#2-72 民主主義では尖ったデザインは生まれない。日本独自アイデンティティの創り出し方 | 中村史郎 Part 2
2026-10-23 36:13

#2-72 民主主義では尖ったデザインは生まれない。日本独自アイデンティティの創り出し方 | 中村史郎 Part 2

アジェンダ:
  • GT-R(R35)とフェアレディZに宿る「日本独自のアイデンティティ」
  • デザイン決定における「トップダウン主義」と「少数精鋭の意思決定」
  • AI時代におけるデザイナーの「分析力」と「日本の製造業が守るべき信頼」

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🎙 出演者

Brandon Hill (CEO & Founder, btrax) ⁠⁠⁠⁠⁠X⁠⁠⁠⁠⁠

中村 史郎⁠ (SN Design Platform代表)⁠⁠⁠⁠⁠HP⁠⁠⁠⁠⁠

🏢 会社概要

btraxは "We design the future by bridging the gaps." がビジョンのデザイン会社です。これまで日本、アメリカなど諸外国を含め300社を超える企業様に向けてUXデザインを軸に最適なユーザー体験を生み出し新たな価値の創出に貢献してきました。詳しくは弊社⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ホームページ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠をご覧ください。最後までご視聴頂きありがとうございました!今後ともデザインに関するお役立ち情報を配信していきますので、是非チャンネルフォローよろしくお願いします。

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サマリー

中村史郎は、GT-R(R35)がヨーロッパの文法に寄らず、日本独自の表現と世界最高水準の性能を組み合わせたことで、2007年の発表後も約20年間古びないデザインになったと語る。ゴーン社長、チーフエンジニア、デザイナーの3人で方向性を決めた少数精鋭の意思決定や、キューブのようにトップマネジメントが反対を押し切った事例から、際立った商品には強いトップダウンが必要だと説明する。また、衝突安全性や歩行者保護、バッテリーなどの制約により、EVになっても自動車デザインの自由度は単純には増えないと指摘する。 後半では、AIがスケッチのレンダリングや3D化を効率化する一方、経験を積まずにAIへ依存するデザイナーが増えると、良し悪しを判断し修正する分析力が失われる危険を論じる。AIは既存の参照からは作れても、世の中にないアイコニックな個性を最初に生み出すことは難しく、創造的な人材の重要性は残るとされる。アメリカや中国でAIと自動運転の導入が急速に進む現状に対し、日本の危機感の薄さにも警鐘を鳴らす。中国自動車産業はトップダウンで開発が速い反面、経営者がポルシェなどに似た車を求めるため独自性に課題があるという。日本は短期的な商品力や開発速度で同じ競争をするのではなく、100%まで品質を高めてから出す信頼性と、日本独自のデザインを組み合わせるべきだとまとめる。

GT-Rに込めた日本独自のアイデンティティ
サンフランシスコ・デザイントーク
サンフランシスコ・デザイントーク
サンフランシスコ・デザイントーク
サンフランシスコ・デザイントーク
サンフランシスコ・デザイントーク
サンフランシスコ・デザイントーク
サンフランシスコ・デザイントーク
サンフランシスコ・デザイントーク
年齢層以上の方には凄い批判されましたね 格好悪いとか言われて
それは僕はその時にもそういう人たちも有名な方とも喧嘩したことがあって
あなたはね要するにヨーロッパの文法でしか車を見てないから
開口主義だった
そうヨーロッパコンプレックスでしょって言ってたんですよ
被れて
そうだからそういう目で見るとそれは確かにおかしいかもしれないけど
日本の車独自の世界で見たらこの形は正しいんですと
間違ってないんですとおかしいという今までのヨーロッパのアメリカの伝統の流れの中で見れば確かにおかしいかもしれないけど
今我々が提案しているのはそういったものとは違うね
独自のものを作ろうとしているから絶対正しいです
結構そういう話しました
すごい示唆的だなと思ったのはアメリカのスポーツカーって逆に最近ちょっと
コルベットとかフェラーリとかっぽくなってて自分たちのアイデンティティがもう全然なくなっちゃってて
こびちゃってるじゃないですか
あれになるとダメですねなんか個性がなくなっちゃいますね
昔のコルベットの方が全然いいですよ
もちろんヨーロッパのインスピレーションを受けてるんですよスティングレーとか
でもそれでももう明らかにアメリカの表現に変わってるじゃないですか
そういう風になっていかないと特にスポーツカーって実用性を求められてるわけじゃなくて
自己表現であったりするわけだからその文化でありカルチャーの表現でないといけないでしょ
そういう意味でいくと結構そういうことをみんなでもう自信持っていこうとこっちで
だって2007年に発表してもうちょっと20年ぐらい作ったんですよ
で全然古くならない
ほとんど変わってない
変わってないボディは何も変わってないです
変わったのはこのランプとかバンパーとかこういうところだけで
このボディ本体は全然変わってないです何も変わってない
でねその時にタイムレスなデザインを目指そうと
タイムレスっていうとまあ往々にしてそのシンプルでデザインがタイムレスだっていうのが一つあるんだけど
ポルシェなんか一番タイムレスってのはねやっぱり何にも似てないこと
他の何にも似てない
比較のしようがないから
何かに似てると周りがトレンドが動いた途端に時代遅れに見えるけど
これは入った時から時代遅れも何も他に追ってないから比較のしようがない
だから20年経ってももう唯一だからワールドオンリーだから古く見えない
ポルシェもそうですよ
他とはやっぱり違う唯一のものを持っていれば時代がどう変わっても古く見えない
これが20年持つとは僕は思ってなかったんですけど
10年ぐらいでモデルチューニングすると思ってやってました
タイムレスといっても10年ぐらいであると思って20年ずっといくと思わなかったけど
結果的にはやっぱり本当にユニークで
他にルイムや日本的なものを表現するということを最大のテーマにして
だから最初は格好悪いと言われてもいいよというぐらいのつもりだったんですよ
格好悪いなと言われてもいいかなと
とにかく日本的なことと
ちゃんと我々が見て自信持てたら
GTRは性能が世界最高なんだから
性能が裏付けされてるから必ず格好良く見える
遅かったらダメなんですよ
これで遅かったら何が悪いか分かんない
性能が良いと格好良く見える
レースと一緒
だからこの車が世界最高の性能になるってことは
エンジニアがね
水野さんが絶対私はやります
達成しますって言ってたから
少数精鋭で決めたGT-Rとキューブ
この時もう一つ合議制じゃなかったんですよ
決定プロセス
そこもデザインとしてすごい重要なポイントですね
この時はねほぼね
ゴーン社長と僕とチーフエンジニアと3人で
もう全部決めようってぐらいの勢いでやってたんですね
多数決じゃなくて
もうこれはもうそうしないと
こういう車ってゴーンさんが作れないと
そうですね
みんなの意見聞く必要ないと
前の部分はAさん真ん中はBさんだって
合わせたらぐちゃぐちゃになって
みんなの意見は聞かないで
基本的にこの3人で方向性決めるぞと
性能に関してはお前が全部やれと
デザインに関してはお前が全部
俺はそれを最終的に決める
これはねやっぱりこういう構成に残るようなものを作るにはね
そのぐらいのことをやらないとなかなかできないです
アメリカとかヨーロッパの自動車会社の
ディセージョンメイキングプロセスもそんな感じなんですか?
時によります
時によりますか
そういうので成功してる車はいっぱいあります
やっぱり社長自身が非常にこう
商品はやっぱりその人が見れる
デザインもちゃんと評価できるっていう人でないといけないんですけど
過去を見るとそういう例はいっぱいありますよ
でもそれはやっぱりね
どうしても合議性になっていくんですよね
そういうことばっかりやってると周りの人から不満が出るじゃないですか
いつもそういうのはできないでしょ
これなんか特別な車だったんで
自動車協会はいろんなモデルが出せますけど
この車に関してはもう普通の決め方じゃなくて
特別な決め方でいこうよ
そういうのをね
実はキューブなんかもそれに近いんですよ
ああそうなんですか
キューブもね周りからいっぱい反対されたんだけど
ゴーンさんがもう私がこれで行きますって決めたから
あれは売れ筋になったことですか?
売れました売れました
四角いやつね
二台目のやつ
あれを決めた時も同じで
周りからは結構これは売れませんって言われたんですよ
国内販売からは
こんなものは売れませんって言われたんだけど
結果的に売れました
あれもやっぱりトップマネジメントの強い意思決定があったからですよね
だからどうしてもユニークで際立ったものっていうのは
やっぱりそういうトップマネジメントの強い意思決定がないとね
難しいですよね
スパンが長いじゃないですか
企画を始めてから最終的に商品が世の中に届くまで
もう最低でも5年ぐらいはかかると理解してるんですけど
そうなってくると今変化が大きい時代に
プランを始めた時と売り始めた時のタイムラグによって
その商品の価値が世の中が変化しすぎちゃって変わる
それによって最近だとアフィーラですか
ソニーホンダモビル
ああいう車とかもプロトタイプを発表した時は世の中がすごいポジティブ
あれはちょっと時間かかりすぎる
あれは普通じゃないよ
でも関係してる人に聞くとあれでも頑張った方だって言ってたんですけど
でもちょっとあれは長いね
発表してから世の中に出すまでが長いですよね
やっぱりマーケットインのスピードっていうのは重要
だから物によると思うんですけど
車なんか別に2年遅れても関係ないじゃないですか
スポーツカーだから
一番そういうのが難しいのは大衆向けの車
こういう特定のユーザーに向けた車っていうのは
あまり時代が少し1年2年で大して動かないんですよ
ところが一番マジョリティの人を目指すっていうのは
トレンドとか世の中の社会動向で
すごくそういう人たちって動くでしょ
価格的なことも物価とかそういうものに影響されたりとか
ガソリンの値段とか
そういう意味でいくと一番自動車で難しいのが
いわゆる大量で一般の人を対象にするやつが
マスマーケット向けの
それが難しいです
時代を一番読まなくていけないのはそういう商品
こういうのは正直言ってあまり時代を読む必要ないんです
売れた時と売れなかった時のインパクトの差が
アイコニックなハイパフォーマンスのスポーツカーであれば
そんなに大きくないが
売れ筋大衆車が
そう
大衆はもう全然違いますから
そうですよね
例えばキューブもそういう意味でいくと
実は大衆車なんだけども
大衆車の中でユニークな商品という位置づけだから
割と特別な決め方
トップマネジメントがこれっていった決め方でもいいんです
あれこそ言い方はあれですけど
本当にプロダクトデザインそのもので
ルーチェでやってるみたいな
あれに近い発想なんですよ
車の文法を一切使ってない
家電に近い
家電に近い
ある時はもうとにかくプロダクトデザインを極力近い発想で
インパネなんかもこんな格好してるじゃないですか
本当にアップルみたいな四角に丸で
改めて今回のルーチェで
ルーチェの話で言いますと
ご存知かどうかわからないですが
アメリカでですね
話題になったニュースが
僕も見つけてびっくりしたんですけど
日産がですね
ソーシャルメディア向けの広告を発信しまして
ルーチェとリーフを並べて
真似してくれてありがとうっていうメッセージが書いてあるんですよ
模倣は一番のリスペクトだって書いてある
ちょっと言い過ぎだった
同じ青の色で
アメリカでないとできない
アメリカジョークだった
アメリカジョークだよね
確かに結果的に
グリーンハウスが真っ黒で
ボディカラーがブルーで
EVで
日産側は得しましたよね
でも改めて本当にね
もう一回キューブの2台目を
ちょっとよく見てもらいたいなと
あれはね
そういった意味で内装も外装も
僕はねだからね
自分がね日産でやって
何か2台選んでくださいって言って
これとキューブなんですよ
そうなんですね
だからZも好き
もちろん車好きとしては
このデザイン好きなんだけど
何が自分でやっぱり
成し遂げたかったかっていうと
日本でしかできない商品
デザイン
確かに
そういったものを実現したいっていうのが
すごい私の中の思いであったから
もう明らかにキューブとGTRは
日本以外で作れない
商品だと思って
両方作ったんですけど
その2つはね
車のデザイン師の中でも
際立つ車だと僕は思いますね
自動車デザインを縛る安全規制とEVの制約
デザインの自由度っていうのがやっぱり
どんどん衝突安全性とか
ヘッドライトの位置とか
ボンネットの厚さとかが
どんどんどんどん規制みたいのが入ってって
やっぱりカーデザイナーの仕事って
難しくなってるんですか?
それは間違いない
自由度が下がって
間違いないです
それは間違いないです
やっぱりこの頃は衝突安全性が
あんまり重視されてなかったので
例えばピラーの位置だとか
バンパーの高さとか
そういったものの規制ってほとんどないんです
視界とかそういったものも
今はもう本当に
そんなことまでやんの?みたいなのが
いっぱいありますよ
ボンネットはいわゆる
歩行者対策っていうのがあって
ぶつかった時に
衝撃を吸収しなくちゃいけないとか
隙間を開けておく
そうそう
オープニングの位置そのものも
ここを通さないと
こういう風にしたいって通らない
こういう風なことをしたら絶対ダメなんですよね
なんで昔みたいなかっこいいデザインを
今の自動車会社は
作ってくれないんだとか
いう人いるんですけど
もうその時代で
やっていいこととダメなこと
それはもう車だけですね
そこまで
建築も近いものがあるでしょうけど
それはEVになると
また自由度が上がるんですか?
エンジンがないから
関係ないです
関係ないんですか?
EVも結構大変なんですか?
EVの方が自由度があるっていうのは
よくそう言われますけど
実際バッテリーがものすごく
ボリュームがあって
エンジンはないけど
バッテリーがあるんですよ
ガソリンタンクより全然でかいですから
大きな四角いものが
もう床下に全部あるから
だから今回のルーチェも
プロポーションがやっぱり
背が高くなっているのは
バッテリーのせいで
あれがガソリンエンジンだったら
もうちょっと
エンジンフードが低いのは
もちろんね
エンジンがないからいいけど
そこだけじゃないですからね
車
EVはね
私も何台もやってるけど
頭の中では
EVになると
レイアウトも自由だし
エンジンもなくなって
プロポーションの自由度があるとか
思うんだけど
パーツが少ないから
実際にやると
ほとんど変わらない
変わらないから逆に
バッテリーの置き方が
ものすごく制約になる
そうなんですね
実際にテスラ見ても
何も変わらないでしょ
そうですね
プラットフォームに載せてるだけ
テスラって全く新規で
何も共通化してなくて
ゼロベースで作ってるじゃないですか
初代の日産リフトは
共通化してるんですよ
ガソリンエンジンの車の
プラットフォームに
EV載せてるから
あんまりゼロベースで
レイアウトしてないんですけど
今のやつは全然
レイアウトから
プラットフォームから
EV専用にしてますけど
だからといって
特別変わるわけじゃなくて
特にやっぱり結局
人が乗るでしょ
人が乗って
人の中のスペースを重視すると
乗降性から居住性から視界
そういったものをやると
ここがもうまず決まっちゃうじゃないですか
残りはバッテリーとエンジンが
どっちが有利か
みたいな話であって
そんなにEVだから
とんでもない加工は
できるわけないんですよね
先ほど言われてた
インダストリアルデザインと
車のデザインで
昔はインダストリアルデザインの方が偉くて
車はアリューだ
みたいなことをやってましたけど
僕は車のデザイン
デザイン界最高峰だ気がしていて
見ても体験しても
乗っても動いても
安全性も居住性も
エクスペリエンスも
全てデザインしなきゃいけないから
ものすごい制約もあるし
すごい世界だろうなと思ってるんです
ただ一つ一番そういう風に言われるのは
結局車ももうちょっと制約あるじゃないですか
それを決めてる人が誰かなんですよ
結局さっき言ったように
デザイナーの発言力が高くなる
昔はデザイナーは
決めたものをかっこよくしろって言われてたから
工業デザイナーから見ると
そういうことですね
だからスタイルだけやってるんだろう
手を出せることが少ないから
そのスタイルだけやってるんだろう
っていう見方されて
だからその頃はエンジニアが全部決めていて
エンジニアの下だろうと
そういう意味ですね
プロダクトデザインの場合は
エンジニアもそんなに
プロダクトデザインは結構発言あるじゃないですか
それが大きいと思うんです
昔はだからそういう意味でやっぱり
車のデザイナー
特にGMなんかね
アメリカのGMとかがものすごく
その頃は車のデザインには行ってたんですけど
やっぱりカイラはやっぱりそうで
パッケージとかそういうの
どんどんエンジニアが決めて
デザイナーに形を綺麗に飾ってくれって感じ
装飾的なことをやるのが
デザイナーの仕事だっていう風に思われてたので
車のデザイナーっていうのは
インダストリアルデザイナーよりも
地位が低いように
今は絶対そんなことない
そういうことですね
本当に複雑な制約
社会的なこと
環境的なこと
まさに文化的なこと
ブランド全部含まれるから
車のデザインっていうのは本当に
一番総合的にやらなくちゃいけないんで
私もそう思うんだけど
相変わらず装飾だと思ってる人はいるよね
AIで変わるデザイナーの役割
以前お話しさせていただいたとき
これは去年か元年
2年くらい前だったと思うんですけど
その時点で
AI活用されてるって言われていて
スタイリングはどんどんAIに欠かせて
その中から選んでるって言ってたんですけど
それどうやってやってるのかって
すごい興味がある
会社によりますけど
やってるとこは本当によく使ってるね
AIに欠かせる
デザイナーがね
デザイナー自身がね
マネージャーじゃないですよ
デザイナーがAIを使って提案してくる
提出する
プレゼンテーションするものを
どんどんAI使う
それは許されてるんですか?
それは許してるってことと
許さないってことがある
使うなって言ってる会社もあります
それやってると
デザイナーの能力が
どんどん落ちていくっていうので
使うなっていうのもあるし
いやいや効率上がるんだから
どんどん使えって
もう2通りある
中村さんはどうなんですか?
これね
僕はねやっぱりね
クオリティも上がるし
効率も上がるんだけど
今はいいと思ってるんですよ
っていうのはまだ
AIを使わないで
デザインをしてた人たちほとんどでしょ
でこれが
AIを使ってしかデザインできない人たちが
増えてきたらどうなるのかってことがある
センスを磨く時期が
プロセスを知らないで
そうなっちゃう
一気に形になるじゃないですか
今の人たちってのは
自分でもやれるけども
効率を良くするために
AIを使ってるから
まだ自分でもできるし
AIにも任せられる
っていう人たちがデザイナーなんですよ
この人たちがデザイナーになると
心配はないんだけど
最初からもう
自分で苦労しなくても
AIでできるよってなっちゃった人たちが
どんどん
比率がね
世代が上がってきた時
彼らが
本当にその
ちゃんとしたジャッジとか
さっき言った
選ぶ時に
経験がなくて
どうなるんだろう
っていうのが分からないんですよ
そこが怖い
例えば料理だったら
人工調味料を
どんどんどんどん
入れてる状態だとすれば
そういう人たちが増えてくると
人工調味料が入ってるほうが
美味しいって
世の中が思い始めたら
AIが作り出したもののほうが
もしかしたら
売れるかもしれない
十分にでも
AIのほう
前から言ってるんですけど
下手なデザイナーよりも
AIのほうがよっぽどいいですよ
半分ぐらいデザイナーの能力はいらない
正直言うと
10人いたら
5人ぐらいのデザイナーは
分けるじゃないですか
半分優秀
半分優秀じゃないとか
この人たちいらない
間違いなくいらない
この人たちだけで
上の人たちだけで
全部できちゃう
この人たちが
レベルだったら
本当に
簡単にAIで作っても
この人たちレベルが
できてきちゃう
そうですね
だから下の人たちって
一生懸命真似して
作ってるからね
例えば上のね
本当に数名の
クリエイティブな人たちは
自分のアイディアで
形作ってるじゃないですか
でもね下半分ぐらいの人は
一生懸命ね
周り見ながら
作ってる人っているんですよ
やっぱり自分でできないから
それってAIの仕事そのものじゃない
中村さんが椅子図に入った
最初の3年間4年間は
やっぱり上の人を
真似るとこから
真似とかやってますよ
AIなくてよかったですね
よかった
もちろん
だからもう一生懸命
周りの絵を見て
一生懸命勉強して
やってて
どうやったらいい絵描けるか
いい絵の条件は何なのかとかね
そういうの分かってるわけじゃないですか
今だったらいい絵作れちゃうけど
どうしたらこういう
いい絵描けるんだろうって
分かんないわけでしょ
分かんないですね
分かんないですよね
細かいところの研究が
しなくなってる
どうしたらこういういい描きになって
プロポーションよく見えるんだろう
プロポーションいいよね
AIやると必ずね
でもこれからこっちに
AIで描き描いた時に
よくなったけど
何を変えたんだろうとか
そういうの分かんのかなと
先ほどから出てくる
アイコニックなアイデンティティを
作り出すのも
AIを使うと
結構難しいかもしれない
それは難しいと思います
こういうGTRの
先ほどからおっしゃられていた
こういうブサイクなのが逆に
こういうのはできないんですよね
分かんない
だから一回やってみたいけどね
ちょっとね
GTRっぽくブサイクにしてくれ
それはGTRがあるからできるじゃないですか
ブサイクとは言わないけど
このGTRが世の中にない時に
AIにこのデザインを
アウトプットさせるのは
できないじゃないですか
無理だと思います
だからそういう意味で
やっぱりAIは
全てやれるわけじゃないから
必ずその
本当にクリエイティブな人が
必要なんですよ
でもそれは例えば
今10人デザイナーがいたら
本当は2,3人かもしれないですよ
あとの6割、7割は
AIでお母ちゃんがあって
アシスタントを
AIにしてしまうかもしれないですね
実際だからチームなんかやると
シニアのデザイナーと
若いデザイナー組んでやるでしょ
だからそういうこと考えると
もう一人で
もうAI使ってバカバカやって
アイデアがいっぱい出せますからね
そうですよね
だからそれが
今のAIを
Zしてやってるとこは
そうやってアイデアが
どんどん出てくるよ
中入ってやってるんだけど
それ確かに
クオリティ上がるし
効率も上がるし
いいんだけど
その先に来るもの
大丈夫かなと
AI時代に失われる経験とフィジカルな訓練
そういう人たちの後に
入ってきた人たちが
自分たちが
マネージャーレベルに
上がった時に
正しい判断とか
判断だけじゃなくて
どう直せばいいか
ってことを知らないと
ダメじゃないですか
マネージャーの仕事って
これはおかしいよと
これをもっと
こうならないと
よくならないよってこと
言えないといけない
それが言えんのかな
自分でそういうことを
修正して
良くしていくという経験が
AIで簡単にできるようになって
しまった時に
まさに分析して
そういった理由とかが
ちゃんと自分で
理解できるようになるのかな
そこだけですね
一番心配してるのは
今じゃなくて
何年か先
今はね
そうやってやってれば
確かに効率いいし
何年かの人は
仕事を残念ながら
失う人は出てくるけど
まだいいけど
その先がね
あまりにも見えないですね
僕は見えないというか
相当やばいんじゃないかと
その辺を
3年、4、5年経って
気づくんじゃないかと
そういうやり方やってると
結局
訓練みたいなもんでしょ
手で描いたり
頭で考える
頭で考える
手で動かすということを
AIにやらせてやるわけだから
訓練するところは
違うところ
頭を別なところに
使えばいいって言うんだけど
でも物作りとかデザインってのは
そういうものでいいのかと
手を動かしたことで
思いつかなかったことが
思いつくこともありますね
だんだんね
フィジカルの意味が
意味を持ってくるでしょ
そうですね
そこが失われていくのが
どういう影響を与えるのか
っていうのが
AIの能力は間違いなく
この3年ぐらいで
もう飛躍的じゃないですか
僕はね
2、3年前に
AIが入ってくるって話を
みんなで知ってたときに
そこまでいかないだろう
って思ってたんですけど
いや大丈夫だよ
俺たちがね
やっぱりね
ちゃんとね
面倒見ではね
AIはあれ
AIで仕事はあるけど
ちゃんとデザイナーはちゃんと
存在価値あるよ
とか言ってたんだけど
やばいな
AIは特性上
指数関数的に
急成長しまくる仕組みになって
しまっているので
危ない
危ない
今はほとんど
スケッチ1枚描いたら
そのスケッチベースに
レンダリングを
3D
3D化して
ぐるぐる回せて
そうすると
それをデータに置き換えて
削ってしまえば
立体出来上がっちゃうじゃないですか
位置上がりですね
それを昔は
どんだけ手間かけて
やってたんだろうと思うとね
その間に
プロセスに入ってた人たち
みんないらないってことでしょ
そうですね
モデラーとかいらない
いらない
いや本当に
まだね
日本は僕ね
そういう意味じゃね
AIはね
まだ脅威じゃないって
言ってる人がね
結構多いんだけど
心配です
僕はね
脅威じゃないなんて
とても思えないですよ
その人たちね
きっとね
まだね
マナー手にしてないじゃないか
と思うの
知らないか
知りたくないか
アメリカ・中国のAIと自動車産業
やっぱアメリカの方が
激しいでしょ
すごいですね
僕あとね
中国も
中国でやってるから
中国とアメリカの
AIの進み方と
日本じゃもう全然
取り入れ方が
違うじゃない
二挙党で今動いてるんで
でしょ
だから日本で
そういう話しても
いやいや
AIにやることによって
新しい仕事が生まれるから
心配なんかいけませんよ
っていう人がいるんだけど
本当にあなた
現実のアメリカとか中国の
ご覧なんでも
なってますかって
言いたいよね
アメリカだと
タクシー運転手が
いらないですからね
もう自動運転なので
なるよね
はい
絶対的に
俺の仕事は大丈夫だって
ソフトウェアの
プログラミングも
いらないでしょ
ほとんどいらない
95%くらいは
AIが書いてる
でしょ
そういった人たち
今どうしてるのって
困りますね
困りますよね
逆にフィジカルな仕事を
やり始めたりしてますね
そうでしょ
大工さんとか
わかるわかる
そっちはね
簡単には
簡単に置き換えられない
やっぱり置き換えても
僕はね
フィジカルなAIって
コストが簡単に
下がらない
そうなんです
ペイできないんです
できないですよ
あんなロボットなんて
高くてありえないですよ
そうしたら
人やっておったほうが
全然いいですし
そうですね
電気工事とかを
わざわざロボットを
やらせるわけにいかないですからね
デジタルの部分は
本当にAIで
だからさっき言った
車のスケッチ書いて
データ化して
3Dデータにするって
完全にデジタルで
できるじゃないですか
この部分は
もうAIで
飛躍的に
飛躍的というか
もう完全に
そっちのほうが
我々も
聞こえたんだけど
デジタルのモデラーとか
いつも言ってる
お前仕事ない
自分何やるか
よく考えるよ
絶対無くなるからな
無くなりますね
画面の中で
やってるような仕事は
ほぼほぼ無くなる可能性
あると思った
だからなんかちょっと
お前他に考えろと
言っとくけど
天職つけとかないと
やばいぞと
自分の領域を
広げないと
このデジタルの
今の領域
自分がやってることだけで
この先
仕事あると思うなよ
つって
言ってるんですよ
間違いないですね
あと
AIって
さっき
中国とアメリカが
今競争をしているんですけど
大きな2つの国で
競争してるんですけど
自動車市場も
そうですよね
結構
アメリカと
中国市場っていうのは
市場の大きさから
言うと
ただ
交わってないっていうか
それはもう
政治的なこともあるけど
実は結構近いけどね
アメリカと
中国の市場って
やっぱり
中国車は
アメリカと
走ってないんですよ
それは
政治的な
アメ車は
中国に
基本的に
アメリカの車って
世界中であんまり
売れてないから
アメリカの車
今まで
アメリカ市場は大きいけど
売れてるのは
アメ車じゃないじゃん
そうですね
アメリカの車は
テスラがちょっと売れてる
テスラだけだね
テスラは今
GMフォード
クライスラーって
もう本当は
ないですよね
プレゼンスがね
だから中国は
もう圧倒的に
もう進化の度合いが
違います
デザインも
おそらく世界で
一番進んでますね
中国の自動車産業ですか
自動車が
はい
それも
日本の人は聞いたら
びっくりするんじゃないですか
だから日本で
ずっといる人には
分からない
そうですよね
僕は
中国は
今年も
北京ショーね
4月に行ってきましたけど
中国のトップダウンと日本の品質信頼
オートショーでは
世界トップの
ショーになってきて
間違いないです
間違いないです
中国の車が
やっぱり
成熟期に入ってる
はい
ただね
独自の
そのデザインとか
いうのはない
どっかで見たようなもの
が多い
そこはまだね
さすがにね
彼らには
そこまでの
歴史も
あれもないんですけど
やろうとも
思ってないんじゃないですか
デザイナーは
思ってる
思ってるですね
デザイナーは
思ってるけど
経営者が思ってない
デザイナーは
あれでは
いかんと思ってるんだけど
経営者は
売れる車作れ
って言うから
ポルシェの似た車
作っとくと
Xiaomiが
ポルシェに
作った車を
似たものを
作ってれば売れるから
お前ら
これに似たもの
作れって言うんですよ
本当に言うんですよ
本当に言うんですね
経営者が
これに
そっくりな車
作れって言うんですよ
これと
これと
これで
いいんだと
同じもの
作れって指示が
本当に
ダイレクトに
落ちちゃうから
デザイナーは
不満なんですよ
それデザインの
仕事じゃないですね
その中でも
かっこいい悪い
あるから
その中でも
優劣あるから
インテリアなんかも
間違いなく
あるんですよ
方向性は
一つだけど
その中の
いいのと
悪いのと
それは間違いなく
出てくるんだけど
方向性は
トップが
決めちゃうから
中国は
完全に
トップ自信
トップダウンで
デザイン方向性
決めてきますから
だから早いんですよ
アイデア集めて
ボトムアップで
決めていかないで
こういうデザインに
してくれって
さっきの
日本の自動車作るの
時間かかりすぎだ
っていうのと
逆で
中国はもう
早いのは
トップダウンで
物事決めるから
早いんですよ
あと
よく言われるけど
品質は
100%狙わないじゃないですか
はい
ある程度まで
できたら売れる
だって世の中出して
不具合出れば
直せばいいっていうので
日本は
それはありえないから
命にかかる
ただね
日本の強みって
そこなんですよ
100%まで
やらないと
出さないというのは
実は日本の
最大の強みだと
間違いないですね
クオリティ
そこを
下手に
99%で
8%
あと2%
市場で直す
っていうことに
してしまうと
日本の車の
神話が忘れちゃうから
あのね
正直言ってね
商品力で競争したらね
勝てない
だって向こうは
もうすごい勢いで
やってるでしょ
安いですしね
うん
だからね
日本が本当に
いろんなもので
信頼ですよ
はい
そうですね
だから絶対に
日本の車を買うと
同情しないとか
はい
裏切らないとか
はい
それはね
日本のね
あらゆるものにおいて
それが日本の
最大の価値なんで
安いんですよ
そうですね
だからね
商品力で比べると
負けた負けた
って言っても
ダメになっちゃうように
思うんだけど
はい
そうじゃなくて
100%にならないと
出さないっていう
そのポリシーは
日本のすごく重要な
価値だと思う
そのために
1年かかったって
それ後で取り返すぐらいの
つもりで
そこをね
揺らげ始めると
僕はね
最近それがすごく
感じます
一時はね
商品力で負けてることを
どうやったらね
はい
だから開発の期間の
短さをどうやったら
っていうことばっかり
みんなやってたじゃないですか
はい
でもそれをいくら追っても
向こうはもっと行くからね
追ったら先行きますよね
はい
この同じ方向で競争したら
はい
同じ線で行くと
だからやっぱり
そこをそうじゃないところで
日本の独自のものを
何かにすると
絶対に
100%のものを出す
とか
そういうところで
タイムレスだったりとか
はい
デザインも本当に
そういった意味で
信頼感のあるものとか
そこにね
僕持っていくと
やっぱり日本全体の価値
そうですね
日本全体の価値
それからの文化の価値
日本の
日本人が持っている
全体の価値みたいなのが
やっぱり商品に現れる
ということを
やっていくのが
やっぱり
やっぱり日本の
一番大切に
すべきことかなって
感じがしますね
それができているのは
実はトヨタさん
そうかもしれないですね
こういうのね
公に言うとあれかもしれない
トヨタさんの
一番強いところは
やっぱり信頼でしょ
はい
あれって簡単にね
獲得できないものですよね
積み重ね
そうですね
日本独自のデザインと信頼を両立する
だからそれをね
やっぱり日本の
日本全体
日本の商品全体が
やっぱりそこにやっぱり
日本のものを買えば
安心という
安心が得られる
その信頼感というのはね
どんだけやっぱりやっても
中国とか韓国とは
違うよね
はい
言えるものを
目指すことが
日本の一番の
あれかなと思いますけどね
もちろん
そういうデザインの
ユニークさと合わせてね
はい
それと両方やらないと
信頼だけでは
全然ダメだよ
はい
でもそれを
まずベースとして
必ず日本の価値
そこに
日本の独自のデザインの
価値を乗せていけば
なんか日本の
だんだんね
競合が
中国と韓国の間で
厳しくなってるけど
そこのような
気がするんですよね
ありがとうございます
はい
本日は
SNデザインプラットフォームの
中村志郎さんに
ご出演いただきました
はい
長い間
ありがとうございました
ありがとうございました
最後までお聞きいただき
ありがとうございました
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