CULATIVE RADIO 手前のカルチャー
はい、乾杯!
乾杯!
この番組は、映画、音楽、アニメ、漫画など、
カルチャーをもっと知りたいけど、どこから触れればいいかわからないというような方へ向けて、
カルチャーをもっと身近に感じるための、入口の手前までご案内していく番組です。
はい、私がCULATIVE編集室の橋こと橋本拓哉です。
それと、
いまだにどこから触れればいいかわかっていません、上水優輝です。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
というわけでですね、最近なんですけど、
前回、映画が忙しいみたいな話をチラッとしまして、
いろいろ見てきました。
おお。
えっとですね、マドカマギカ。
はい。
ラストサバイバーっていうやつ。
それ何でしたっけ?そんな話しましたっけ?
えっとね、これはね、あの人。
あ、名前が出てこん。
まあ、そういうやつがあって。
どういうやつだよ。
あと、バックルームズ見に行ってきました。
バックルームズ?
バックルームズ。
で、まあ別にそれぞれ話すほどでもないんですけど、
まあ、マドマギめっちゃ良かったですね。
あ、ほんと?
うん。なんか世間的には賛否両論な感じなんですけど、
個人的にはすごい良くて、
まあ、13年ぶりでしたかね、あの映画家っていうので、
あのね、映像表現がとんでもないことになっとって、
まじどんな思考回路でこれを作ったんだろうっていう映像でしたね。
へえ。
サイケデリックというか、
薬やってんじゃねえかっていう感じの映像でしたね。
で、ラストサバイバーは世界が崩壊した後、
そのパンデミックで世界が崩壊した後、
どうやって生きていくかみたいな話なんですけど、
まあ、なんか思ってた映画と違ったなって感じですかね。
世界の崩壊を描くんじゃなくて、
世界が崩壊した後を描いてたんで。
ああ、なるほど。
なんかどっちかっていうとロードムービーに近い感じ。
どんな感じ?
こんな感じかって。
で、バックルームズですね、
A24の新しいホラー映画で、
アメリカの2チャンネル、4チャンネルで、
1枚の写真がアップされたんですよ。
黄色い部屋、無機質な黄色い巨大な部屋の写真がアップされて、
それが怖いみたいな話から、
だんだん都市伝説みたいになってて、
で、それの映画家なんですよ。
それを題材にした映画家。
そうなんだ、面白い。
なんか結構八番出口とかそっち系な感じなんですけど、
ただホラーだけど、
なんかびっくりさせる系のホラーじゃないんで、
分かると怖いみたいなやつ。
なんか何なんだこれはみたいな感じのホラーなんで、
案外、結城さんもいけるかも。
確かに。
びっくりホラーはダメなんですね、僕はね。
じわじわホラー。
じわじわホラーならいけるかもね。
なんか最近映画とか見ました?
映画はね、一切見てないですけどね。
美術館とかに行きまくったんですよ、最近ね。
いいじゃん。
ロン・ミューエクを見たりだとか。
常設の?
常設じゃない。
特別。
何ヶ月ぐらい経ってるかな。
春からちょうど9月いっぱいぐらいまでやってるやつとか。
常設じゃないやつばっかり出てますね。
高島矢十郎っていう福岡の画家の方の展示とか。
あと何だったっけあれは。
杉本博さんかな、写真家の展示とか。
どっちかと言ったら美術館に行ってますね。
でもハイカルチャーじゃないですか。
ハイカルチャー。
ハイカルチャーを摂取した。
手前の方で。
というわけでですね、今回のテーマなんですけど。
スティーブン・スピルバーグについて語ろうかなと。
さすがにわかりますよ、ETでしょ。
そうそう、巨匠ですよ。
ジェラシック・パープルじゃん。
そうですそうです。
わかるじゃないですか。
そこぐらいギリギリ。
なんで今スティーブン・スピルバーグかって言ったら、
10月1日からですね、新作ディスクロージャーデイが日本で公開されるんですよね。
アメリカとかでは公開済みなんですけど、
4ヶ月遅れぐらいで日本で公開されるっていう。
しかも当初は7月から公開予定だったんですよ。
それが延期延期で今10月になってるっていうところですね。
ディスクロージャーデイですね、あらすじというか、
どういう話かって言ったら、
全世界で一斉に宇宙人の情報が開示されるっていう話なんですよ。
ディスクロージャーデイで開示される日って訳されるんですけど。
そういうことね。
久しぶりにスピルバーグが宇宙人というか宇宙を描く。
ETの続編ですか?
そうなりますね。その系譜ですね。
開示されてなかったもんねETは。
ETは秘密裏に処理されたんで。
そんなスピルバーグ、今年で80歳だそうです。
頑張るね。
46年生まれ。
おじいちゃんもいいとこですけど。
80にもなって宇宙人が開示された映画撮りたいっていうモチベーションがすごいですよね。
元々スピルバーグはアメリカの結構深いところと関わってて、
宇宙人について実は何か知ってるんじゃねえかっていう都市伝説が常々あるんですよね。
ETとかの時もいきなり出して人類がびっくりしないようにの前段階としてあの映画撮ったみたいな都市伝説もあって。
そんな宇宙と関わりが深いスピルバーグなんですけど。
スピルバーグって言ったら自分も多分最初ETなんですよね。
ジュラシック・パークあたりはリアルタイムでしたし。
結構映画に興味を持ち出したら避けて通れない人というか、
選んで見たっていうよりかは気づいたら見てたみたいな人かなと思いますね。
スピルバーグ映画ってET、ジュラシック・パーク以外であれ見たなみたいなのあります?
覚えてないですね。
なんかあるんですかね?いっぱいありそうですけど。
いっぱいありますね。
シンドラのリストも出して、
レイダース、インディージョーンズシリーズ、プライベートライアン、
AIとか、キャッチミー・フユーキャン、マイノリティ・リポート、
レディ・プレイヤー1、最近だとウエストサイドストーリーとかも撮ったりしてますね。
これ今あげたの監督作品なんですけど、制作組織まで入れたらとんでもない数になって、
バック・トゥ・ザ・フューチャーとか、グーニーズとか、
グレムリンとか、トランスフォーマーとか、
その辺、制作組織で入ってるんですよ。
通ったことない人いないんじゃないかぐらい、何でもやってる人ですね。
スティーブン・スピルバーグですけど、さっき言ったように今年で80歳ですね。
デビューが1971年。
ゲキトツっていう映画なんですけど、
これも結構面白くて、後ろからトラックに煽られるんですよね。
ずっと砂漠みたいなところを走っていくんですけど、
ずっと後ろから煽られ続けるっていうスリラーみたいな感じの映画なんですよ。
これ1作目なんですけど。
煽り運転の走りってことかね。
そこから始まった煽り運転は。
それだけなのに、めっちゃ面白いです、ゲキトツ。おすすめ。
ゲキトツって言っちゃってるからね、ぶつかるんかなって。
煽りだけじゃなくて。
煽り運転にしますよね。
煽り運転っていう映画は別にあるんですけど、煽られっていう映画が最近ありました。
ヤバ。
スピルバーグ、関わった映画の興行収益が合計1兆円超えた最初の監督で、
世界で一番売れてる監督と言って過言ではないそうですね。
そんな感じするね、さっきのお話聞いてるとね。知ってる映画ばっかじゃん。
しかも全部当ててるっていうね。ほぼほぼ全部当ててますね。
といったところで今回はスティーブン・スピルバーグを深掘りしていこうかなと思います。
深掘りなんですけど、代表作というか、もし見たことない人もいると思うので代表作を何本かあげていきたいんですけど、
まず1本目あげるのはジョーズですね。
ジョーズ、ジョーズ・スピルバーグです。
有名な話なんでしょうね、僕知らなかったけど。
そうですそうです。1975年の作品ですね。
アメリカの小さな海水浴場がある島があるんですけど、そこにサメが来て人を襲うんですよね。
ただ時期的に稼ぎ時の独立記念日なので、海を占めるわけにはいかないと。
てんやまんやしながらしびれを切らした警察の人と海洋学者と漁師の3人で小さい船で海に出てジョーズを倒しに行くっていう話なんですよ。
このジョーズですね、大体2時間くらいあるんですけど、どんくらい出てくると思います?サメが。
40分まで出るんじゃないの?
って思うじゃないですか。これね4分しか出てこないですよね、サメ。
ジョーズ?
ジョーズ。
そうなの?
大体映るのはヒレとか水面が揺れるとか、人の顔とか音楽だけでサメ本体はほとんど出てこないんですよ。
特に有名なのが砂浜で異変に気付くんですよね、警察の人が。
サメがおるぞと。
サメがおるぞっていう時に恐怖の顔を描きながら背景だけぐーって伸びるみたいな、これ今でもよく使われる手法なんですけど。
そういうところで恐怖を演出した映画っていうので評価されてますね。
当時のあれなんかね、サメをリアルにやるのが難しかったとかそんな感じなんですかね。
それもあるんですけど、これサメ実物大のロボットを作ってるらしいんですよね。
ロボット作ったの?
サメロボット作ったんですけど、海に入れるんで海水で壊れ続けたらしいですね。
なので撮影現場はずっと基本サメ待ちだったらしいですね。サメ直す待ち。
でその間撮影できないんで一旦ヒレと水面だけで何とかしようとしたっていう。
なるほど。想定よりも壊れちゃってもうどうしようって工夫せざるを得なかったから。
そうそうそう。
もっと出る予定だったんだ。
まあそのようですね。
結果的にその怖いものをそのまま映すより怖がってる人の顔の方が怖いっていう。
そっちを見せる方が怖いっていう発見になったっていう作品ですね。
ちなみにですねこのジョーズって映画の売り方を変えた作品でもあって。
基本的にあの75年当時って夏はみんな遊びに行くから映画館に行くっていう季節ではなかったんですよ。
でその頃の常識的にはまず数館映画館数館でやって口コミで広がっていったらだんだん上映館を広げていくっていうじわじわ売る感じの商売だったんですけど。
あのジョーズは逆にもう全米同時公開何百館っていうところで同時公開にしてテレビで広告打ちまくったんですよ。
全米が新刊したっていうの初めてだったの?
まああれですね。
そしたら大ヒットして以降その夏は映画の稼ぎ時みたいな。
夏映画冬映画って夏と冬に大体ヒット作を置いていくんですけど。
その流れを作った作品ですね。
75年の時点でそんなに評価されてたってこと?
最初からですねこの人は。ずっとスターみたいな。
何者?
天才っていうのがジョーズですね。
2本目ETですね。
ETは1982年の作品なんですけど。
そんな前なんだ。
生まれる前ですね。
カリフォルニアの郊外の住宅地で10歳の子供の家に家の庭に宇宙人が置き去りにされてるのを見つけると。
お母さんにバレないように押入れの中にぬいぐるみの中に紛れて隠したりしてるうちにETがお家電話で単語単語で喋るようになると。
ETは家に電話したいんだっていうのでなんとか家に返してあげようとするけど政府の人に見つかって逃げる中自転車が空飛んでETが帰るっていう話ですね。
これもスピルバーグっぽい撮影がいろんなところにあって。
カメラの高さがずっと子供目線なんですよ。
大人はしばらく足しか腰から下しか映らない。
この家って両親が離婚しててお母さんしかいないんだったかなっていうのも繰り返しスピルバーグの作品の中で出てくるモチーフ。
父親が不在っていう。
宇宙船が実際に出てくるシーンも宇宙船を映すんじゃなくて宇宙船を見上げる顔をずっと撮るみたいな。
上手で学習したやつね。
っていうのがスピルバーグっぽい撮影方法なんですけど。
お父さんが出てこないっていうのが実際にスピルバーグの両親が離婚しててお父さんのことを描けなかったらしいんですよ。
お父さんが家にいるってことはどういうことかあんまりわからない。
どういうことか。
なのでそうなったらしいですね。
ETの前作が未知との遭遇なんですよね。
未知との遭遇はUFOとコンタクトを取るっていう作品なんですけど。
その未知との遭遇でやりたかったけどできなかったことをETで全部やったみたいですね。
宇宙人好きなんだね。
そうですね。未知との遭遇が大人版ETってよく言われるんですけど。
庭にある宇宙人が。
会社員の人が空見てたらUFOを見るんですよ。
それが忘れられなくてずっと探し続けるっていう話ですね。
したら政府が宇宙人とコンタクトを取ってるっていうところを見つけるみたいな話ですね。
確かにETに接続するんですね。ある意味ね。
そうね。未知との遭遇は宇宙人が来る話なんですよね。
宇宙人というかUFOが来る話。
ETはすでに地球上に宇宙人がいるっていう話。
たぶんここと新作は繋がってくるんじゃないかなと思うんですけど。
ディスクロージャーデイが宇宙人がどうの話なのか。
ちなみにスピルバーグ以前の宇宙人ってどんな描き方されてたかって知ってます?
知らないですよ。生まれの前ですもんETですら。
75年とかそれ以前の宇宙人って基本的には侵略者だったんですよね。
宇宙戦争とか怖い存在として描かれてたんですよね。
これソ連の比喩として結構使われてたんですよ。宇宙人っていうのが。
冷戦時代なんで。それを変えたのがスピルバーグなんですよね。
結構有効的な存在として描き出したのがスピルバーグ。
それ以前にもあったでしょうけどそれを広げたのですね。
月に行くとか行かんとかそういう頃でみんな宇宙に興味があった時代でもあるんですかね。
確かにそこも繋がるでしょうね。
ちなみにETですね。
ETを家におびき寄せる時にお菓子をポンポンって置いてくるんですよね。
それをたどってETがこっちに来るっていう。
そんな単純かな宇宙人。
スピルバーグ最初M&M'S。チョコレートですね。ちっちゃい粒状の。
あれを使いたいって言ってたけど会社から断られたらしいんですよ。
代わりに違うお菓子を使ったんですけどそのお菓子の売り上げがめちゃくちゃ上がったらしくて。
それ以降映画とお菓子のタイアップっていうのが流行ったらしいです。
一個の産業になったっていう。
映画を使って商品宣伝するみたいな。
その後ジュラシックパークとかインディージョーンズとかいろいろ撮るんですけど