ひとし
あ、あ、押しました。 はい、押しました。 おはようございます。 おはようございますか。朝配信やね。 そうですね。
はるか
昨日おとといね、ガガッと福岡に帰ってて。 ほんとね、ガガッと来て、ガガッと会って、ガガッと帰ったね。
ひとし
そしてやっぱね、東京寒いわ。 出た出た、東京はとか。 あれなんか、珍しく喧嘩腰な感じのスタートになりましたが。
知り合いの結婚式で戻っておりまして、そんな福岡に戻っている間に本の予約が開始されたということで、ありがとうございます。 ありがとうございます。
はるか
買っていただいた方。 すごい勢いでした。ありがとうございます。
ひとし
なんかベストセラーみたいなの表示されとった時あったよね。 なるんだね、ベストセラーってすごいことやね。
あんま分かってないけど、なんかいろんなジャンルで。 そう、いろんなのがあるんやね、Amazonにはなんとかベスト。
『子育て』とか、『教育のギフトとして贈られてるベスト1』みたいなのもあったけどね。 これ嬉しいね。
はるか
そんなジャンルあるんやみたいな。 いろんなジャンルで価値付けてくれる。ヨイ出しの達人やね、Amazonさん。
すごいね。 ありがとうございます。
ひとし
ほんと、本出したら大体なんかに引っ掛けてくれるんじゃないかっていうくらいのヨイ出しの仕方。
はるか
ねえ、最初は『子育てのベストセラー』っていうのが表示されました。で、次はなんか勢いのあるみたいなのあったよね。
あった。 全体でもランキング載ってて『勢いのあるなんとかランキング』とかあって。で、今朝見たら『ギフトとしてよく贈られている商品1位』とか。これヨイ出しの鏡やね。
すごいね。 何かしら良いポイントはやっぱりあるからさ。
あるんよね。 そこをね。しかも事実を元に多面的に価値付けてくれるとか。Amazonさんありがとうございます。
ひとし
ありがとうございます。 すごいな。
はるか
うれしいね。 このポッドキャスト続けててさ、ポッドキャストすげえってやっぱりなるね。
ひとし
何回目?それ。 この節目で。
節目なんか。今回も。
はるか
ね。アワードの時と、あとはクラファンの時と今回。なんかポッドキャストって孤独な場面多くない?
ひとし
基本的にはね、オンラインで繋いで2人で録ってるだけやからね。
はるか
ね。2人でさ、静かな空間で録って、で誰が聞いてくれるのかも分からないまま何十分も収録してっていう感じやん。
であんまりその場で反応があるわけじゃないから、孤独な時間が多いんだけど、この節目でとてつもない勢いで応援してくれるやん。
すごいわ、ポッドキャスト。
ひとし
すごいやろポッドキャストっち。
はるか
ポッドキャストっちすごいね。
ひとし
ポッドキャストっちすごいんちゃ、ほんと。
はるか
すごいったいねポッドキャスト。
ポッドキャストもすごいし、ほんと応援してくださるやっぱティーチャーティーチャーのリスナーさんが。
ひとし
すごいよね。
はるか
ほんとに、とんでもないリスナーさんに繋がってありがたい状態が生まれておりますね。
ひとし
それでですね、来月11月2日土曜日にポッドキャストウィークエンドに出展させていただくという話をしたの覚えてますか?
はるか
楽しみ、なんかいっぱい来てくれるってメッセージくれてるね。
ひとし
ああそうなんだ。
はるか
うんうん、「ポッドキャストウィークエンド行きます」っていっぱい言ってくれてるから。
ひとし
へえ、うれしい。
はるか
会えるんだ。皆さんと。って思ってる。
ひとし
うれしいです。今、絶賛どんなブースにするかは考えているところなんですが、一つやろうと思ってるのはこの本を持ってきていただいたらサインを書かせていただくということをやりたいと思っているんですけど、サインなんかあるんですか?僕らは。
はるか
ないですね。
ひとし
今から練習するんですかね。
はるか
ないので練習するんですよね。これなんでこんなことになったんだっけ。
ひとし
えっとですね、ポッドキャストウィークエンドでどんなブース出すかっていうのをティーチャーティーチャーのコミュニティの方に一緒に考えてくれませんか?っていう話をしたときに、いろんな候補が出てきたんよね。
その中の一つが「せっかく書籍出るんだし、持ってきてもらった人にはるかさんとひとしさんサイン書いてくださいよ」って。
はるか
ああ、言ってもらったんだ。
ひとし
言ってくださって。
はるか
そんなありがたい。頑張ります。
ひとし
やります。
はるか
いっぱい書きましょう。
ひとし
書きましょう。
はるか
書けるぶん書きますので、ぜひ持ってきてくれたら嬉しいっていうことよね。
ポッドキャストウィークエンドでも本は販売もするし、だけど数限られてるからできれば持ってきてもらってそれをその場で書くっていうのが一番いい。
ひとし
そう、そこで販売するとなったらね、何冊持っていけるかちょっとまだわかんないので、よかったら買って持ってきていただくのがいいかなと思っております。
はるか
はい、ぜひお願いします。
なんか法被も着るらしいね。
ひとし
法被を。
はるか
法被も準備してくださっていて。
ひとし
そうなんだよね。
はるか
ありがとうございます。
ひとし
「これをはるかさんとひとしさんに着させることになりました」っていう連絡が来て「ありがとうございます。着ます!」っていう感じで。
はるか
ありがたく着させていただきます。
そういえば補足せないかんことがあって、先日の収録ではAmazonの予約をしてくださった方が『葉一』さんとの記事がもらえるという話をしてたんだけど、予約だけじゃなくて普通にAmazonで購入したら葉一さんとの記事が出るということで。
ひとし
あ、ミスでございました。
はるか
はい、ミスでございました。申し訳ございません。
ひとし
申し訳ありません。そっか。
はるか
なのでAmazonで購入した方の特典として、葉一さんとのコラボの記事が出るということでございます。
ひとし
ですね。なのでそうなると予約してくださる方のメリットとしては、
はるか
限定音源。
ひとし
限定音源を。URLまた概要欄にも貼っておくんですが、予約してくださった方は概要欄のフォームから申請してもらうと限定音源が届くっていうのと、
あと、今Amazonの予約してくださったおかげでランキングとかに載っているので、そうなると書店で置いてもらえることが増えてティーチャーティーチャーが広まると。
はるか
はい、ありがとうございます。ギフトとして贈るということをいっぱいしてくれているのが本当にありがたくて、
先日ね、ひとしの奥さんの親御さんにお会いしたけど、いろんな人にお渡しするって言ってたくさん買ってくれたりとかしたやん。
ひとし
そうだね、もうすでにね。
はるか
はい、そんな形でプレゼントとして送ってもらえるのもすごく嬉しいのでよろしくお願いします。
ひとし
はい、お願いします。
はるか
あと、この限定音源については勝手にティーチャーティーチャーがやってることだから、
ポッドキャストを聞いて限定音源欲しいなと思った方はポッドキャストのフォームを押したらそれでOKです。
インスタグラムの方でも限定音源の話をしていて、そこはインスタグラムでは予約したってコメントをもらっている方々に限定音源を送ることにしてますので、
ひとし
あ、そういうことね。
はるか
2つ経路があるということですけど、どちらかで大丈夫ですのでよろしくお願いします。
ひとし
はい、でですね、今日は帯を書いていただいた葉一さんをゲストに迎えた回を配信するんですが、
この1ヶ月で葉一さんの名前何回か出させてもらったような気もするけど、ちゃんと改めて紹介しておこうか。
はるか
そうね、自分が知ってるから皆さん知ってるって感覚になりがちだけど、
『とある男が授業をしてみた』というYouTubeチャンネルで、206万人以上の方々が登録しているっていう大人気YouTuberで、
この方のYouTubeをポチッと押したら最初にクリエイタースポットライトっていうYouTubeさんが作ってる動画があって、
そこで葉一さんの思いとか活動のことが詳しく知れるから是非見ていただけたらと思うんですけど、
なんか何かを成し遂げたいことがあって、それに向かってYouTube発信をコツコツずっと地道に続けてきたっていう背景が、
すごい自分たちと重ね合わせると勇気をもらえるような生き方をされてるから、本当に勉強になった回なんだけど、
何をしてるかっていうと、とにかく教科書の内容に基づいた授業の解説動画っていうのをひたすら網羅的に上げ続けるっていうことをしている。
ひとし
そうよね、しかも編集せず。
はるか
ノーカットで、そして板書の綺麗さに徹底的にこだわるという、本当にこだわりにこだわった動画を何千本って言ってたね。
ひとし
何千本って言ってた。相当な数の動画を。
はるか
相当な数を出してきていて、例えばバズるみたいな動画だと、一個の動画でグーッと跳ねたりして、
影響力与えてるなとか、反応いっぱいもらってるなとかって思ったりしながらのYouTuberさんのモチベーションがあると思うんだけど、
この方とかはバズるとか全く気にせず、淡々と一個一個、義務教育の内容の授業動画を上げ続けるっていうことをしていて、
何でそんなことができるのかとか、何のためにやってるのかとかっていう話を今回色々聞かせてもらって、かなり勇気づけられて励みになったので、
ひとし
そうね。
はるか
皆さんにも聞いて欲しいなというところよね。
ひとし
あとやっぱ大きい共通点としては、葉一さんも無料で全ての人に教育を届けたいっていう思いでね、
動画をずっと作られてるっていうのがあって、そのあたりは僕らも近しいものを感じたりしました。
はるか
思考の行き着いた先が、かなり近いものがあって共通点を感じたね。
葉一
そうですね。でもね厳密に言うと実は『19ch(塾チャンネル)』わたし全く関わってないんですよ。
はるか
あっそうなんだ。
葉一
そうなんですよ。外部の方がやってくださっているっていう。
もちろんそこにコミュニケーションはあるんですけどお任せしちゃってる感じです。
ひとし
あっそうなんですね。
葉一
はい。
はるか
すごいですよねあれ。小中高生を対象に全員無料で動画と資料を使えちゃうっていう。
葉一
そうです。youtubeで投稿したものの、わたし動画の最初が問題が映ってる画面になるので
そこをpdf化していただいてプリントアウトできるからそこで勉強もできますよっていうサイトを作ってくださって。
はるか
じゃ誰でもアクセスできる塾みたいな感じなんですね。
葉一
そうですね。もう全部、全くお金かからないので使いたい方は好きに使ってくださいっていうスタンスでやってます。
はるか
すごい。
ひとし
youtube動画もそうですよね。
葉一
そうです。youtubeもお金をもらわずにやるのがこだわりなので。
はるか
僕たちも無料でやるというこだわりを持っているのでその辺も深掘りできたら嬉しいです。
葉一
はい。お願いします。
ひとし
youtubeって、いま何年目ぐらいなんですか?スタートして。
葉一
いま13年目になりました。
はるか
はーすげー。
ひとし
えー。
はるか
これさーすごいね。
ひとし
これすごいよ。
はるか
1年間ポッドキャストね、2人でやってきて。
ひとし
どんだけ難しいか。
はるか
ね。もう今週はちょっとやめよって何回言ったか。
葉一
そうなんですね。
はるか
無理かもしれんとか言う。
葉一
へー。
はるか
乗り越えながら。これ13年やってるの。
ひとし
ハンパない。
はるか
信じられんな。
葉一
いやいやいやそんなことないですけど。
まぁ気づいたらそうですね。年がだいぶ13個ぐらい増えちゃったので、だいぶ歳取りましたね。
ひとし
1人ですか?裏側誰か一緒にやられてるとかあるんですか?
葉一
あと、自分マネージャーが1人いるんですけど、もうその2人だけで。完全に2人だけで全てやってます。
はるか
すごいな。
葉一
はい。
ひとし
ちょっと今回、帯を書いていただいてありがとうございます。
葉一
いやこちらこそ素敵な本のね、帯のお声がけいただいて。
はるか
ありがとうございます。
葉一
読ませてもらいましたけど。いやーすげーっすね。わたし、今日はじめましてじゃないですか、今こう喋ってるのが。
はるか
はい。
葉一
この本だけ見てるともっとすごい年配の方が、もちろんネットで調べてるから知ってはいるんですけど。
え、これこの経験値はもう50歳60歳の域の人なのかなと思ったら、めちゃめちゃ爽やかな方2人出てくるからびっくりしました。
はるか
いやいや本当。知見をお借りしてっていう感じですね。いろんな方の。
葉一
いやそれでもすごく読みやすくて素敵な本でした。
はるか
ありがとうございます。どうしても冒頭言いたいことがあってさ。
僕も福岡市で小学校の教員を5年間やっていて、まずその時に葉一さんのyoutubeにめちゃくちゃ助けられたっていう。
葉一
そうなんですか。
はるか
本当に教員として小学生に算数とか教える時とか、子供がわからなくなった時とかにどうやって教えたらわかりやすいんかなとか。困ったら毎回葉一さんの動画見て。
葉一
えーめっちゃ嬉しいんですけど。
はるか
二桁の割り算こうやって教えたらわかりやすいんかとかっていうのを、めちゃくちゃ参考にさせてもらってたんですよ。
葉一
いやもうその言葉だけ切り取って後でちょっとデータくださいわたしに。めちゃめちゃ嬉しいありがとうございます。
はるか
あともう一個。その教員時代の辞める前のラストイヤーに、葉一さんが福岡市で全子どもに対して小中学生でしたっけ、中学生も入ってるんですかね。
葉一
あーどうだったっけな。小中だったか小学だけだったか知んないですけど。そうありましたね福岡市の。
はるか
福岡市の子ども全員に対して一斉授業をするっていうイベントがあったんよ。すごくない。
ひとし
それ年齢バラバラなのに何をするんですか。
葉一
ちょっとそれは講演会みたいな感じなんですけど、自分が伝えたいことを子どもたちに伝えてほしいっていうお仕事いただいたので。めちゃめちゃ緊張しましたよあれ。
はるか
ですよね。
葉一
今おっしゃっていただいたみたいに、対象の学年が絞られないので。しかも子どもたち対峙してない状態で。
ひとし
誰向けに?ってなりますね。
葉一
そう。どう伝えたら伝わるかなっていうのが試行錯誤した結果、結局やれることってここもそうですけど言葉に思い乗っけてしゃべることしかできないので
まあしっかり100%伝えたら全員じゃないけど何パーセントかの子供たちは何か伝わるかなと思って、なんか必死に練習して臨んだ記憶があります。
はるか
へーそっか。その話をうちのクラスの子たちがめちゃくちゃ真剣に聞いてて。
葉一
へー素敵。
はるか
うちのクラスの子あんまり人の話長く聞くの好きじゃなかったんですよもともと。だけど葉一さんの話めちゃくちゃ聞いてて。
葉一
へー嬉しい。
はるか
最後に葉一さんのお話が終わった後に、けっこう印象に残ってたのが何人もの子供たちが「福田先生にめっちゃ似てる」って言ったんですよ。
葉一
へー。
はるか
顔とかじゃなくて考えが。
葉一
えー嬉しい。どこら辺が。
はるか
「考えと言葉が福田先生にめっちゃ似てるんだ」って話をすっごい、一人じゃなくていっぱいしてくれて。
葉一
へー。
はるか
光栄すぎて。で、その時に話してらっしゃった内容がものさしの話してあったの覚えてらっしゃいます?
葉一
あーわかります。はいわかりました。
はるか
そうなんですよ。もう2年前のことなんだけど覚えてて。
ひとし
なになになになに。
はるか
「今、学校で決まったものさしで自分はダメって悩んでるかもしれないけど、世の中にはたくさんものさしがあるんだよ」って。
「自分の輝けるところ絶対あるから自分のことダメなんて思わないで」っていうメッセージをすっごい熱く話されてて。
その言葉とか思いとかがすごい似てるって言われたのが嬉しくてずっと忘れられなくて。
その方と今、みんなしゃべってるよっていうのを伝えたくて。
ひとし
あの時の生徒たちにね。
はるか
そうなんですよ。
葉一
やっぱもう光栄でしかね。なんかすごくこう、今回お二人の本読ませてもらった時に。
ひとし
はい。
葉一
もちろんあの、はるか先生のようにわたしはいろんな知見はなかったりとかするので。わたしけっこうその、感覚で生きてきちゃってるんですよね。
自分の感覚と経験値から子供たちの実践とかもそうなんですけどそこから何かある種、仮説を立てて実践していくっていうのをずっとやってきたんですよ。
それをけっこうyoutubeでも子どもたちにアウトプットして伝えてたりするんですけど。
僭越ながら、すごい読ませてもらってて考え方に似てると思ったんですよ、わたしも。
ひとし
ああ、そうなんですね。
はるか
本当ですか。
葉一
すごいねこう。
はるか
それはそうとう光栄です。
葉一
自分いま、息子が二人いて子育てしている立場なので、保護者の方からの悩みもわかる!って思うんですけどそれに答えてらっしゃるお二人のその話とかもそうなんですよね。
「そうなの!そうなの!」とか思いながら読んでて。
だから今日ね、すごい楽しみだったんですよ、話すの。
はるか
めちゃくちゃ嬉しい。
葉一
そう。だからいま嬉しかった。その生徒さんが似てるって言ったのはだから、俺も間違ってなかったなと思って。
はるか
ああ嬉しい。ありがとうございます。
ひとし
ありがとうございます。
ちょっとじゃあ葉一さん何者なのかっていうのを深掘っていけたらなと思うんですけど。
葉一
あ、ありがとうございます。
はるか
深掘りたい。
ひとし
youtube配信13年前に。始める前は塾の先生だったんでしたっけ。
葉一
そうです。塾講師で辞めてちょっと時間経ってからyoutubeにデビューしてますけど、前職は塾講師やってました。
ひとし
塾してた時に、無料で勉強を届けたいみたいな感じに思考が変わってきたって感じなんですか。
葉一
そうです、そうです。結局、塾講師、丸3年働いてたんですけど、当たり前ですけどお金かかるじゃないですか、塾は。
だし自分も社員として働いてれば売上げあげるのは社員の務めなので当たり前なんですけど
勤めてみてやっぱりこうお金の関係で塾に通えないご家庭だったりとか
あとわたしの担当の生徒が月謝を頑張って捻出していただいている方が多かったんですよね。
で、たまに面談をした時にやっぱ講習会とかが追加でかかっちゃうので。お金が。
はるか
そっかそっか。
葉一
そこが参加できないご家庭がすごく多かったりして。
例えば親御さん何人かの方もあれですよ、預金通帳持ってきて見せてくださって「先生ごめん。」みたいな。
「もうほんとこれでちょっとギリギリだから講習会参加できないんだよね。」みたいな。
で子供も勉強頑張りたいって言ってるし、親御さんも応援したいって言ってる。
はるか
そうですよね。
葉一
でもお金でそれが止まってしまうっていうのを自分の当時いた先輩方は「仕方ない」っていう言葉で片付ける方が多かったんですよね。
で、わかるんですよ。仕方ないっていう感覚はわかる。
でも仕方ないで済ませたら一生変わらねえじゃんって思ったんですよ。
はるか
ぐっとくるな。
葉一
子どもたちから直接お金をもらわずに教育を届ける方法。
でも生きていかなきゃいけないからマネタイズはしなきゃいけないから、そこを両立できるものがないかなって思って探し始めたんですね。
で、ないわけですよ。そんなものは。
はるか
ないです。
ひとし
なかったんですね、当時は。
葉一
そう。なくて。で塾講師もけっこう忙しく立場上、うえにいたので、忙しかったから。
でも「この多忙な日々の中でこれを探すのは無理かな」って思ったのと
「人生一度きりだし、見つけたいものがあるならなんか思い切ってチャレンジした方が面白くない?」って思ってやめたんですよ塾。
で、たまたまそれから半年ぐらい経ってからかな。
当時youtubeをわたし自分で見てて。その時にふと、「あれ?俺タダで見てる」と思ったんですよ、その動画を。
はるか
そこに気づく。
葉一
で、「ここに授業動画、投稿したら子どもたちもタダで見れんじゃん」って気づいて、翌日に1本目投稿したんですよ。
ひとし
それ2010年くらいってことですよね。
葉一
それ2012年の6月1日が初投稿なので。
ひとし
それyoutube的にはどんな時代なんですか。どのぐらいの人が。
葉一
もう『ヒカキン』さんとかで実は初投稿デビューは、『はじめしゃちょー』さんとほぼ同期ぐらいなので。
ひとし
そんな時期なんですね。だいぶ初期だ。
葉一
もう全然『youtuber』なんて言葉もないし正直、無法地帯だったんですよ。ひどかったです。もうテレビ番組の転載とかしかないような、あんな時代ですね。
はるか
これまで何本ぐらい動画を配信されてきたんですか。
葉一
その生放送のアーカイブとかも残っちゃってるんで、ちょっとミックスになっちゃいますけど、今4500ぐらいだと思います。
ひとし
とんでもない。しかも全部ノー編集ですもんね。
葉一
でも。
ひとし
全部じゃないか。
葉一
全部ではないですけど。
はるか
なるほど。
葉一
その方が筋が通ってるので、そもそも。だから届くようになるまでは続けようと思ってやってて。
実際届くようになったらポジティブな言葉を子どもたちがたくさんくれたので、今でも続けられてるっていう感じです。
はるか
いや相当爽やかに話されてますけど、めちゃくちゃすごいですよねそれって。
葉一
いやいや。
はるか
最初一発目来た時どうでした?
僕はあんまりない方なんですけど、初めて批判みたいなの見た時にドキドキして。
葉一
わかります。めっちゃわかります。
はるか
けっこうずっと頭から離れないみたいなのがあるんですよね。
葉一
いやもうずっとそうでしたよ。だから長文の嫌がらせメールも、変わった人だと毎日同じ時間にコピペして送り続けてくる人とかもいたの。
ひとし
へえ。
葉一
だからやっぱりずっとモヤモヤしてるし、心臓が痛いんですよね。なんかずっと。
でも、子どもたちに届いてない現状を打破するには撮り続けて網羅させなきゃいけないってずっと思っていたので、毎日頭の片隅で気にしながらずっとカメラの前に立って授業を撮ってましたね。
はるか
そっかそっか。
葉一
あんまりメンタル強い方じゃないんでね。いまでも気にしちゃいますけど、いろいろ。
はるか
それでも届ける相手は子どもで、子どもが学びになってるんだったら続けたいっていう思いでされてるんですね。
葉一
そうです。わたしにとっては子どもたちのプラスになってるかなってないかがすべてなので。
はるか
そのものさしをちょっと手に入れたのは大きいです。
ひとし
ありがたいね。いやでもこれを聞いて、やっぱり誹謗中傷してしまいそうになった方はちょっと思い出して投稿をストップしてみてくれたりすると嬉しい。
はるか
一旦立ち止まるきっかけになったら嬉しいね。
ひとし
そうだよね。だってもし葉一さんのメンタル状況的に、誹謗中傷でどっかのタイミングでじゃあもう活動やめようって思っちゃってたかもしれんって思うと。
はるか
ゾッとするね。
葉一
そうですね。でもよく踏ん張ったなとは思いますね。振り返った時に。
ひとし
実際じゃあもう広告収入ってのに出会って、もう教育系ではいけるかもってなったぐらいって何年目ぐらいなんですか?
葉一
ああ、いけるかもか。どうだろう。そのほんと、活動を始めて1年目に広告収入貼って、当然最初はスズメの涙で。
で、どうだろうな。でも2015年とか、始めて3年、4年経ったぐらいに、わたし毎月の収入とか再生数とかけっこうエクセルとか全部データ化してて、分析はしてたので。
分析した中ではやり続ければ大丈夫じゃないかなっていうのは、そのぐらい3年目か4年目経ったぐらいに思ったと思います。
はるか
3年間。
ひとし
それまでは別の仕事もされてたんですか?
葉一
YouTubeの傍らですか。
ひとし
はい。
葉一
ああ、してないです。してないです。
ひとし
ええ〜
え?
はるか
3年間どうなるかわからないまま続けてらっしゃったんですか?
葉一
そうですね。正しく言うとそのスズメの涙から始まった収入とかも全部、前月増はしてるわけですよ。
はるか
ああ、そっかそっか。
葉一
ちょっとずつですけど。だからやっぱその期待値だったりとか、あとは子どもたちからのレスポンスの数も増えていくので。
お金の面を考えるといろいろ不安はありましたけど、いまの日本にとって絶対こういう学びが必要っていうなんかやらなきゃいけない感じで自分の使命感というか。
だからなんかそれがあったからあまりそのお金のこととかも気にせずに走り続けられて。
で、さっき言った3年ぐらい経ったときにパッて見たときに「あ、大丈夫なんじゃねえかな」っていうふうになんか思えたっていう感じです。
はるか
うわぁ、そっか。もういまの僕たちの状況がもう、似すぎてて。
もう絶対これ続けたら意義あるよねって思ってるけど、なかなか形になってない状況があってでも続けるみたいな状況本当に似てて。
だから先にそれを成し遂げていらっしゃるという形にしていらっしゃるのがもう本当ともしびみたいな感じで。
葉一
ありがとうございます。
はるか
ありがたい存在です。
ひとし
広告収入っていう考え方、まだポッドキャストにはないんで。
葉一
あっそうなんですね。
ひとし
そうなんですよ。
葉一
これからって時なんですね。まだ黎明期というか。
ひとし
はい。
声をいただく中で自分のやってること正しいわって思ったタイミングとか、その時のコメントってどんなものなんですか?
葉一
えーどうだろう。
でもYouTubeのいいところってやっぱタイムリーに子どもたちからリアクションくるので。
見て心が冷たくなるようなコメントでなければ全部。わりとポジティブなんで、それがずっとエネルギーになっていくんですけど。
ただその12年13年やった中で、わたしすっごいすぐ泣くんですよ、感動して。
すぐ泣くんですけど、一番泣いた日はもう決まってて。
あのうちのチャンネルってちょっと不登校の子の利用率が高いんですね。
やっぱり教科書を丸々全部、授業動画にしてるのでけっこうそこで使ってくれる方が多いんですけど。
ある年の3月から4月の頭ぐらいにお母様からメールをいただいたんです。
ざっくり言うと中学生の娘さんが不登校だったと。
で、中2から不登校でいけてなくて、でも授業動画と出会ってから中間と期末だけ受けに行ってくれたんですよ。
はるか
そっかそっか、成績とかもありますもんね。
葉一
そうです。保健室受験とかテストを受けてて、そしたら全部80点以上を超える子がいたんですよね。
で、それが自信になって学校に行ってみたらしいんですよ。
そしたらできるわけですよ、普通に。授業もわかるし。
そしたら周りからすると、あいつすげーなってなったらしいんですよそこが。
で、周りのその人間関係で不登校になっちゃった子だったんですけど、関係が変わったのでそのまま卒業まで行けたらしいんですよね。
その感謝のお礼のメールをお母様からいただいたことがあるんですけど、そのメールが一番泣きました、わたし。
はるか
えーそっか。
葉一
で多分これ理由は、もともと自分が中学の時いじめ受けてて、不登校支援というか、人間関係だったり学校で悩んでる子供たちのサポートがしたいって思いをもともと持って教育を目指してたんですね。
そういう子を支えられたっていうのがわかったっていうことと、後はそのご家族を支えることができたんだって思うことができた瞬間だったんですよね。
ひとし
子どもも含め家族全員。
葉一
そうです。やっぱり誹謗中傷が多くて自分のやってることって間違ってんのかなって思い続けた日々の中のそのメールだったんで。
あー「間違ってないよ。あなたは」ってお母さんに言っていただいた気がして、それはすごく、いまでもしんどくなったら思い出すようにしてますね。
はるか
そっかー。その子は学校に行くってのは難しかったけど、葉一さんのその発信する無料の教材で学び続けることができたから、学力をキープしていまがあるっていう。
葉一
そうですね。
はるか
ものすごいことですよね。教育に選択肢を一つ増やしたっていうことになりますよね。
葉一
ありがとうございます。
そうですね。それが一応目標だったので学びってお金かけてなんぼっていうのがやっぱりどうしても日本って強かったと思うんですよね。
だけど別に無料でも学ぶことができるよっていう選択肢はやっぱり増やしたかったので、多少ちょっとかなってきたかなとは思ってますね。
ひとし
なんかそういう無料のyoutube動画が世間からも認められてきたタイミングとかを感じた瞬間ってありますか。
葉一
youtube…。でもyoutubeで言うと、でもあれかな。やっぱりパンデミックというかコロナがなった時に、
はるか
あーそっか。
葉一
もちろんその前も例えば有名どころで『ヒカキン』さんだったりとか『はじめしゃちょー』さんだったり
ヒカキンさんやっぱり強いと思うんですけど、イメージアップの面で言うと。
あと学びで言うと『QuizKnock』っていうチームありますよね。QuizKnockの皆さんとかがやっぱりこう楽しく学ぶっていうコンテンツを
あれだけ多くの、100万以上の方に届けられるようなチャンネルを作ってくださったので
世間の方のyoutubeのイメージが変わったと思うんですね。
でコロナがあった時に普段youtube見なかった方もyoutube見るようになった方が多くなったんで
なんか「あれ意外とちゃんとしてるのね」ってけっこう思った方多分多いと思うんですよ。
あの時に。
はるか
そっかそっか。
ひとし
そのぐらいなんですね。
葉一
そうですね。だからやっぱりコロナがイメージチェンジの瞬間だったかなと個人的には思ってます。
ひとし
それがコロナのタイミングでけっこう認知されてきたなって思ったあと、いまに至るまで何かターニングポイント的なものはあるんですか?
葉一
ターニングポイントがそんな実は人生あんまないんですけど。
でも何かターニングポイントじゃないですけど、自分の中で大きなこととしてもやっぱり『情熱大陸』に出させてもらったことですね。
実はわたしあれなんですが、普通に塾講師やってる時から周りに「情熱大陸出るのが夢だから」って言い続けてたんですよ。
はるか
そっか夢叶ったんですね。
葉一
大好きな番組で、もちろんそんな素人の塾講師が出れるわけもないんですけど、だから友達とかに鼻で笑われながらずっと言い続けてて。
それがやっぱり叶った、あの放送を見た時は何とも言えない達成感というか、ありましたね。
ひとし
色々理解できてきた気がします。
なんかそれを踏まえていま、活動としてはもうコツコツこの学びコンテンツを増やしていこうみたいな感じなんですか?
葉一
いまは実はわたし、もう2年ぐらい授業動画撮ってなくて。
どっちかというとさっきあの…
後半へ続く。