#1959. 聞かせて!『なぜさんたんげん』のなぜ --- ラテン系比較級のナゾ
2026-10-10 41:52

#1959. 聞かせて!『なぜさんたんげん』のなぜ --- ラテン系比較級のナゾ

【今日のひとこと】

ヘルメイト3名による作戦会議を経て,代表の川上さんからの質問を著者が受けます! 千本ノックより緊張する~😆

【ハッシュタグ】

#heldio #hel活 #なぜさんたんげん #ラテン語 #比較級 #前置詞

【参照URL】

https://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog/lp/nazesantangen/index.html


▼パーソナリティ、堀田隆一(ほったりゅういち)の詳しいプロフィールはこちらの note 記事よりどうぞ。

- https://note.com/chariderryu/n/na772fcace491

▼2026年6月10日に本が出ました。発売前増刷決定。Amazon 新着ランキング「語学・辞事典・年鑑」「英語」「新書」3部門で第1位を獲得しています。

📕堀田 隆一 『英語史で解く 英文法の謎 --- なぜ「3単現の s」をつけるのか』 NHK出版〈NHK出版新書〉、2026年。

関連情報はワンストップで著者公式特設HPからどうぞ👇

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▼helwa リスナー有志による月刊誌「Helvillian」の第20号が公開されています

- 第20号(2026年5月28日):https://note.com/helwa/n/nbcb5d662f7c3

▼2026年2月25日に、一押しの伝説的な教科書が新装復刊されます

📕市河 三喜、松浪 有 『古英語・中英語初歩〈新装復刊〉』 研究社、2026年。

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▼heldio 入口プレイリスト 最新版(上位10本)

1. 「#1171. 自己紹介 --- 英語史研究者の堀田隆一です」 https://voicy.jp/channel/1950/nsefrco7tl
2. 「#444. 英語史を学ぶとこんなに良いことがある!」 https://voicy.jp/channel/1950/xh5nkkivxg
3. 「#729. なぜ英語を学ばなければならないの? --- 中学生のための英語史」 https://voicy.jp/channel/1950/hzowkzzoaq
4. 「#1. なぜ A pen なのに AN apple なの?」 https://voicy.jp/channel/1950/eg1ffa2pn2
5. 「#705. ゆる言語学ラジオにお招きいただき初めて出演することに!」 https://voicy.jp/channel/1950/fmstk5sb6g
6. 「#1474. ゆる言語学ラジオの『カタルシス英文法』で関係詞の制限用法と非制限用法が話題になり…」 https://voicy.jp/channel/1950/4w2kl8zgfl
7. 「#1607. 英語帝国主義から世界英語へ」 https://voicy.jp/channel/1950/j8ktxr4px3
8. 「#1576. 英語に関する素朴な疑問 千本ノック with 小河舜さん」 https://voicy.jp/channel/1950/xg195k9qdq
9. 「#1581. 歯科医学×英語史 with 無職さん --- 『英語史ライヴ2025』より」 https://voicy.jp/channel/1950/4th1404k03
10. 「#406. 常識は非常識、非常識は常識 --- 私の海外体験の最大の成果」 https://voicy.jp/channel/1950/8q0i86tmgp

▼プレミアムリスナー限定配信チャンネル「英語史の輪」 (helwa) も毎週火木土の午後6時に配信しています

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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ英語史ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語史、英語語源ハンドブック、言語学ですっきり解決英語のなぜ? の著者の堀田隆一です。
去る6月10日、NHK出版新書、英語史で解く英文法のナゾ、なぜ三単元のSをつけるのか? が発売されました。
発売前増殺がかかりまして、今第2釣りが全国、つつ裏裏の書店に並んでおります。 大変ご好評いただいております。
英語の語源がミニツクラジオヘルディオ。 英語史をお茶の間におもっとうに英語の歴史の面白さを伝え、
裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。 本日は2026年10月10日土曜日。
みなさんいかがお過ごしでしょうか? さあ本日の話題は、
10月4日にお届けした回に続くものとなります。 その10月4日、
この間の日曜日ですけれども、 これを配信したんですね。
1953回、マサニャン・川上の3単元のなぜを考えよう。 今回は比較に注目。
こちらをお聞きいただきました。 これがですね、マサニャン・川上さん、そしてもう一方ゲストで出演された
三里さんという強力なヘルメイト、 コアリスナーの方々でいらっしゃいますが、作戦会議を開き、その上でですね、
なぜ3単元の著者である私、堀田隆一に一つガツンと 質問を投げようと。実際には一つと言いますか、3つぐらいの話題ですかね。
あったかと思うんですけれども、 これが今日お聞きいただく本番ということになるわけですね。
私は作戦会議には参加しておりませんし、 その作戦会議の音源は、
今日これからお聞きいただく本番が終了した後に、 川上さんより受け取って初めて聞いたという、
私にとっての答え合わせみたいな感じでもあるんですけれどもね。 こちらをぜひ聞いていただきたいと思います。
本番収録は川上さんがインタビュアーとなり、 そして私に質問をぶつけるという形だったんですが、
一通りですね、議論が2人で行われた後に、 実は公開収録という形をとっていましたので、
ギャラリーの方にですね、 さらに議論を深めてもらうべく質問、ご意見をいただいたことでですね、
全体として少し長くなりました。 ですので2回に分けて、この本編お聞きいただきたいと思うんですね。
03:08
合わせて聞くと、本当に比較に関するですね、 理解がものすごく深まるシーズンになると思うんですよね。
前回の作戦会議と合わせて、今日これからお聞きになるもの、 そしてまた後日お届けするもの、3回でのひとまとまりという単位でですね、
合わせて聞いていただければと思います。 さあそれでは今回は
本番収録の前半部分ということになりますが、 言ってみましょう。
聞かせて、なぜ三単元のなぜ。 ラテン系比較級の謎です。
どうぞよろしくお願い致します。
こんにちは、リスナー川上です。 本日はシリーズ聞かせて、なぜ三単元のなぜになります。
このシリーズは、 ヘルディオパーソナリティのホッタリウイチ先生の身長、
英語詞で説く英文法の謎、なぜ三単元のsをつけるのか。 通称なぜ三単元について、
リスナーの私から、著者のホッタ先生に質問するというものです。 今回も前回同様、オンラインでアイルランドにいらっしゃいます
ホッタ先生と結んでいます。 ホッタ先生、今日もよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
今回も事前にケルフ・マサニャンことモリタ・マサトさんと作戦会議をしてから、この場に挑んでいます。
前回はこのスタイルの初回だったこともあって、 私がまだ勝手をつかめず、マサニャンとホッタ先生の間を
右往左往した、そんな感じだったんですけれども、 1回やってますので、少しはコツがわかってきたような気がします。
前回よりも落ち着いて進められるといいなというふうに思っております。
それでは本題に入っていきたいと思いますが、 いつものようにホッタ先生は打ち合わせなし、
ぶっつけ本番で質問に取り組んでいただきます。 今回のトピック、
申し上げますと、本章なぜ3単元より125ページから始まります。
第2章第4節、なぜ形容詞の比較級にはERとMOAがあるのか、になります。
ホッタ先生、ここを取り上げると聞いて、第一印象は?
06:04
第一印象ですね。これは一度、川上さんでしたか、何らかの機会に、 オンエアになっていたかどうかは別として、
一度問題として提起されていただいた話題で、 前回でしたっけ、何の時でしたかね、あったかと思いますよね。
はい、これも今回もそうなんですけど、 オンラインでヘルメイトの方がいらっしゃるところで、
オフ会の時に、私の方からホッタ先生に取り上げて質問したのが、 まさにこのトピックだったんですけれども、
同じ会ということで、ちょっと下限に思われるのではないかと思うんですが、 実はこういう事情があります。
今回の作戦会議は、私とまさにゃんの他にゲストをお迎えして、 ウェブマガジンヘルビリアンの編集委員でいらっしゃいますミサトさんを交えて行いました。
このトピックのチョイスはミサトさんによるものということになります。
それでは質問に入っていきたいと思います。
私の手元には、まさにゃんがその作戦会議を踏まえて、 整えて私に託した質問があるのですが、
実は届きたてホヤホヤ。まだ24時間経っていません。
質問文から湯気が立っています。
作戦会議はだいぶ前にやられてるんですね。
作戦会議はだいぶ前にやったのですが、質問が届いたのが24時間以内です。
打ち合わせは直前でいいんじゃないですか。
いろいろ各自のペースがありまして、こういったようなことになっております。
よろしくお願いしたいと思います。
それでは質問1つ目。これはワクワク質問ということで、前回も紹介しましたが、
本書の愛読者目線で、執筆者の穂田先生の思いを伺うという質問ですので、
ぜひ警戒心を解いてお答えいただきたいなと思います。
ワクワク質問その1。限られたページ数だと思うんですけれども、
この本の執筆をする中で、穂田先生はどのテーマを扱うか選ぶか悩まれたのではないかと思います。
09:00
この比較というテーマは、先生の中では優先度の高さというのはどれぐらいのものだったということになるでしょうか。
この本はですね、もともと雑誌記事の連載の中で扱っていたんですね。
2年間で24個の話題を扱ったということで、
これの話題をですね、それぞれ毎月選ぶときに、
これまで扱ってきていないものを扱おうという趣旨だったので、
その意味では、並べ方は本では変わっていると思うんですけれども、
このERも比較級の話題が何年の何月号であったかは今すぐ出ないんですけれども、
最初の1年12回なり、延長することになったら24回なんですけれども、
その中では優先度と言いますか、面白さとしては、
読者の方、英語学習者の方としては、
例えば3単元のSとか動詞の不規則形とかね、
それは優先度が高いというか、みんなが問うる疑問なので、
その点でいうと、ものすごく高いわけではないかなと思うんですけれども、
いわゆる複数形のイレギュラーな形とか、
名詞、動詞の重要な不規則が終わったあたりぐらいで、
ちょっと味変というか、ちょっと雰囲気を変えるために、
このあたりの形容詞の話題っていうのはあんまり探すのないんですよ。
形容詞って地味。意外と地味で。
副詞もっと地味ですけど、大きな話題としては上がってこないので、
形容詞を扱う回になったらこれをやろうかなっていうのは、
もともとあったかもしれないですね。
これぐらいしか話題がないというか、比較ぐらいなのかなっていうところですね。
なので全体としての優先度という言い方をすると、
低めというか、後から出していこうかなみたいな順番だったとは思います。
ただ比較級とか最上級ってこれは一般にも本当に使われる英語学習の用語として
広く使われているので、
ERかMOAかっていうのはやっぱり通る疑問かなという、
中程度ですかね。扱う順番みたいな感じでは。
そんなイメージでしたね。
特に100項当てるというつもりもないですが、
形容詞を扱うんであればこの辺りかなっていうところで、
どこかでは使うんではないか的な、たぶん一撮りのつもりでしたね。
12:05
なるほど。
いつぞやヘルディオの放送会でお話しされたかと思うんですけど、
比較っていうのが一つ、
ヨーロッパ言語の文法範疇の重要な一つだっていう、
特徴だっていうことだったかと思うんですけど、
そういう観点というよりも、
形容詞の話題で取り上げての比較っていう、そんな感じですかね。
そうですね。私の個人的な関心としては、
まあまあ強い方だと思うんですよ。
今言及してくださったヘルディオの会でも、
カテゴリーとして微妙で面白いなっていうところは個人的にあって、
日本語ではそういう比較表現はもちろんできるんですけど、
文法カテゴリー的な位置づけになってないので、
なんでこんなところにこだわるんだろう、
引用語系列はみたいな。
関心は強かったですね、個人的な。
ただこういうふうに一般に向けて素朴な疑問として挙げたときには、
優先順位が低いとか他に高いものが列を作っているみたいな感じなので、
全体としては中程度になるのかなっていう、
読者目線、学習者目線みたいなところは考えましたね。
あとこの順番も含めて取り上げるタイトルは、
編集者の田中さんとも相談しているということで、
私だけではないっていうこともあって、
本の中での一時取りとは別に、
ラインナップ、24の疑問のラインナップの中では、
私個人的には結構上なんですけど、
そんなに上っぽく見えない書き方にはなっていると思いますね。
そうしましたら関連してなんですけど、
ワクワク質問、続けて2つ目なんですけれども、
この比較というテーマの中で、
あえて触れなかった事柄はありますかと。
言い方を変えますと、
この比較っていうテーマを設ける中で、
これが堀田先生の最も伝えたいことという、
そういうことになりますでしょうか。
そうですね、そうでもないですね。
やっぱり先ほど言った通り、
なぜ比較という文法カテゴリーがあるのかという、
もうちょっと抽象度の高い話題に、
私としては学術的な関心があるんですけど、
そこをメインにはしていないで、
かなり形式的なERなのかMOAなのかに
注視しているという点では、
やっぱり皆さんが学習者が取り上げるというか、
突き当たりやすい質問ということにどっかしたので、
15:03
私自身の個人的な関心は、
どこまで反映しているかというと、
あんまりしていないんじゃないですかね。
あとそのMOAになってきた過程についても、
基本書の中で多少フランス語、
ラテン語の影響みたいなことは述べていますけれども、
そこは深掘りはしていない、
その起源は深掘りせずに、
現代の学習者が関心のある住み分け、
どっちがどうなのみたいなところに特化したので、
関心としては、
どこからこのMOAの表現が来たのとかいうところの、
小英語、中英語に関するところが実際には強いので、
ただそれを思いっきり出してしまうと、
それこそ異常に学術的になってしまうということもあって、
今回は表面的な部分という言い方はあれなんですけど、
まず最初に学習者が突き当たる部分というところであって、
MOAがどこから来たかというのは特に関心はないと思いますので、
英語史の文脈の中でなので、
多少は触れつつも、
そこは封印というか、
特に触れていないところではありますかね。
あとは、主に比較級のERとということで、
最上級の話は、
それと関連づける形で、
同じように考えてくださいというぐらいに留めていたんですけれども、
比較級と最上級というのはまただいぶね、
意味ももちろん違いますし、
いろいろと面白い問題はそれぞれあるかなと。
フレーズなんかも含めて、期限を探ると面白い問題は
比較級、最上級いっぱいありますので、
そこは踏み込んでいないですね。
書きたいことは確かにいろいろあるといえばありますが、
その中から比較級、最上級に関して、
最も際立つと私が判断した、
田中さんとともに判断したところを、
今回本の中で出したというところですかね。
はい。
ありがとうございます。
そうしましたら、本日のワクワク質問はこれで以上、終了でございます。
もう残るはドキドキ質問しか残っております。
はい。
ドキドキ質問の趣旨ですけれども、
事前会議に私たち3人で議論したことがあるわけですが、
その内容を知らない堀田先生が、
どのような返答をされるだろうかと、
私たち3人のみならず、
リスナーの方もですね、
答えをドキドキと、
カタ図をのみつつ伺うという、
そんな趣旨のドキドキ質問になります。
ではドキドキ質問、2つあります。
関連することの2つなんですけど、
18:01
その1、本書の129ページになります、
一番その最後の2行なんですけれども、
今回の問題にとって重要なことに、
フランス語やラテン語では、
ER型よりもMOA型の比較級が好まれていたのですと、
という説というか、
そういうラインがあるわけなんですけれども、
ラテン語やフランス語の影響で、
英語に従来からあった語尾ER型のほかに、
MOAで比較級を表す言い方が、
英語に表れるようになったということなわけですが、
ではなぜラテン語由来の比較級といわれる、
ジュニアとか、あるいは他にも、
セニア、スペリオ、インフェリオなどは、
MOAと一緒に使われることはないのでしょうかと。
ラテン語系の単語の多くは、
MOAを使って比較を、
その他の形容詞ということですけれども、
ラテン語系の形容詞多くは音節数が長くて、
MOAを使って比較級が作られている。
そういう英語の中、流れの中にあって、
ラテン語から取り入れたといわれる、
このジュニアなどの形容詞。
MOAを取っても良いような気がするわけなんですけれども、
なぜMOAが使われないということになるのでしょうかと。
確認なんですけれども、
例えば、スペリアみたいな上級のとか、
より上位のみたいな意味だと思うんですけれども、
この単語が英語に入ってきて、
さらに上流のというときに、
MOAスペリアにしなかったかって意味ですか。
それとも、MOAスペルみたいな形もあり得たのに、
という、どちらなんでしょうかね。
えっとですね、
校舎の方ですね、スタートは。
要は、ジュニア、セニア、スペリアの語尾を捨てて、
前にMOAを置く。
そういうような仕方になぜならなかったのかというのが、
質問だと思います。
それが質問の趣旨ですかね。
21:01
そうですね。
おそらくそうかなというふうに私も推測しました。
その線で当面お答えいたしますと、
その場合には、
例えばジュニアで言えばユニウスみたいな形が、
ラテン語ではあったので、
例えば、ヤンガーに相当するね。
より年の若いっていうことでは、
MOA、ジュニアとか、
それに類する形で持ってこなかったのかというような質問と、
例えば解釈いたしますと、
一つはですね、
ジュニア、セニアみたいにIORみたいなものが、
英語で言うERに相当するものとして、
ラテン語では比較級語尾とされていると。
スペリア、インフェリアも一緒ですけれども。
語尾として遠くない。
特に発音すると、
現代の英語で発音すると、
いやーとかあーぐらいの違いなので、
確かに関連付けられそうですが、
これは語源を知っている、
現代人の後自衛ではないかなと思うんですよね。
例えば、ラテン語のジュニア、ユニオルみたいな形ですけれども、
これを当時の英語話者、
これは何時代に入ってきたのかというのは、
調べないとわからないですけれども、
中英語か、初期近代という可能性が高いと思うんですが、
入ってきた時に、
ラテン語を知っている人ですら、
当時の、
これをラテン語の比較級として取り入れたというよりは、
年下のという、
それを意味する、
比較級的な意味はありますけれども、
それが原理である一つの単語として、
形容詞として取り入れたのではないかと。
ユニプラスイオルみたいな分析の仕方をしていず、
文法的に比較級の形だという解釈をしておらず、
ジュニアという、
意味はヤンガーではあるんですけれども、
これが一つの単語の形であり、
元の形から比較級に発生したものではないという感覚で、
ラテン語の一単語として取り入れたのではないかと思うんですね。
その時の取り入れた人の気分になれるわけではないので、
推測なんですけれども、
そうすると、一つの形容詞に過ぎないということになります。
意味的には、確かに比較級と言われればそうだな、
ということではありますけれどもね。
ただ、それは英語の文法でいう比較級というようなカテゴリーの下で、
意識して取り入れたわけではないのではないかと思うんですよね。
24:03
一単語として取り入れて、後から分析したら、これは比較級の意味だし、
語源たどったら、ラテン語の比較級形でもあるし、
というような後付けではないかなというふうに思うんですね。
取り入れた当時の感覚としては、一つの形容詞ということで、
その比較級の作り方という、いわゆる文法の部門に属する、
ルールに属する話題とは、別世界の語彙の世界というところで片付けられていて、
特に英語でいう文法の比較級、比較という文法の下で取り上げられては、
そもそもいなかったのではないかというふうに考えています。
なので、ここの議論に意味上、そしてルーツとしては、
似たような語尾をね、ERなりIORなり、そこそこ似ている語尾を持っているということで、
語源的に関連付けられはしますが、それは現代の語源を知っている者の跡地へであって、
語彙として扱っているのか、文法として扱っているのかっていう、
そこの感覚がおそらく異なっていたので、
今回の問題の前提から、私の答えとしては前提から疑うということになりますかね。
おそらく捉え方が比較級としては見ていない。
現代の英文法の用語では、文法書などでは、
ラテン系比較級みたいな使い方をして、
ランではなくツーを取るみたいな形で、
区別を明示的に、おそらく真学習の観点からですね、
促すような形の区分けになっていることが多分、
実用英文法の本だとあると思うんですけれども、
それはやっぱり後付けなんではないかというふうに取り入れた、
当時のスピーカーの目線というのを推測するということになりますが、
私はそのように考えているという土台の上に答えました。
はい。英語語源ハンドブックにジュニアの項目がありまして、
そこには英語では形式的には比較ではないという、
英語では形式的には比較ではない、
そういう説明が載っています。
今おっしゃったようなことなのかなと、
文法というより語彙というお話がありましたけれども、
そういうことを意味しているのかと思うんですけれども、
27:00
とは言ってもやはり大概の文法書には比較のところに収まっていて、
不一致というか珍しさというか、
そういうところが際立つようなところを感じるんですけれども、
では比較という項目に分類しなくても良いかもしれない表現ということになりますかね。
そうですね。英語学習、英語教育の観点から意味的には比較なのでね。
意味的には比較、それからルーツとしても語源を知っていれば比較ということなので、
割と高度な提示の仕方かなと思いますね。
学習者、教育者の観点からも。
それによって得られるメリットと、
そうでなく語彙、文法の比較給とは関係ないんだよというような教え方、学び方、
どっちがいいのかというのは効率の問題ですけど、
逆に原稿のような、英語の比較給とラテン語の比較給を引っ掛けるような形で提示すると、
これラテン語でも比較給というのがあるんだと。
しかも似てなくもないよね、ERとIOR。
THANとTOの違いはあるけれども、
逆に語源知識というか英語詞入り口になるというふうに再解釈すると、
まんざらでも悪くもないなというふうに今思いましたね、話しながらなんですけれども。
ただ純粋な学習効率として、その2つを引っ掛けるというのは、
語彙と文法で項目が違うというふうに私は考えているだけに、
どこまで効果が上がるのかというのは疑問ではあります。
ただ英語詞の入り口になるなというふうな見方をしたら、
がぜん面白くなってきましたというのが私の立場です。
では趣旨としては、スタートは三里さんの発想から生まれた質問なんですけど、
三里さんにお答えするとすると、
ジュニアとかのラテン系比較給は、
あるいは語尾ERの対象の語ではなかったのではないかという、
そういうお話だったかと思います。よろしいでしょうかね。
関連してもう一つが、もうだいたい答えが予想できてしまうような気もします。
ドキドキ質問、第2問なんですけれども。
今話題に挙げてますラテン比較給と呼ばれる形容詞は、
その後ろ比較対象の名詞の前に、だんではなくとぅを取ります。
30:01
このとぅを取るという形が、
現在まで生き残った理由は何だと推測しますか。
今ここまでの話題は導入の頃というような話題でお話しされたかと思うんですけれども、
この質問としては、もしかしたらいろいろ前置詞もあったかもしれない中で、
現在まで前置詞とぅが生き残った理由は何なんでしょうかという、
そういう質問になります。
面白いですね。
現代まで残っていないというのは、
ジュニア・スペリア等が英語の文脈においても比較給の形だと認識されていれば、
比較給には残が付きものですので、スペリア・残とかジュニア・残となっても良いのではないかという議論になると思うんですが、
昔から今までルースとして、語源知識としてラテン語の比較給に基づくとは分かっていてもいなくても、
先ほどのように一つの単語として捉えられているので、英語のほにゃららプラスERとは別物と考えられている。
英語における比較給の文脈では、昔から今まで一切捉えられてこなかったということをむしろ表しているのではないかと、
残が付かないということは。なので、なぜtoが残っていないのかという問題に置き換えると、
現代まで英語の文脈における比較変化という文法項目とは、やっぱりまだ結びついていないということなんではないかと思いますよね。
もともとなんでtoなんですかっていうような、もっと根源的な質問に戻ると、
これはなかなか面白いと思いますね。他の前置でもあり得るのではないかということなんですけれども、
一つにはある比較対象との関係で、英語の場合、残を使うということになっているわけなんですけど、前置として。
このジュニアの場合はそのままの名詞としても使えるというか年下のものみたいなね。
主に関係を表す人に使うことが多いと思うんですけれども、
CPAはものの時もありますけどね。どちらかというと人と人の関係を表すというときに、
誰にとっての父親であるとか、誰にとっての同僚であるとか、その関連ではtoを使うことが多いということなので、
33:01
誰にとっての年長者である、先輩である、後輩であるみたいな使い方、形容詞としてだけでなく、
そもそも語彙化しているということは、名詞化もしてしまっているということと関係すると思うんですよね。
そうすると、誰にとってのという、人の関係を表すtoと相性がよくあり続けているということなのかなと。
なので、残が入り込む余地がないというか、むしろ今までまさに残が来ていないということを根拠に、
英語の比較形とは結びついていないというように考えられるのではないかということですね。
はい。放送機器の方にちょっと補足しますと、例えば今、juniorを使った言い方、
彼はあなたより年下ですというのを、形容詞として使うと、he is junior to youという言い方になりますが、
これを名詞として使うと、he is your juniorという、そういう言い方になると。
そういうことを踏まえられて、今、尾田先生は名詞でも使うというようなお話をされました。
で、前置詞toというのは、人との関係性を表すということで用いられて、
かつそれが今も生き残っているということは、むしろ逆に比較形の対象語彙ではないという、
その証拠というか表れではないかという、そういうお話だったのではないかなというふうに思います。
ありがとうございます。
だいたいいい感じのまとまり方で今回終わったと思います。
ただ、すごく面白いのは、英語では英語の文脈での比較給という文法、ここには残が付きものだと言ったんですが、
これも必ずしもそうではないという歴史的な事実がありまして、他の前置詞が現れてきたという問題もあって、
その中にtoも含まれているという点では、なかなか複合的で、よく考えると複雑なラテン語のjuniortoとの絡みでは、
必ずしも簡単ではない問題になってくると思うんですね。
ただ、今、残1本ということで、かつては残以外にもあり得たといえ、やはり残というのは基本的な比較給と結びつきが非常に強かったという、
つまり常にメジャーではあり続けたということはあります。
ただ、今ほど頑強に残じゃなきゃダメと。
例えばよくある議論で、different 残みたいな使い方が最近出てきていると。
これ、何々より違うっていうのは日本語で何となくわかる気がするので、英語でもそれが可能になってきているっていうのは感覚としてつかめるんですが、
36:01
different という言及に対して、何々とは違うという通常の意味なのに残を使うという方法に批判的な立場から批判があったりするぐらいに、残は比較給と一緒じゃなきゃダメっていうのが非常に強いですよね。
ただ、ここまでの強さはかつて必ずしもあったわけではないと。結びつきは非常に強いけれどもっていう。
他にだいたい前置詞があった。その中にはtoも含まれているっていうようなことを考え合わせると、結構英語史的には含みのある、もうちょっと面白くなる話題なのかなというようには思います。
今回のラテン語と完全に無縁っていうのはね。英語の比較給とラテン語側の比較給、使う前置が違うから完璧無縁というような言い方は、もしかしたら言い過ぎなのかもしれない。
という点での含みは残しつつということですけど。
ありがとうございます。
エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
聞かせて、なぜ三単元のなぜ、ラテン系比較給の謎と題しまして、川上さんが、なぜ三単元著者の私、ほったりゅういちに質問を投げるというシリーズですね。
今日はラテン系比較給に注目して、事前に作戦会議で用意された質問、複数点ですね。
それぞれ絡み合う非常に重要な質問が投げかけられまして、私としてはですね。
なかなかですね、前回ほどはピリピリしないようにというふうに図ってくださったようなんですけれども、お三方、あるいは今回のインタビュアーの川上さんが、あまり変わらなかったですね。
やはりドキドキでした。ワクワク質問もですね、何かどこを見られてるんだろうという気になってですね、いろいろ疑心暗鬼になってくるところがありますね。
ただ、前回のですね、この作戦会議と合わせてお聞きになられた方はですね、これ非常にパラレルにいい感じで議論がですね、復習されている形にもなってますよね。
私は作戦会議聞いていなかったんですが、だいたいお三方の最初の思惑通りの展開にですね、川上さんが運ぶことに成功したという言い方なんでしょうね。そのような方向で議論をですね、差し向けてくださったり問題の順序もそうですね。
私も答える際にはですね、一つ一つじっくりと、頭の中ではじっくりとは考えていらんないんですね。ラジオなんで喋っていかなければいけないということで、ノーカットノー編集ですので、そこはですね、追い詰められている感はあるんですが、それでもですね、
39:15
頭はフル回転なんですが、ちゃんと順を追って議論を組み立てるのは比較的容易でした。これは準備くださった皆さんですね、今回の作戦会議の皆さんがうまく実際には議論の筋道自体もまとめ上げてくださった上で、
問いかけてもらったというところが大きいのかなと思いますね。なので、前回の作戦会議の回を私が初めて本番収録後にですね、聞いた感想として納得感があったということなんですが、
良い議論、作戦会議から本番収録まで合わせて全体として大きくずれていないで、よくまとまるところへまとめようという空気も感じましたし、実際にそうなっているんじゃないかなと。
これはリスナーの皆さんですね、作戦会議に参加した3人でもなく、私自身でもないリスナーの皆さんが客観的にですね、2回お聞きになってどんなふうに感じられたかなという、ここも非常に関心のあるところですね、ぜひコメントいただければと思います。
そしてこの後まだ本番は続きまして収録2回に分けた、収録ではなく配信を2回に分けたのは、この後ですね、今度はギャラリーとしてその本番収録に参加されていた方からの関連する質問、それによって実はさらに議論が深まって面白くなっていきます。
ですので、次回もぜひお楽しみにしていただければと思います。
絶賛発売中の新刊書、なぜ三単元目撃マップ企画を展開中です。
全国のリアル書店で本書を見つけましたら、町と書店の名前を添えて、なぜ三単元が置いてありましたよとお知らせください。
私がGoogleマップ上にピンを立てていきます。
日本地図をなぜ三単元で埋めていき、英語史をお茶の間に広めていきたいというのが企画の趣旨です。
また、独立された方はAmazonレビューなど各種のプラットフォームで本書のご感想もお寄せいただけますと幸いです。
それでは今日も皆さんにとって良い一日になりますように、英語史研究者のホッタリウイチがお届けしました。
また明日!
41:52

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