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#381 社会が怖くて一歩が出ない時の、心の整え方。
2026-07-02 12:00

#381 社会が怖くて一歩が出ない時の、心の整え方。

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28歳・職歴なしの女性から寄せられた切実なお悩みに、禅の教え「脚下照顧(きゃっかしょうこ)」の視点から副住職がお答えします。

今回は「28年間働いた経験がなく、社会に居場所がない」というご相談に向き合いました。自責の念から生きることを諦めそうになっている相談者さんへ、まずは自分の足元や内面をじっくり見つめ直すことの大切さをお話ししています。

今の自分を支えてくれている家族の存在や、苦しみの根源はどこにあるのか。それらを言語化し、足元にある「有り難さ」に気づくことが、現状を変える第一歩になるかもしれません。

一人で抱え込まず、まずは想いを吐き出してみませんか?番組ではお悩み相談を随時受け付けております。お気軽にフォームよりお寄せください。

#副住職 #蓮城院 #禅 #お悩み相談 #脚下照顧
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サマリー

28歳で職務経験のない女性からの相談に対し、副住職が禅の教え「脚下照顧」の視点からアドバイス。人と接することが苦手で生きることを諦めかけている相談者に対し、まずは自分の足元や内面を深く見つめ直し、支えてくれる家族の存在や苦しみの根源を言語化することで、現状を変える第一歩を見つける大切さを説いています。

お悩み相談の導入
どうも、コウブンです。 栃木県の片稲田にある連常院というお寺で、普通、住職をしております。
今日は、お悩み相談会をお送りしたいと思います。 このお悩み相談会というのは、初の波というお坊さんが答えるお悩み相談のウェブサイトというものがありまして、
どちらに寄せられたお悩み相談文を、私、コウブンも答えるというものでございます。 というわけで、早速いきたいと思います。
20代の女性の方から、タイトルが、「働いた経験がありません。」
私は現在28歳ですが、通信生高校を卒業してから働いた経験がありません。
一人暮らししたこともなく、常識や名説もなく、10年も経ってしまいました。
あぶれた私は、無職のままで居場所がありません。 面接もしたくないですし、頑張ることを諦めてしまおうと思ってしまいます。
命の使い方を考えなくてはと思っておりますが、家族にも迷惑がかかるから、家族を終わりにしたいという思いも浮かんでいます。
この日本社会では、私は生きていかれないのでしょうか。 学歴や経歴を見ないで受け入れてくれる場所というのはどこにもないのでしょうか。
もし、どこかご存知でしたら教えていただけますでしょうか。 よろしくお願いいたします。
という、この闇相談でございます。
相談内容と生きる希望
この文章の中に少し気になるところがありましたね。
命の使い方を考えなくてはと思っているとか、家族に迷惑がかかるから家族を終わりにしたいという思いがあるとかね。
若干、生きることを諦めている、そういうふうにも取れるような、そういうふうに見えますよね。
これに対して思うところは、オンラインでもいいと思うので、
自分のそういった思いをきちんと吐き出せる場所、そういったところに自分の気持ちをしっかり吐き出すことが必要なのかな、そんなふうに思いました。
生きることは諦めてしまうという部分、やっぱりその選択はおそらく最も家族が望んでいないことだと私は思うんですよね。
だって大切に、28年もの間ご両親が家族を育ててくれたわけですから、
平和をしてくれたわけですから、この方に対して一番悲しい結果というのはそういうことかなと思うんです。
だから、本当に苦しいとき、このアスノハで相談してくれるのもありがたいですし、もっとその他にもオンラインでいいので相談できる場所、
そういったところに自分の思いを語れる場所、そういったところをぜひとも探していただきたいな、そんなふうに思いました。
禅の教え「脚下照顧」
その上で私が答えることなんですけど、お寺の玄関に却下証拠、あるいは証拠却下と書かれた看板が設置されていることが多いんですよ。
特に禅宗のお寺ですね。禅宗というのは曹洞宗とか仁財宗とか、いわゆる座禅を修行の中心に据えている宗派のお寺ですね。
それを禅宗と言うんですが、禅宗のお寺の玄関によく書かれている言葉が却下証拠、証拠却下なんですよね。
これはどういう意味かというと、玄関に入るときは靴を脱ぐんですよね。
靴を脱いだ靴の状態を見たときに、どうなっているかよく見てくださいね、ということなんですよ。きちんと揃えている。
であれば、そういう人もいるでしょうし、そうじゃない人、右と左の靴があべこべになっていたり。
あとは靴が妙にかかとが踏まれている状態、汚れが非常についている状態、擦り切れている状態、
いろんな状態を靴を通じて感じることはあるかと思いますが。
そういった靴というのを脱ぐという行為を通じて、自分の足元をきちんと見ましょう、ということなんですね。
それは何も靴本体を見ることだけではなくて、自分の生き方、自分の行い、自分の心、そこをきちんと見ましょうねと。
それが大切なんですよ。そういう教えなんですよね。
本当に今の生き方がいいんだろうかとか、自分の苦しみはどこにあるんだろうかとか、今の人生の苦しいところはどこにあるのかなとか。
あとは誰かのおかげで今の自分が命があるんだなとか。
そういった自分の今までの歩んできた時に、自分の内側にあるもの、足元にあるもの、そういったものをきちんと見る。
これが脚下職工ということなんですね、その言葉の意味としては。
相談者の状況分析
この相談者さん、大変苦しい何か経験があって、だから人と接するというのは苦手なんじゃないかなって私は思いました。
高校が通信制の高校と書いてありました。
ということは一般的な通う高校ではないということ。
自宅からオンラインなのか郵送なのかちょっと分かりませんが、とにかく自宅から学ぶという形を取ったということですよね。
つまり人とあまり接たない状態で、人とコミュニケーションを取る機会というのは極端に少ない状態で高校を卒業したということですよね。
そして10年間はたえてこなかったということなので就職はしていない。
またはたえていないという書き方からすればおそらく収入を得るという行為そのものをしていないということなんだと思います。
つまりオンラインで仕事を得るということは現在だと可能ですから、それで生活することも十分できる時代ですが、そういったこともしていないんだということですね。
ということはそれはオンライン上でのコミュニケーション、それもあまりしてこなかった、そんなふうに思います。
何ででしょうか。何でそのような状態なんでしょうか。自分はいつからそうなったんでしょうか。
そういったところをまずはそこにきちんと目を向けてみるというのが大事かなと私は思いました。
苦しみの原因、人と話すことが苦手な原因、どこにあるんだろうか、そういったところを言語化する、これが大事かなと思いました。
家族への感謝と現状認識
それともう一つ、この方は働いていないということなので当然ながら収入はないということですよね。
収入がなければ残念ながら現在の日本だと生きることはできませんよね。
何をするにもお金がかかる。ただ息を吸うだけでお金がかかる時代ですから。
ということは、今命がこの28年間生きているということは、誰かが命をつないでくれたということですよね。
誰かの支えがあった、誰かの助けがあった、それはおそらくご家族の方ですよね。
家族の支えがあって今生きている。何で家族はそんなことをしてくれるのかな。
そういったところに目を向けるというのは大事だなと思います。
今命があること、何であるのかな。どういう思いで家族は支援してくれるのかな。
そういったところを考えてみる。それは大事ですよね。
どういう思いがあるのか。その思いに触れた時に、おそらく感謝せずに言われませんよね。
だって命があるんですから。大変なことだってたくさんあったでしょう。
この相談者さんも。それと同じくらい家族だって大変なことはあったはずです。
それを乗り越えて、そういった状況もあったのにもかかわらず、それでもなお支援してくれた。
そこは感謝しかないですよ。そういったところをきちんと認識する。
これが大事かなと思うんですね。
それこそが却下症候の示すところなんだと思います。
結びと今後の相談受付
といったところで、今日のお話は終わりたいと思います。
今日のようなお悩み相談、人生相談などあればどうぞ遠慮なく、
私のほうまでご連絡いただければ必ずお答えしますので、よろしくお願いいたします。
お悩み相談に関しては、人の目に触れたくない、触れてほしくないというのであれば、
お悩み相談の本も用意してありますので、そちらからどうぞお願いいたします。
というわけで、年常院副住職の幸文でした。ではでは、またね。
12:00

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