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2024-04-29 46:41

#164 働いていると本が読めなくなるのか?

突撃! となりの自己啓発 [Part 4]

話題の新書『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を取り上げて、感想を交換しました。https://www.medianup.xyz/p/episode-164

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サマリー

昨日、送られたリンクで話題の新書『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読んだ2人が、書籍の内容や自己啓発書の歴史について話し合っています。仕事と自己実現を一体化させる社会が生まれ、仕事においても自己実現が重要視される現代の価値観について考察しています。全身全霊、自己実現も含めて仕事と重ねることによって、余裕がなくなり、ネットコミュニティの盛り上がりへの関心もなくなります。本の読み方も変化し、スマートフォンの娯楽が優先されるようになります。本を読むことで新たな文脈に出会い、知識を得ることができます。Web2.0の登場以降、時間を消費することが増え、インターネットやスマホを通じた情報交換や自己発信が楽になりました。しかし、自分を書き換えることや多様な文脈を取り入れることが必要なのか、それは人それぞれの選択です。半身先進国に関する考察と自己啓発書の労働感についての話題が取り上げられ、読者の感想を呼びかけたエピソードです。本を読むことと新しい文脈を取り入れることは両立できます。

新書「なぜ働いていると本が読めなくなるのか」
スピーカー 1
みやもさん、昨日送ったリンク、読みました?
スピーカー 2
読みました。
スピーカー 1
あのリンクが何かというとですね、話題の新書。
なぜ働いていると、本が読めなくなるのかという、その本のリンクと、その本の感想のリンクを送ったんですけども、
スピーカー 2
ちょっとこれ、みやもさんにぜひ読んでもらって、話をしたいなと思ったんですけども、
スピーカー 1
これがなぜかというとですね、今回実は久々の突撃となりの自己啓発パート4です。
スピーカー 2
そっか、そこにつながるんですね。
スピーカー 1
そうなんです。
これね、本のための本かと思ったら、自己啓発本の歴史みたいなものが長く書いてありまして、
これ、われわれ大好物のテーマなんで、久々にこれについて話してみようかなと思います。
スピーカー 2
メディアヌップ、こんばんは、ささきるです。
こんばんは、みやもとです。
スピーカー 1
もう30回ぐらい前になるんですけども、突撃となりの自己啓発っていうシリーズをエピソード3までやってたんですけども、
途中でね、途絶えたんですね。
スピーカー 2
そうですね、30回ぐらい前、そうですよね。
確かに途絶えてる。
スピーカー 1
一応ね、テーマとしては、突撃となりの、だから誰かそのゲストさんを呼んで、その人が参考にしてきた自己啓発書を聞こうということだったんですけども、
気まぐれFMの高橋さんが手を挙げてくださった後、その後続かなかったんですね。
なかなかね、自分の秘蔵の自己啓発本を紹介してやろうっていう人が現れなかったんで、途絶えておったんですけども、
でもいつかまたこのテーマやりたいなと思ったら、最近話題のこの新書、なぜ働いていると本が読めなくなるのかっていうのが、
読んでみたら、もう自己啓発書の歴史で、これはいいなと。
スピーカー 2
これそもそもこの新書は話題なんですか?
スピーカー 1
えっとね、なんか話題らしいですよ。
スピーカー 2
えー。
スピーカー 1
えっとね、僕の身の前でよく見かけていて、
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
感想投稿する人を見かけたんですけども、
はい。
僕自身は働いてても本読める方なんで、
うん。
関心にヒットしなかったんで、すぐ知ったんですけど、
割と長めの感想を書いてくださった知人がいて、
あ、で、こういう本だったのかと思って、
で、その後感想を調べてみたら、近くの本屋で売り切れだったので、電子書籍で買いましたとかっていう、
うん。
投稿も見たので、
スピーカー 2
はい、あーそっか。
スピーカー 1
売れている話題だと、
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
言ってもいいんじゃないかと思うんですけど、
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
今回ね、これを取り上げたいと思った理由の一つはですね、
書者の三宅嘉穂さんが宮本さんと同い年なんです。
スピーカー 2
あ、やっぱそうですよね。
スピーカー 1
1994年生まれ。
スピーカー 2
はいはい、あ、ほんとだ、同じですね。
スピーカー 1
で、宮本さんまだ全部読んでない、ちらっと見ただけだって言ってたと思うんですけど、
はい。
なんか感覚に似たところを感じたとかで今言いかけてたと思うんですけど。
スピーカー 2
そうですそうです、なんかそういうこう文体というか、
こうところどころ出てくるこう筆者の感じとかが、
あ、なんか年代というか感覚がこう近そうなイメージがあって、
うん。
はい、なんかそういうので勝手にそういうのを感じてましたね。
書者のプロフィールは見てなかったんですけど、
年近い人なのかなと思ってました。
スピーカー 1
多分ね、ズバリ一緒だと思いますね。
スピーカー 2
えーすごいね。
スピーカー 1
94年だからね。
スピーカー 2
文体でそういうの伝わってくるんだな。
スピーカー 1
へー、そういうのってそう感じるんだね。
スピーカー 2
なんか文体とか、はい、なんか感じましたね。
本当だ、1990年前。
えー。
自己啓発書と働くことの関係
スピーカー 1
そう、それでね、この本がどういうふうに話が進んでいくかというと、
タイトルになるように、なぜ働いていると本が読めなくなるのかっていうのの理由を追っていく過程で、
うん。
その昔の人はどうやって本を読んでたのかみたいな話の中で、
働いている人が読む本として自己啓発症の歴史みたいなものが出てくるんですよね。
はい。
なんですけど、あの、ちょっとその辺の歴史をこう喋って、本読めば分かるんだけど、
喋ってもしょうがないので割とすっ飛ばすと、この著者が働く年齢になった頃に、
うん。
つまりミホンさんとほぼ同じ年だと思うんです。
そうですね。
同じ年なんで、ほぼ同じ、ほぼというか全く同じだと思うんですけども、
その仕事と自己実現を一体化させてないといけないみたいな、
うん。
なんか価値観が支配的になって、むしろ好きなことを仕事にできてないとダサいとか、
うん。
あるいはなんか自分がこう、みっともないじゃないけども、
なんかやりきれてないみたいな気持ちを抱くようになっていたと。
昔はそうじゃなかったと。
昔は仕事と好きなことを別にするのは当たり前で、
むしろ好きなことを仕事にしちゃいけないって言われてる人たちも、世代もあったけど、
自分たちの世代はそうじゃないっていうところが書いてあったんですけど、
この辺から宮本さんに聞いてみたいんですけど、
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
そうでした?そんな感じでした?
スピーカー 2
確かにどうなんですかね。
なんかもう働き始めてすぐなのかどうかわからないですけど、
確かにこうどれぐらいからなんだろう。
ほとんどでも社会人になってからはどちらかっていうと、
自分の好きなこととか、
たぶん僕が働き始めたぐらいのときに、
グリーンズっていうウェブメディアがあって、
たぶん震災直後ぐらいから始まってたメディアなのかなと思って、
そこがコピーで、欲しい暮らしは自分で作るみたいなコピーで打ち出したりもしてて、
僕の周りの人たちは同じ関心を持ってたからかもしれないですけど、
なんかそういうコピーがすごい刺さって、
仕事を探したりだとか、
自分の人生について考えている人がやっぱり周りに多かったような気がするので、
なんかそう考えると確かにこう、
自分の好きな、
なんか自己実現していくことが、
仕事においても、生活においても、
すごい重点的に大事だみたいな人は、
確かに多かったかもなと思いますね。
スピーカー 1
そうなんだね。
じゃあやっぱりヨンさんの実感とも、
合ってるってことなんですね。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
ちなみにこうわざわざ聞くってことは、
いわゆる僕らの世代、僕の世代って1980年生まれなんですけど、
1980年生まれの人が、
その社会人になるような歳の時は、
あんまそうでもなかったですね。
あー。
それはそれ、これはこれみたいな、
好きなことは好きなこと、仕事は仕事っていうのがまだ、
かなり支配的だったと思うんで、
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
支配的だったし、
その手法が限られているから、
その好きな仕事を見つけるまでの間は、
なんか宝くじ引き続けるみたいな、
フリーターをやるしかないみたいな。
フリーターっていうのはどちらかというとネガティブな言葉みたいな。
スピーカー 2
はい。
そうっすよね、確かに。
だからそういう意味で言うと、
むしろ、
例えばみんなが知っている企業、
名前が知っている大企業みたいなところに入って、
どんどん出世していくんだみたいな人は、
たまたまかもしれないけど、
周りにはいなかったなと思います。
スピーカー 1
たまたま、そうかもね。
僕もそれはいなかった。
いるとこにはいたんでしょうね。
そうです。
僕別に特にいい高校でもいい大学でもないから。
だから、たぶん僕とみなさんそこは似てると思うんですけど、
勝者って何しているかいまだにわかってない。
スピーカー 2
確かに、確かに、そうですね。
スピーカー 1
頭のいい人たちが入る会社は何しているかわかんないみたいなのがあるよね。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
なぜならそんな仕事をしている人が身の前に、
小中高大学と一人もいなかったから。
親の中にも一人もいないからわかんないみたいな。
そうですね、確かに。
スピーカー 2
全然想像ができない。
スピーカー 1
確かに、そういう意味で言うと、
仕事か自己実現かみたいな二元論の前に、
そういう厳しい世界に別に僕らは生きていないみたいな。
働き方と自己実現の関連性
スピーカー 2
確かに、確かに。
そもそも知らないっていう。
スピーカー 1
そもそもすげえクソのんびりした世界に生きているみたいな感じなの。
そうなんですよね。
俺も実はそうで、世代というような話をしたんですけど、
この本を読んでてピンとこないところもあって、
それで宮本さんと話してみたいなと思って持ってきたんですけど、
スピーカー 1
これ本のタイトルにあるように、
そもそもなぜ働いていると本が読めなくなるのかっていう問いかけがあるんですけど、
宮本さんはそもそもどうです?
本読めてますかっていうのと、
それが働くことと何か関係がありますか?
確かに。
スピーカー 2
でも僕も本はやっぱり毎月何冊も買ってるし、
全部を読むわけじゃないけど読んでるので、
スピーカー 1
積んだ時点で読むことの50%くらいは済むんですから。
スピーカー 2
そうですよね。
仕事もどちらかっていうとやっぱり文章とか本とかに触ってる部分もあるので、
なんかむしろ仕事…
そうですね。
直結してるとか、はい。
スピーカー 1
確かにそれはそうなの。
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
それはそうですね。
そうなんですよ。
僕も同じで、
まず、なぜっていう問いが成立してなくて、
むしろ働いてない時読んでなかった。
読んでなかったことなんだけど、
読んでないことはありませんでしたが、
特に働くこととあれが結びついてないので、
というわけもあって、
この本のタイトル自体には特に最初興味持たなかったんですけど、
改めて友人知人のこのコメントを見て関心持ったのは、
これ最後まで読むと結局どういうことを言ってる本かっていうと、
労働と自己実現を一体化させている社会とか価値観の中に生きてると、
余計な文脈、余計な知識を取り入れたり学んだりするような余裕がなくなると。
そういう世の中だと、自分に役立つ情報しか欲しくなくなると。
なので、反味で働こうというメッセージが出てくるんですけど、
反味っていうのは、時間のことだったり情熱のことだったり、
自己実現のことだったりするんですけど、
労働と自己実現を分離して、程々に働こうみたいな。
程々に働くと、その本がまた読めるんで、
本が読める方がいいよねみたいな話なんですけど、
途中から僕、どんどんしっくりこなくなって。
どうです、今。
スピーカー 2
頑張って要約したんですけど、どう思いますか。
まさにその通り、僕も受け取ったというか、
仕事と全身全霊
スピーカー 2
全身全霊、自己実現も含めて仕事と重ねてしまうと、
全身全霊で仕事に当たってしまうから、
全身の対義語というか、それに応えするような形で、
反味っていうのが出てきているのかなと。
なので、そういう余裕を持って、仕事をしていけるといいよね、
みたいなことなのかなと思って、最後のやつは確かに見ました。
スピーカー 1
そうね、今宮本さんと話してて、
僕も宮本さんも結構反味で生きてるね。
そうですよね、確かに。
すでに反味で生きてるから、この本のメッセージが響かないっていう話、
初めて気づきました。
スピーカー 2
そうですよね、確かに。
本の中では全身と反味の比較で、
全身労働社会は、
集合勤務、専業、全身全霊、
で、ちょっとここは何でかは書いてあったかもしれない。
男性中心っていう4つの項目が。
スピーカー 1
俺も気になったわ。
急になんか、全身全霊社会は男性中心って書いてあるね。
スピーカー 2
男性中心って出てきて、あ、そうなんだと。
反味の方が、
集参勤務、兼業、持続可能で、
ジェンダーフリーっていう4つの。
そう考えるとそうですね。
スピーカー 1
僕たち、確かに反味な感じはします。
反味ですよね。
スピーカー 2
反味ですね。
スピーカー 1
一応男性中心っていうのは、
社会で男性が仕事に全身全霊を打ち込めるっていうのは、
いや、実は同じ家庭内で家事、育児の、
なんというか、
報酬に直結しないが、実は重要な労働を誰かに任せちゃってるんじゃないの?みたいなことと直結してると思うんで、
そういう言い方をしてると思うんで、
なんというか、その関連性はありますね。
そうですね。
そうですね。
反味組として、
反味っていうか、
いやでもね、反味組っていうかね、
これなんだろうね、
本の読み方の変化
スピーカー 1
どうです?
どうです?先に言わせるのですけど。
結構みなさん最後の方まで読んでるんだって今の会話の中から聞いたんですけど、
ほぼ最終章のとこだと思うんですけど。
スピーカー 2
ざーっと全部見たっていう感じで、
飛ばしてるところもあるので。
スピーカー 1
なんかね、僕途中ふんふんと思って読んでたんですけど、
読んでるうちに次第に気になってきたのが、
そのノイズ。
この本の中だと、
ノイズ込みの豊富ないろんな文脈が入ってるものを知識と呼んで、
その知識が書いてあるものが本であるっていうふうに単純化を一応していて、
で、情報っていうのはノイズがなく、
今の自分に役立つことだけに純粋化されている手軽なもので、
それはインターネット的なものであると。
本ではなくてインターネット的なものであると。
だから仕事自己実現に邁進すると、
役に立つものしか欲しくなくなるので、
インターネット的なるものしか接種したくなくなるみたいな、
接種する余裕がなくなるっていうふうに、
かなり単純化して書いているんですけど、
本だって結構ノイズのない単純化したものを読み続けることもできるし、
できるじゃないですか。
そうですね。
結構できると思うんですよね。
僕って細かいところにつっかかる嫌な人みたいな人。
インターネットにだっていい情報あるしとかって、
思い始めたらちょっと気になってしまったっていうのはあるんですけど。
スピーカー 2
確かにそうですよね。
僕も最初にささききるさんの、
ささききるさんもFacebookで投稿してて、
このコメントとかも見た上で本を読み始めたので、
ちょっと僕も疑いながら見るみたいな感じで見ちゃったな。
スピーカー 1
ごめんなさい。そういうつもりはなかったのかも。
スピーカー 2
ちょっとそういうのも入っちゃってたのかもしれないですけど、
でも確かに言葉の定義、
本を読むみたいなところが、
なんて言ったらいいんですかね、
言葉の定義的なところが結構広いのかなという感覚はあって、
でも伝えられてることは、
すごくわかるっていう感覚だけがあって、
僕のこの言葉が今表現力がなさすぎて、
もやっとしてるんですけど。
スピーカー 1
でもわかりますよ。
優しい心で僕だって読みましたから。
ここで本って言われてるものが、
映画でもいいし、音楽でもきっといいし、
旅することでもいいんですけど、
いろんな自分の知らなかった新しい文脈に出会う、
そういうものであれば何でもいいんだと思うんで、
それを象徴して本って言うといいと思うし、
それがインターネットの中にある情報でもいいと思うんで、
僕も広い心で読んだので、
全然使わかってないです、その辺は。
そんなに何か思いました。
スピーカー 2
そういう意味では、
すごいわかるなと思ったけど、
スピーカー 1
あくまでメディアっていうか。
今ちょっと最初ふざけてたんですけど、
僕が本当に気になってることで言うと、
本が読めてないなとかって、
罪悪感を感じることもないんですよ。
僕だって本読まないときありますよ。
僕だってあるけど。
あとそのときの本っていうのは、
何もうつい的な本だけじゃなくて、
なんか新しいこと学べてないなとか、
なんか価値観揺さぶられる、
なんかそういう体験を求めて、
なんか新しいものにどんどん積極的に出会おうとしてないなって
思うときってありますけど、
それでもそういうときがあってもいいんじゃないのって思うというか、
何て言うんだろうな。
なんか新しい文脈を取り入れる機会があるかどうかって、
いう風に結構パキッと線引きを、
本の中ではされてると思うんですけど、
僕そうじゃなくて、例えば何て言うんだろうな。
変わり映えもしない毎日、
例えば同じように洗濯物を干して、
同じように電車に乗って、
同じように子供におっぱいあげるっていうか、
子供にミルクあげるみたいな、
スピーカー 2
繰り返しの中にも発見があると思うんですよ。
スピーカー 1
なんか価値観揺さぶられるようなことなくても。
だから、私本読めてないとか、
俺本読めてないとかって焦ることもないというか、
なんかその焦ってるからこそ半面にならなきゃいけないって、
今度逆に半面になることに必死になるじゃないですか。
そうですよね。
なんかもうその考え方自体が僕に馴染まないのがあって。
馴染まなかったのかな、なんか。
なんとも。
どうです?だって宮本さんだって、
その今の宮本さんの半面な生き方を選択して選び取ってきたわけじゃないですか。
そうですね、確かに。
僕はそれを確かに奥畳みの的な生き方だって勝手に憧れを持ってましたしね。
どうですか、それをなんかこう自分で選択して。
スピーカー 2
そうですね、でも確かになんかこう、
まさにでも本を読むっていう行為で言うと、
全然また話が変わってくるのかもしれないですけど、
僕だんだん本の読み方みたいなのも変わってきたかなと思っていて、
最近の本の読み方どちらかっていうと、
それこそ手元にある本の中で、
例えばこうアテ類について勉強したいとか、
あとあの話ってどうだったっけのみたいな感じ。
最近はこう本がこうデータベース的な感じになってきてるっていうか、
スピーカー 1
そうなんですよね。
スピーカー 2
そうなんですよ、なんかこうあの時のあれってなんだっけのみたいなこう、
引っ張り出してこれるデータベース的な感じで本があるイメージがあって、
でもこれこう、なんかアテ類にはまってから僕がそうやって変化したからなんですけど、
その前まではどっちかっていうと、
確かにこの記者の方が言ってるように、
なんか娯楽のひとつというか、
YouTubeで動画見るとか映画見るとか音楽聞くとかと同じような感じで本があったので、
なんかこうそう考えると、
スマホを見たりすることによって読書する時間とかなくなるっていうか、
なんかこう娯楽の中のひとつなので、
別にそれがこう動画で見ることでもいいみたいな感じになってると、
本は読まないみたいな感じだったので、
ただその時に本読まなきゃみたいなのも特になかったですけどね。
スピーカー 1
でも確かに今おっしゃるように、
スマートフォンの優先
スピーカー 1
なぜ働いてると本が読めなくなるのかみたいな問いかけの時に、
働いてるとっていうふうにあらかじめこうなんか割と答えが書き込んである、
働くってことがもう置いてあるから、
働くってことはどうしてもそっから話し始めちゃうんですけど、
そもそもなんかスマホみたいな娯楽がいっぱい詰まったものが手元にあって、
基本無料って言われたらそっちに時間取られるよねみたいな。
スピーカー 2
そうですね。
ありますよね。
それもある気がします。
スピーカー 1
本の中のその辺の視点はわざとほとんど無視して書いてあるんですけど、
それはそう思いますよね。
本当にみょんさん多分あんま見たことないと思うんですけど、
20年ぐらい前は電車で乗るとポケットから文庫本出してパッと読み始める人たちたくさんいましたからね。
スピーカー 2
でも確かに今もうみんなスマホ見てますもんね。
それすごい確かに東京ってやっぱりたまに行く場所だから、
僕電車に乗ったときとかむしろ何も見ずにただ電車の中を見てるんですけど、
そうするとやっぱみんな画面見てるなって思いますね。
スピーカー 1
娯楽として本読んでる人もたくさんいたし、
そういう選択肢が当時はアクティブだったというか。
キヨスクで文庫本売ってましたからね。
スピーカー 2
そうですよね。
スピーカー 1
新聞雑誌を買うっていうのと同じ選択肢として、
文庫本買うっていうのが普通にあって、
新幹線とか乗って2時間ぐらいあるなと思ったとき、
スピーカー 2
本一冊買って読むとかってありましたよね。
スピーカー 1
ただこの著者が言ってる本っていうのはそういう本じゃないんですよね。
なんか新しい文脈に出会うものの代表として本って言ってるんで、
西村京太郎の鉄道ミステリーを新幹線の駅で買って、
謎解きしながら時刻表とにらめっこすることは新しい文脈に出会ってないんで、
それは本とは認められてないんですけどこの本の中では。
それはいいんだけど。
でもね、スマホがなんかこの話の中に関係ある、
この話っていうか本が読めないってことに関係あるとすると、
この話も関係あると思うんですけど、
みんなスマホっていうとみんなYouTubeとかTikTokとかみたいな形で、
受け取るみたいな、
時間を消費するネットコミュニティ
スピーカー 1
時間を消費する、そこで時間を消費するってことを主に言うと思うんですけど、
インターネットとかスマホとかって言葉じゃなくて、
あえてWeb2.0とかUGCって言葉を使うと、
読むだけじゃなくて自分も書き込むのが簡単になったっていう世界のことを言うので、
インスタグラムに発信上げる、そこでいいねもらう、ツイートする、
なんかそこでバズるみたいな、そういうのは楽しい。
そこに時間を費やすっていう人もやっぱりかなり増えたんですよね。
そうなるとなんか本を読んで自分の知識とか認識を書き換えるよりも、
自分がメディアに書き込んで、周囲の世界を書き換えるっていうことの方が、
ある種楽になったっていうか、昔より簡単になったから、
なんかその世界を変えるとか、自分を変える方法として、
本を読んで変えるのか、世界を直接書き換えに行くのかっていう、
その2つの選択肢ができるようになって、
その2つ目の選択肢の方が楽で手軽だっていうのがあると思うんですよね。
そうなると自分を書き換えるのって結構大変じゃないですか、こう。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
楽しいよ、楽しいけど大変なんだけど、世界を書き換える方が楽だっていう。
そっちの方が本を読めない理由としては僕は納得がある。
あー、なるほど。
個人的にはね。
はい。
スピーカー 2
あとはその情報みたいなところでも、
気になるっていうか、僕もこう考えて思ったのは、
なんかどちらかっていうと、でも、僕もこの情報の受け取り、
情報と知識みたいなところの定義がちょっとあれですけど、
情報の受け取り方としては、
知ってるものをもちろん自信つけたいので、
それがノイズのないっていう言い方で合ってるのかわからないですけど、
自分がこう考えているものをしっかり確かなものにしていくために、
情報を受け取るっていうものもあるけど、
一方で刺激が欲しいというか、
なんていうんですか、
例えば見出しを見てとか本のタイトルを見て、
こういう本なんだろうなと思ってその通り読んで、
そのまんまだったっていうのはあんまり面白くないなと思って。
スピーカー 1
見出しで完結しちゃってる。
スピーカー 2
だからどちらかっていうと、
新しい発見とか自分の知らなかったこととかをむしろ受け取るのも、
なんか別に仕事的にっていうことよりかは、
娯楽としてそれがすごい面白いなと思うので、
自分を書き換える方法としての本
スピーカー 2
それは本だけじゃなく、
インターネットの中にももちろんそういうのもありますけど、
そういうのもあるよなと思ってますね。
スピーカー 1
そういう意味で言うと、
知識だけを本と言うと、
僕もじゃあ本読んでることになってないかもしれない。
だって俺今日の物語の本何冊読もうとも、
認識書き変わんないもん。
俺の中でTikTok見てる人と一緒だからね。
今日の物語の研究本読んでる。
もう中毒性があって。
スピーカー 2
俺もそれで本当に。
スピーカー 1
でも俺それはそれで実りがないとも別に思わないんだけどね。
思わないわけですけど。
スピーカー 2
意外だなって思ったのは、
漫画とかもそうなんだっていうのは最初思ったかもしれない。
スピーカー 1
え、何でしたっけ?
スピーカー 2
本が読めなくなるのかのところで、
本当に冒頭のところで、
スピーカー 1
花束みたいな声をした?
スピーカー 2
そうそうそうです。
津田まさきと有村かすみの映画の話が出てきて、
そこで主人公の2人のやりとりが、
よくこの本の中で引用されて出てくるんですけど、
そこでもこう漫画、
こういう漫画とかは読めないけど、
なんかそのスマホゲームならできるみたいなこととかも出てきてて、
本が読めないっていう現象の中に、
漫画も入るんだっていうのは結構、
ああそうなんだと思ってみましたね。
スピーカー 1
でも僕それは逆によくわかるな。
漫画って七面倒くさくないですか?
本当ですか?
特に新しい漫画とか、
漫画の第一巻を読んでいくときって、
その漫画の世界観の説明とか設定とか結構あるから、
入り込むのに、
それこそ新しい文脈を取り入れるみたいな、
努力を要する気がするんで。
スピーカー 2
そっかそっか。
スピーカー 1
僕は漫画はいつでも読めるもんじゃなくて、
むしろ、
漫画読むぞって気合い入れないと読めない。
スピーカー 2
そっかそっか、そうなんですね。
漫画家もまたそこに入ってくる。
スピーカー 1
そうですね。
だからそういうふうに言うとやっぱり、
ハイコンテクストかなっていうか、
自分の知っている文脈の遠いところにアクセスするには、
努力を要するっていうのは、それは確かですよね。
僕にとっては漫画がそうだと思う。
スピーカー 2
はいはいはい、やっぱだから、
努力を使うってそうっすよね。
もう仕事でクタクタになってるのに、
さらにそこで入ろうとするかっていうことですもんね。
あと、話の中で出てきて思ったのは、
なんとか全集の話。
スピーカー 1
全本。
スピーカー 2
はい。
なんか僕、
よくやっぱり岩手に住んでると、
フル道具屋さんとかも身近にいて、
一緒にそのフル道具を回収しに行くとか、
小材を回収しに行くみたいなのを、
なんか一時期手伝っていた時期があって、
その時にこうよく、
解体するお家だから、
余ってるものをぜひ持ってってほしいですとか、
引っ越す時に持っていかないやつ持ってってほしいです、
みたいなの言ったりすると、
すごい全集がほんとにこう、
恒例の方のお家に行くと、
出てきますよね。
そうっすね、出てくるので、
なんかそういう。
スピーカー 1
僕らあれ見て遠本って言わないですけど、
普通に文学全集ですよね。
当時はあれが安く手に入りやすい、
しかもサブスクリプション。
はいはいはい。
サラリーマン世代、
本棚を豪快にするアイテムとして、
日本文学全集とか海外文学全集とか。
スピーカー 2
だからよく見るなとか、
こういう年代のタイミングだったのかなとか、
でもあれを置いてるとかっこいいっていう価値観を、
僕はすごくわかるので、
なんか見た目の統一感と重厚感と、
スピーカー 1
いや、僕もそれはね、
積極的に認めるとこだと思うんですよ。
やっぱりあれは電子書籍にはない良さですよね。
スピーカー 2
そうですよね。
だからそういうあれだったんだって思いました。
スピーカー 1
でも実際読みづらいんだよね、あれ。
全集にしか入ってない短編とかあると、
1冊の本に小説が4本も5本も入ってた。
そうです。
漫画と文脈の取り入れ
スピーカー 1
上下2段組で、
読みたいの1ペンだけなのに、
なんかすごい分厚いハードカバーで持ち歩けないし。
だからやっぱりあれは飾るための機能が重視されてるけど、
やっぱりあれはあれで、
僕、本の良いとこだと思いますね。
スピーカー 2
そうですよね、確かに。
持ち歩けないし、
寝ながら上に上げて読むとかしたらめっちゃ疲れそうですよね。
スピーカー 1
でもね、そこで言われてることっていうのが、
自分の教養みたいなものを取り入れることが、
もうちょっと一般的になってきたときに、
フィットした製品だったってことだと思います。
みんなそういう意味で言うと、みんなあれなんですかね。
YouTubeで堀江門、ひろゆき、中田敦彦、田畑慎太郎とかを読むみたいな、見るみたいな。
スピーカー 2
そういう、分かんない、そういうことなのかな。
スピーカー 1
そういうことなのかもしれないですね。
で、ちょっと話に戻るんですけど、
何ともしっくりこないなっていうのが、
自分を書き換える、自分を更新しなきゃいけない、
多様な文脈を取り入れることが豊かな人生を作るために必要なことである、
という思うこと自体が、成長しなきゃいけないっていう脅迫観念のような気がして。
反眠は反眠でいいと思うんですよ。
そんなキリキリ辛い思いもしなくてもいいと思うんですけど、
反眠でなおかつ受け身でもいいんじゃないかと。
反眠でなおかつTikTokだけ見てたっていいんじゃないのと。
人生の中に、ずっとって言わないですよ。
人生の中にそういう時期があってもいいんじゃないかと思いますし、
あとめちゃめちゃ働いてても、
僕、エレベーターで1回上がるだけの時間のために、
Kindle開いて1ページ読んでたときもあるんですよ。
しかもそれ結構長かったですよ。
だから、一瞬動画を見る瞬間に本を読むこともできるんですけど、
だからそれはそれ、これはこれみたいな、
全身全霊だけど本を読むこともできるし、
反眠だけど本を読まなくてもいいし、
なんかその仏教的な、
仏教語をいきなり出すとあれだけど、
一即多、多即一ってあるじゃないですか。
一つが全てで、全てが一つで、
こう全部繋がってるみたいなのからすると、
なんか文脈を積極的に取り入れようとしてもしなくても、
やっぱ全部と繋がってるっていうか、
自分イコール宇宙だから、
なんかあんまりそういう、
なんか反眠にして文脈取り入れなきゃ、
みたいな風に思わないでもいいんじゃないかって思うんだけどね。
でもわかりません。
なんかもう、
僕とみやもさんがちょっと浮世離れしてきてるのかもしれませんが。
そうですね。
そうそう、なんか、
なんかね、なんか、
そうね、なので、
結論はね、ないんですけどね。
スピーカー 2
そうですね、そういう意味でやっぱりこう、
共感する人たちも、
こうやって本を読んで共感されてる人たちも多いって思ってるから、
やっぱり感覚的にも同じようにいたくってことも多いってことですかね。
スピーカー 1
確かに。
それが本の形で出てるから、
本読みたいのに読めない、忙しくて読めないと思ってるときに、
なぜあなたは読めないのかって言われたら、
それが本で、本の形式で書いてあるから気になる。
スピーカー 2
はいはい、確かに。
なんか僕でもこの帯の、
やっぱり疲れてスマホばかり見てしまうあなたへっていうのは、
なんか僕はすごいわかるんです。
なんか僕もなんか疲れてるとなぜか気づいたらスマホを見てるタイミングとかがあって、
でもサセキルさんそういうのはなさそうですよね。
スピーカー 1
えっとね、疲れて、疲れて、
あ、でもドラドラ見てるときあります。
スピーカー 2
あ、ほんとですか。
頑張らない宣言
スピーカー 1
僕いつもあの、TikTokで秋山とミラクルヒカルのモノマネ見て笑ってみてますから。
スピーカー 2
サセキルさんもそういう時間あるんですね。
スピーカー 1
あるよ、あるでしょ、あるでしょ。
スピーカー 2
なんか僕もやっぱりなんかすごい家に仕事して家帰って、
あの妻と子供もいてみたいな感じだけど、
もうほんとにこう子供とも今遊べないし、
なんかこう妻と会話できる状態でもないんでちょっと疲れてますみたいなとき、
ソファで寝っ転がってただスマホを。
あれ何してんだろうみたいに確かになりますけど、
確かにその中でこうこの帯は確かにハッとするな、
なんか呼ばれてる感じはしますね。
スピーカー 1
なるほどね。
なんかみんななんかそれにちょっとした小さな罪悪感のような、
なんか生産的じゃないんじゃないかっていう罪悪感、
そこに火をつけてるっていうことなんだと思うんですけど、
この帯のコピーとかね、疲れてスマホばかり見てるあなたに。
僕の違和感の一個はそれかな。
別に罪悪感持たなくてもいいんじゃないかっていうところからスタートしてる。
スピーカー 2
そうですね、罪悪感確かにわかりますね。
すごい時間がたってる。
僕も最近あの秋高田市の議会の切り抜き動画みたいなのがすごい、
市長と議員さんのやりとりがすごい好きで、
すごい好きっていうか意識的に見てくれてる流れてきたやつを気づいたらすっごい見てるみたいな感じになって、
なんかこう正義感というか、
もっといい議会にしてほしいなって、
全然言ったこともない市民の議会を見て思ってるんですけど、
スピーカー 1
確かにあれ何してたんだろうってちょっとやっぱり罪悪感出ますもんね。
罪悪感覚えることはないけど、そういうのは見ますよ。
山の中でブッシュクラフト?
スピーカー 2
はいはい。
木と斧だけで家を建てる早回し動画を30分ぐらい見てるときあります。
そうですよね、確かに。
なんかでもそういう意味で言うと、半身でみたいなところはなんかすごい確かにいいなと思いますね。
スピーカー 1
本当に無理して本を読むみたいなこともなくていいと思うけど、僕も。
さらにね、さらに半身でね。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
最後は後書きに働きながら本を読むとお伝えしますというので、項目がいくつか教えてくださってます。
iPadを買うって、iPad縛りだったのちょっと僕面白かったです。
スピーカー 2
まあ、なんかKindleでもAndroidでもいいと思うんですけど。
確かに。
スピーカー 1
僕は本読むの好きな方ですけど、
本読まなきゃダメだよっていう風にプレッシャーをかけてしまうことに対してはちょっと気遅れするところがあって、
あんまりそういう風に言わない方がいいというか、
ついついそういう風に自然と言っちゃうんですよ、僕が。
だからすごく気をつけてるんですけど、気をつけてるんですよね。
気をつけても僕に威圧感を感じる人もいると思うんですけど、
みんながみんな文字読むの得意じゃないから、
そんな本読まなきゃダメだみたいな風にはしたくないんだけど、
したくないなとは思うんですけどね。
スピーカー 2
はいはいはい。
でもなんかあんまりそういうのも感じなくなってきましたけどね。
なんか一時期やっぱりすごい、一時期っていうか、でも子供の時の記憶とかなんですかね。
なんか学校ではすごい言われた記憶はありますけど。
スピーカー 1
ね、なんか朝読書とか。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
夏休みには何冊借りるとかね。
本に関してはなんかすごい言われますよね。
スピーカー 2
そうですね、それはあった記憶あるけど、
大人になったからそんなになんか絶対本を読めとか、
あとでも僕もそのやっぱり新聞を働いたら読まないといけないみたいなのも、
あんまり感じたことないですしね。
スピーカー 1
そうね。
いやでも、半身ね。
いや、半身というか、
昔ね、僕も山本さんも岩手県の人だからあれなんですけども、
岩手県がね、僕の記憶によると90年代のどっかで、
県のスローガンみたいなものを定めたときがあって、
スピーカー 2
はい。
スピーカー 1
それがね、頑張らない宣言岩手なんですよ。
へー。
頑張るなっていう、あれで。
で、当時は、え、頑張るなってどういうことだって言って、
すごい笑ったか怒ったかどっちかだったと思うんですけど、
今聞くとすごく先進的なメッセージが聞こえましたね。
スピーカー 2
ほんとですね、確かに。
スピーカー 1
ちなみに、岩手の人って、
頑張るなって言われなくても頑張ってないぐらいの部類の、
なんていうんだろう、なんていうんだろう、
性質的にのんびりしてると思うんですけど、
はい。
言われなくたって頑張ってないわみたいなのはあると思うんですけど、
割とその、僕頑張らない国で生まれた気がするんで、
うん。
過激な競争社会とか、受験もしたことないし、
受験っていうか、入学試験は受けたことあるけど、
受験勉強とか受験戦争みたいなことも経験したことないから、
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
競争社会そのものを経験しててのんびり生きてるから、
ここで言われてる反味って、
あ、俺今までずっと反味だったな、
頑張ってる時ですら反味だったなみたいな。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
あれ頑張ったことなかったかもしれないみたいな。
スピーカー 2
そうですね、確かに。
それはすごいわかりましたね。
頑張らない宣言これいいっすね。
スピーカー 1
あった?
スピーカー 2
ありましたありましたニュースの記事。
スピーカー 1
今の記憶で喋ったんだけど。
スピーカー 2
2003年に出てきて、でも議会ではどういう趣旨か、
頑張ってる人に頑張るなというのかなどの質問があった。
スピーカー 1
あいつぐらい。
スピーカー 2
でも知事が新しい世紀にあえてこの言葉で問題提起したいって言って、
すごいいいですね。
スピーカー 1
ちなみにこの頑張らない宣言ってこの記事見ると2003年なんですけど、
もっと前からありましたよ。
スピーカー 2
あ、そうなんですね。
スピーカー 1
もっと前から。
スピーカー 2
経済効率というか本当の幸せを求めて。
スピーカー 1
でもそうか、新聞広告にして話題になったのがこの年だったってことなんですね。
スピーカー 2
すごいいいですね。
この時は松田さんが知事だった時。
スピーカー 1
第一弾では作家の椎名誠さんが、
常に頑張っていないと不安になる。
そんなの変だぜ、現代人と呼びかけた。
自己啓発書と労働感
スピーカー 1
この本のメッセージと一緒ですね。
スピーカー 2
そうですね。
すごい確かに。
スピーカー 1
半身先進国として。
そうですね。
スピーカー 2
半身先進国、先進国だからやっぱりどうも響かないっていうのはそういうことなのかな。
スピーカー 1
あとあれですよ、ポケットマルシェを運営している雨風太郎の代表の高橋さんが、
広木さんがXの投稿で、
20年前の頑張らない宣言はすごい鮮烈だった。
怠け者になれってことではなくて、
豊かさを図るもの差しを変えようぜっていう先駆的な宣言だった。
上場企業、ポケットマルシェ、岩手を代表する高橋さんもおっしゃってますけども。
確かにね、半身、そうですね。
このメッセージ自体は割とこの20年ぐらい普遍的な感じもしますね。
頑張るなってことじゃなくて、
もの差しを自分で、
もの差しを委ねないってことだと思う。
これがどう自己啓発なのか。
本の中には夢を叶える像の話も出てきましたよ。
本当ですか。
最初は読み飛ばしてましたね。
気づいてなかった。
あとは途中で僕がよく喋ってた7つの習慣とかもそうなんですけど、
スピーカー 2
自分がコントロールできる行動にフォーカスしようっていう流れ。
スピーカー 1
例えば人間は内面が大事だ。
内面をどう成長させるかみたいな、
自己啓発のフォーカスの流れ。
本の普及
スピーカー 1
たとえばこういうふうに行動しようとか、
具体的に行動していこうみたいなものの中で、
行動は自分でコントロールできるから、
それでこうやっていこうみたいな。
自分はっていうか、
世代的にその流派なんだなっていうのをね、
感じましたね。
で、みょんくさんがお母さんとかに、
自分がイギリス人になるときにいったら、
こうやってみている。
はいはいはい。で、みょんさんがお母さんから頂いた夢を叶える像で、影響を受けてるっていうのが、世代、世代の。そうですよね、確かに。何だろうなと思って。
スピーカー 2
なんか独特書館というか、確かにまあその、働き方、まあ仕事の仕方、働き方含めてっていうことの本と、まあ今回もそういう話でしたしね。
スピーカー 1
そうですね、自己啓発書の歴史と労働感の編成みたいなものでした。
でして、今の、今こんな感じですよね、みたいなことを言ってるんだと思って。
はい。
いや、自己啓発書好きとしては面白かったですね。
スピーカー 2
面白いですね、確かに。
スピーカー 1
うん、面白かった。はい、じゃあ、ちょっとね、上手くまとまったか分かんないですけども。
最後に感想を頂いて、今回の締めにしたいと思います。
スピーカー 2
はい、そうっすよね。でもそもそもやっぱりスタートの時点でも、僕たちはハミなんだってことが判明してしまって。
理由が分かったからですけど。
確かにでもなんか本当にこれ、確かに読んでみてどうだったんだろうなーって改めて考えながら喋ってたんですけど。
ちょっとでも皆さんも読んでみてもらって、ちょっとどう感じるか教えてほしいです、確かに。
スピーカー 1
これあの、最後の方の呼びかけで、その全身全霊でやってる人を褒めたたえるのをやめよう、みたいな。
そういう呼びかけが出てきて、それを褒めたたえると全身全霊でやるのが良いっていう価値観が固定化しちゃうから。
まずそれを褒めたたえるのやめよう、みたいな呼びかけが出てくるんですけど。
僕らはそういうので言うと、そういう感じないじゃないですか。
あ、宮本さん頑張ったね、みたいなすごい。
そうですか。
なんて言うんだろうな、じゃあ僕らどうしたらいいんだろうなと思って。
どうするのがいいんですかね、これをなんだろうな。
スピーカー 2
確かに、まあだから、そうっすよね。
改めて見てみると論調が2つあるっていうか、
まあ半身的なその働き方とか生き方をしていこうっていうことと、
もう1つはまあ本を読もうじゃないけど、本がもっと売れてほしい。
売れてほしいってか別にこの人の本ってことじゃないと思うんですけど。
本自体がもっとみんなの手に渡ったらいいなみたいな考えもあるのかなって後書きの最後の本を読んでると。
本を読んでるとやっぱり思うので。
スピーカー 1
そう、そうね。
スピーカー 2
そうっすよね、確かに。だから半身的なところにも参出するし、
本を読むことと新しい文脈の取り入れ
スピーカー 1
まあでも本は無理に読まなくてもいいんじゃないかって言いましたもんね。
だったら別にそう結論付けたわけじゃないけど。
まあでも、その新しい文脈を取り入れるのって大変ですよね。
あの半身になったとしても大変だと思いますね。
そうっすよね、まあ体力はもちろん使うことですね。
そのショックを受ける準備っていうか。
そうね、あの、僕は本を読もうで終わりたくないんだ。
僕は本を読もうとあんまり人に言わないようにしてる。
そうっすよね。
あの、そうですね。
まあでもいいと思いますよね。
ショーステを待ちに出ようでもいいんだけど、
新しいそういうところに、そういうのを飛び込む余裕を、
飛び込める余裕を持っておこうっていうか、
手ぶらにしておこうと、手ぶらにしておくと、
なんか新しいものが降ってきたときに掴めるよっていう。
まあそういう意味では手ぶらにするとかね、半身であるってことはすごくいいですね。
常に満々で、両手塞がってたら新しいものを受け取れないわけだから。
半身で、半身でぷらぷらして、たまにいいものが降ってきたら手を伸ばすみたいな。
スピーカー 2
そうっすよね、ちゃんと受け取れるようにしておくとか。
まあでも、そもそもでも、別にスマホを見てるだけでも罪悪を感じなくてもいいってこともありますしね。
スピーカー 1
そうね、頑張らない国に生まれたから、別にぷらぷらしててもいいと思ってたから。
スピーカー 2
それ自体が別に悪いことじゃない。
スピーカー 1
ぷらぷらしててもいいと思っているところに、
でも本も読むみたいな、矛盾しないものとしてね、ちょっと思っておりまして。
なんともふわふわした感じなんですけども。
そうですね。
新企画『突撃となりの自己啓発』
スピーカー 1
このね、突撃となりの自己啓発、ちょっとね、新企画を思いついてまして。
最近、新しくね、本を出した、新名Pさんっていう人がですね、
自分とかないからっていう、東洋哲学の本を書かれたんで、
それは自己啓発的だなと思って。
気になってました、僕も。
ちょっとね、読んでみようかなと思ってるんで。
はい。
また次回やりたいと思います。
ぜひ。
じゃあ、メディアドゥップでは引き続きお便りをお待ちしつつ、
手ぬぐいとか、そんなものをストアで売ってますので、ぜひそちらも覗いてみてください。
それではまた次回お会いしましょう。
おやすみなさい。
スピーカー 2
おやすみなさい。
46:41

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