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おはようございます。英語の歴史の研究者、ヘログ、英語史ブログの管理者、英語のなぜに答える初めての英語史、英語語源ハンドブック、言語学ですっきり解決英語のなぜの著者の堀田隆一です。
去る6月10日、NHK出版新書、英語史で説く英文法の謎、なぜ三単元のSをつけるのかが発売されました。
発売前増殺がかかりまして、今第2釣りが全国つつ裏裏の書店に並んでおります。大変ご好評いただいております。ありがとうございます。
英語の語源が、ミニツクラジオヘルディオ、英語史をお茶の間におもっとうに、英語の歴史の面白さを伝え、裾野を広げるべく、毎朝6時に配信しています。
本日は2026年9月3日、木曜日。皆さんいかがお過ごしでしょうか。
本日はですね、なぜ三単元に貴重なレビューがウェブ上に公開されました。
省略後なしでは生きられない日系ビズゲイトで、なぜ三単元の書評をいただきました。と題してお届けいたします。
直接このチャプターからリンクを貼っておきますので、そちらから記事そのものをご覧いただければと思います。
それに関する、私からのコメントといいますか、ようやくアンドコメントという感じになります。どうぞよろしくお願いいたします。
さて本日の話題ですけれども、省略後なしでは生きられない日系ビズゲイトで、なぜ三単元の書評をいただきました。
先日8月28日のことですが、日本経済新聞さんが運営するウェブメディア、日系ビズゲイトのひらめきブックレビューというコーナーといいますかね、タグのついた記事なんですけれども、
説長、英語詞で説く英文法の謎、なぜ三単元のSをつけるのか、通称なぜ三単元と呼んでおりますけれども、こちらの書評を取り上げていただきました。
その書評としてのタイトルは、三単元のSに残るこだわり、英語特有の世界観に触れるというものなんですね。
ありがたいことに本の中身を丁寧に読み込んでいただいた素晴らしい書評でした。
今日はですね、この書評の中身を少しご紹介しながら、私自身が感じたことを併せてお話ししてみたいと思います。
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この書評は、こんな書き出しから始まっているんですね。
今日、事実上の世界共通語といえば英語だ。
それなりに勉強をしてきたにもかかわらず、言葉の壁は厚いと感じ、距離を置いてきた人も多いのではないか。
その上で、本書は意外な方向から英語の面白さを再認識させてくれる。
英語が辿ってきた数千年の歴史を紐解き、三単元になぜSがつくのかといった英語特有のルールの由来を解説する本だというふうに丁寧に紹介してくださっているんですね。
ちなみにこの本の元になっているのは、NHKのラジオ番組のテキスト、中高生の基礎英語inEnglishで連載していた記事なんですね。
ラジオがきっかけの本をこうしてまたラジオ配信であるヘルディオでご紹介することになっているということなんですよ。
何か音声配信の縁のようなものを感じますけれどもね。
さあ書評でまず取り上げていただいたのはタイトルにもある通り三単元のSの話題なんですね。
英語という言語は認証、それから数、それから時勢、この三つの区別に強くこだわり続けてきた言語だということを述べているんです。
そのこだわりの一つの生き残りとしてですね、三単元のSが今に伝わっているという、これが本書の見立てなんですね。
これを今回レビュアーの方が実に的確に救い取ってくださっているということなんですね。
もうすでにお読みの方は関連の章で議論が展開されているのをお読みになったかなというふうに思うんですけれども、
このこだわりというのが一つキーワードなんですよ。
三単元のSの問題だけでなく、この本書の全体のキーワードと言ってもいいかもしれません。
言葉には、各言語にはこだわりがあるということなんですね。
これ言語学の用語で言いますと、さすがにこだわりとは呼ばないんですけれども、文法カテゴリー、グラマティカルキャリゴリーというふうに呼んでいるものなんですよね。
面白いのは、本当にどの言語にも何らかのこだわり、文法カテゴリーというのがあって、
ある言語の母語話者からすると、別の言語がなんでそんな細かい区別にこだわっているの、
なんでそんなつまらない文法カテゴリーなどを設けているのというふうに思うんですよ。
逆に言うと、母語ではこんなにこだわっているのに、なぜあの言語にはその区別とかこだわりがまるでないんだろうというふうに不思議に思えてくるということですね。
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ただ、これは本当にお互い様なんですよ。それぞれの言語。特性があります。こだわりがあります。
例えば、英語話者から見ると、日本語の敬語であるとか助数詞ですね。
なんことかなんぽとかなんけんとか、あれですよ。
助数詞へのこだわりというのが、いかにも不思議に映ると思うんですよね。
一方、我々日本語母語話者の立場から見ると、英語を学んだときに三単元のSとかね、
あるいは漢詩とか、これこだわりすぎだからみたいに不思議に見えるんですよ。
他には、例えばフランス語とかドイツ語のような言語ですと、名詞に男性、女性、あるいは中性といった性の区別があって、
これも日本語母語話者、それから現代の英語母語話者にはなかなかなじみのないこだわりなんですよね。
実際には子英語ではあったわけなんですけれども。
これ本書でも論じているんですが、それぞれの言語が長い歴史の中でたまたまこだわりを育ててきた対象が違うということなんですよ。
歴史の中でこだわりを捨ててきたということもあるんですよ。
先ほど述べた通り、英語にも文法性、ジェンダーというものがあったんですが、そのこだわりを捨ててきたということがあるんですね。
いろいろなんですよ。
自分の母語のこだわりを基準にして、他の言語のこだわりを不思議だ、面倒だというふうに思って違いがちなんですよ。
学習するときに面倒ですから、確かに。
ですが、実はどの言語も似たり寄ったりで、まさにお互い様ということになるんですね。
この辺がこだわりという言葉で表現しましたが、文法カテゴリーというものなんです。
ぜひ覚えておいていただければと思いますね。
さて、もう一つ、このレビューの中で意外にも多くの私服を裂いていただいたのが、
現代にどんどん増えてきている省略語をめぐる話題なんですね。
例えば、goodbyeですよね。これはgod be with you、神があなたと共にあらむことみたいな意味のgod be with youという祈願文ですよね。
これがどんどん詰まってgoodbyeになったわけですよ。
こうした古くからの省略語、文が一部に縮まってしまったというのがgoodbyeの例なんですけれども、
他にレーザーですね。レーザービームのレーザーですが、これ実はLASER、これそれぞれで始まる単語の頭文字を取ったものということで、
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本当はめちゃくちゃ長い用語なんですよ。それを頭文字だけ取ってレーザーというふうに読んでいるというような、いわゆるイニシャル取りの方法ですよね。
それから最近ではBREXITですね。Britain exitというんですかね。このように単語を切り張りするパターン。
こういう省略のパターンがどんどん増えているというお題なんですね。
本書の中でも、私も力を入れて書いたところではあるんですが、ただページ数としては本当に数ページなんですが、
今回このレビューの中ではこの点に面白みを感じていただいたようで、今回のレビュアーの方に注目して書いていただいたんですよ。
このわずかな語を切り詰める私たちの余裕のなさという、現代図の余裕のなさみたいなところを、私も本書で匂わせましたし、論じましたし、
これをレビュアーの方も汲み取っていただきまして、実に素直な感想を寄せていただいたんですよね。
実はこの点ですね、本書でも私論じながらですね、いろいろ考えるところがありました。
英語における省略語というのは、歴史を振り返ってみても、実は20世紀以降にはっきりと増えている。本格化しているんですよ。
それ以前ももちろんあったんです。あったんですけれども、質と量の面においてですね、20世紀以降に断トツなんですよ。
なのでこれは完全に現代的な現象だと言っていいんです。この省略語現象ですね。
今我々省略語に日本語でも英語でもつかりきっているんで、昔からそうだったんじゃないのと思いたくなる気持ちはあるんですが、いや違うんですよ。
現代病なんですよ、これは。昔もですね、あったにせよこれほどのペースでは増えていなかったという、
これはクッキーとした偏りがあるということがこれらの研究からわかっているんですね。
それで本書でこの問題と言いますかね、話題について面白いと思って論じたんですけどね。
そしてなぜじゃあ現代だけそうなのかというと、やはり現代に特有の何らかのモチベーションがあると考えざるを得ないんですよね。
そこから私が導いた暫定的な結論というのがまさに現代人の忙しさ、コスパタイパで本当に忙しいという社会病理と言いますか潮流だということなんですよ。
私は一つの仮説として述べたわけなんですが、こうしてお読みいただいた、そしてレビューしていただいた方に改めて指摘していただくとですね、
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やっぱり確かにこれは少し悲しい結論かもしれないなと思うようになってきちゃうわけなんですよね。
各位私自身もですね、英語であれ日本語であれ省略語を全く使わずに日々の言葉を紡ぐということがもはやできない体になってしまっているわけですよね。
皆さんも同じだと思います。
なのでこの配信自体のタイトルにもしている、なぜ三短言ですよね、この本書のタイトルでもありますし、
いろいろと省略してなぜ三短言で通称を呼びながらしているんですよ。
ハッシュタグにハエルとかですね、やっぱり短いからということで私作っているわけですよ。
正式な署名はちゃんとあるわけなんですが、それを切り詰めた省略語なんですよね、いわばね。
ヘルディオにしてもですね、英語の語源が身につくラジオの、いわば省略形と言いますか、英単語として短く切り詰めようという結果の名前、ネーミングなんですよ。
なので私自身もまさに省略語なしでは生きていられない、あるいはもうヘルカツすらできない現代人の一人だということなんですよね。
改めてこの課題と言いますかね、なんて忙しい現代人なんだろうというところを突き詰められた、突きつけられた感じがするんですよね。
文法の謎解きである三短言のSの話題以上に、この省略語をめぐる一節にこのレビュアさんが心を動かされたのだとすれば、
それはきっとですね、忙しなく削り合う現代という時代の感覚をレビュアの方もそうですし、そして読者となっている多くの皆さんですよね。
どこかで共有しているからというふうに考えるのが自然なのかなと思いますね。
そう思うと本当に一言とは思えない、しみじみとした共感を覚えるとともに、ちょっと悲哀みたいなものも感じてしまうわけですよね。
日経ビズゲイトさんのひらめきブックレビュー、書評本文はウェブでどなたでもお読みいただけます。
こちらリンクを貼っておりますので、ぜひご覧になっていただければと思います。
そしてこのなぜ三単元の本ですね、また省略してしまいましたが、まだ手に取っていないという方はこの機会にですね、ぜひ省略せずに言いますね。
英語詞で解く英文法の謎、なぜ三単元のSをつけるのか。
こちら通称なぜ三単元なんですけれども、ぜひよろしく手に取ってお読みいただければと思います。
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エンディングです。
今日も最後まで放送を聞いていただきましてありがとうございました。
今回は大変嬉しい日経ビズゲイトさんに掲載されましたなぜ三単元の書評をご紹介しながら、その書評を受けて著者としてどんなことを思ったか、なかなかこれ悲哀に終わってしまいましたけれどもね。
皆さんこの現象をどのようにお感じになられますでしょうか。
英語の話題だけに留まらなくてですね、日本語でもバリバリ省略なんですね。
日本語は省略がもともと得意な言語なんですけれども、とりわけやはり昨今の省略語事情っていうのはものすごい量であり、
そしてある種の病理をですね、映し出しているのかなというふうに日本語においてももちろん感じるところではあるんですよね。
ぜひ皆さんのご感想をお寄せいただければと思います。
さあ最後に絶賛発売中新刊書なぜ三単元また省略しちゃいましたの目撃マップ企画を展開中です。
全国のリアル書店で本書を見つけましたら、町と書店の名前を添えてなぜ三単元が置いてありましたよとお知らせください。
私がGoogleマップ上にピンを立てていきます。
日本地図をなぜ三単元で埋め尽くす、英語誌をお茶の間に広めていくというのが企画の趣旨です。
そして独領された方におかれましては今回のレビューのような形で、いろんな媒体ありますのでAmazonレビューでも各種のプラットフォームでも結構です。
ぜひ本書のレビューをご感想いただけますと著者として本当に嬉しいです。
今回の日経ビズゲイトさんの書評もこうしてヘルディオで一回書けてご紹介したいと思うぐらい、著者にとって本当に嬉しいことなんですよね。
反応をいただきましてありがとうございました。
それでは今日も皆さんにとって良い一日になりますように。
英語史研究者のほったりうちがお届けしました。
また明日。