2020-11-18 09:28

第47回 子供の読書習慣について

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読書が好きな子嫌いな子、親としてはできれば読書が好きな子になってほしい。そんなリスナーさんからのご質問に小川先生がお答えします。読書に対して親としてどのように向き合えば良いのかなどをお話頂きました。
番組へのご意見・ご感想・ご質問はこちらのフォームにてお待ちしております。 
http://bit.ly/36g57VN 
<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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この番組は、約30年、中学受験を中心とした受験教育や、子育てについて指導をされてきた小川大輔先生に、
中学生と小学生の子供を持つ私、株式会社PitPa富山が、最新の受験情報や小川流の子育て術について聞く、
お子様を持つ親御様のための音声情報番組になります。
皆様こんにちは、PitPaの富山です。
今回は、子供の読書習慣について、リスナー様よりですね、ご質問が来ていますので、まずこちらをご紹介させていただきます。
ニックネーム、ハイノさん。
小川先生、富山さん、いつも大変ためになるお話ありがとうございます。
小学校4年生の娘を持つ母親です。
子供の読書習慣について教えていただきたく投稿しました。
私自身、子供の頃から本好きで、今でも月に2、3冊は本を読んでいます。
小学生の頃は、怪人二重面相や、ルパンとホームズなど、特に推理小説が面白くて、全巻揃えるほどでした。
半年ほど前に、このコロナ禍の中、読書してもらいたいと思い、実家にあったこれらの本を取り寄せてみたのですが、私がいくら進めても全く手に取ってはくれません。
推理小説でなくても、何か活字で読書してもらいたいのですが、どう進めたらいいでしょうか。
これからも配信楽しみにしております。
ということで、ハイノさん、ありがとうございます。
確かに本をよく読む子と、あまり読書が好きでない子、結構別れるなというふうに思いますよね。
なんとなく読書する子の方がいいような気はするんですけれども、小川先生的には、これも見守り方があるということでしたので、この辺り、子供と読書についてお話を聞いてきました。
読書してくれれば世界も広がるし、考えることも深まるから、してくれるといいですよね。
でもしなくてもいいんじゃないの、というのが僕の考えで。
大事なことはですね、読みたくないのは読みたくないんですよ。
他に何かしたいことがあるから。
好きなジャンル、分野と出会った時には、それの知識を欲しいから読むんですよ。
ゲームでもゲームの攻略本なら読むと。
意外に結構いろんなこと書いてるけど、攻略本ならしっかり読めること言いますね。
鉄道好き、物語は読まないけども、電車に関する図鑑であったりとか、大人が読むような電車の構造に関するようなもの、解説書、そんなのだったら喜んで読む子もいます。
このご相談者の方はご自身がストーリーが好きだったから本好きだったっていうだけであって、
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お子さん、お嬢さんは何かまた違うものが好きなんですよ。
もしかしたら体を動かすことが好きかもしれないし、アートとかそういう美的なもの、おしゃれとかね、そんなことが好きかもしれない。
だったらその子が興味を持っている分野、興味を持っている世界の有名人の電気とか、
そこら辺から広げてあげるようにして紹介してあげれば済むんじゃないかなというふうには思いますし、
ただ大事なことは親御さんが本を読んでいる姿をお子さんに見せているってこと自体はいいと思うんですよね。
家の中に当たり前に本があるってことも大事だと思うんですよ。
ふと気が向いた時に開いたりしますから、そういうきっかけとなる環境だけは作っておいてあげて、
その上であんまり進めることによってかえって読書というものを嫌になるとかね。
嫌いするとかそうならない方が大事じゃないかなと思いますね。
ただ一般的な傾向としては幼少期読み聞かせを楽しくしてこられた子は本に触れやすいというのはあるので、
このラジオを聞いている方でまだお子さんちっちゃいであれば楽しんで読んで聞いてくれそうなら読み聞かせをしてあげたら、
いいんじゃないかなと思います。
ただ読み聞かせしても乗ってこない子もいるんで、この子はそっちじゃないんだなというので、そこはあんまり本に執着せず。
本じゃなくて映画が好きなら映像でもいいと思うんですよね。
何かを調べたりするのが好きなら図鑑とかを充実させてあげたらいいと思うんですよね。
外遊びが好きだったら外に出かけながらいろんな物事の名前を一緒に調べてみたりとか、おしゃべりをいっぱいする。
大人とたくさん会話するというのは一種の読書ですから。
そうですね。
そうやって育んであげて、小学校高学年中学生となっていく中で自然と本に触れる機会が増えたらそれはそれでいいかなというちょっと長い目で見てもいいんじゃないかと思いますね。
なるほど。じゃあ無理やり読書を進める。
お母さんにとっては結構タメになるからというふうに思っているかもしれないですけども、やっぱり子供の特性があるのでそのあたりを見極めながら、時が来たらもしかしたら読んでくれるかもしれないですし。
そうですね。実際うちの子は本読みませんからね。
そうなんですね。
本読まないですが、僕は国語を長らく教えてきましたけど、ある程度読みなさいよと何回か勧めた上でいまいち乗ってこないからじゃあいいかなということで、
実際国語が一番苦手ですし彼は。でも別にいいと思ってるんですよ。なぜなら数学ができるのはわかってたから、数字という文字というか言語を扱えてるんだからその論理性は育つから。
じゃあそれで成長していった先に論理的思考力は持っていればいざ読む必要が出てきたら読めるわけだし。
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じゃあいざ読む必要が出てくるっていつですかって言うと大学ですね。大学での学習。今ようやく日本も大学はちゃんと勉強しなきゃいけない環境に徐々に変わってきますね。
海外の大学なんかはもう大量に勉強させられるわけで、1回の授業に出るために2冊3冊読まなきゃいけなかったりレポートまとめなきゃいけない。
その授業を参加して単位をもらうために膨大な量を読まされるわけですよね。その時に読めたらいいんで。だからその鍛えられる時期っていうのはいずれきますし、鍛えられる環境に行けばいいので、
小学校段階で読まなくても20歳になった時に読む体力がついてたらいいんじゃないのっていう観点で僕は大丈夫だと思いますけどね。
なるほどですね。あとはお母さんがそんなかなり好きということであればちょっとそのあたりどこら辺が面白いのかとかっていうようなお話一緒にしてあげるっていうのももしかしたらいいかもしれないですよね。
いいと思います。
今回は子どもの読書習慣についてお話を聞いてきました。前提としては子どもが読書好きであればそれに越したことはないということではあったんですけれども、
ケースバイケースでその子の興味に合わせて教養するということではなく、自然と促すという流れがまだ小学生以下のお子様には良いのではないかということでした。
小川先生の方では今回このご質問いただいた灰野さんにつきましては、親が読書好きでよくその本を読んでいる姿っていうのをお子様に見せているっていうところや、
あと本が家にあってですね、気軽に本を読むということができる環境があるっていうことは本当素晴らしいということでしたので、このあたりからまずは徐々に促していくのが良いかもしれないですね。
我が家もですね、私とか親がそんなに本いっぱい読むわけではないんですけれども、子どもたちの行動を見ているとですね、それまで全然見向きもしなかったんですけれども、
ある日突然赤川二郎の本を読むようになりまして、おそらく友達とそういう推理小説だったり赤川二郎の話になったのかなというふうに思うんですが、
そこから色々と家にある赤川二郎の本を片っ端から読むようになっていきました。あるいはですね、ちょっとデザインとか絵を描くこととかに興味が出始めた時にですね、
僕の持っているデザインの基礎の教科書みたいなのがあるんですけれども、そういった解説書を読んだりですね、
あとは学校の美術とかで習ってきたのかもしれないんですが、家にあった語法の図鑑をパラパラとめくるようになったりしたりですね、
親がこう読め読めっていうよりは学校で習ったりですね、あるいは友達とか信頼ができる先生とかそういったところの人からの声がきっかけになるのかもしれないですね。
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さて、子育て受験ラジオではリスナー様からのご意見ご要望、また小川先生への子育てや受験についてのご質問などお待ちしております。
番組詳細欄にあるリンクよりお気軽にご投稿ください。
今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。
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