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東インド会社のこと
2026-10-13 09:54

東インド会社のこと

胡椒ひとつで大金持ちになれる。そんな夢を追いかけて、遠い海へ乗り出した人たちがいた。ところが、商売を続けていくうちに、話は思いもよらない方向へ。そういえば、あの懐かしいゲームにも胡椒が出てきたっけ。香辛料をめぐる昔の冒険は、どうやらゲームの中だけのお話でもなかったらしい。

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こんばんは、ひとりごとの時間です。
今夜は、東インド会社について話そうと思います。
昔々、ヨーロッパの国々が、アジアの行進料を持ち帰れば、大金持ちになれると、夢を膨らませていた時代のお話です。
当時、アジアへ向かう船旅は、一度っきりの航海になることが少なくありませんでした。
商人たちはお金を出し合って船を用意し、船乗りたちを集め、遠い海へ送り出します。
無事にアジアまでたどり着けば、故障や行進料を買い込み、長い航海を経てヨーロッパへ戻ってきます。
持ち帰った品物を売って、その儲けをみんなで分ければ、そこでひとまず航海は終わりとなり解散です。
けれど、このやり方には困ったこともありました。
途中で船が沈んでしまえば、出したお金がすべて失われてしまいます。
それに、一度の航海が終われば、そこで商売も終わりです。
次に海を渡るときには、また一から人やお金を集めて、船を用意しなければなりません。
これでは何度も航海を重ねながら、先のことまで考えて商売を続けていくのは難しいものでした。
そこで商人たちは考えました。
一度の航海が終わったからといって、その度に解散するのではなく、ずっとみんなで商売を続けていけばいいのではないか。
そうすれば、商売で手にしたお金を、次の航海のために残しておくこともできます。
こうして生まれたのが、後に大きな力を持つことになるイギリスやオランダをはじめとした東インド会社でした。
世界で初めてと言われる株式会社の誕生です。
そういえば、僕が子供の頃に遊んだドラゴンクエスト3というゲームにもこんな場面がありました。
ポルトガという国の王様から、遥か東の国にあるバハラタの町へ行って黒コショウを持ち帰ってくれば、船を揚げようと言われるのです。
遠い国まで冒険をして、コショウを持ち帰れば船が手に入る。
子供の頃にはそんなものかと思って遊んでいたけれど、
こうしてあの東インド会社の話をしていると、あのゲームの世界も少し違って見えてきます。
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それではここで一曲、ハチウエ。
水をあげるの忘れて 慌てた朝も訪れた
いつの間にか窓の外 緑が増えていた
はじめはほんの一粒 それだけだったのに
雨の日も晴れの日も ここで育っていく
誰かがくれた小さなもの 誰かに分けてみよう
窓から風が吹いて 葉っぱが揺れて
見てた ここで育っていく
くれた小さなもの 分けてみよう
風が吹いて 明日は
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航海を何度も重ねるうちに、会社にはお金だけではなく、
遠い土地での商売の経験や、船を動かすための人々も集まるようになりました。
それを見ていた各国の政府にも、一つの考えが生まれました。
遠いアジアまで、その度に国が船を出し、兵隊を送り込むのは大変です。
それなら、商売をしている会社にある程度のことを任せてしまえばいい。
そこで会社には、商売をするだけではなく、
遠い土地で自分たちを守るために兵を置いたり、
砦を築いたり、現地の人々と決め事をしたりする権限まで与えられるようになりました。
商売をするために海を渡った会社が、少しずつ大きな力を持つようになっていったのです。
やがて、東インド会社は、アジアの各地に自分たちの拠点を築き、
大砲を備えた砦を作り、他の国の商人たちと競い合うようになります。
商売だけではなく、武力まで手にした会社は、現地の王様たちと争うこともありました。
こうした東インド会社の中でも、特に大きな力を持つようになったのが、イギリス東インド会社です。
イギリス東インド会社は、インドで勢力を広げ、
次第に広い土地を治め、そこから税を集めるようにまでなっていきました。
ただ品物を買い、船で運んでいたはずの商人たちが、
いつの間にか土地や人々を治める側になっていたのです。
けれど、一つの会社がこれほど大きな力を持ち続けることは、
そう簡単なことではありませんでした。
会社の中では、決まり事を破ったり、汚いことをする者たちが増え、
現地では重い税に苦しむ人々の反発も強くなっていきます。
そして、やがてインドで大きな反乱が起こります。
後に、インド大反乱と呼ばれる出来事です。
この反乱をきっかけに、イギリス政府は、
もうこれ以上会社にインドを任せておくわけにはいかないと、
会社から統治の権限を取り上げました。
その後、東インド会社は次第に役割を失い、
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会社そのものが解散します。
一方、オランダ東インド会社はというと、
現在のインドネシアを中心に勢力を広げ、
香辛料をめぐる商売を続けていました。
こちらもやがて大きな土地と力を持つようになりましたが、
イギリスより一足先に会社は解散しました。
香辛料を求めて海を渡ったところから始まった話が、
気がつけばこんな大げさなことになってしまったのです。
今夜は東インド会社について話しました。
それではまた次回。
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