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腹痛や苦しき中に開けガラス。始まりました、「大人の近代史」よろしくお願いします。
よろしくお願いします。という前に突っ込みたかったけど、どういう意味ですか?
そうそう、これね、この前さ、江戸城無欠解除に出てきた山岡哲収の自生の句なんだよね。
いや、これがさ、自生の句なんだって。で、なんかこれさ、まあ腹痛や苦しき中に行って、この人あの胃がんで最後亡くなったの。
ああ。 そう、だからまあ本当にこの苦しんでたんだよね。
ああ、まあ腹痛いんだろうね。 そうそう。開けガラスって、明け方に鳴くカラスなんだって。
うーん。 だからまあ苦しんでる中にでも、明け方にカラスは鳴くよ、みたいな。
え?どういうこと?
いや、わかんない。これ解説はないんだけども、そう、でもこの人ね、最後、だからさ、昔ってさ、がんになると特に胃がんとかって切除できなかったんだって。
ああ。 そういう技術がなかったのよ。だからもう、ただただその日に日に悪化するこの苦しみを、あの薬でこう麻痺させることもできないから、
なんだ、夜もほとんど寝れないっていう人も多いくらい。でもそんな中、山岡哲史は最後、こう座禅を組んだまま亡くなったんだって。
ああ。 うん。まあだからこの苦は何なんだっていう話なんだけど。
もう開けガラスの下りがどこ行ったんだっていう。 そう、でもね、ちょっとね、思ったのが、開けガラスってちょっと違う別の捉え方もあって、こう男女の朝の別れみたいな意味もあるんだって。
だからこの人、奥さんとか、まあ家族、子供もいたから、もしかしたらその死を間近にして、そういうなんか神経になったのかなっていうところ。
ごめん、勝手な解釈だけど。 勝手な解釈なの? そうそう、だって、自生の苦ってさ、あの前長丸も言ってたけどさ、解説ってほとんどないわけよ。
だからまあ、でも何だろうと思って、まあそんな話でした。
まあ、何だろうね、本当にって感じだね。 うん、まあ今日はですね、長丸がどんな開けガラスを聞かせてくれるのか楽しみです。
イエーイ!
え? 開けガラスでしょ?
うん。 全然開けガラスじゃないな、今日の話。
今日のテーマは何でしょうか? 今日は、厚刀の玉砕やりたいと思います。
え? 何て言った? 厚刀の玉砕。 厚刀? 厚刀ね、の玉砕。
なんだそれ? もうそのまんま、タイトルそのまんまです。
えー、知らないよ、厚刀って。 えっと、まあじゃあその辺も踏まえての話にはなるけど、
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はいはい。 まず厚刀って何かっていうと、
何かっていうか、刀って島ね、島。厚刀島ね、要は。 場所は、日本ってさ、第二次世界大戦、大東亜戦争ってさ、
どっちかっていうとイメージね。厚刀のところで戦ってるイメージね。 あー、あるね。
そう、だから島って言うと多分南国を想像するんだけど、 厚刀はね、北米なんだよ。 あ、そうなんだ。
そう、まあ正確に言うと、今で言うとアラスカ州になるのかな。
で、地理的なところで言うと、ちょうどね、アラスカって大体場所わかるでしょ? アメリカの左上の方のカナダの横ぐらいのところなんだけど、
そこからさ、陸自体じゃないんだけれども、ちょっと海を隔てて、それ、まあ今ロシアだけど、ロシアの、要はシベリアとかの方の大陸に行けるっていうのはわかる、なんとなく。
うん、なんとなく。 で、ちょっとその下の日本側の方の海に、結構島が点在としてるのよ。
えー。 まあ、その1個だね、厚刀っていうのは。 あー、そうなんだ。じゃあ、ちっちゃな島。
まあ、全然大きくはない。普通の島。 その辺って島が点在してて、その中の1個の島ですよっていう感じかな。
で、厚刀っていうのは、要は、アラスカだったりさ、シベリアだったりとかさ、なんかその辺の名前が出てきたあたりで、なんとなく想像つくと思うけど寒そうじゃん。
うんうん。 そう、気候的には、もう本当その通りで、あの寒い気候。
うんうん。 なので、なんかその大東亜線で想像するようなさ、ジャングルでとかではないっていう感じだね。
あー、そうなんだ。 うん、まあそんなところで繰り広げられた戦いがあって、
はいはい。 っていうのがまあ今日のテーマになるっていう感じかな。で、一応ここ、そもそもなんだけれども、
初めから話すと、もともとはもちろんアメリカの領土なわけよ。 うん。
で、ただ、まあ日本とアメリカ、真珠湾からこう契機に戦争になるけれども、
1942年の6月の6日なんだけれどもに、日本軍がこの厚刀に上陸して占領するのよ。
で、なんでそもそもそんなところ占領したかっていうところなんだけれども、
まず、こことても守備が防衛意識がなかったの、アメリカに。 はいはい。
アメリカ領なんだけれども、そもそもなんていうの、アラスカとかもさ、そうだしシベリアとかもそうだけどさ、人が住めないというか、住みづらい環境なわけよ。
うん。 で、やっぱそういうあんまりいい環境じゃないし、人が住むにあたっても。
で、資源があるわけでもないし、戦略的にも、あの地理的に考えて、そんなにそこを取られたからって、アメリカの大陸側の領土に、なんか例えば爆撃機が来るとか、そういう恐れも、まあほぼほぼないような地理なわけよ。
あー、じゃあ遠いんだ。 遠いね、うん遠い。
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だから、あんまり旨味がないわけよ、アメリカからしても。 はいはい。
だから守備、あんまり割いてなかったわけ。 あんまっていうかね、割いてなかったんだよね。ゼロだね、ゼロ。
うん。 で、6月6日に日本は、ここ占領するわけ。
うん。 1942年の。で、その時に、もうアメリカ軍誰もいなかったから、もちろん無欠、無抵抗のまま占領できるわけ。
はいはい。 で、その時に、その島にいたのって、先住民45人と、あと白人が2人いたの。
うん。 で、だから、計47名しかいなかったわけ。そんな島が。
はいはい。 で、ちょっとなんでっていうところにまた戻るけれども、なんでこの島とった、そんな、だって日本にも旨味ないじゃん、正直、そんな島。
で、これはね、ちょっといろいろ理由があって、まず、この上陸作戦のことを、アリューシャン作戦って呼ばれてるんだけれども、
へー。 まあ通称ALALって呼んでて、あの、アリューシャンってALでかけるから、ALAL作戦って言うんだけど、
うん。 なんで、その、アリューシャン作戦やったかっていうと、まず一番、これが多分、でかいのかなっていうのが、ちょうど同時期にミッドウェイ海戦やってたんだよね。
はいはい。 だから、そのミッドウェイ海戦の擁堵作戦として、だからこっちも、なんだろ、ミッドウェイってさ、あの、どっちかっていうと南国寄りの地形っていうか、まあ太平洋のど真ん中ぐらいなんだけれども、
はいはい。 そんなところでこう戦争やってるわけじゃん。だから主力はみんな、アメリカの主力も日本の主力もそっちにいるわけ。
だけど、やっぱり、極地的にさ、戦力を散らばした方が、アメリカってどこから攻めてくるかわかんなくなるから、ちょっと怖くなるわけよ。
はいはい。 だからそんな意味で、ちょっと北側の方からも攻めてみよう、みたいな擁堵作戦っていうのが、まあ一番大きい目的なんじゃないかとは言われてて、このアリューシャン作戦。
ああ、はいはい。 その他にも、単純にアメリカ領土を占領するっていうところのステータスだよね。
真珠湾ってさ、ハワイってアメリカ領土じゃん。 攻撃はしたけど占領はできてない。
うん、そうだね。 そういう意味合いからすると、やっぱりアメリカの領土を奪ったんだっていう、ちょっとステータス的なもの。
はいはい。 それはもちろんあれだよ、国民の意識もそうだし、日本の国民に対してもアメリカ領土を占領しましたって言ったらさ、
こう意気揚々というかさ、要はモチベーション上がるじゃん。 アメリカからしたら領土を取られたっていうさ、ちょっとこうマインド的なダメージが来るじゃん。
はいはい。 だからそういう部分もあったんじゃないかって言われてたり、
あと単純にさ、やっぱ地理的にさ、アメリカとソ連が組まれたら面倒くさかったわけよ、とにかく。 ああ、はいはい。
だから一応分断しとこうかみたいな、地理的に。 まずそんな思惑なんかがあって、このアリューシャン作戦っていうのが発動されて、
アッツ島は占領し、日本が占領したっていう感じなんだよね。 はいはい。
で、ちょっと話元に戻って、無抵抗だったって言ったけど、一人だけ抵抗してきた白人がいたのよ。
うん。 さっきあの、先住民45人と白人が2人いたって言ったじゃん。
はいはい。 そのうちのあの白人の一人、まあその白人って夫婦だったんだけど、
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うん。 白人のその旦那の方が抵抗してきたから、その旦那は殺されちゃうのよ。
うん。 そんな感じで抵抗はまあゼロだったってわけではないけれども、
日本としてはノーヒガイで占領できたっていう感じなんだよね。 うん。
で、まあそんな旨味のないさ、領土だけど一応占領できたからさ、日本としてはさ、ちょっとここを拠点に、
どんどんどんどんアメリカの方に進出していきたいっていう思惑っていうのも徐々には出てくるわけよ。
はい。 で、だからやっぱり周辺の島とかも占領したりとか、
あとはそのアッツ島自体を基地強化したりとか、 うん。
あとは飛行場を作りたいっていう、まあこれは軍上層部でも結構追われてて、
うん。 飛行場作って、あのしっかりそこに基地を作ろうというような案もあったんだけれども、
うん。 やっぱり旨味がないさ、場所だからさ、ちょっと日本の大本営としてはさ、あんまり乗り気じゃないわけ。
はい。 そっちに咲くよりはミッドウェイ、ミッドウェイってさ、結論から言うと負けてんじゃん、日本って。
うん。 だからさ、そっちの本体の方に持ってきたいわけよ、あのなるべく戦力にせよさ、
なんだ、石油とかもそうじゃん、結局資源にせよ。 うん。 だからあんまりさ、占領はしたものの、
ほっとかれてたっていうのがもう一番にあるんだよね、ここの領土って。 ああ、そうなんだ。
うん。最終的には飛行機、空港も作れるんだけれども、 うん。
そんな感じで、そんなにこう日本としては乗り気じゃなかったっていうのが結構ここのポイントで、
うん。 だからさ、守備隊もはじめそこまで置いてなかったんだけれども、
うん。 ただ、やっぱアメリカとしてはさ、自国が占領されたっていうのが、やっぱりプライドに触ったというか、
これは取り返さなきゃまずいなっていう気持ちになるわけよ。 はいはい。
それでアメリカっていうのは、まあだんだんだんだん圧力を与えてくるわけ。 例えば補給船とかを襲ったりとか、日本の。
うん。 もちろんあの島に対しても砲撃したりとかさ、まあそういう本格的に上陸してっていうのは最後の最後なんだけれども、
まあそういうふうにちょっとほづいたりはずっとしてたわけ。 日本としてはさ、もうほづかれてる時点でさ、とにかくさ戦力も欲しいし、補給も欲しいんだけど、補給はとにかく船で行っても沈められちゃうから補給できなくなってたんだよね、ほとんど。
ああ、そっか。 そう、だから状況としては結局さ、あの南国の島もさ、補給を絶たれてさ、ジャングルでガシして死んじゃったっていう人も多いじゃん。
うん。 あそこまではいかないけど、物資も乏しい中、結構耐えながらそこで兵隊さんたち頑張ってたんだよね。
うん。 でもやっぱりアメリカもさ、もう日本そろそろ弱ってきたから、もう取り返そうってなって、で、ここでちょっとポイントが1個だけあって、
はい。 地理的に日本ってアッツ島とキスカ島っていう2つの島を占領してたのよ。 ああ、そうなんだ。
そう、で、実はキスカ島の方がアメリカの本土に近いのよ。 うん。
距離的に、距離的にっていうか位置的にね。だからさ、普通に考えたらキスカ島に来るじゃんって思って、アメリカ軍って。
うん。 だから日本もどっちかっていうとキスカ島に主力を置いてたっていう場合、あの北方の軍隊の主力っていうのはどっちかっていうとキスカ島側にいたわけ。
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うん。 で、アッツ島はキスカ島がやられてる時に、まあなんとかしようぐらいの戦力しかなかったわけよ。
はい。 なんでまあこれ数で言うとキスカ島にだいたい6000名ぐらい兵隊がいて、アッツ島はね2650名ぐらいだいたい守備隊を置いてたのよ。
はいはい。 まあ要はキスカ島の方が先に攻められるからキスカ島の方に置くのは当然じゃんっていう。
うーん。 そう、ただアメリカはここで、これ南国の島でもやってた作戦なんだけど、とびとびに占領していくっていう。
ああそうなんだ。 そう、これ理由があって要は補給を絶っちゃうんだよね。
ああそういうことか。 例えばだけど3つ島があってさ、普通だったら一番さ端の島から攻撃されるじゃん。
うん。 でもさ急にまず真ん中を立つ。
ああはいはい。 そうするとさ、例えば左からABCっていう島だったとしたらさ、AとCって孤立すんのよね。
Bが取られちゃったことによって。 AC間で連携できなくなる。
うん。 そんな感じの作戦をアメリカってやってて大東亜戦で。
うん。 で、まあ要は似たようなことをやったわけよ。
キスカ島を普通は占領するんだけど、アッツ島にまず全兵力持ってったわけ。
うん。 で、ちなみにアメリカの兵力っていうのは大体1万数千ぐらいいたわけよ。
へえ、すごい数。
だからアッツ島さっき2500、6000ぐらいしかいないっていう話だったけど、Uにさ4、5倍ぐらいいるわけよ。
日本の兵隊の数と比べると。 だからさ、結構ひとたまりもないわけよ。
で、この時アッツ島での戦いは結構激戦の一つって言われてて、
この激戦の大将というか日本側の大将だった人、まあ階級で言うと大佐かな確か、山崎泰男っていう人なんだけれども、
この人はね、もう本当に多分ね、日本でそういう軍人とかそういうのが好きな人だったらまず真っ先にこの人の名前って出てくるぐらい人気が高いというか、
ちょっと憧れるみたいな感じの人に今なってんだよね。
で、なんでかっていうとこの人、玉砕を命令して、自分ももちろんそれに加わるんだけれども、
まあなんかそんな感じでちょっとこの人、日本軍人の誇りみたいな、そういう象徴にもなりつつあるような感じの人なんだよね。
ああ、そうなんだ。自分知らなかった。
で、実際にそのアメリカが上陸してアッツ島に占領するまでっていうのが、
上陸したのが1943年の5月12日なんだよね。で、最終的に戦闘が終了するのが5月29日。
なんでだいたい20日間ぐらいだよね。20日間ぐらいで戦闘っていうのは終了してるんだよね。
で、これさ、初めは多分長期戦にしようって思ってたんだよ。日本側って。
ああ、そうなんだ。
そう。で、ペリリュー島とかイオジマの戦いっていうのは長期戦を望んで、水際で、水際っていうのは要はさ、上陸をさせないような作戦を普通は取るのよ。
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上陸されたらさ、数で負けちゃうじゃん。どうしたって。
うん。
なんだけれどもそうじゃなくて、今回のこのアッツ島の作戦っていうのは、島の中で防御しようっていう作戦に出るわけよ。
ああ、じゃあ沖縄と同じだ。
同じ。沖縄とかイオジマとかさ、その辺と全部一緒なんだよね。で、これなんでこうしたかっていうと、時給戦にしたかったのよ。
はいはい。
結局さ、もう物資で負けてるし、そもそも大砲とかさ、砲弾の数とかそういうのでも圧倒的に負けてたから、とにかく輸送も立たれてたし、ほぼほぼ。
うん。
だから短期決戦で行くんだったら水際でも良かったのかもしれないけど、上陸させてゲリラ戦でやった方が長引くでしょっていう。
ああ。
まあそういう単純な考えなんだけれども。
うん。
で、なので初めのうちはそれでやろうと思って、まあ要はゲリラ戦で頑張るのよ。
うん。
だけどやっぱり単純にね、あの数も違うし、まあ砲弾とかそういう武器だよね、もうやっぱ乏しかったから。
はいはい。
どんどんどんどん追い込まれていくわけ。
うん。
で、そんな中さ、やっぱり2千、まあ数百名の兵隊と1万何千じゃさ、やっぱ勝負見えてんじゃん。
うん。
だから大本営に救援を頼むわけ。助けてくれって。
うん。
で、そしてここがすごい可哀想っていうかさ、ええって感じなんだけど、大本営が出した決断っていうのが玉砕を命じたんだよね。
へえ。
もうそこは助けないから玉砕しろって。
玉砕しろ。
玉砕でもう少しでも敵にダメージ与えろみたいな要は命令が下ったのよ。
へえ、すごいね。
で、これね、理由があんのよちゃんと。これ陸軍と海軍で救援するしないっていうのが結構揉めてたわけ当時。
うん。
で、陸軍は救援してくれだったの。で、海軍はいやそこよりもミッドウェイとかそっちの南方戦線がやばいんだからそっちにもうとにかく差したいんだよっていう思惑が全然違ったわけよ、陸と海で。
うん。
なので折り合いがついてなかったの、もう救援要請されても。
はい。
で、もう妥協の産物なんだよね、海軍。
海軍がとにかくじゃあわかったよって。アッツ島は見捨てるよと。
その代わりもう一個残ったキスカ島は助けましょうって。だからアッツ島はちょっとでもアメリカ軍にダメージを与えるようにもう玉砕で行ってくれっていう。
へえ。
そういう命令を下したわけ。
うんうん。
で、命令もあったしもう助けに来ないっていうのがわかったから自給船よりはちょっとでも本当にアメリカ軍の戦力を削れるような方がいいっていう判断になって、最後の最後この山崎康陽さんはね、自ら戦闘に立って残った残存兵全員と突撃するのよ、アメリカ軍に。
うん。
で、まあそれが5月29日なんだけれども、最後にその電報を大本営に打って今から突撃しますみたいな。
へえ。
で、まあ突撃してまあそのままみんな死んじゃったんだよね。で、もう一回ちょっと山崎さんの話に戻るけど、この人がなんですごいなっていうふうに言われてるかっていうと、
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うん。
後々アッツ島でその戦死した人たちの遺骨収集とか遺品回収みたいなのってするんだけれども、
うん。
その時に日本側の攻撃部隊の一番先頭で遺品とか遺骨発見されたのがこの人なのよ。
ああそうなんだ。
で、これは日本軍の伝統というかがあって、
うん。
あの指揮官は先頭に立てみたいな、要は精神論みたいなもんだけどさ、そういう伝統があったのよ。
ああそうなんだ、逆かと思ってた。
そうそうそうそう。これはね、あの他のところの戦いでもあのそういうものは結構見られるんだけれども、
へえ。
それをさ忠実に守った。守ったっていうのがなんていうの、まあてかこれ敵味方から言われてたのよ、あいつが先頭にいるって。
うん。
指揮官が先頭にいるって。で、なんで指揮官ってわかるかっていうと軍統を持って旗持ってたから。
うん。
軍統を持てるのってさ、それぞれの階級じゃないと持てなかったから、その時点でやっぱりあれは結構位の高い指揮官なんだっていうのがアメリカ側からもわかったのよ。
ああそうなんだ。
うん。で、アメリカ兵の階層録みたいなのであるんだけれども、山崎さんって初め撃たれちゃうんだよ。
撃たれても、でもそれでも1回倒れて、でもまた立ち上がって、ちょっとずつこっちに進んできて、で、軍統と旗を両手に持ってたわけよ。
うん。
で、左手をなんか撃たれたっぽいのよね、どうやら。
うん。
そしたら左手に持ってた旗かな、旗の方を右手に持ち替えて、右手に両方持ってそれでも進んできたみたいな証言があるのよね。もう精神論の塊でしょ、こんなの。
すごいんだよね。とにかくもうそんな感じでさ、アメリカ軍も結構ビビっちゃうのよ、これには。
へえ。
で、アッツ島って結局さ、日本軍って2638人が亡くなるのよ。
ああ、すごいね、それも。
で、生き残った人が実はちょっとだけいて、29名生き残ってるの。
うわあ、ごく、ほんとにわずか。
そう、男子の生存確率1%っていう、シュラの国かよぐらいの感じの。
すごいね。
いやー。
マジで1%だから。だから本当に玉砕を忠実にやった島っていうところで、結構玉砕って調べると、二言目にはアッツ島とかってちょっとこう出てきたりもするぐらい有名な島ではある。
ああ、だからもうあれなんでしょ、降参せずにずっと戦い続けたってことでしょ。
うん、降参したっていうか、まあだからこの生き残った人、あの正確な経緯はわからないけど、単純にもう動けなくなったところを捕虜にされちゃったとか、そういう経緯の方が多分多いと思うんだよね。
そうだよね、だってその数でさ、もうね、負けると思って捕虜になるっていう数じゃないよね。
うん。
えー、すごいね。
そう、もうとにかく恐ろしいほどの玉砕だったっていう感じなんだけど、で、このアッツ島の玉砕って決して無駄じゃなかったのよ。
ああ、そうなんだ。
うん、あの無駄死にっていう言い方は本当に良くなくて、玉砕って言うと結構無駄死にっていうさ、印象がすごいあるかもしれないけど、
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アッツ島の玉砕に関してはこの後に繋がったんだよね、結局のところ。
さっきさ、キスカ島っていうさ、島があってそっちは海軍助けますよみたいなさ、話ちょっと言ったじゃん。
うん。
で、アッツ島の方がさ、地理的に日本に近いからキスカ島ってもう孤立しちゃったわけよ、アッツ島玉砕してさ、占領されちゃったからアメリカに。
うん。
でもそんな中、もう一応約束したから海軍も救援部隊を出すわけよ、キスカ島には。
うん。
で、結論から言うと、これはキスカ島にいた6000名っていうのは全員逃げられるの、助かるの。
ああ、そうなんだ。
そう、逃げられるの。
で、これ何でかって言うと、アッツ島でさ、玉砕で全軍さ、要は向かってきたわけじゃん、日本軍って。
うん。
アメリカもさ、ちょっと尻込んだんだよね、キスカ島に行くの。
ああ、そうなんだ。
またやるの?みたいな。
6000人ぐらいいるのも大体なんとなく分かってたから、数しかもこっちの方が多いじゃん、みたいな。
うん。
それが、なんか玉砕に来るのちょっと嫌だな、みたいな。怖いな、みたいな。
で、まあ尻込んだっていうのもあって、すぐに要はアメリカってキスカ島にはいかなかったわけよ、アッツ島を占領したと思う。
ああ、そうなんだ。
だからちょっと機関が空いて、その間に、まあ包囲はされてたんだけど、あの辺の地理って結構霧とかさ、死形が出て、なんつーの、視界がすごい悪くなる場所なのよ。
うん。
だからそういうさ、天候をうまく利用して、スーッとアメリカの包囲網をくぐり抜けて、まあいた6000名ぐらいをこう、日本にこう連れ帰れたっていうところなんだよね。
ああ、そうなんだ。
うん。まあそんな感じでアッツ島の玉砕って本当に全然、まあ無駄にはならなかったというか、本当にだから大本営の出した決断の通りで、まあ2600人の命は捨てるけど、6000名は助けるみたい。
うん。
本当にどっちを取るかっていう部分の話にはなっちゃったんだろうけど、最終的には。
うん。
っていうところだね。
なるほど。
まあこんな感じで、一応アッツ島の玉砕に関しては終わりかなと。
ああ、ありがとう。いやなんか複雑だけどさ、結局じゃあキスカ島もさ、あのもう占領を諦めて帰ったってことでしょ。
そうそう、もうそもそもこのアリューシャン作戦自体さ、俺何回も言ってるけど旨味が少ないのよ、とにかく。
うん。
だってそっちやるよりは南に戦力割きたいんだよ、とにかく。
ああ、はい。
南アメリカにボコスカやられててやばいから。
うん。
そっちにちょっとでも防衛なんかしたくないのに、でも一応そのまあ言ったような理由で一応占領してみたものの、やっぱなかなかうまくいかないと。
うん。
そんな中、アメリカ軍来ちゃって、なんかここをもう無理矢理支出するよりはもう放棄してもいいんじゃないかっていう決断になったって感じだよね。
ああ、そうなんだ。
うん。
いやー、でもそもそもアッツ島もキスカ島も行かなきゃよかったっていうのもあるけど。
まあここはね、タラレバだから何とも言えないんだよね。
確かに結果だけ見たら。
結果ミッドウェイも負けてんじゃん。
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まあね。
要道にもなってないし、1年ぐらい占領してるけど何も旨味もないまま、ただたださ、先住民からは嫌われてっていう、おめえだけしか残ってないわけ、基本的には。
うん。
南の島だとさ、ほら、例えばさ、ホランダ領だったとかさ、フランス領だったとかさ、イギリス領だったっていうところを追い出してさ、日本がさ、独立の手助けをしたみたいな見方もされてたりするわけじゃん。
ああ、まあね。
ただ残念ながらこのアッツ島とかは全然そういうのはないからさ、そういう意味だとうんうんって感じなんだけどね。
まあ確かにね、この戦争自体が無茶があるというかさ、戦力がさ、かなり違いがあるじゃん。
まあそうなんだよね、出来レースだったからね、とにかく。
まあね、って感じだけど。いやーでもそれにしてもさ、何か数千人の数でさ、やっぱりもっとさ、この戦争自体だったらさ、相当な数がなくなってるんだよね。
うん。
そう考えると本当に戦争って恐ろしいよね。
まあ本当そうだよね。だって別に戦争をしなくても本当は良かったはずなのに、どんどんどんどんそっちに流れが行っちゃったんだよね、やっぱり。
うん、ね。
うん。
なんか、それはどの時点でっていうのも難しいけどさ、
改戦前はもう、なんか誰もが止められるような感じじゃなかったんでしょう、多分。
止められないね、だって止められないっていうか、もう仕組まれてたって言った方がいいんじゃないのかな、これって本当に。俺はそう思ってるし。
あー、まあね。
うん。結局人間の欲なんだよね、どっちにせよこれって。
うん。
日本はさ、とにかくさ、自国の繁栄を目指してさ、どんどん海外領土を広げていったわけだけどさ、
うん。
やっぱそういうのはアメリカとかイギリスっていうさ、連合国側はさ、嫌ったわけよ。自分らはやってるのに。
うんうん。
だからね、日本からするとやっぱりいいじゃん、そんなの。いやいや、お前らが言うなよみたいな。
そう、だからそこはすごい難しい問題なんだよね。まあもう負けたし、日本は結局。
うん。
今じゃアメリカの言いなりになっちゃってるからさ、何とも言えないけど。
なるほど。じゃあ、まあということで、今回はアッツ島の玉砕でいいのかな。
うん。
でした。最後まで聞いていただいてありがとうございました。
はい、ありがとうございました。