現代における読書の価値
(中村)株式会社FeelWorksマーケティングチームリーダーの中村です。 今回は、「本ほどお得な学びはない」というテーマで、前川さんにいろいろとお話を伺いたいと思います。(前川)どうぞよろしくお願いします。
(中村)はい、これまでは、本からの知識とか情報を得るっていうことが一般的ですが。 最近はちょっと短い動画で情報を取る人がすごく増えてきて、自分もなんか最近それが多くなってきたなと。(前川) 15秒もうどんどん見てね、楽しんでね。
(中村)そんな時代ですけれども、だから本はタイパが良くないとか、ネットで十分というふうに思う人もいるとよく聞きますけれども、流行りの最新の情報とか、パッと見てすぐに理解できるような、今の世の中で、読書の価値って改めてどうとらえればいいのかということなんですけど、読書はどんな意味を持つのかなというところを、本当に読書家の前川さんにお考えをお聞きしたいなと。
(前川)読書家っていうのは僕がいうのもおこがましいんだけど、もっとね、読んでいらっしゃる方がいるから、難しいけど。ただ、今ね、ネットの動画とかいっぱいあるけれども、やっぱり価値が違うということを思っていて、もちろんネットの動画って、その前身でいくとテレビのニュースなんかも同じだけど、どんどんどんどん新しい情報が入ってきて流れていくということで、それはアンテナを立てるためにも見ておくっていうのは別にあってもいいと思うんだよね。
でも一方で読書っていうのはどっちかっていうと一つのテーマに対して深く学んでいくっていうような価値があると思っていて、その役割分担が全然違うんだなと。
学び方においても、どっちかっていうとネットのショート動画なんていうのはテレビのニュースも同じだけど、受け身だよね、どっちかっていうと。受け身でどんどんどんどん情報がインプットされて、右から左に流れていくという。
でも読書はどっちかっていうと自分が読み進めないと前に進んでいかないので、どっちかっていうと主体的というか能動的にやらなければいけない学びっていう、なんかそういう違いがあるかなと思いますね。
(中村)はいありがとうございます。本当に私も結構受け身で見ていることが多くて、自分の頭より早くどんどんどんどん・・・(前川)流れていくもんね。(中村)はい、たくさん情報が来るっていうのはちょっとありますよね。
読書による深い学びの実践
(中村)前川さんは、いろいろすごく本を読まれますけど、なんか興味があるテーマがあったときって、結構複数の本を集めて読んだりされてますけれども、それってやっぱりこうより深くっていうことですね。
(前川)そうね、なんか気になるテーマ、まあベースは僕たち人材育成の仕事をしているから、人材育成にまつわるような話、あとはキャリアとか働くっていうことに関するテーマの時事の問題が出てきたら、それをちょっと深く学びたいなと思って。
とにかくネットでそのテーマの旬の本をババッとまとめていくということで、一旦積読になっているものも多いけれども、いくつか興味あるテーマがいくつか出てくると、それがどっと積み上がって、それを並行しながら読んでいくというのが結構多いかなという気がしますね。
(中村)あと、なかなかね今ビジネスパーソンの人忙しいですけど、最近もね、なかなかこう本が読めないのはなぜかみたいな、本がありましたけど。
(前川)まあ、ベストセラーがあったよね。
(中村)あったけど、ビジネスパーソンの方が読書をするっていうことによって、こんな良いことあるよとか、こんな変化があるよみたいなことがもしお勧めであれば、そういうことをやっているんですけど。
(前川)さっき言ったように、ネットのショート動画は流れていくっていう話をしたけど、読書はやっぱり一つの点も深掘りして主体的に学んでいくっていうのは価値があると。
それをさらに極めていくのでいくと、前からずっとFeelWorks創業前後から20年ぐらいずっとやってますけど、気になるテーマの本を読んで、結構なるほどと思うことだったりとか、いや、ことは違うよねっていうことだったら、
ちゃんと自分で考えを深めて、内省したりとかをしてですね、共感した点とか反論したい点っていうのをブログにずっと書いていくと、それが自分の思考の深まりになっていったりとかするということで、どんどん蓄積になっていくと思うんだよね。
もちろん自分の頭の中になんとなく残像で残るってこともあるけど、書いていくと、それが当然ブログであると後で検索できたりとかして履歴が分かったりとかするってこともあって、結構蓄積ができて、その思考の層がどんどん溜まっていって、自分の考えが深まっていくとか広がっていくっていうような効果があるなと思うんだよね。
なのでどっちかっていうと流れていくっていうふうなものではなくて、深めていくっていう価値がすごくあって、それは自分の思考を鍛錬していくっていうようなメリットになるんじゃないかなと。
(中村)やっぱりビジネスパーソンはお忙しいですけど、思考の鍛錬という意味ではこれから本当にますますAIが台頭してくるので、必要なことでもあるので、やっぱり本を読むことって大事だと思う。
(前川)本に限らなくてもいいかもしれないけどね、新聞記事とかニュースの記事の深掘りをどんどんチェックして、それと似たテーマのニュースがあればそれをどんどん重ねて蓄積して分析していくとか思考していくっていうのがすごく大事。
ゴルゴ13から学ぶ情報収集と分析
(前川)これちょっとうろ覚えなんだけど、昔ゴルゴ13を描いているさいとう・たかをさんっていう漫画家の先生がいるじゃん。あの人のインタビュー昔読んだことがあって、ゴルゴ13って世界中のスナイパーとかスパイの活動とかがものすごくリアルに描かれてるじゃん。
まさに今日本もスパイの話、インテリジェンスの機能やろみたいなスパイの話出てきてるけど、世界中のスパイの話とか。ゴルゴ13って世界中のスパイのリアルな情報なんで知ってんだっけって思って。
うろ覚えだけどなるほどなって思ったんだけど、さいとう先生ってニュースの記事を必ずチェックしてそれを蓄積していってんって。それを蓄積していくと多面的にものが見れるとか、副眼的に見れるとかして真相がつかめていくみたいなこと的なことをインタビューで答えてみたことがあって。
なるほどと。確かに毎日新聞読んでても電子版でもなくても流れていく。流れていくとなんかあったなーって言って人間のCPU限られてるからどんどん新しいものが入ってると古いのが流れていって忘れてしまう。でもそうやって一つのテーマを絞って蓄積していくと、なんかこう深く考えられたとか副眼的に考えられたりして、物事の本質がいぶり出されていくんだって。
さいとう・たかを先生って世界にネットワークがあるんじゃなくてニュースを蓄積して分析してるんだな。なるほど。僕がさっき言った本の読み方学び方も同じだなと。
(中村)はい。ありがとうございました。まさか最後にゴルゴ13が。
(前川)ゴルゴ13で。(笑)
(中村)つながるとは思いませんでしたけれども(笑)
(前川)そのインタビューきいて、なるほど、そうやなと思って。
(中村)はい。今回は「本ほどお得な学びはない」でございました。
前川さんありがとうございました。
(前川)ありがとうございました。