9月18日、『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』が公開されます。織田裕二の青島俊作が主役の新作としては14年ぶり。本広克行・君塚良一・亀山千広という初期メンバーが揃って戻ってきました。公開を前に、そもそも1997年のドラマが何を発明したのかを振り返ります。
刑事ドラマなのに、描かれていたのは組織と会社でした。キャリア制度、本庁と所轄、経費と書類、接待。『太陽にほえろ!』でやったことは全部やらない、というルールから生まれた作品です。
■ このエピソードで話すこと
・テレビシリーズは実は全11話だけ。そこからどう広がっていったか
・刑事ドラマを「会社もの」にした発明。あだ名を作らない、手柄を褒めない
・青島俊作、和久平八郎、恩田すみれ、室井慎次。登場人物にはモデルがいる
・エヴァンゲリオンとの深い関係。第1話のBGMは庵野秀明に直接電話して許諾を取った
・最終回の視聴率23%と、そこから始まった「ドラマがヒットしたら映画化」の流れ
・『レインボーブリッジを封鎖せよ!』の173.5億円が、22年間破られなかった記録
・阿部サダヲ、篠原涼子、小池栄子、稲垣吾郎。テレビシリーズの意外な出演者
・『THE MOVIE 2』以降はなぜ失速したのか(個人の感想です)
・組織に噛みついていた青島が、警視庁捜査一課へ。新作はどうなるのか
・今から観るならどれから。30年経っても組織は変わらない
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関連回
#015「古畑任三郎」犯人が最初から分かっているのに、なぜ最後まで観てしまうのか。同じ90年代、同じ刑事もの。今こそ入門するための回です。https://open.spotify.com/episode/69TzZUo32RJpwozl4WisEC
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サマリー
このエピソードでは、1997年に放送された刑事ドラマ「踊る大捜査線」の魅力を深掘りし、新作映画公開を前にその革新性を振り返ります。従来の刑事ドラマとは一線を画し、「会社もの」として組織の力学、キャリア制度、本庁と所轄の関係などをリアルに描いた点が画期的でした。あえて「太陽にほえろ!」で描かれた要素を排除し、登場人物にあだ名をつけない、手柄を褒めないといったルールを設定したことで、独特のリアリティを生み出しました。青島俊作、和久平八郎、恩田すみれ、室井慎次といった主要キャラクターには映画からのモデルが存在し、BGMに「新世紀エヴァンゲリオン」の楽曲を無断使用したエピソードや、当時のインターネット文化を取り入れたプロモーション戦略も明かされます。テレビシリーズ全11話から始まり、スペシャルドラマや映画へと展開し、特に映画第2作は日本の歴代興行収入記録を長らく保持していました。一方で、シリーズ後半の失速や、青島が組織の中枢へ異動するという新作への不安も語られています。今から観るなら、まずは映画第1作・第2作、あるいはテレビシリーズから入ることを推奨し、30年経っても変わらない組織の姿に共感しながら楽しむことができると締めくくっています。