてメールでもお届けしている本編エピソードのアーカイブと、1ヶ月で消えていく吟日記を、LISTENからも聞いていただけるようにしました。ご感想はSubstackからhttps://kyoto.substack.com/podcast ニュースレターの購読もよろしくお願いします。🌾 晴耕雨読 - Tiny newsletters from Kyotohttps://kyoto.substack.com/ This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit kyoto.substack.com
2024のIVSキョートはサイドイベントが🙆♂️
喋りっぱなしの録って出しなのでLISTEN限定で出します讃式 - いま、麺を食べていますWEB3地方創生サミットTENJIKUくだものおすそわけパスポートメタ秋田あゆまもプロジェクト 至近距離左右にプレゼンステージでカオスなIVS会場
ポッドキャスター◯◯しがち
#218 リスナー参加型!主語が大きい面白い話を決めたい「主語-1GP」前編! - ほっとテックからのお知らせ https://www.hotto.tech/p/218#219 ついに「主語-1GP」後編!グランプリは誰の手に!? - ほっとテックからのお知らせ https://www.hotto.tech/p/219 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit kyoto.substack.com
在宅勤務を捨てよ、旅へ出よう
しまなみ海道サイクリングの途中で収録したこのエピソードでは、リモートワークが定着したこれから、私たちがよりクリエイティブで良い仕事をする手段としての、ポスト・ワーケーションについて考えました。ライフワークバランスがとれたリモートワーク環境を実現できたいま、わたしたち自身が積極的に創意工夫をして、生産性の大小だけでは測れない何かを創り出すために、場所を変えながらはたらくことを提案します。前半は、「オオミシマスペース」の庭で、後半はしまなみ海道の峠を自転車で上り下りしながら収録しました。お聞き苦しいところもありますが、サイクリングの雰囲気も合わせてご笑聴ください。 🛌 しまなみ海道 大三島の宿 オオミシマスペース 📝 島で夫婦でWワーク。あの時のチャレンジがあったから今の私たちがある − オオミシマスペース 🖥️ UNKNOWN KYOTO - 京都・五條楽園のコワーキングのある宿泊複合施設 🥒 小上がりと裏庭と道具 U(ゆう)|ゲストハウスとシェアスペース ⛩️ 「サイクリストの交通安全を守る」日本唯一の自転車神社の、それだけではない願い|自転車ライフの情報サイト「SHIFTA MEDIA」 This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit kyoto.substack.com
【ネタバレばかり】Netflix ドラマ「三体」を語る
小説の三体、テンセントビデオ版の三体を見た人による、Netflix版の三体を見た人向けにネタバレ満載で一人語りです。三体 | Netflix (ネットフリックス) 公式サイトNetflix実写版「三体」登場人物&キャストを一挙紹介【ビジュアルまとめ】|シネマトゥデイ This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit kyoto.substack.com
ニュースレター副音声|🌗 間(はざま)のとき
こちらのニュースレターの副音声版です(収録日 2024/1/14)🌗 間(はざま)のとき - by morichin https://kyoto.substack.com/p/0cc This is a public episode. If you would like to discuss this with other subscribers or get access to bonus episodes, visit kyoto.substack.com
ロックアーティストのしごと🪨
重森三玲記念館 - 吉備中央町ホームページhttps://www.town.kibichuo.lg.jp/site/kanko/36.html【永遠の和モダン】岡山出身の作庭家重森三玲の足跡を辿る岡山の旅https://www.okayama-kanko.jp/okatabi/60/page重森三玲の庭 https://www5e.biglobe.ne.jp/~truffe/mirei.htm文字起こし岡山県出身のロックアーティストというと、みなさん誰を思い浮かべますか? 僕たちの世代にとっては、カリスマ的に人気のある2人の男性ボーカリストが、岡山県の出身です。一人は、B'zの稲葉浩志さん。津山市の出身だそうです。 もう一人が、ブルハーツとかハイローズとか、今はクロマニヨンズかな。甲本ヒロトさん。甲本ヒロトさんは、稲葉さんよりは一つだけかな? 年上で、岡山市の出身らしいです。知ってました? 日本のロックの中ではね、一つのスタイルを作って、あと今もね、元気バリバリで活躍している偉大なボーカリスト2人がですね、同じロックでもスタイルは結構違うので、あんまり2人が交わる感じはしないんですけど、この2人がね、ほぼ同世代っていうことを最近知りまして、岡山、これはなかなか侮れないな、ロックなエリアだなって思いました。 ちなみに、最近のミュージシャンで言うと、ロックっていう感じでもないんですけど、藤井風さんが岡山出身で有名ですよね。まだ若くて、26歳とかだと思うんですけど、2年前かな? 琥珀田合戦にね、実家から出ていて、結構岡山の田舎の方というかね、ローカルなところ出身だと思うんですけど、そんな個性的なロックミュージシャンを輩出している岡山なんですね。自分は岡山の出身とかっていうわけじゃないんですけど、岡山好きでちょくちょく訪れていまして、この間も3連休に旅行してきまして、今日はその旅行の中で偶然ですね、もう一人の別の岡山出身のロックアーティストのことを知って、ゆかりの地に行った話をしようと思います。ロックと言ってもですね、ロックンロールのロックではなく、岩です。岩のロックです。 岩のロックアーティストです。そのロックアーティストとは、重森三玲、庭園研究家の重森三玲さんです。 庭師ですね。庭を作る人です。重森三玲さんはですね、ご存命ではなくて、もう亡くなってはいるんですけど、昭和を代表する重森三玲、庭を作るですね、重森三玲、昭和モダンな庭アーティストとして世界的に知られている方でして、代表的なお庭作品には、京都の東福寺の豊穣庭園とか、その東福寺のすぐ近くにある東福寺達中の洪明院の派心庭とか、あとは大徳寺の中にある瑞穂院の庭園とか、あとは神社なんですけど松尾大社庭園とか、この辺りは京都市の中にある観光でも有名な庭園でして、僕もですね、数ある京都にある庭園の中でもすごく好きな庭園です。重森三玲さんはですね、人生の中でたくさんのですね、庭をリサーチ、ご自身でリサーチして、その上で自分のスタイルを確立しながら庭を作っていったそうです。生涯で全国500ヵ所の、すでに残されていた庭園をですね、訪れて、実測、測って、書面に残してアーカイブした、庭園研究家でもあるんですね。日本庭園史図鑑っていう全26鑑っていうのを作ったり、その後さらに日本庭園史体系全33鑑も作って、すごいですね。重森三玲さんが活躍したのは大正昭和時代あたりなので、日本の庭の歴史、日本の建築、庭の歴史からしたら最近なんですよね。今も日本には、それこそ平安時代ぐらいから作られた古い庭っていうのがいろんなところに残されているわけで、重森三玲さんはその大正昭和の時代に歩き回ってそれらを体系的に調べて、測量とかして図面とか作って残すという作業をしながらも、自らも庭を作るアーティストとしていろんなお寺とか神社とか、あとは個人宅の庭園をですね、クライアントワークとして作っていた方です。生涯で全国各地に約200もの庭園、お庭を作ったということです。ところで自分は、20代後半の時に東京で働いてた会社を辞めて京都に戻ってきてしばらく無職でブラブラしてた時期がありまして。人生で一番迷ってた時なんですけど、その時にひたすら京都のお寺とか神社を回って、仏像とかではなく、お庭に行ってひたすら座ってぼーっとしていたっていう時期がありました。その頃ですね、日本庭園の魅力にはまって、重森三玲さんのことも知りました。そのときから重森三玲さんはすごく偉大で有名なアーティストの一人なんですよ。日本の庭園の歴史は長いわけで、各時代にアーティストやスターがいたわけなんですが、鎌倉時代ですと天龍寺をてがけた夢窓疎石というお坊さん。安土桃山時代になると小堀遠州、古田織部の弟子の一人ですね。彼は南禅寺や二条城のお庭を作っています。 さらに時代が下がって江戸時代の後期から明治というあたりになると小川治兵衛という方がいて、彼は京都だと平安神宮や円山公園、結構最近ですよね、そのあたりの名前が出てくると。また平安神宮の近くにある無鄰菴、洋館と和風の建築と両方あって結構印象的なんですけど、そこの広いお庭も作っています。そして、その後に明治生まれで大正昭和で活躍した最も最近の庭作りの大物スターとして、重森三玲さんがいるという感じです。亡くなりになったのが1975年。自分が生まれる前にもう亡くなっている方ではあるのですが、自分の中では昭和のロックアーティストなんです、重森三玲さんは。重森三玲さんについてここまで話したようなことは庭好きの1人として存じ上げて知っていたのですが、岡山県出身だということは、先週末の旅行で立ち寄った道の駅にあるパンフレットで知りました。今の行政では、吉備中央町という場所なんですけど、ここがその重森三玲さんが生まれて育って、20歳ぐらいまでかな、育った土地っていうことで、その生まれた家の跡が残されています。重森さんは成人してからは基本的には京都に住んでいたのですが、人生の終わりあたり60代70代になって、岡山の盆地の自分の生まれ故郷にいくつか庭を作っていたりして、それが残っていていくつかが見れるというようなことを知りました。ということで、車を借りてきているし、これもなんかのご縁かなということで、吉備中央町にある重森三玲記念館に行ってきました。記念館と言いながらもそんな大層なものではなく、街の公民館みたいなものの隣にその記念館が併設されていて、その公民館にいる職員さんに声をかけると、開けて中を見せてもらえるみたいな、アットホームな記念館でした。重森さんが生まれてから亡くなるまでの年表がすごい面白かったです。生まれてからどんなふうに重森さんがその美意識を形成して、どんな苦労をして、どんな人とどんな苦労をして、生涯の中でどういうふうに、どういう順番で作品を作っていたか、そんな流れは自分は全然知らなかったので。面白いっていうのは、この人変だな、変人と天才って紙一重じゃないですか。作品だけじゃなくて、人として興味深いエピソードがありましたので、それを紹介させてください。まず、重森三玲さんの人生最初の作品として、17歳の時に自宅の敷地内に作った茶室というものがですね、残されていて、見学できました。と、その情報だけで、いろいろ普通じゃないなって思いまして、人生最初の作品が茶室で、17歳の時に作って、自分の家の敷地内に作ったっていう。またその茶室が、17歳が作ったとは思えない、そもそも17歳は茶室なんて作らないんですけど、とても格式高くしっかりしてるんですよ。京都市内の禅宗のお寺の中にこの茶室があっても、違和感ないくらい。彼が京都のお寺の息子だったらわかる、まだわかるんですけど、岡山の山の中の田舎ですよ。彼が生まれたね、明治時代なんてもっと不便な田舎だったと思うんですけど、ところで生まれた子供が、少年が、美意識というかアートに目覚めて、17歳で茶室を作ったという。いったいこの家庭はどうなってるんだみたいな感じでですね、気になりました。この重森青年はって思います。本名は重森かずおっていうらしいです。正確には本名じゃなく、幼少期ははかずおだったというのが正しいですね。これちょっと後で話します。彼は長男で他のきょうだいは全部女の子だったらしいんですね。記念館ではこの茶室を作った背景の解説がありまして、彼のお父さんとおじいちゃんは、このかずお青年に岡山から出て行って欲しくないと。長男でね、男の子一人だったんで出て行って欲しくないと。もう実家離れたらもう戻ってこない可能性高いじゃないですか。そういうアーティストになりたいみたいな志があったら。それでを彼をつなぎ止めるために、家の敷地に茶室を作るのを許可して、作るっていう、建築するっていう工程をお父さんが手伝ったって書いてあったんですよ。彼の思い通りやりたいように、その素材とかね、建材、木とか高い木使うじゃないですか。遊びじゃなくて、プロの仕事なんですよ。こんな種類の子供の甘やかし方もあるんだってびっくりしました。ファミコンのカセット買ってあげるとか、服買ってあげるとか、車買ってあげるとかじゃなくて、茶室作ってあげるっていう、なかなか新手の甘やかしだなって思いました。それが重森三玲の最初の作品でしたと展示してありました。でも結局はそのお父さんとおじいちゃんの努力も虚しく、かずお少年は東京に行って東京の美大に通うらしいんですね。美大では絵画と日本画と花道とお花と茶道、お茶を習って、アートにどっぷり浸かるみたいなことをしてたらしいんですけど、、最初は画家を志していたけど、そこで挫折をして、東京から京都に移動して、華道の道に進んで活動していたそうです。二次元で描くよりは、その空間づくりみたいな方に自分は向いている、そっちの道だなって思ったのかもしれません。次の面白いエピソードなんですけど、京都に来た後にですね、自分の名前を和雄から重森三玲に変名するということをします。で、この三玲っていうのはフランスの画家、ジャン・フランソワ・ミレーっていう画家、落穂拾いでしたっけ、フランスのミレーっていう画家がいますが、そのミレーにちなんで、かずおから三玲に改名したそうです。これはなかなかな西洋かぶれですよね。大正から昭和になるぐらいな時、でもこの時代だからというのもありそうです。僕らのちょっと前の世代なら、ビーストルズが好きだから日本人だけど名前をレノンにしましたとか、グランジに影響を受けたからコバーンって名前にしましたとか、ギターが好きだからサトリアーニとか、ブラックモア、それはさすがにないか、そんな名前つけたりとか、サッカーが好きだからズラタンとかね、佐藤ずらたんとか、田中さとりあーにとか。でも、アーティストなんで、このミレイっていう名前が、そのペンネーム・雅号だったらわかるんですよ。本名・戸籍の本名は別にアーティストとしてミレイを名乗っているのなら。でもこの重森三玲さんの場合はそうじゃなくて、もう本名、戸籍からミレイにしたい、かずおではなくミレイにしたい。このあたりウィキペディアを読んでいるだけではあるんですけど。ただ、戸籍の名前を変えるのはまあ法律で大変だったらしくて、調べてみたら、一度出家したら戸籍を抹消できるから、一度出家をして戸籍をなくした後、もう一度戸籍に入ることをしたら、その時に名前が変えれることを知り出家したそうです。ハックしてますよね。これ完全に法律をハックしてますよね。ということで、まあそんなことをして、雅号じゃなくて、自分の本当の戸籍状の名前をカズオからミレーに変えたそうです。さらに重森未礼さんはお子さんが5人にはヨーロッパの哲学者の名前をつけたそうです。カント君、コウエン君、ユーゴーちゃん、ゲーテ君、バイロン君。徹底してますね。お子さんのお話で言うと、京都の吉田山のそばに重森三玲庭園美術館っていうのがありまして、ご存知の方もいると思うんですけど、ここは電話かメールで予約して行くところで、実は僕まだ行ったことないんですけど、この場所自体は京都で重森三玲さんが住んでいたところで、そこの館長が今重森三玲さんのお孫さんが運営されているそうです。一方、岡山の重森三玲記念館には、彼が生まれてから亡くなるまでの年表のほか、代表的な作品の写真が大きくプリントアウトしてあって、僕はわざわざ京都から岡山に行って、東福寺の庭のプリントアウトされた写真を見てきました。そこにいた職員の方に、京都からですかってちょっとびっくりされたんですけど、京都でええやんっていう、意味もあったかもですね。でも、その写真の横にその庭を作った時の重森三玲さんのコメントとかも書いてあったりして、それも面白かったし、彼が生きている間に書いた庭じゃない作品、書道とか水墨画とか、なんかそんな作品も見れたので良かったです。この旅ではもう一箇所、この記念館と茶室以外に、そこの場所から車で5分ぐらいのところにある重森三玲さんの生まれ育った家の跡地っていうのが見学できるようになってるんですけど、そこにも行ってきました。この跡地にはですね、今もう建物はなくて、土台の基礎だけ残ってちょっと遺跡の発掘現場みたいな感じになってるんですけど、この敷地の中に生家庭園と名付けられた石組の日本庭園が残されています。生家庭園、言ったら実家の庭です。彼はですね、その実家の敷地に、最初にその17歳の時に茶室を作った後、一旦ね、離れて東京で美術を学ぶんですけど、その後、さっき言ったように庭園の道に進んで、全国の庭園を歩きまでリサーチするみたいな大きな仕事をして、自分でも庭を作ってみよう、作ってみたいっていうことになった時に、ここは僕の想像なんですけど、まだその最初は全然名前も売れてないし、その資金もないので、スポンサーもいなかったと思うんですね。でも庭作ってみたいと。作らないと始まらない。じゃあ実家があるじゃないかということで、実家の敷地にまず庭を作ろうということで、重森三玲さんが28歳か9歳の時に作ったのが、その生家庭園です。令和の現在ですね、その跡地は田んぼの中にポツンとその敷地で囲われた遺跡みたいな感じであって、その片隅に石組がされていて、よく近づいてみると、あ、これ日本庭園だな、大きな石を組み合わして山のように見せて、そっから滝が流れている様子があって、川が形作られて、踏み石がポンポンポンと置いてある、いわゆる日本庭園的な設え、もう水は流れていないんで、見る人は想像しながらここに川、海があるんだなっていうふうに味わうお庭ですね。それが町の人によってメンテナンスされている、そんな感じのお庭でした。だから京都のお寺の庭園のようなうやうやしい感じではなく、その敷地全体も本当に田んぼの中にポツンとあって、行きたい人これちゃんと行けるのかなっていうぐらい微妙な感じなんですけど、ただ一応遠くから見ても分かるようにパネルがですね、重森三玲生家跡というパネルがですね、貼ってあって一応遠くから見たら分かるような感じになってて、それもなかなかね、田んぼの中にポツンとあるのでシュールな感じで味わい深かったですね。その重森三玲が初めて28歳か9歳の時作った庭は、ちゃんと見ると近づいてみたら、あ、これはもう重森三玲っぽいなっていう感じはありましたね、既に。大徳寺の庭園にあるような大胆な石でね、山と滝を表現したようなテイストです。作ったというか作ってみ「#作ってみたみた」たぶん作った時はそういう感じだったと思うんですけど、でもちゃんと重森三玲の世界が感じられるお庭で面白かったです。そこには町の方がつけた案内板みたいなのがあって、1925年1月完成、重森三玲処女作っていうプレートがついてました。庭としては最初ということで、ただそれは実家の庭っていうのが僕の中で結構ツボで、そんなレアなものをわざわざ行ってみれて良かったですね。話をさっきの茶室、18歳のときに作った天籟庵(てんらいあん)に戻します。実はこの茶室にもお庭がついています。ただこの庭は18歳のときに、お父さんおじいちゃんに手伝ってもらいながら作った時に作った庭ではなくて、重森三玲さんがもう人生の終盤、60代とか70代になった時に作った庭らしいんですよ。だから50年越しに、庭師として成功した後に付け加えて作った庭なんですね。その時には、成功して、お金も時間も十分にあるので、あとは実家の茶室の庭なので、意向を聞くスポンサーもいないので、好き放題作ったという感じです。この重森三玲さん、人生の終盤60代70代になってからですね、その自分の生まれ故郷の周りに庭を作ったり、地元のお寺とかに庭を作ったりとか、あとは京都で作った庭をこの地元の市役所かな、に移設してきたりとことをされているそうです。記念館でもらってきたパンフレット見ながら話してるんですけど。あるお寺に寄贈した功徳庵(くどくあん)という茶室は、重森三玲人生畢生のの最高傑作であると言われています。って書いてありました。さて実家の茶室の庭なんですが、スポンサーとかなんかこういう感じで作ってほしいとか、もともとこういう場所なんですとか、こういうストーリー、言われがあるんですとか、なんかそういう従わなきゃいけないものは一切ないわけですよね。ガイドには、重森三玲が初めて本当に自由に作りました。自由に作った庭ですって書いてありました。いわゆるにじり口、茶室のにじり口までの一種のちっちゃなステップがあって、その周りを海に見立てて、みたいなフォーマット自体は一般的な日本庭園のものだと思うんですけど。その海を表現するときに大きく2通りあって、実際水を流すか、もしくは見立て、枯山水で見立てとして白い砂を使うかっていうのがどっちかが一般的だと思うんですが、この実家の茶室の庭では、水も砂も一切使わず、2色のセメントで表現しているっていうのが斬新でした。しかもその2色のセメントがですね、朱と白で、その朱色はですね、セメントにベンガラを混ぜているそうですと。セメントとベンガラですよ。それでその赤と白のコントラストで海とか川とか滝とか道みたいなものを表現しているんですね。実家の茶室の庭に。ちなみにベンガラっていうのはこの岡山のこの辺の地方の元々のアイデンティティだったりするんですね。基本的に他の作品、重森三玲さんの庭ってどれもエキセントリックで和モダンと言われて幾何学模様だったりとかすごい計算されてたり。東福寺の庭とか特にそうです。でもここで見たようなセメントで赤白の2色のコントラストを作るみたいな作風は初めてでした。そうか、最後に自由に作れるってなったらこういうことをするんだなっていうのが垣間見れました、なんかちょっと突然変異っぽくも見れたんですけど。そして、それが実家に、何回も言うんですけど、18歳の時に作った茶室の周りの庭っていうのが面白いなっていうかすごいなって思いました。さっきからスポンサーって言ってますが、6、70代の大御所になった重森三玲さんのような芸術家であってもやっぱり基本作品を作るときは特に庭なので、もともとある神社とかお寺とかお城とか、個人のお金持ちの家とか、そういう場所や歴史による制約、そしてもちろん依頼主の意向があります、クライアントワークなので。彼ぐらいの大物であってもやっぱり100%好き放題作るわけではないと。好き放題作ってくださいって言われて好き放題作ってるように見えてもやっぱりそこはスポンサーの意向とか、その場所の文脈とかを意識したものを作っていたんだなっていうのがわかりましたし、記念館にある彼が言った言葉の中にもそういうことが書いてありました。その芸術家の人生の終盤にいろんな制約から解き放たれて、本当に自由に制限なく作るというのは憧れがありますよね。自分がそこでパッと思い浮かんだのは、現代のアーティストですと杉本博さんですね、杉本博さんは小田原に江之浦測候所っていうご自身がプロデュースした、美術館プラス庭園プラス里山みたいな場所がありまして。僕はとても好きなんですけど、江之浦測候所は杉本さんが自分の好きなものを集めて、その敷地全体の大きな空間に設置して、人が回遊できるようにしているんですね。ここを開設してからですね、ずっとコツコツとバージョンアップしていて、杉本さんがいろんなところから収集してきた、自分のご興味の赴くままにですね、収集してきた神社の鳥居とか岩とか民家のオブジェとか、あと植物とか木とか、杉本さんの感性で設置して、だからなんか壮大な盆栽みたいな感じかなって思うのですが。そういう郷地って憧れますね。最後にもう一つ、重森三玲さんの話なのですが、彼の最後の作品・お庭が、京都の松尾大社にある3つの庭です。蓬莱の庭、曲水の庭、上古の庭という3つの庭なんですけど、松尾大社の敷地の分かれた場所にこの3つの庭園が別々にあるんですね。最初の蓬莱の庭っていうのが、いわゆる池泉廻遊式という結構広い面積のところに大きな池を中心にした庭があって歩き回りながら観賞をするっていうようなスタイルです。2つ目の曲水の庭は、建物の中から座って眺めるスタイルの江戸時代とかあたりのお寺の庭とかに多いような、一番スタンダードなタイプです。最後の上古の庭っていうのが、3つの中ではトリッキーで挑戦的なもので、野種にあふれているというか、ぱっと見ね、草ぼうぼうのところにでっかい岩が打ち捨ててあるみたいな、ちょっと失礼な言い方ですけど、ぱっと見そんな風貌のお庭なんですよ。アミニズムというか、原始に帰ったようなコンセプトの庭になってまして、これ庭ですって、庭園ですと、デザインされた庭園ですと言われなかったら、なんか岩が捨ててあるのかな、大きな岩がみたいに勘違いされるぐらいの無骨な空間なんですね。重森三玲さんの庭って、精緻に聖地に計算された作品、庭が多いので、キャリアの終盤に作ったこの上古の庭が、地球の太古に帰った姿みたいな印象を与える庭で。松尾大社行ける方がいたら、ぜひこれ3つを順番に見ていただきたいと思います。そして重森三玲さん、この上古の庭を作って、翌年ぐらいなのかな、亡くなられたんですね。それで最後の作品になりました。松尾大社は神社なので、歴史はお寺よりも長いわけで、そういう精霊、神様が宿る場所にその磐座をかたどったような庭を作られたんですね。それを作った後にほどなく亡くなられたというそのストーリーもすごいなって思いました。基本的に日本庭園というか庭っていうのは自然と調和するような形で作るけどめっちゃ人工で作る造形物じゃないですか。だけど最後はそういう神様がいるような場所に野趣ある形で、綺麗に草を刈って丸くするみたいな日本庭園のイメージではなく、草ぼうぼう、まあ実際はぼうぼうじゃない、計算されたぼうぼうなのですが、太古の時代の神様がいるような磐座のようなものを作って最後お亡くなりになられたと。で、その少し前には、今日何回も言いますけど実家で18歳の時に作った茶室にもう完全に制約のない自由な庭を作って完成させたと。なんかかっこいいですよね。この重森三玲さんの制作の歴史。人生を通じて庭作りってものに取り組んで、それがなんか作って終わりじゃなくて作り直したり移築したり付け加えたりみたいなことをずっと人生ね、生涯かけてやってらっしゃっていて本当に面白いなって思いました。たまたまね岡山に旅行行って、たまたま道の駅で知って記念館に行って、その人生の最初と最後の庭みたいなものを見て、僕の中の重森三玲さんとその作品というか人生に対する理解というか解像度が上がってさらに興味を持ちました。重森三玲さんがクライアントワークで手掛けた庭っていうのが全国に200以上あるので、自分はそのうちまだ20個も見てないので、京都を中心にしか見てないので、人生を通じてですね、そういう京都以外の日本各地にある重森三玲さんの作品、庭をカメラを持って鑑賞しに行くっていうのをこれからの人生で、おじいちゃんになってもできますし、そういう趣味って、人生ちょっと楽しくなるかもなって思いました。はい、今日のは知ってても知らなくてもいいような話しかしてないんですけど、芸術とか制作とか、そのひとつの道の創造に向かい合っている芸術家の人生に興味があるっていう人には、こういう面白い人も、昭和の時代にいたんだなって知ってもらえたら嬉しいです。そして岡山が生んだロックアーティスト、偉大なロックアーティスト(*1)として、B'zの稲葉さん、ブルーハーツのヒロト、そして作庭家重森三玲がいることを覚えていただければと思います。ではまたお会いしましょう。さようなら。 *1) ちなみに、セカイカメラやTelepathyで知られる起業家・思想家の井口尊仁氏も岡山出身で稲葉さん・ヒロトと同世代。自分の中では岡山の現役3大ロックスターです。 This is a public episode. 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