読み聞かせは早さより継続が重要
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この時間はズームアップ、毎週木曜日は科学です。
東京科学大学のチームが、子どもへの読み聞かせは早く始める以上に長く続けることが重要という研究結果を明らかにしました。
今朝は子どもへの読み聞かせの意義、効果についてズームアップしていきます。
毎日新聞客員編集委員の本村幸子さんです。
本村さん、おはようございます。
私、有村さんってよく間違われるんですよね。
そうなんですか?なんでだろう?
本村幸子の有があるって言ってたんですけど
有村さんってよく間違われて、どういう間違いって思うんですけど
名前の方から持ってきてね
でも、なんとなくわかる気がする
高度な間違い方ですよね、それね
ですよね
そんなご苦労があるんですね、本村さん
読み聞かせの効果についてですね
読み聞かせって、みなさんたぶん子どもの頃に一度はやってるかなと思います
絵本とか童話とかを、字が読めないお子さんに寄り添う形で読んで聞かせることですよね
寝る前とかに読み聞かせてもらったとかね
あと図書館に行って子どもの部屋で読み聞かせを聞いたみたいなことはあると思います
日常で取り入れやすい親子の関わりの一つとされていて
この読み聞かせ習慣がある子は
字が読めるようになると本好きになるというような相関関係は
他の専攻研究でも結構やられています
それはなんとなく想像できますよね
そうですね
今回の研究の主眼は、そこはもちろん調べてはいますけれども
読み聞かせを長く続けた子どもは
全くやらなかった子どもと比べると
レジリエンス、辛抱強くなったり
それから高社会的行動というらしいんですけど
高というのは向かうという字ですね
要するに他者への思いやりとか
他者のために自分が動くとか
親切、利他的行動というんですか
もう向上するんじゃないかっていう話なんです
さらに言うと落ち着きがないとか
友達との関係をうまくやるとか
感情的な言動をするというような
いわゆる問題行動も少なくなる
世間でいういい子
辛抱強くて他の人に親切で
大人しいとか落ち着いているみたいな
そういうファクターでもメリットがあるじゃないか
という仮説に基づいて調べてみました
足立区2609人の調査結果
東京都足立区の協力を得て
足立区に67の公立小学校があるんですけれども
この小学校1年生を対象にしました
親御さんに読み聞かせをしましたか
いつ頃からですか何年ぐらい続けましたか
という内容を親御さんに聞き取って
さっき言ったレジリエンス、辛抱強さとか
利他的な行動とか読書習慣とか
当事者の子どもたちがどうかということも調べて
付き合わせたということですよね
全部で2609人を分析したそうなんですが
ここで分かったことはまずは
読み聞かせを習慣にしていた子どもは
本が好きだということはもちろんでした
それからさっきの辛抱強くて他者に優しくて
落ち着きがあるような子どもになっている傾向があった
ということが見て取れました
ここでポイントは
0歳赤ちゃんの時から始めましたという
集団に限定して調べると続けた期間が長い
つまり小学校に上がるまでやってますとか
長いほどこういう傾向は強かった
逆に3年間だけやりましたという
集団に注目してその傾向を調べると
0歳からやろうと
3歳からやろうとあんまり関係なかった
傾向は何歳から始める早く始めることが
重要なんじゃなくて続けることが重要なんだという
長く続けることが鍵なんじゃないかという結論を出しています
研究結果の限界と因果関係
こういう研究によくありがちなことなんですけれども
これちょっと気をつけたいことで
生まれるやいないや読み聞かせを始めて
長く続けたらいい子になるみたいな
結論はちょっとまだ早い
7歳の子どもを過去を振り返って
親に聞いてみたという調査なので
0歳から試してみたという調査じゃないですよね
7歳の時点で
振り返ってみたらというアンケート調査っぽい感じなので
他のいろんな要素も含めてということです
他にいろんな要素が効いてるんじゃないかって
そういう余地があるので
短絡的に0歳から読み聞かせをすると
いい子になるという話ではありません
もちろん67歳の親御さんに
調査を依頼して
戻ってきた回答というのはどちらかといえば
学歴が高いとか収入などが比較的高い層の
親御さんが積極的に答えてくれてるんですね
そういう意味の社会的な因子も混じって
少しバイアスがかかっているので
東京と足立区という一つの地点ですし
地域的な事情も全然考慮しないでの調査なので
そこは余談をもって
因果関係で言うとちょっとおかしくなるんですけど
そういうところは調べていきますというのが
東京科学大学の研究チームの考察ですけれども
でもやらないよりはやった方がいいような気はしますよね
そうですね
読書離れと本を読む時間
田畑さんもやってあげました?
ずっと子どもたちに読み聞かせと
時々には創作の話を聞かせたりとか
桃太郎を少し変えてみたり
全然寝てくれないので
興奮しちゃって
アナウンサーとしても朗読会をやって
RKBラジオで言うとおしゃべり本だなという
朗読の番組もやっているので
そういうお話に触れる機会を作ることも大事だなと思って
やってますね
お母さんも疲れていても頑張って
続けるということが大事ですね
ちょうどこれ
今週は読書週間なんですよね
11月9日までが読書週間で
それに合わせたいろいろ話題になっているということだと思うんですけど
最近言われていることが本を読まない人が増えている
1ヶ月に1冊も本を読まない
子供の割合が25年ぶりに
小学生で1割を超えたんだそうです
寂しいですねその数字は
政府は近年は漫画も読書だと言って
文書館にも漫画を置こうとやっているんですけど
漫画の効果も薄れ気味
スマートフォンですよね
デジタルのほうに行っちゃうんですね
それが良くないとみんな思うと思うんですけど
大人も読まなくなっているんですよ
文化庁の国語に関する世論調査というのが
最新のデータは3年前ですけど
成人1ヶ月に1冊も読まない人が6割を超えています
だから子供のことを言ってられない
そうですね
まずは大人が読まないとその背中を見せないといけませんよね
人はなぜ本を読まなくなるのかという本がベストセラーになるぐらい
そうですね
やっぱり読書習慣は子供の頃に作られると思うんですけど
その後読書をしなくていい理由は
たくさんある世の中なので
やっぱりここは敢えて頑張って
筋トレと同じでちょっと頑張って手に取るというのは
すごく大切なことだと思うんですよ
今年の読書習慣の標語
静かだけど冒険中
素敵
静かにしてるけど今本で冒険してるんです
素晴らしいキャッチですね
短絡的にすぐに検索で答えが出るみたいな
ことが習慣になると
脳みその余白とか遊びがなくなって
確かに本を読むってページを送る時間もかかるし手間もかかるし
結論まで相当時間かかるんですけど
それを冒険と捉えればこんなに楽しい地の探検はないわけです
本当そうですね
私も本は読んでますけどもっぱらな授業に役立つとか
役立つモードで読みがちなので
たまにはやっぱりスマホを置いて本を楽しんでみたいと思ってるんですが
お二人はどうですか?
私も読むようにしてます
ちょっとつんどくになりそうな時もありますけど
時間を見つけては本は必ず1日に30分は読むとか
継続するようにしてます
素晴らしいです
読書の秋でもありますしね
デジタルで読まないようにしようって今思いました
継続は力なりですね
ありがとうございました
ありがとうございました
有村さんありがとうございましたって言うべきだったかな
一回挟むべきだったかもしれません
この時間は毎日新聞客員編集員の元村ゆき子さんでした
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