ScratchとCode.orgの違い
ちえラジチャット、火曜日始まりました。 今回はプログラミングについてということで、
ScratchとCode.orgという話をしようと思います。
よく言われる子供向けのプログラミング環境ということで、 ScratchというものとCode.orgというものがあります。
Code.org、Hour of Codeとかいろんな名前で呼ばれてますが、 基本的には同じサービスです。
Code.orgっていうのがサービス全体の呼び名で、 Hour of Codeっていうのはその中の1コーナーの名前かな。
コロナ禍よりずっと前になっちゃいますけども、 以前はうちのSIDE BEACH CITYでもこれを使ったオフラインの講座なんかも開いてたりしてました。
Scratchについてはね、もっと前に子供向けに そういうのやるよというワークショップ団体があって、
そこのお手伝いしたこともあります。
あの時来てたのは小学校1年から4、5年ぐらいだったかなの子が来てました。
自分が来てないタイミングでは幼稚園の年長さんとか、 5、6年の小学生の子も来てたそうです。
Scratchについてはね、それを改造して作られたプログラム環境っていうのが、
結構この間言ったELLIXっていう教育総合展でも出展されてましたね。
ただこの2つのプログラミング環境、 子供向けって意味では同じなんですけども、
方向性がすごく違うんですよね。
Scratchは基本的に何でも自由に作れっていう環境。
だから特にこれを作りましょうっていうのは公式に用意されていません。
対してCode.orgっていうのはプログラミングという要素を使ったパズルみたいな感じで、
明確な正答っていうのが用意されてるんですね。
これこれこういうルートでプログラムを作成してくださいみたいな感じで、
それに見合わなかったり、手数が多すぎたりすると、
不正解です、もっといいところがありますみたいな、 そういうガイデンスが表示されるっていう感じになってます。
だから本当にプログラミング、 ScratchとCode.orgって性質はすごい違って、
Scratchが自由に発想できるのに対して、
Code.orgはやっぱりプログラミングのパズル、ステージクリア型なんです。
だから子供にはScratch相性いいんですよ。
結構何でも自由に作れるし、子供さん結構発想力あるんでね。
やっぱりなんだかんだ言うてなんとかなる。
ScratchとCode.orgの対象者
自分たちはやっぱり思いっきり授業の趣旨を外さないようにすればいいっていうぐらい。
それに対してCode.orgは不正解という概念があるので、
やっぱり子供に相性悪いんですよ。
実際バークショップでもね、大人向けって言ってもやっぱり親子で来るんですよ。
プログラミングだからってんで。
でもそうすると大抵子供がグズってしまう。
不正解という概念に慣れてないからって感じがするんですけども、
やっぱりだから自分個人としても、
Code.orgやるときは子供は推奨しませんよっていう風に言ってます。
まあ行ったところで来るんですけどね。
だからこそ個人的にはCode.orgっていうのは本当大人に使ってほしいなって感じなんですよね。
不正解っていう概念に慣れているし、
Scratchと違ってどういう風に進めればいいよっていうレールが最初から敷かれてあるんで、
発想力とかそこまでいらないし。
だからそこがほんとやりやすいですね。
先生がいなくても勉強できますしね。
だからそういうようなコツコツ進めていくタイプの大人に向いている。
すごく思います。
個人的にはね、だからこういうような環境で大人もプログラミングっていうものを知ってほしいな、慣れてほしいなって思うんですよね。
子供の環境を作るのは親だって常々言ってますし、
周りの大人もプログラミングに理解があった方が子供は伸びやすくなると思う。
だからそのためにもCode.orgみたいな環境でもっとプログラミングのことを知ってくれる。
そんな大人が増えてくれると嬉しいなって思います。
というところで今日のお話はこれぐらいで終わりにしていきたいと思います。
明日水曜日サイドビーチのWeb配信についてということでお話ができればと思います。
ではでは。
