2025-12-26 38:34

#2-29 「作るだけ」は淘汰される?AI時代のデザイナー生存戦略 ゲスト:SHIFT AI 河合 卓也さん

アジェンダ:
  • AIに対する日米デザイナーの反応
  • AI時代に生き残る2つのデザイナー像
  • AI活用における「課題定義」と人間力

📚 河合さん著書

⁠⁠『AIでゼロからデザイン

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🎙 出演者

Brandon Hill (CEO & Founder, btrax) ⁠⁠⁠⁠⁠X⁠⁠⁠⁠⁠

河合 卓也さん (SHIFT AI 最高デザイン責任者) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠X

🏢 会社概要

btraxは "We design the future by bridging the gaps." がビジョンのデザイン会社です。これまで日本、アメリカなど諸外国を含め300社を超える企業様に向けてUXデザインを軸に最適なユーザー体験を生み出し新たな価値の創出に貢献してきました。詳しくは弊社⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ホームページ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠をご覧ください。最後までご視聴頂きありがとうございました!今後ともデザインに関するお役立ち情報を配信していきますので、是非チャンネルフォローよろしくお願いします。

サマリー

AI時代におけるデザイナーの生存戦略について、河合卓也さんがAIの影響とデザインコミュニティの現状を語ります。AI技術の進化に伴い、デザインやクリエイティブの仕事において変化が求められる中、デザイナーがどのように価値を見出すかが議論されます。特に、AIを活用したデザインの効率化やユニークなスタイルを持つデザイナーの生存が重要とされています。また、問題発見力やコミュニケーション能力がデザイナーにとって重要視されており、特にAIを駆使したデザインプロセスにおいてクライアントとの信頼関係を築く力が不可欠とされています。さらに、営業経験がデザイン力を高め、変化に適応する能力が重視されます。そして、AIを活用して目的達成を重視する柔軟なデザイン理念が求められる時代が到来していると強調されています。

AI時代のデザインの現状
サンフランシスコ・デザイントーク、この番組は、デザイナーやデザインに関心のある方、デザインをビジネスに生かしたい方、そしてグローバル展開を目指す企業の皆様に向けてお届けします。
BTRAX CEOのBrandonが、サンフランシスコ本社からここでしか聞けない、リアルで実践的な情報をお届けします。
サンフランシスコ・デザイントーク、本日はBTRAX JAPANのオフィスからゲストに河合さんをご紹介させていただき、進めていきたいと思います。
メインのテーマは、AIの時代に生き残るデザイナー、そして活躍するデザイナーはどういう人たちなのかということでお話しできればなと思います。
河合さん、自己紹介からお願いします。
はい、よろしくお願いします。本日本当にお招きいただいてありがとうございます。
シフトAIのデザイン責任者をやっている河合と申します。
私はシフトAIというAIコミュニティを運営している会社にいるんですけども、そこではAI人材を育成するということを主軸にやっている企業で、そこのデザインを責任者をやっております。
ブランドンさんとの出会いというか、私自身は一方的に10年くらい前からフレッシュトラックス。
うちのブログ?
そうですね。あれを読ませていただいていて、本当に10年以上知っていたんですけども、まさか今回この話をいただけるとは思ってなかったです。
経緯としては、The AI Collectiveの東京のイベントで読んでいただいて。
前々回のAI×デザインテーマで開催した東京でのイベントのゲストスピーカーとして、ゲスト誰を呼ぼうかなと思っていたときに、うちのスタッフの一人がシフトAIの河合さんをお勧めですよって言って、
ただ彼が、いやでも有名な方だから出てもらえるかわからないんですよって言われて、これいいよ、僕が名称送るから送ってくるよって言ったらすぐ返信来たんですよ。
びっくりして、本当に有名なブランドの方から来て。
それで出演してもらったら、内容がすごい良かったので、次に話した内容も今回ちょっと触れていただければなと思うんですけど、
そうですね。
もともとデザインバックグラウンドがある?
そうですね。10年以上デザイナーやっていて、最初は百貨店の織り込みチラシとか、
下積み的な?
そうですね。文字ぎゅうぎゅうで、とにかくセールを打つっていうやつとか、
時には写真がメインのデザインもあったんですけど、本当に紙のデザインがメインでしたね。
そこから2020年の大型コロナウイルス流行を引っ掛けに、今後ウェブのコミュニケーションが増えていくっていうのを感じたので、
ウェブデザインとか学んでいたんですけども、
ウェブデザインを学ぶスクールとか探しているうちに、なんかAIってものがあるぞっていうのが分かって、
そこで1回目に興味が出たっていうのが、2020年とか2021年の時ですね。
じゃああれか、ウェブとかデジタルのデザインを習得しながら、それと似たようなタイミングでまたAIもあるから、
そうですね。
AIネイティブに近い感覚で、デザイン&AIを同時進行。
そうですね。デザインも好きだったんですけど、新しいものがとにかく好きだったので、
AI今後来るぞっていうところで、これ学んどいたらかなり稼げるんじゃないかっていうのがあって、AIをどんどん知っていったっていう。
すぐにAI関連の仕事に就くってことはなかったんですけど、定期的にAIのキャッチアップをしているうちに、
チャットGPTが出て、数ヶ月後にXでシフトAIの募集がありまして、デザイナー募集っていうのが。
これ行くしかないなっていうところで、今に至るっていう流れですね。
僕はサンフランシスコを普段いて、サンフランシスコもAIコミュニティ、デザインコミュニティそれぞれあって、
どうなってるかっていうと、AIコミュニティはものすごい勢いとものすごい規模で膨らんでいて、
盛り上がっている中で、デザインコミュニティにおける、じゃあAIってどうなのかっていう議論に関しては、
もうすごい賛否両論っていうか、デザインコミュニティのイベントとか行くと、
デザイナーの役割と課題
俺たちは終わったのかっていう。
ネガティブから入る。
今後もうダメになってしまうのか。
でも一方で、なんかジョナサン・アイブはオープンAIから許額オファーもらっとるぞみたいな。
アイブデーもあるぞみたいな。
いやもう何が正解かわかんないですもんね。
なのでプロダクトデザイン、いわゆるインダストリアルデザインとか、
オフラインのデザイン領域は大丈夫じゃない仮説とか、デジタルがダメなんじゃない仮説とか、
あとは何だろう、AIに脅かされるぐらいだったら、
AIを使おうぜ派の人と、絶対にAIなんかには関わらずにやってきたかとかで、
バラバラバラバラって感じになってるんですけど。
サンフランシスコでもそういう状況なんですね。
してる。もう今まだ結局結論は出てないから、
賛否両論的なノリで、
例えばうちの会社ってデザイン会社だから、
デザインやってきてるんですけど、
最近イベントのキービジュアルとかに、
試しでAIで生成したものをはめ込んだりしたことがあったんですよ。
結構ヘイトコメントみたいなのが2つ3つアメリカの方ですよ。
それも気づいててってことですかね、そのAIが使われてるっていうのは。
そうです。AI使われてるのが、よく見たらわかる内容で、
お前らデザイン会社のくせにAI使って恥ずかしくないな、みたいなコメントが入ったりとかしてて。
なるほど。
まあまあ。
海外でもあるんですね。
そうですね。
デザインイコール作る仕事って思ってる人が、
日本にも多いですし、海外にも多いんだなって今知って驚きましたね。
あとはね、一番大きいのはね、僕はこういうことだと思ってるんですよ。
よかったかというと、
AIでできることが増えると、人間がやらなくていいことが増えるっていうことになるわけじゃないですか。
で、人間感情的にやりたくないことをAIにやってもらうっていうのは非常に嬉しい意味じゃないですか。
なんかそのエクセルを整えるであるとか、単純作業であるとか、データ分析みたいなものって結構、
まあめんどくさいオフな領域があるんですけど、
ことデザインとかクリエイティブに関しては、多くの人はやりたくてやってるじゃないですか。
上手を持ってデザインをすることに喜びを感じてやってることをAIがやるってことは、
人間感情的にちょっとネガティブに感じる。
まあ確かに、子供が積み木で遊んでたら積み木がもうAIでできるからやらせとるみたいな状況ですよね。
人の喜びをまで奪ってしまうのかみたいなことで、
例えばデザイン会社のビードラックスがAIを使ったものはアウトプットで載せて、
それを見た他の外部のデザイナーの人がよく思わなくて、
うちの会社にネガティブなコメント書くと、ああわかるんですよ。
お前らデザイン会社のくせにそんなことして恥ずかしくないのかっていうのは、
デザイナーのやりたい仕事をさせずに何やってんだっていう。
自分にも置き換えてそういう批判をするっていう。
自分の立ち位置も脅かされますし、
たぶんそういう方たちって、ちょっと私の見解だと、
作る領域の仕事っていうのは、AIに置き換えられるのは時間の問題だなと思っているんですけど、
逆にそれでも作りたいっていう人は、作ってる最中を録画して、
それをエンタメとして出す方がいいんじゃないかっていう。
そうなる、それちょっと面白いな。
そうなってくると、ビジネスモデルとしては限りなくアーティストに近いですよね。
そうですよね。
パフォーミングアートに近いから。
なのでライブペイントみたいな感じで作る工程を見せるっていう。
そういうことですよね。
なので、受託はもう不可能で、それ自体をエンタメ化して出すしかないなっていう。
それ、徐々に本題の話にしていきたいんですけど、
前のイベントでも話したかもなんだけど、
日本ってAIを使うデザイナー、
AI使い系の人と全く使わない人で結構分かれてる感じなんですか?
そうですね、分かれてる感じはするんですけど、
AIをゴリゴリ使っていきたいっていうデザイナーもいれば、
ちょっとデザインにAIを使うのが馬鹿げてるみたいな人もいれば、
その間で、AIは使わなきゃいけないんだろうけど分からないっていう人っていう中、
3層に分かれてる気はします。
そういうことね。
ポジティブとネガティブと同じでもなく、まだ分かってない。
そうですね、AI自体がよく分かってない。
AIを嫌ってる人も大半は多分AIのことを知らない人なんですよね。
大体物事を嫌うっていうのはよく分かってない。
そうなんですよね。
昔の人が雷とか嵐を神のせいにしたみたいな感じで、
やっぱ知らないことイコール恐怖だと思うんですよね。
なので、嫌いな人ももしかしたらAIを知っていけば好きになっていくんじゃないかなとは思ってます。
なるほどね。
僕この前、友人とアメリカでお酒飲みながら話してるときに、
ごそっと言われたのが、
ヤブランドデザイン会社なのにAI飛び込んでってすごいねって。
僕はそのとき思ったのは、遠くから大きな波が来るんだから、
それに対して波乗りの準備をしとくのか、
それとも高台に上がるのか、黙って見てるのかで、
黙って見てたら飲まれるだけじゃないですか。
そうですね。
波が来たときに、そこを波にサーフィンで乗れるように準備しとかないと、
もう波が来ることは分かってるわけじゃないですか。
デザイン会社としてそこは乗りこなす準備はしてますよっていう。
本当そうですよね。
せっかくデザインというサーフボードを持ってるから、
それを使って波に乗っちゃおうよみたいな。
多分私も今Xジョジョに伸びてってるんですけど、
ほとんどAIの波に乗っかったからフォロワーが増えてたみたいなもんですからね。
そこで利用しない手はないっていう。
そうなってくると、この前のコレクティブのイベントで
河合さんが話してて、僕が一番印象的だったのは、
AIが作り出すデザインっていうのの精度とかクオリティっていうのは、
おそらく60点、70点ぐらい。
そこから先100点に近づけるには人間がやらなきゃいけないし、
それを始める前の全段階も人間が準備してってやっていかなきゃいけない。
イコール作るだけで60点、70点ぐらいを叩き出してるデザイナーは
全然いらなくなるっていう。
そうですね、その中間層がいなくなってしまうので、
そこで満足してる人は危ないっていうのと、
またはジュニアの方たち、たぶん60、70点が限界だと思うので、
未来のデザインとエンタメ化
その方たちが育つ環境が今少なくなってきてるっていうのが、
結構問題視すべきかなっていう。
それ、僕が一番問題視してる、デザイン会社としても問題視してるのは、
人材育成とか組織を育てる中で、
若手が入ってきて、AIの前の時代までは、
アシスタントとして上司の雑用から始まって、
デザインの展開とかバリエーションとか、
あと細かい調整とか作り込みみたいなのをさせられて、
手を動かすことを覚えてて、
そこで下地を作るじゃないですか、クラフトデザインの。
それができてから、今度デザインのディレクションを考えたりとか、
アイディア足しをしたりとか、
最終的にはクライアントコミュニケーションして、
プレゼンテーションして、
クリエイティブディレクターみたいな方に行くことが、
一般的だったんですけど、
このスタートラインの活動がしにくいから、
いわゆる手を動かして下地を作ることができづらい状況になったら、
どうすんだっていう。
本当そうですよね。
もしかしたら、もうシニアデザイナーというか、
大御所のところに潜り込んで、
AI全く分かりません。パソコンもあんまり触れない。
おじいちゃんデザイナーが事務所に入って、
AIを教えてあげる。
あげつつ自分もデザインするみたいなこととか、
もしかしたらデザインチームがない会社に入って、
インハウスデザイナーとして、
AI使いながら、一人デザインチームを作ってしまって活躍する。
それで実践で学ぶっていう方法があるのかなっていう。
でもそれだと、結局本人は、
AIを使わないアナログの細かいデザイン、
クラフトの作り込みみたいな経験は、
なかなか得られないですよね。
そうですね。
なのでもう、私も筆でデザインしてる時代とか、
車植で印刷してる時代っていうのは知らないまま育ってるので、
そのような世代が出てくるんじゃないかなっていう。
パソコンで自分で作ることを知らないデザイナーたちが生まれるっていう。
生き残るデザイナーの特徴
それね。それか、
それを知らないとデザイナーとは呼べないような時代から、
別にオッケーになってる状態ですよね。
写真だとフィルムやってないけど、最初からデジタルスタートだけど、
20年前まではフィルムやってないようなやつは、
ソフトグラファーじゃねえって言われてたけど、
今はデジタルスタートでもオッケーになってる。
そうですね。
昔はカラス口と言われるものを使って、
真っ直ぐな線を描けないとデザイナーじゃないって言われてた時代があると思うんですけど、
今はフォトショップでピッてしてるじゃないですか。
それで筆で引けなきゃいけないかというと、
そうでもないのかなって今の時代は。
なるほどね。
生き残るデザイナーみたいなのを言うと、
この前のイベントでかわいさんがこれも言ってたのが、
AIを使いこなして、
スピードとアウトプットの量とか、
数も最大化させられるタイプの人か、
ものすごいユニークなスタイルがあって、
その人でしか作れないデザイン。
AIですらできない。
そしてその人自身のカリスマ性とネームバリュー。
このどっちかに極論を言うと、
振り分けられるみたいな。
そうですね。まさに今回のメインディッシュの話題であると思うんですけども、
前者のAIを使いこなして活躍するデザイナーっていうのは、
やっぱりAIをマネージメントして課題解決できるデザイナーなので、
やっぱりAIのことも知っていなきゃいけないですし、
ビジネスのことも分かっていないといけない。
なので、ヒアリング能力とか人間的な能力も必要ですし、
AIを使って爆速でデザインをどんどん作っていくっていう、
オーケストラの指揮者みたいなデザイナーが活躍するんじゃないかなと思っています。
一方真逆なのは、タレント勢だったりアーティスト性が強いデザイナー。
これはもうあの人しかできない表現だよねとか、
その人にお願いすること自体に価値があるっていうもの。
例えば有名なデザイナーとかだと、
この人がデザインしましたってだけでメディアが盛り上げたりとか、
PRタイムズに載ったりとかするんですけど、
そういったタレント性がある人とかは残っていくと思います。
難易度といったら、前者の方がまだイージーかなっていう気はしますね。
やっぱり後者のタレント性とかアーティスト性があるデザイナーはトップ層なので、
それだけ表舞台に立って喋ったりもしなきゃいけないですし、
人から好かれないといけないので、結構難しいレイヤーかなとは思います。
先ほど言ったミドル層というか、60,70点しか出せない人はごっそりあるという。
でもそれ聞いた時に思ったのは、
そのミドル層が実は今のマジョリティなんじゃないかという。
そうですね。まさにおっしゃる通り、多分80%、90%はその層ですね。
AI活用の重要性
例えば、組織にいる人、デザイン会社、事業会社、もしくはフリーランサーでも、
多くの人は制作を黙々としていた人たち。
一日中パソコンに向かいながら、受け出し時に合わせて作り込みをしていくっていうのをやっている。
地味なっていうか、ルーティンをやっているデザイナーが多い。
数としては一番多い層だったのが、ごっそりそこの部分がAIがやるとなると、
今までそういうことをやってきた人はキャリアを考えなきゃですよね。
そうですね。まさに今のうちじゃないかなと思っていて、
なのでAIを使ったほうがいいんじゃないかっていう。
河合さんの今、AIもあんまり使ってないし、ネームバリューとか作家性もまだ身につけてないデザイナーにアドバイスするとしたら、
今日から何をしてくださいっていう。
そうですね。まずAIを使えという話にはなるんですけど、
どうやったら使えるかっていうところだと、まず自分の仕事を棚下ろししてみるっていうのが大事で。
分解してって。
そうですね。例えばデザイナーとヒアリングがあって、それを元に調査をして、
調査結果を元に例えばウェブサイトだったらワイヤーフレームを作るとかあると思うんですけど、
その一つ一つにAIが当てはめられないかっていうのを考えると、
どんどんAI活用の可能性も広がっていきますし、
自分の仕事がもう本当に拘束になると。
なので最初はですね、そのAIを使ってどんどん仕事を取っていくのがいいのかなと思います。
もしも正社員でどこかの会社に働いていて、副業がNGっていう場所にいるのであれば、
もしかしたら副業OKの会社に移って、
自分でも副業を1日1時間からでも始めて、どんどん仕事を取っていくっていうのがいいのかなと思います。
なので稼ぎながらAIを学んでいくと、どんどんAIドリブンなデザインになっていきますので、
気づくとですね、多分唯一無理というか、だいぶ上位数パーセントのAIがいけるデザインになっていくと思います。
その結果を発信していくと、後続のまだAI使えてないデザイナーたちが憧れる存在になりますので、
その順番でやると結構現実的なのかなと思いますね。
気づいたらインフルエンサーになってる。
結局インフルエンサー、結構インフルエンサーって言葉は嫌いする方いるんですけど、
永久力がある方っていう意味なので、私は結構いい言葉だと思いますね。
多分ね、僕もその時代生きてないからわかんないんですけど、
例えばそのグラフィックデザインっていう概念が生まれた時も、
今のAIのデザインに近いような、そのモダンである程度商業主義もあって、
そのアーティストとしては、なんとかな、邪道な人たち。
例えばアンリー・ウォーホルみたいな人たちも、その当時はアーティスト化してみると、
あいつらコマーシャルリズムに引き上がってるっていうような存在だったけれども、
結局歴史を振り返ってみると、永久力のあるインフルエンサー、カリスマじゃないですか。
新しい世界っていうか、新しい潮流を作り出したトレンドを作った人たちになるわけだから、
今そこに入っていくっていうのはいいですよね。
そうですね。本当にAIって正解を出すのが得意だし、
中央地と言われる誰もが正解だと思うものっていうのを出しやすいので、
本当に映画生成した中、よく見たことがあるようなもののコンテンツで溢れると思うんですよ。
そこで外れ地というか、全く違うアプローチでやっていくことが本当に大事だなと思っていて、
それは一見ちょっとおかしなやつに見られるかもしれないですけど、
後々俯瞰してみると、やっぱりあの人が出すものはいいよねっていう風になっていくと思うんですよね。
本当に人と同じことをやってると埋もれちゃうなと思いますね。
今のちょっとポイントをちょっと知りたくて、
デザイン業務におけるAIが苦手なことっていうか、
AIだけにさせとかない方がいい、自分の手を入れた方がいいとこってどういうのがあるんですか?
そうですね。現時点で言うと本当に最終アウトプットの調整とか、
どの案を選ぶのかっていうのはやっぱり人が選んだ方がいいなと思っていて、
それはやっぱり現実世界のことはまだ人の方が詳しいので、
自分が選んだ方がいいっていうのもありますし、
最初は問いと選択が重要っていう話もあったかと思うんですけども、
最初に正解を定義したのが自分自身なので、
その正解と合致したデザインがどれかっていうのは、
自分が選んだ方がいいなっていう風に思います。
これあらゆる業界におけるAIDをする人たちの弱点とか危険性としては、
そのアウトプットをきれいにはある程度できるんですけど、
ヒューマンコミュニケーションの上でのヒアリングとかプレゼンテーションとか、
相手の理解とかゴール、ビジネスゴールへのアウトプットというのは、
実際仕事してみたら、こいつ全然ダメじゃんって。
ネット上で見るその人のアウトプット作品はかっこよくても、
実際にデザイン案件としてやった時に、
他の人がアウトプット作品を作ってくれると、
それだけのアウトプット作品を作ってくれると、
自分がアウトプットとして作ってくれると、
自分がアウトプットとして作ってくれると、
そうですね、ダメというか、それはAIにできてしまうなっていうのは、
ただ、きれいなデザインっていうのは、多分AIができてくると思うんですよね。
で、それがなぜいいのかと、
その場面でなんでそのデザインなのかっていうところを説明できないと、
ちょっと苦しいなというふうに思うんですけど、
それが、ちょっとね、
自分がアウトプット作品を作ってくれると、
自分のアウトプット作品を作ってくれると、
で、それを説明するために、やっぱり相手の要望が何なのかっていうのを
引き出す能力が結構必要なので、
仕事のステップと問題発見力
私、仕事の3ステップっていうのを考えていて、
知る、考える、行うっていう3ステップだと全部の仕事が定義できるっていう。
知るが、課題を知るとか指定を知るっていう部分なんですけど、
そこがやっぱり一番重要だなと思ったのは、
言葉なんですかね、
一番重要だなと思っていて
結構多くの人が自分が何が問題なのかというのは分かってないんですね
本人もね
そうなんですよ
なので問題が分かってないとAAに指示もできないんですよ
でそこを何の問題があるのかというのを引き出してあげる力というのはやっぱり今人にしかない
AAってまあヒアリングしてくれって言ったらしてくれはするんですけど
やっぱ引き出す能力が低いですね
本当に自分のこと分かってくれないというか
そこの問題を引き出す能力っていうのは大事だなと思っていて
それで最近問題解決力より問題発見力の方がだいぶ重要だなというふうに感じますね
あれに近いですね
あのリフレイミングっていう概念があって
アインシュタインが言ってた言葉なんですけど
もし何かの課題を解かなければいけないっていうタスクがあったとしたら
1時間もらえたとすれば最初の55分をその課題の定義に使う
残りの5分で解決案を考えるっていうぐらいに課題定義がすべて
それが間違ってたらどんなアイディアを出したとしても当たるわけがないっていう
いや恐縮ですけど全く一緒の考えですね
ですよねですよね
そもそもこの課題が正しいものなのかっていうか
目指す世界に対してこの課題設定が合ってんのかっていうことをやらないと
壮大なる時間の無駄になってしまう
そうなんですよね
なので本当はAに行った方がいいのにB地点に行きたいってプロンプトをお願いしちゃってるみたいなもんだから
そこじゃないよ
そこにどんだけスーパーカー用意してもB地点に行ってしまうので
一生かかってもA地点にはいけないっていう
結構AI使えないよねって言ってる人はその問題定義がまずできてないんだなと思いますね
あと先週のイベントにも出演していただいた際に
そのAIエージェントツールを使ってウェブサイトを作るっていうプロセスの説明があったときに
いやーなんかあのキーワードすごい好きだなと思って
いきなりデザインしないでください
ありがとうございます覚えていただいてください
あの辺をちょっと説明していただければ
そうですねまああれを言った経緯としてはやっぱりビジュアルっていうものの強さを信じてますし
危険だと思ってるんですよね
説得力がありすぎる
そうなんですよね
視覚情報って文字情報よりだいぶ力強い説得力があるので
最初にビジュアルのデザインを出してしまうと
なんかこれでいいんじゃねってなっちゃうんですよ
そうなると当初の目的とずれてきてしまう
ずれてきていることに気づきにくくなっちゃうので
やっぱり私は最初に目的をちゃんと定義した上で
アインシュタインさんのように55分を問題定義に当てて
問題が定義できたらそれをどうやって社会に提示すればいいのかっていうところの設計図をまず書く
家も外壁から作ってないですよね
確かに柱の位置とかも分からずに
外側だけ綺麗に作ったら潰れちまいます
そうなんですよね
最初の最初でこういう家にしたいなっていうイメージはあると思うんですけど
それが決まったらまずはどういう土地に
どういう広さの世の中に建てられるのか
土地はちゃんとしているのかとか
その住む人の目的に合った立地
大きさとかレイアウト
俯瞰するとそうですね
隣の人は危険人物じゃないのかとかそういうのも含まれますよね
そういったところも問題として上がってきてないところも
把握できる人っていうのはかなり強いので
そういったところの設計力も必要ですね
初めて問題定義ができて設計書もできた上で
見た目が話になっていくっていうと
地盤がちゃんとしてますので
どんなデザインでもっていうわけではないんですけども
多分自然とデザインが決まってくると思うんですよね
問題と設計さえ決まっている
なのでいきなりデザインしちゃダメだよっていうメッセージでした
デザインプロセスにおけるAIの活用
ということは今流行っているバイブコーディングするっていうのは
ちょっと言葉を入れるとサクッと全部作ってるんですけど
左あれやると危ないよっていう
そうですねなんかバイブコーディングの分野でも
結局うまくいかなかったケースが
なんかちょっと耳に入ってきたりするんですよね
なので結局やっぱ設計
ブレストのフェーズでバイブコーディングのバイブデザインはいいと思うんですけど
アイデアを拡張するフェーズ
例えばこんなんどうだろうあんなんどうだろうってディスカッションで
それはアイデアの拡張フェーズですよね
いつかアイデアの収束フェーズに行かないといけないので
そこでバイブはいけないよねっていう
確かにないですもんね目印っていうか
何を持って良し悪し決めるのかっていうのが
下地がないもんだから
アウトプットの美しさとかそういうの引っ張られちゃって
判断基準長くなる
そうなんですよね
私も結構昔の会社員時代とかで
編んだしの段階なのに
ここ1ミリちょっとずれてるから直したいと
そういう指摘をしてくる人の中にはいて
今そのフェーズじゃないよっていう話とかもあったりして
やっぱり表層デザインのフェーズとやっぱり設計フェーズと
課題発見フェーズというのは分けたほうがいいなとは思います
なるほどね
ちなみに僕この話してて今ふと思い出したんですけど
AIを使ってデザインをアウトプットすることができるようになったことで
一つすごい頭を悩ませていた課題
デザイナーとしてクライアントワークをする際に
もう10年以上ずっとこの状況
本当にしんどいよなと思ってるものが
解決できるようになったなと思ったのが
素晴らしいです
それは何かっていうと
クライアントから言われて一番しんどい一言が
もっと他のバリエーションも見たい
リアルありますね
ほら契約とかするときに予算とかあるから
じゃあ3ラウンドで3バリエーションで投稿とか決めるけど
3つ出してこのAやんBやんCやんで
とても素晴らしいですね
AもいいしBもいい
Cのこういうとこもいいけど
もうちょっと他にもないかなっていう
それぐらい言うじゃないですか
今までは時間で食いってたから
仕事のコースを
いやーちょっと今回と去って難しいんですってなって
お互いなんかちょっとギクシャクするのを
AIがあると
全然いいですよ
あと10出しましょうかこうやって
バッて出して
クライアントさんも量が出てくると
お客さんって安心するじゃないですか
確かに
その3つで制限されて
もしかしたらここに存在してない
もっといいものがあるんじゃないかって妄想
ないんですよ
だってデザイナーがもう落とし込んでるわけだから
そうです
だけど非デザイナーなわけだから
他のバリエーションも見てみないことに
判断できないんですってなったときに
いや構わないですよ
今のドラフト段階ではAIも使ってますんで
ちょっと作らせてみますねって言って
ディスカッションができるから
もっと有効的なポジティブなディスカッションになる
こんなにやってくれたっていうのもあります
それもありますね
なるほど
そこで使うのが
お客さんとの信頼関係を高めるために
AIを使うっていうのが良くて
じゃないと今までは
追加料金を取るか
我慢して
徹夜してもうちょっとやるかって
誰かが
地獄の時間です
なるじゃないですか
それを量を出すことに対してのハードルが
かなり低くなれば
確かにそうですね
一方ちょっと一個問題点があるなと思っていて
結構そういうクライアントさんに限って
問題とかゴールを曖昧にしてるんですよね
なのでそこを一応AIで数十案を追加するんですけど
それでもこの案じゃなきゃいけないんですっていう
プレゼンテーションができるデザイナーが
生き残っていくかなと思っていて
あの人が言ってるならそうかっていう
そこをそれはもうね
深井さんが言ってるのはね
デザインワークにおける究極の
デザイナーとしての達成しなきゃいけないレベル
例えばプロジェクト10個やったら
9個はお客さんが自分の意思で
選びたい人で
残りの1人ぐらいが
あなたが言うんだったらお任せしますよって
それも珍しいんで
多分ね相当なカリスマか
AI時代のデザイナーの役割
相当その人自身を人として信用してない限りは
お金出してるのはこっちなんでこっちが
確かにそうですね
あとは上司が切れるんでみたいな
確かに
デザインに理解がある経営者とかは
もしかしたら委ねてくれるタイプかもしれないですね
それ以外多分おっしゃる通り
自分で決めてっていうクライアントさんが多いので
これは結構セールスとかのテクニックでもあるんですけど
いかにも相手が選んだかのように誘導するみたいな
あれですね
手品詞がねマジシャンズチョイスっていうのがあるんですけど
こっち出してこっち出して
じゃあこっちを残して
こっちは一回忘れましょうか
実はデザイナーが選んでるのを
上手いことクライアントさんが自分で選んだ
っぽく感じるやつですね
そうですね
なので結構そういう心理学的なものも
今後必要になってくるのかなっていうのは
AI時代のデザイナーって
コミュニケーション能力最優先じゃないですか
そうですね
スキルとしては
結構人の役割は究極フロントに立つかどうかっていう
人はやっぱり人に接客されたい
人が多いのかなっていうところで
本当に究極は人の優位性は
人であることしか残らない
やっぱり人の前に立てる人しか残んないんじゃないかなって
でもバックは全部AIみたいな
やっぱこういう場に出て話すスキルとか
相手のことを本当に思い合って
問題を聞き出してあげるとか
そういう能力がかなり大事になってくると思うんです
うちの若いスタッフで以前にデザイナーでね
営業経験とデザイン
そういうスキルを身につけたいんだけど
なんかクライマックスさんに刺さらないとか
なんか説得力がまだ持てないって言って
上司に相談してたら
上司が言ったのが
お前はもっと修羅場をくぐったんだ
なるほど
小綺麗な人生を歩んでるからだとか言われてて
アルゴリズムをもうちょっとチューニングしないと
地獄っていうパラメータ
人間臭さをね
もっと身につけて
人間的魅力を高めないと
そのデザイン力が高くなっても
人間力が備わってないと
説得力が増さないよっていう話は
そうか
確かに
そうですね
なんかアウトプットが高いけど
ちょっと絡みづらいAさんか
アウトプットそこそこだけど
いつも慕ってくれる
いつも飲みに行ってくれるBさんだったら
もしかしたらAI時代Bさんの方が
選ばれるんじゃないかなっていう気も
それは間違いないんで
最近スタッフのデザイナーに言い始めてるのは
営業やった方がいい
すごい変な顔されたりしたんだけど
でも結構本質ついてる気はしますね
絶対そうだと思うんですよ
デザイナーだからこそ
営業経験一回やってみると
うち営業出身のデザイナーがいるんですよ
元々営業ゴリゴリ営業だけやってた人が
キャリアチェンジでデザイナーを始めた人がいて
やっぱりすごいパフォーマンス高いんです
何かっていうとアウトプットのパフォーマンスじゃなくて
先ほど言ってたお膳立てとか課題設定とか
作り出したものの説明とか
あとはお客さんの立場になって
そうですねこれで売上が増えた方が絶対いいですもんねっていう
必ずビジネス的なメリットを説明するときに付け加えてるんですよ
それ嬉しいですよね
嬉しいでしょ
そうそうお前分かってるねみたいになるから
なるほど
そのキャリアのさっき冒頭で言ってた
下積みのクラフトの手を動かす修行っていうのも大切だけど
それと営業も下積みに入れた方でいろデザイナー
そうですね確かに
やっぱり営業の方がデザイナーに転身された場合は
多分AIデザイン
AI時代に残るデザイナーの多分一曲目というか
AIをどんどん使いこなして
ヒューマン好きなデザイナーだと思うんです
ちなみにそうしたうちの今のAIチームのリーダーになってるんですよ
僕がサインしたんですけど
いいバランスですよね
そうなんですそうなんです
ヒューマンと
いい意味でデザインにこだわりがないから
デザインプロセスに
こういう順番でやるべきっていうのが
後でデザイナーをまだ学び中だったりもするし
営業経験がある非デザイン経験があるってことは
デザイン原理主義者じゃないかな
デザイン原理主義者がAIの時代に結構ストレスになりそうな
確かにそうですね
AI時代のデザイン理念
多分いつの時代も進化してってる人より
変化に適応できる人が生き残ってると思うんですね
チャールズダウンですね
恐竜なのか小っちゃい動物なのかみたいな感じですよね
なのでやっぱり変化していく人が重要で
過去の成功体験とかもまっさらにできる人しか
残んない気はしていて
私も結構デザイナーではあるんですけど
デザインに対して結構ドライで
目的達成できれば何でもいいじゃんっていう派なんですよね
それ超その気持ち超わかって
そういうタイプ僕も結構そういうタイプなんだけど
それだと喫水のデザイン原理主義者からは
ちょっと小馬鹿にされるんだよね
そうですよね
あいつ本物のデザインやらしないよなみたいな
本当そうなんですよね
これもできないくせにみたいな
こういう経験もしてないくせにみたいな
時代が違いますからね
そうですね
そういう形で2曲目のちょっと難易度高いトッププレイヤー
カリスマに
カリスマの方に行ってらっしゃいっていう
めっちゃ面白い
じゃあそろそろ時間も来たので
この辺で締めさせていただきたいのですが
この収録の前にかわいいさんから5本をいただきまして
AIでゼロからデザインっていう
デザイン本でありながらも
AIを活用してデザインをするっていうプロセスが載っていて
その上プロンプトのサンプルも載ってたりとかするんで
これぜひ僕も読ませていただいて
ありがとうございます
今後デザイン勉強した人は
AIとデザインを両方いっぺんに学べるお得な本ということで
そうですね多分初めての本だと思いますので
ぜひお手に取ってください
概要欄にも載せておきますので
ありがとうございます
ご興味がある方はご購入いただければと思います
ということでかわいいさんありがとうございました
ありがとうございました
最後までお聞きいただきありがとうございました
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