「結果を出す人の「報・連・相」」
周囲と協働できずに戸惑う若手社員向けに、実践的な報・連・相のテクニックを紹介
基本的な報・連・相の考え方から、忙しい上司を味方につけ、自分の仕事をスムーズに進めるコツなどを網羅
【目次】
第1章 かしこい「報・連・相」で仕事はもっとうまくいく!
第2章 上手な「報・連・相」の基本
第3章 「報」告力が高まる!実践テクニック
第4章 「連」絡力が高まる!実践テクニック
第5章 「相」談力が高まる!実践テクニック
第6章 「巻き込み力」が身につく!ワンランク上の「報・連・相」
ー報・連・相が必要な本当の理由は、自分のためになるということー
周りから承認され、働きがいを感じられる状況を作り出すための武器。
そういう意識で、若い読者の皆さんには報連相を賢く使いこなしてほしい。
会社や上司のためだと誤解している方に手にとっていただきたい1 冊です!
◇◆今回は、”はじめに”を抜粋してご紹介します!◆◇
【著者】前川孝雄 【出版社】日本能率協会マネジメントセンター 【出版年月】2013/03
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サマリー
本書は、周囲と協働できずに悩む若手社員向けに、報・連・相の重要性と実践的なテクニックを紹介しています。報・連・相は会社や上司のためだけでなく、自身の成長と働きがいのためにも不可欠なスキルであり、職場での孤立を防ぎ、周囲との良好な関係を築くための重要なツールであると説いています。
報・連・相の必要性に対する疑問
FeelWorks代表前川孝雄の著書 結果を出す人の報・連・相
周囲と協働できずに戸惑う若手社員向けに実践的な報・連・相のテクニックを紹介。 報告・連絡・相談のポイントから、伝えるタイミング・内容まで、この一冊で基本と実践がしっかりわかります。
今日は、はじめにを抜粋してご紹介します。
はじめに。 自分の仕事はきちんとやっているし、誰にも迷惑はかけていない。
そもそも報告・連絡・相談って必要なの? このような疑問を抱いている若いビジネスパーソンは多いようです。
さらに、こんな声も聞こえてきます。 上司に途中経過を報告したら、検討違いの意見を押し付けられ、余計に話がややこしくなった。
上司に相談しようとしたら、そんなことは自分で考えろと一括された。 報・連・相をしようにも上司がなかなかつかまらない。などなど。
上司との報・連・相がうまく機能したことはないし、報・連・相をすることで自分の仕事がやりやすくなるとも思えない。というわけです。
報・連・相は仕事の一部であり、会社員としての責任
それでも報・連・相は必要なのか? 答えはイエスです。
なぜなら、仕事の対価として給料をもらうからには、 会社員としての責任が発生します。
報・連・相もれっきとした仕事の一部だからです。
こう書くと、会社員としての責任を果たすなら、 仕事さえきちんとやっていればいいじゃないか、と思うかもしれません。
報・連・相は他者との連携に不可欠
そういう方も今しばらく私の話にお付き合いください。
世の中には自己完結できる仕事はほとんどありません。
仕事をするには社内外を含めた多くの人たちとの連携が必要であり、 その連携をスムーズにするための技術として報・連・相は欠かせません。
仮に自分に与えられた仕事が自分の範疇で完結するように見えたとしても、 もっと広い視野で見れば、多くの人との関係性の上に成り立っていることに気づくでしょう。
また上司には部下に仕事を任せた責任があります。
もちろん仕事を任された部下にも責任はありますが、最終的に責任を負うのは上司です。
ですから上司は途中経過を把握して、最終的なアウトプットに責任を持てるような状態を作らないといけません。
そのために部下に報・連・相を求めるのです。
報・連・相の本当の理由:自分のためになる
さて、いろいろと報・連・相が必要な理由を述べてきましたが、ここまでは会社側の理屈であり、建前の理由です。
ここからが読者の皆さんに伝えたい本当のことです。
報・連・相が必要な本当の理由とは、それが自分のためになるということです。
行き過ぎた自立意識と失われつつある共同意識
今の若い人たちは、自立意識が高く、とても勉強熱心です。
物心ついた頃にバブルは崩壊し、終身雇用や年功序列が崩れ、成果主義という名のもとに個人の業績やパフォーマンスが重視されるようになりました。
景気が低迷し、明るい将来が描きにくい中で、会社や組織に頼らず、自立して生きていけるように自己啓発セミナーや勉強会に通って日々努力している人を私はたくさん知っています。
自己の成長のために努力することは、とても大切なことだと思います。
ただ、自立意識があまりに強まった結果、あるものが失われつつあります。
それは、異なる立場の人たちが協力しながら仕事をしていく協働の意識です。
チームワークという言葉で言い換えてもいいかもしれません。
この協働の意識が薄くなるとどうなるのか。
これから社会で活躍しようという若い皆さんにとって大きなデメリットになるのです。
巻き込み力の重要性と企業からの相談
チームワークなんかなくても、自立していれば仕事は自分でやり遂げられると思うかもしれません。
しかしそれが通用するのは、せいぜい20代、30代の若いうちだけです。
組織を束ね、より大きなプロジェクトで成果を上げていくには、周りの人たちを巻き込んでいかなければなりません。
私が営む会社は、企業向けに人材育成のコンサルティングを行っていますが、
最近は企業から、若手社員の巻き込み力を強化するにはどうしたらいいかという相談を頻繁に受けるようになりました。
企業の担当者によると、若手クラスには個人的スキルの高い優秀な人材が多いが、
次世代を担うリーダーとして考えると、巻き込み力が足りないのが課題だというのです。
若手社員の行き過ぎた自立意識には、企業も危機感を感じており、巻き込み力を備えたリーダー候補を育てたいと考えているようです。
職場での孤立と絆の希薄化
協働の意識が薄れた結果、もう一つ気になることがあります。
それは、職場で若手社員が孤立する傾向にあることです。
若い人たちがキャリアアップのためにスキルアップを目指す一方で、周りの人と声を掛け合ったりサポートし合うことが少なくなっています。
ネットコミュニケーションの広がりや成果主義の導入だけでなく、雇用形態の多様化により、
正社員や契約社員、派遣社員といった様々な立場の人たちが混在することで、職場での絆が薄れていることも一因です。
その結果、職場には人がたくさんいるのに、お昼にはデスクで一人でコンビニ弁当を食べる一人ランチ社員が増えている。
人は一人では生きられないし、働きがいを感じることはできないのです。
報・連・相は承認と働きがいを得るためのツール
人は感情を持つ生き物だからこそ、機械のようにスキルをインプットして、機械のように同じパフォーマンスをアウトプットし続けることなどできません。
仕事を頑張るには、上司や周りの人たちから、頑張ってるねと声をかけてもらいたいし、成果を出したら褒めてほしいし認めてほしい。
フィードバックや手応えが必要です。
そうした職場での絆をつなぎ止めるツールの一つが報連相なのです。
報連相を苦手だと感じる若い人たちは、報連相は会社や上司のためにやるものだと思っているかもしれません。
確かにその一面はありますが、でも本当は自分のためなのです。
周りから承認され、働きがいを感じられる状況を作り出すための武器。
そういう意識で、若い読者の皆さんには報連相を賢く使いこなしてほしいと思います。
07:37
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