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今さらなんて言わせない。歴史があるから今がある。始まりました、「大人の近代史」
よろしくお願いします。
この出だしはいつも笑っちゃいそうになるよ。
前回入れなかったけど、今回また戻ってきた。
いや、なんで?
ちょっとね、やっぱなんか寂しいなと思って。
確かに急に始まりますで始まっちゃってるのもね。
そうそう、誰も期待してないんだけどね。
まあ、それはいいや。
今日は長まろの回なので、まずはテーマを教えていただいてよろしいでしょうか?
はい、テーマはアナタハン当事件です。
え、なになにそれ?
え、アナタハン知らない?
知らない。アナタハン当事件?
まあ、アナタハンの女王っていうのが有名なんだけど、たぶん言葉としては。
はいはい。
知らない?
知らない。
OK、じゃあ知らないんだったらね、たぶん尾形郎はどっちみち大好きだと思う。
ちょっとやめて、なんかその付箋を張るなよ。
まあいいや、えっとじゃあ知らないってことで。
知らない知らない。
ちょっと細かいところも説明していくというか、
まず、さっき事件っていう言い方をしたんだけれども、アナタハン当事件って。
はいはい。
これ難しい、ちょっとその事件だって言われるや事件だし、事件じゃないと言われるや事件だしっていうちょっと線引きが難しいんだよね、まず。
うんうん。
っていう前提で、事件っていう言い方もしてるから一応そういう言い方をしてるけれども、
っていうちょっとニュアンスは残しておきたいっていうところかな。
はい。
で、まず肝心のアナタハンって何でしょうかっていうところなんだけれど。
アナタハンっていうの、なんか珍しい名前だね。
カタカナでアナタハンですね。
これはね、島の名前。
島の名前なんだ。
で、もちろんさ、そんな名前だから日本の島じゃないんだよ。
そうだよね、カタカナだしね。
そう、正確に言うと当時は日本になってたっちゃなってたんだけどっていうところ。
えー、どういうと台湾とか。
まあそうそう、南の方、えっとね、サイパンの方、サイパンのちょっと北ぐらい。
あー、そっちもそうだったんだ。
日本ってほら、サイパンとかフワムとかも移民統治領になってたから。
あーそうなんだ。
で、漏れなくこのアナタハン。
アナタハン島って確かサイパンの北100キロぐらいかなのところにあるポツンとした島。
で、もちろん大きさも全然大したことなくて、一応ね、長さが9キロの幅が3.7キロのちょっと横に長い島。
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で、9キロ3.7キロだからだいたい面積で言うと30、9×4 36だから35とか34とか平方キロメートルだよね。
34×5平方キロメートルぐらい。
はいはい。
あんまり大きさがないからいまいちつかないと思うけど。
だいたいそれぐらいの大きさだと、歩いて一周すると、そうだな、8時間ぐらいあれば一周はできるかなっていうイメージ。
それぐらいの大きさだいたい島の大きさとして。
ここはもともとは人は住んでて、そこの原住民が住んでて、そこにちょっと今回事件のキーマンってなる女性がいるんだけれども。
はい。
ヒガカズコさんっていう人なんだけれども。
ヒガカズコさん。
ヒガって沖縄とかに居そうなヒガさん。
今それ言おうと思った。
本当にその通りなんだけど、この人も。
ヒガカズコさんとちょっとここが複雑なんだけれども、その旦那が勤めてた会社の上司がこの島にまず移ってくるの。
そうなんだ。
なんでそんな複雑なことになってるかっていうと、そんなに難しい話じゃないんだけども。
旦那はサイパンの方に仕事に行ってて、あなた半島でもその仕事があるわけ。
一応上司が行く。付き添い人じゃないけれど、みたいなイメージで一緒にいたっていうだけ。
別にそんな怪しい関係だったとかではない。
ちょっと今含みもさせちゃったけど。
と、プラス原住民が何十人かいたのかな。30人、40人とかっていうような状態だった。この島、初めは。
そんな中、ちょっとごめんなさい。時代背景を言うの忘れてたね。
まず事件が起きた時代っていうのは、もう終戦ぐらいだと思ってください。1945年ぐらい。
正確に言うと、終戦前に移り住んで、終戦後に事件が起きたっていうイメージ。
ちょっと話を戻すけれども、初めは日本人は上司と奥さん、奥さんというかひがさんね。ひがさんの2人だけだったわけ。
あとは原住民。言葉も通じませんって状態。
そんな中、アメリカ軍の攻撃を受けて、船が沈没したわけよ。近くで。
海軍の船だったんだけど、日本の。その海軍の船に乗ってた人たちがアナタ半島に漂流したって言えばいいのかな。漂着したんだよ。
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で、それがだいたい30人ぐらい。日本人30人ぐらい。軍人ね。が漂着した。
それでちょっと人口増えるじゃん。一旦島の人数。
でも、まだ当時戦争終わってなかったから、アナタ半島ももちろん空爆とかあった。空襲。
原住民っていわばアメリカ人なわけよ。そこってサイパンだから。
だから原住民は戦争を終えるとき、もう戦争終わりましたと終戦になりました。
その時にもう日本軍投降しましょうよっていう時に全員引き上げて。
原住民が?
そう、原住民は。で、日本人はほら、どっかで聞いたことあるんじゃないかな。
なんか、戦争が終わったっていうのを信じなくてずっと立てこもってるみたいな人たちも結構いた。
あー、ある。聞いたことある。テレビとかでも見たことある。
まさにその状態になっちゃった。
で、このアナタ半島に結局のところ、原住民は全員アメリカ人が連れて帰っちゃって、連れ去っちゃって、日本人だけが残された。
で、ちょっと整理すると、初めにヒガさんとその上司、旦那の上司が移り住んできてたよね、2人。
で、その後に来た日本人っていうのは海軍の漂着した人たち、まあ30人ぐらい。
30人ぐらいって言ったけど、たぶん30人…あ、ごめん、33人か、全員。
33人いて、実は女性はこのヒガさんだけだった。
で、ちょっと得意な環境じゃん、これって。
そうだね。
ここからちょっと小片郎好きそうな展開になるんだけど。
ちょっと待って、ちょっと待って、その前行きやめようよ。
俺たぶん、それは良くないな。
なんで?
えっとね、じゃあちょっと話を戻して。
待って、これさ、放送できるの?これ。
できるよ、全然。
できるやつなの?大丈夫?
大丈夫、大丈夫。
で、一応このヒガさんって若い女性なの。
当時が20前半ぐらいって言われてて。
で、男性女子ちょっと年齢俺わかんないけど、資料見当たんなかったから。
まあちょっとわからないと。
ただ、漂着してきた海軍の軍人たちってみんな若者なのよ。
軍人だだけあって。
だから、状況としては若い男が30人ぐらいガサッといて、
そこに若い女の子が1人だけいるっていう状態。
これは事件しか起きないよっていう予感がするじゃん。
うん、する。
でもね、これ不思議とね、初めは大丈夫だった。
まあ、なんつーの、これ難しいところなんだけれども。
人間ってさ、これやっぱ三大欲求みたいなのあるじゃん。
これ心理学的にも言われてて、やっぱり優先順位みたいなのがあって、その欲求にも。
満たされるべきものが満たされないと、次の欲求が生まれてくることってないんだって。
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だからさ、簡単に言うとさ、腹減って死にそうな時に性欲湧かないのよ。
なかなかね。で、超眠い時も多分そうなんだよね。
三大欲求って言ってるけど、やっぱりさ、まずさ、生きるために最低限のラインで言うとさ、食欲とかの部分になってくるわけじゃん。
で、戦時化っていうところもあったし、漂着して別にさ、そこの島にさ、めちゃめちゃさ、なんつーの、馴染んでたような人たちでもないから、
自分たちが持ってたような食料とかで、はじめは生活してたわけ。
で、ただそれもいつかそこを尽きちゃう、なんか不安。
まあ戦争も、当時はさ、まだ戦争もやってるって思ってたから、心理的にもすごい不安だっていうところで、全然逆に何も起きなかったの、はじめのうちって。
ただ、だんだん慣れるんだよね、人間って環境に。
で、例えばさ、原住民もともといたから、タロイモとかを栽培してたわけ、原住民。
これ食べられる食料になるってなって、で、あとは例えばさ、ヤシガニとか、トカゲとかコウモリとかを食ってたらしいんだけれども、
そういうのを取って食べるっていうところまでできるようになってきた。
で、そうするとさ、食欲が満たされるわけ。
で、あれ、なんかとりあえず食べるとかで死ぬことはないんだなっていうのが分かってきちゃうと、やっぱり今まで抑え込んでいた別の欲望っていうのが出てくるわけ。
で、まあその中でさっきの状況がね、男30人、女1人みたいな状況が、やっぱりちょっとこう、事件を起こす引き金になってくっていうね。
で、まあちょっとここまで引っ張ったけど、事件としてはそんなに大した事件じゃないんだよね。
もともとこの日賀さんって旦那さんいたんだけど、旦那さん裁判に行って、もちろん戦争中だったからさ、もう生死不明になっちゃったわけよ。
だからそんな状況だから、近くにいた上司と結婚したんだよね。
そうなんだ。
そうそう。で、だから一応定としては夫婦と軍人っていう、残り軍人みたいな感じだったわけ。島の中は。
で、やっぱりその食料が満たされてないときは、その秩序もすごく整ってたわけ。
あれは一つまだ定出していけないなとか、そんな感じだったのかな。
そう、ただやっぱり欲望にはなかなか勝てないもんで、食欲が満たされたら今度は性欲を満たすものがないってなって、
というかもうないっていうか、一つしかないじゃん。その日賀さんしかいないじゃん、満たすとしたら。
だから全部そこに行っちゃうわけ。結局のところ。
え?
だからこれがちょっと難しいところっていう。日賀さんって若いのよ、とにかく。別に見た目はさ、写真とかも撮ってるし、
見た目は当時の女性のその美的、センスとかわかんないけど、若いのよ、とにかく。
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だからもう若い男からしたらさ、そんなギラギラしちゃうわけで、見るだけで。
割と飽満なボディーしてたらしいし。
ちょっと待って、ちょっと待って。
これ、これマジ女性リスナー激怒するよ、これ。
まあいいや、じゃあちょっと話をして。
やっぱりそんな状況だから、まず嫉妬とかそういうのが出てきちゃうんだよね、どうしても。
なんであいつだけ独り占めしてんだよ、みたいな。
カズコさんのその島での旦那、だから上司。
で、とはいえさ、やっぱ秩序を保とうっていう空気はまだあった。
だからなんとかその倫理的な部分だよね、多分。
で、なんとか成り立ってた部分もあったんだけど、ある日、ここからが事件の引き金になるんだけど。
アメリカ軍の飛行機なのかな、が墜落してるのが見つかるの。
もちろんこれはあれね、今墜落したんじゃなくて、だいぶ前に多分落ちてて。
で、要は機体の残骸とか乗ってた、運んでたものだったりとかわかんないけど、そういったものが散らばってたわけ。
島にさ、そんなものがあったわけ。
で、その中で、要は拳銃が見つかるんだよ。
壊れてたんだけど直しちゃって、それを。
で、あとは機体、飛行機の機体ってさ、すごい硬いじゃん、頑丈じゃん。
で、その機体を使ってナイフを作るなんていう人も出てきたわけ。
要は武器手に入れちゃうんだよね。
今までさ、理性でなんとか抑え込んでいたのは、
要はみんながこうなんとか力関係が一緒で、武器もなんもない状態でフラッとだから、
なんとかしよう、なんとかしよう、なんとか保とうっていう意識があったんだけど、
もうあからさまに拳銃持ってる奴が出てきちゃうわけじゃん。
もう力関係変わるのよ、これで。
で、まず拳銃を直して持った奴が2人いて、
で、その2人って、まず気に入らない仲間が1人いたのよ。
真っ先に殺すんだよね。
仲間は軍人同士で?
そうそうそうそう。
なんか30人の中でさ、2人ピストル手に入れるじゃん。
で、残りの28人の誰だかわからないけど、
ちょっとこいつ気に入らねえなって奴がいたわけ。
で、殺すの。もちろん事故に見せかけて。
で、そこからやっぱり秩序が乱れるのよ。
だって、もしかしたら自分も殺されるかもしれない、従わなきゃいけないっていう、
思いになるじゃん、残りの拳銃持ってない奴らからしたら。
はいはいはい。
で、拳銃持ってる奴ら、持ってる2人からしたら、
もう俺王様だみたいな。
感じで、じゃあ王様何してもいいんでしょみたいな。
じゃあ日賀さんを貸しちゃおうみたいな。
そんな感じ?
いやー。
そう、なんか人間のこの醜さなんだけど、ほんとに。
武器を持ったらなんか大将になっちゃうみたいな。
はいはいはい。
で、ここからちょっともうサクサク言うけど、
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そんな感じで醜い争いが続くのよ。
もちろんさ、拳銃持ってた2人って、常に拳銃持ててるわけじゃないから、
不意打たれて殺されちゃったりするのよ、結局。
うん、はいはい。
まあ、どういう理由で殺されちゃったかっていうのも、
ちゃんとはっきりはしてないんだけども、
殺されちゃって、拳銃が結局こう、
例えばAが持ってた拳銃がBに移って、
Bが持ってたのがB殺されてCに移ってみたいな、
そういう状況になってくるわけ。
っていう、なんかもう、女1人を巡るサバイバルゲームみたいになっちゃったわけね。
島の中が。
はいはい。
で、そこで、でもやっぱりさ、
何人殺されたのかな、まあ10人くらい死んだのかな、ざっくりと。
その最初に結婚してた上司はどうなった?
殺された。
殺されたと言われてる。
そう。
もうなんかそこもムヤムヤになってるというか、曖昧なんだよね。
このヒガさんは殺されたって言ってるのかな、確か。
はいはい。
そうそう、今ヒガさんが言ったっていう話言っちゃったから、この先の話なんだけど。
ヒガさん自体、ちょっと身の危険を感じてきた、だんだん。
はいはい。
別にあれでも、男に手出される身の危険っていうのは常にあったもん。
でも実際に出されてたんでしょ?
そうそう、実際に出されてたわけだし。
で、ただ、やっぱりさ、10人くらい男同士で殺し合いが始まってさ、
やっぱり冷静な奴っているわけよ、その中に。
中の残りの20人くらい。
はいはい。
いや、このままじゃうちら全滅だよ、みたいな。
じゃあなんでうちらこんな殺し合いになっちゃってるの?っていう元を正すと、
あいつじゃん、みたいな。ヒガさんじゃん、みたいな。
っていう、なんかちょっとむちゃくちゃな結論になってくるわけ。
はいはい。
で、殺そうぜって、ヒガさん、みたいな話になるの。
うわー、なんかすごい話だ。
ほんとに人間の醜さがギュッと濃縮されてる話なんだけど。
はいはい。
で、でもやっぱり20人の中にさ、単純にヒガさんに行為を寄せてる人もいるし、手出しなくても。
やっぱりそんな得意な状況だからさ、私は見てるだけでも、みたいな感じの人もいるわけじゃん。
はいはい。
で、やっぱりそういう、なんかもう乱れきった秩序が許せないっていう人もいただろうし。
だから1人が密告すんのよ、ヒガさんに。
その、誰だかわからないけど。
うーん。
あなたは殺されそうですよ、っていうことを言うわけ。
で、ヒガさんは逃げるの。それを聞いて。
うーん。
で、ただ、ちょっとこの話前後しちゃうんだけど、もともとさ、ここの島ってさ、戦争終わって、ただ取り残されちゃった人たちじゃん。
うーん。
で、アメリカ軍は所在を知ってんの。ここに日本人いますっていうの。
はいはい。
で、日本人は、日本人っていうか、日本は知らないわけ。
うん。
知ってたら迎えに来るじゃん。
そう、アメリカ軍は、だから、日本に返してあげようと思って、定期的に、なんていうんですか。
もう、世相負けたんで終わったよ、みたいなことを言いに来てるわけ。
うーん。
でも、みんな信じなかったっていうだけの話じゃん。
あー、そうなんだ。
そう。だから、ヒガさんはそれを利用して、アメリカ軍が来るわけじゃん、近くまで。
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はいはい。
そこで旗振って、助けてってSOS出して、アメリカ軍に助けてもらう。
あー、そうなんだ。
そう。で、ヒガさんは無事に逃げられる。
へー。
あ、で、一応この事件はここまでなんだけれども。
うーん。
アナタ半島事件は。
ただ、これちょっとその後実談というか、その後もちょっとあるんで、ちょっとそこもぜひ聞いてもらいたいなと思うんだけど。
はいはい。
で、その後なんだけど、まず取り残された男性人、男の人たちいるじゃん。
みんな日本が船よこして救出されます、最終的に。
で、結局人数が何人だったかな、20人ぐらいになっちゃったんだよね。
だからさっき言った、10人ぐらい死んじゃったって話だと思うけど。
うーん。
だから10人ぐらい、もう本当、環境的要因で死んだ人も多分いるけど、サバイバルで殺されちゃったんだよね。
なんかそういう映画見たことあるけどさ、本当にあるんだね。
そうそうそう。で、まあ男の人たちはそういう状況。もうとりあえずなんとか生き残った人は帰れたっていう。
で、たださ、なかなか人にも話せないんだよね。おそらくその島での内容って。
うーん。で、仲間同士でってね。
そう。で、なんならだって自分が殺した人間かもしれないし。
うーん。
わかんないよ。殺される側の人間だったかもしれないし。
まあどんどん状況はわからないけど、なかなかだからその人たちのコメントっていうのはあんまりなくって。
結構残ってるのは、そのヒガさんの方のコメントは結構残ってて。
で、実際このヒガさんっていうのが結構その後もちょっと波乱万丈の人生を送るんだけど。
まずヒガさん、旦那いたじゃん。
うーん。
旦那いたんだけど、実は生きてました。
あーそうなんだ。
そう、ただこれ戦争あるあるで、旦那結婚しちゃってんだよね。
あーそうなの。
もう、そうそう、もちろん奥さん死んじゃってるって思ってるから。
うーん。
だから結局ヒガさんは旦那とこう寄りを戻すことを諦めるわけ。
うーん。
で、結構この人もすごい苦労して、その後も。
うーん。
やっぱりアナタハンって言うと、多分当時を知ってる人ってこれ流行語になってるぐらい有名な言葉らしいから。
多分このヒガさんも超有名人なんだよ。
あーそうなんだ。
そうそう。だからなんつーの、ヒガさん主演でそのアナタハン当事件を映画化したりとか、
そんなこともあったらしいから。
はいはい。
で、そういうところでこうお金稼いで頑張ってこうっていうところで頑張ってたんだけれども、
まあなかなかね、結構中傷というのは今の世の中も結構バッシングって多いけど、
はいはい。
お前のせいで人が殺されたんだみたいな感じのことを言う人が結構いて、
なんかすごくそういう中傷に悩まされたっていう人生になっちゃったっていう。
へー。
で、結構若く死んじゃうんだよね、あの病気で。50歳ぐらいで死んじゃうんだよ。
あーそうなんだ。
うん。ただ唯一のちょっとほっこりするというのはこの人、再婚できてるんだよ。
あーそうなんだ。
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うん。全然その元の旦那じゃないよ。全然違う人見つけて再婚はできてて、
一応まあそれなりに幸せな家庭は最後は持てたのかなっていう。
はいはい。
そう。っていう、まあヒガさんに関してはそんな感じ。
アナタハン当にあれどんぐらいいたの?
年数5年ぐらい。
あ、そんなにもいたんだ。
ヒガさんはもうちょっと長いかもしれない。もしかしたら。
戦争の終戦から5年後ぐらいに全員帰れる。
はいはい。
だからまあヒガさんは多分もっといたの。7、8年ぐらいいたのかもしれない。
あーはいはい。
もともといたから。
うん。
まあそれ、まあだからそれぐらいの期間でやっぱり得意な環境っていうのもあって、
そういう人間の醜い出てきちゃうっていうのがね、恐ろしいなっていう。
なんかあの戦争って特にあの女性とかあと小さい子供もそうだけど、
弱いなんか立場の人が結構ひどい目にあってるよね。
うん。
本当になんか。
まずはやっぱりそう、搾取される対象っていうのが必ずいてさ、
はい。
で、まあ弱いものがやっぱり強いものに搾取されるっていう、この構造はどこ行っても変わんないんだなっていうところだよね。
うーん。
そう、だからこの事件もさ、結局さ、拳銃がなければさ、ある程度秩序は保ててたはずなのに、
力関係がこうね、一気に変わった時からやっぱ事件っていうのがこう起きたって言われてるから。
うーん。
まあやっぱりそこが人間の醜さっていうか弱さなんだよね。
そうだね。
だってその拳銃をさ、俺知らない、あなたは本当に知らないけどなんか獣とかがいて、
獣をこうね、倒すのに使うっていう、まあもちろん食うためにね、使うっていう使い方をしようとしなかったんだよ、きっと。
うーん。
まずやったことって気に入らない仲間を殺したんだけど、もうその辺りからやっぱりすげえなんか人間の醜さが出ちゃってるなっていうところだよね。
そうだよね。
まあそんな感じで、
オッケー。
アナタ半島事件は終わりにしたいと思います。
まあ今さ、あのやっぱりうちらは男で男目線で考えてるけどさ、やっぱり女性からしたらさ、もう本当に恐怖でしかないよね。
まあそこが難しいとこなんだよね。だから日賀さんってさ、すごいたくましい人だったんだよね、たぶん。
ああそうなんだ。
だってこの、あの言ったと思うけど、映画化して自分が主演してるぐらい。
ああそうなの。
だって普通だったらさ、もう嫌な目にあったこんなことも思い出したくない。
うーん。
そう、だからどういうふうに見るかなんだよね、この日賀さんを。もうすっげえ超たくましいさ、ああなんなん全然気にしてないよっていう感じの人だったのかもしれないし、
逆にもうこれもあれだけの推測になっちゃうけど、すげえ楽しんでるだけなのかもしれないし、本当に世間が言うように。
それはもう本当にわからない。
多くのさ、そういうまあ被害にあった女性って、あのほとんどが語らないからさ、まあそれはそうだと思うけどさ、いやーね。
この人は語ってるし、そもそも有名人になっちゃってるし、それをネタに飯食ってるし。
ああそうなんだ。
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おっけー、なるほど、ありがとう。
まあこれを聞いてですね、なんかこんな受け答えしてほしいとか、よくわかんないなこれ。
なんだよそれ。
じゃあありがとうございました。
ありがとうございました。
