言葉の力の重要性
言葉は、協力。
超常現象を研究している私のもとには、
春夏秋冬と年間に4つ宇宙からメッセージが来ます。
30年間で120個ぐらいになったでしょうか。
もちろん、あくまで唯物論者である小林正観としては、
怪しい人になるのを防ぐために、
一つ一つの情報について、
100人の友人や知人に意見を求め、検証してきました。
その時に、一人でもそれは違う、おかしいという人がいたら、
その情報は外部に出さない、決して喋らないって自分で決めてきました。
そうやって検証した結果、今まで来たメッセージは、
全て全員の賛同が得られたものです。
2001年3月に来たものは、後に私を驚かせるものとなりました。
言葉は刃物である。
言葉は刃物と同じぐらいの強力なエネルギーを持っている。
道具としてとても役立つと同時に、人を傷つける武器にもなる。
両方のエネルギーを持っていて、
ものすごい力が言葉にはあるということを再度確認しなさい、というものです。
このメッセージを聞いて、精神分析学の師祖フロイトが語った言葉を思い出しました。
医者には手術剤とメスと薬、この3つが不可欠である。
ただ精神分析医というのは、メスも手術剤も薬も一切いらない。
精神分析医に必要なのは言葉である。
精神分析医は言葉の使い方がすべてだ。
私たちは言葉一つによって、目の前のとても上機嫌な人を悲しみの淵に落とすこともできるし、
暗い気分の人を一挙に天国に誘うこともできます。
言葉というのは、10秒、20秒というわずかな時間で、人の心を極端に上下させることができるんです。
私たちはこれまで思いが重要なんだ、ということは教わってきましたが、
例えばある人を不幸にしようと思って、ずっと2年3年念じていても、この人は不幸になりませんよね。
思いの力って、言葉に比べると微細なものです。
それに対して相手にひどい言葉を浴びせかけると、瞬時にしてダメージを与えてしまいます。
そのエネルギーというのは、想念に比べると計り知れません。
思いがエネルギー化しないとは言いませんが、言葉の方がはるかに影響力が高そうです。
言葉は強力なエネルギーの塊だということです。
3つの知。 人は3つの知がそろって、初めて尊敬されるようになります。
3つの知とは、1、知識、2、知恵、3、知性です。
1つ目の知は、知識。
三つの知について
知識なんかいらない、知識は邪魔だという人もいますが、人間には最低限の知識が必要です。
2つ目の知は、知恵。
私が考える知恵とは、知識をいかに日常生活に埋め込むか、実践するかということです。
知っていることを実践することが知恵です。
例えば、一期一会という言葉は、一生涯でこの人と出会うときは、この一度だけと思いなさい。
生涯で最後かもしれない。だからその人を大事にしなさいという教えですが、それを知っていることは知識です。
目の前の人を大事にし、大切に扱うことを実践して、初めて知恵になります。
たくさんのことを勉強し知ってはいても、実践しない人がいます。
一方で、何も知らないけれど笑顔で実践している人がいます。
どちらが実践者でしょうか。
勉強して知識を身につけることは楽しいことです。
けれどどんなにすごいことを知っていても、実践していなければ知らないのと同じではないでしょうか。
仕事も順調で人間関係も良好、健康にも問題がないときにニコニコすることは誰にでもできます。
しかし仕事も家庭もトラブル続きで、家族とも同僚とも喧嘩ばかりしている、体調も悪い、そんなときにニコニコしていられるかどうかがまさに実践なんです。
知識を持ち、それを実践して知恵にすれば、それなりに称賛されたり評価されたりするでしょう。
ですが尊敬されたり敬愛されることにはなりません。
尊敬や敬愛を集めるには三つ目の知である知性が必要です。
知性とはわかりやすく言うと謙虚さのこと。
どれほど称賛され、どれほど評価されても、決して威張らない、うぬぼれない、慢心しないことです。
実るほど神戸を垂れる稲穂かな、ということわざがあります。
人間も学問や徳が深まるにつれ謙虚になる、という例えです。
社会的地位や評価、身分、経済的優位性を身につけると、人は自分を見失い、謙虚さを保つのが難しくなります。
認められれば認められるほど神戸を垂れる、これが私の考える知性イコール謙虚さです。
知識と知恵に加えて、知性を持つ人は多くの人に尊敬されることでしょう。
人間関係の法則
投げかけたもの
良き仲間に囲まれて喜ばれる存在になるために、私たちは何をすればいいのでしょうか。
良き仲間に囲まれるためには、初めに自分から投げかけをすることです。
私は、宇宙には投げかけたものが返ってくる、投げかけないものは返らない、という法則があることに48歳の時に気づきました。
愛すれば愛される、愛さなければ愛されない。
感謝すれば感謝される、感謝しなければ感謝されない。
嫌えば嫌われる、嫌わなければ嫌われない。
憎めば憎まれる、憎まなければ憎まれない。
ということになります。
仲間になってほしいと思う人を見つけたら、その人が笑顔になってくれるように、
つまりその人がありがとう、嬉しいと喜んでくれるように、自分から投げかけてみましょう。
そうやって喜ばれるように生きていくようにすると、
やがて相手からもあなたの良き仲間になりたいと思われるようになります。
老子の言葉に、成人はため込むことなし、ことごとくをもって人のためにして、
己いよいよ有し、ことごとくをもって人に与えて、己いよいよ応し、という一説があります。
老子もまた、人に与えることで自分自身も豊かになっていく、ということを悟っていたのでしょう。
光を見ること
仏教用語では、世の中を見通すことを観世音と言います。
光を見ることを観光と言うんです。
この光は仏が闇の中を照らしている光です。
もともと観光という言葉は、お寺に出かけて仏像に会うことでした。
レジャーやレクリエーションという意味ではないのです。
地方から東京に旅行して、六本木ヒルズや表参道でショッピングを楽しみ、下町でおいしい料理を味わうのは、本来の意味では観光ではありません。
仏画にはよく五光が描かれています。
また、キリスト教の絵画にも五光と同じようなものを見ることができます。
このことから、昔から日本だけでなく、世界各国の人々が人間から光が発せられるのを見ることができたのかもしれません。
私たちはこのような光を実際に見ることはできませんが、光を出していると思われる人がいます。
それは明るい人です。
言い換えれば、明るい人イコール実践をしている人ではないでしょうか。
さて、今回は小林誠観さんの教えの中から、36の興味深いお話をご紹介しました。
いかがでしたでしょうか。
誠観さんの教えは、難しい理論ではなく、日々の生活の中で実践できることばかりです。
悩みを解消するヒント、お金とのいい付き合い方、そして何より人生を楽しく生きるための考え方、
私たち一人一人が輝く存在になること、そして周りの人の幸せを願うことの大切さを改めて感じました。
すぐにすべてを実践するのは難しくても、まずは一つ心に響いたことから始めてみるのもいいかもしれません。
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