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あの日の憧れは、今も続いている /保育士の人生
2026-10-31 17:48

あの日の憧れは、今も続いている /保育士の人生

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【ほいくプラスについて】

ほいくプラスは、保育に関わる人が、自分らしい保育を続け、互いに学び合えるつながりを広げるための場です。

このポッドキャストでは、保育士の等身大の声を届けることで、保育者同士の縁を育み、保育に関心を持つ人との新しい接点をつくります。現場で頑張る保育士の魅力と、実践に込められた思いを、より多くの方へ届けていきます。


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あの日の憧れは、今も続いている。 保育士として子どもたちと過ごす毎日、その始まりには、誰もがそれぞれに抱いていた思いがあります。
小さい子と関わることが好きだったり、身近な誰かに憧れたり、そんな何気ない気持ちが、やがて自分の進む道に繋がっていくことがあります。
けれど、憧れていた仕事についてからの日々は、楽しいことばかりではありません。
子どもたちの成長を喜ぶ一方で、思うように保育ができず、悩むこともあります。
自分の関わり方が本当に良かったのか、振り返ることもあります。
そんな経験を重ねる中で、保育士になろうと思った頃には、まだ知らなかった保育の奥深さに気づいていくのかもしれません。
今回ご紹介するのは、杉山みち先生です。
みち先生が保育士を目指したきっかけは、保育士として働くお母さんへの憧れでした。
幼い頃から、小さい子と遊んだり、お世話をしたりすることが好きだったみち先生。
その思いから、保育の道へ進み、挫折や迷いを経験しながら、自分らしい保育を見つけてきました。
今、みち先生が大切にしていることがあります。
子どもの頑張りを流さず認めること。
幼い頃の憧れから始まった保育士人生。
そこには、子どもたちとの関わりを通して育まれてきた一人の先生の保育への思いがあります。
幼い頃から身近にあった保育士という仕事。
みち先生にとって、それはお母さんへの憧れと子どもが好きだという思いから選んだ道でした。
けれど、実際に子どもたちと関わるようになると、好きという気持ちだけでは向き合えないことがあると知ります。
子どもたちは一人一人違います。
同じ年齢でも、興味を持つことや気持ちの表し方、安心できる関わり方はそれぞれです。
昨日は喜んで取り組んでいたことに、今日は気持ちが向かないこともあります。
そんな時、どう関わればよいのか。
何を伝え、どこまで手を差し伸べ、どんな時に待つことが必要なのか。
保育士は目の前の子どもの姿から、その都度考えていかなければなりません。
みち先生も子どもたちと関わる中で、思うようにいかない経験をしてきました。
そして、保育士だからこそ分かることとして、こんな言葉を残しています。
子どもが好きなだけでは保育士は続けられない。
それは、子どもが好きという気持ちを否定する言葉ではありません。
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好きだからこそ真剣に向き合い、悩むこともある。
子どもの成長を願うからこそ、自分の関わり方を振り返ることもある。
幼い頃の憧れから始まったみちは、子どもたちと向き合う中で、少しずつその深さを増していったのです。
みち先生には、保育の仕事に向き合う中で、特に心に残っている時期があります。
当時は、自分が全てやらなければならないと感じる状況がありました。
保育を進め、子どもたちをまとめ、行事の準備をする。
日々の仕事に向き合う中で、何度も挫折を経験したと言います。
保育士は、子どもたちの前に立つと、自分がしっかりしなければと思うことがあります。
活動が予定通りに進まなかったり、一人一人の思いが違って集団として動くことが難しかったり、
どうすればよいのか、答えが見つからないこともあります。
特に行事では、決められた日までに準備を進める必要があります。
子どもたちの意欲を大切にしたい。でも、練習の時間にも限りがある。
その両方を考えながら進めることは簡単ではありません。
そんな経験を重ねる中で、道先生は一つの強みに気づきました。
行事に向けて子どもたちのやる気を引き出すことです。
ただ決められたことをさせるのではなく、子ども自身が頑張りたいと思えるように関わる。
その子の良さや頑張りに気づき、言葉にして伝える。
道先生はそこに自分らしい保育を見つけていきました。
自分らしい保育は最初から分かっているものではないのかもしれません。
うまくいかなかった経験を振り返り、子どもの姿を見つめ、試行錯誤を重ねる。
その中で大切にしたいことが少しずつ見えてくるのです。
道先生の心に残っている年長時の運動会での出来事があります。
リレーの練習で隣のクラスに負けた時のことです。
子どもたちはとても悔しい思いをしました。
けれどその悔しさはそこで終わりませんでした。
どうすればバトンを落とさずに渡せるのか。
どうすれば次の友達へスムーズにつなげられるのか。
子ども同士で考え、話し合い、練習を始めたのです。
そして子どもたちの方からもっと練習したいという要望もありました。
勝ちたい。もっと上手に渡したい。
そのために自分たちでもう一度やってみたい。
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そんな思いが次の行動につながっていきました。
道先生はその思いを受け止め、他の運動会練習の合間を縫ってリレーの時間を作りました。
迎えた運動会本間、子どもたちは隣のクラスに勝つことができました。
でもこの経験で大切なのは勝ったという結果だけではありません。
負けた悔しさから方法を考えたこと、
友達と話し合い工夫したこと、
自分たちから練習したいと伝えたこと、
そこには子どもたち自身の意思がありました。
子どもたちが自分で考えるからといって保育士が何もしなくてよいわけではありません。
何に困っているのか、どんなことを考えているのか、
その思いを実現するためにはどんな援助が必要なのかを見取ります。
道先生の関わりには子どもたちの意欲を大切にする保育官が現れていました。
道先生はクラスによって子どもたちの特徴が異なることを感じてきました。
褒められることで意欲が高まり力を発揮する子どもたち、
一方で一度壁にぶつかり立ち止まってから再び挑戦する力を見せる子どもたち、
同じ年齢でも集団の雰囲気や一人一人の反応は違います。
だからこそ年度の早い段階からクラスの特徴をつかむことを大切にしています。
ただ褒めればよいわけでも、頑張ることを求めれば誰もが力を発揮できるわけでもありません。
その子がどんな時に意欲を持ち、何につまずいているのかを知ることが必要です。
自分から取り組み始める時、思うようにいかず途中でやめようとする時、
友達の姿を見てもう一度挑戦する時、そうした姿を丁寧に見ながら関わり方を考えていきます。
その時大切なのは、気持ちを受け止めることと、取り組むべきことを分かりやすく伝えることの両方です。
集中して取り組む時間があり、その頑張りを認め、一緒に喜ぶ時間がある。
みち先生が大切にしているのは、そんなメリハリのある保育です。
やる時はやる、頑張った時は褒める。
そしてもう一つ、子どもの頑張りを流さず認めること。
昨日までできなかったことに取り組んだ、苦手なことにもう一度挑戦した、
友達の話を聞いて考えを変えた、こうした姿は目立つ結果として現れないこともあります。
それでも、一人一人が頑張ったことには意味があります。
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保育士の専門性は、できたという結果を見ることだけではありません。
その過程を見つめ、何を経験し、どのような力を育もうとしているのか考えることにもあります。
子どもの姿をよく見て、その子にあった関わりを考え、頑張りを認める。
みち先生が大切にしてきた保育は、日々のそうした関わりにつながっています。
みち先生が頑張りを認めることを大切にしているのは、行事だけではありません。
ある子どもの排泄に関する出来事があります。
その子は家庭ではまだトイレトレーニングを始めていませんでした。
けれど縁では、トイレで排泄できたことがあり、尿位を自分から伝える姿も見られました。
みち先生がその出来事を保護者に伝えると、子どもは嬉しそうな表情を見せました。
その表情を見た保護者も嬉しそうだったと言います。
すごいね。お家でも頑張ってみようか。
そんな前向きな言葉が聞かれ、縁でできていることを知らなかったので、教えてくれてありがとうという感謝の言葉もありました。
子どもの成長を伝えることは、できたことを報告するだけではありません。
縁でどんな姿が見られ、何に挑戦していたのかを伝えることで、保護者が子どもの新しい一面に気づくきっかけにもなります。
みち先生は、子育てを一人で抱え込まず、縁の保育士に気軽に声をかけてほしいとも話しています。
同僚や保護者の話を聞く役割を担うことが多く、人との関わりでは共感を大切にしてきました。
聞いてくれてありがとうと言われると、誰かの役に立てたようで嬉しいそうです。
子どもの頑張りを認めることと、保護者の思いに耳を傾けること、
どちらにも相手の姿や言葉を大切にするみち先生の思いが現れています。
けれど、保護者との関わりがいつもうまくいくわけではありません。
ある子どもの発達について面談したときのことです。
縁で指示が伝わりにくい場面があり、発達のペースに合わせて個別に対応していることを保護者に伝えました。
保護者には少し混乱した様子が見られ、家庭での姿についても話がありました。
みち先生はその子にあった炎上をしていくことを伝え、面談を終えました。
しかし翌日、その子は欠席し、縁に苦情とも受け取れる電話が入りました。
みち先生は自分の伝え方を振り返りました。
面談の場で初めて伝えるのではなく、日頃の送迎時の会話で子どもの様子を少しずつ共有できていたらどうだっただろうか。
12:10
そして当時は、担任である自分が解決しなければならないと思い込んでいました。
けれど、発達に関わる内容は保護者にとって繊細なものです。
主任やリーダーなど経験豊富な先生と一緒に伝える方法もあったのではないか、そう考えるようになりました。
子どもの姿を正確に伝えようとすることと、相手が安心して受け止められることは必ずしも同じではありません。
保育士はいつも正しい答えを持っているわけではありません。
一人で抱え込まず、同僚や上司に相談することも子どもと保護者を支える判断の一つです。
うまくいかなかった経験も、道先生にとってその後の関わりを考える学びになっています。
道先生はもともと人前で話すことがとても苦手でした。
けれど、保育士の仕事には人前に立つ機会があります。
誕生会の司会や職員の出し物、行事の企画、先生たちに向けた説明、
一つ一つ経験を重ねる中で、人前に出ることへの抵抗が少しずつ減ってきたといいます。
治療を作り、先生たちの前で説明する力も身についてきたと感じています。
子どもたちに挑戦してほしいと願う保育士自身も、苦手なことに向き合い、失敗を繰り返し少しずつ変わっていく。
その過程は子どもたちの成長と重なる部分があるのかもしれません。
道先生が保育士として働いてよかったと感じる瞬間の一つは、子どもたちの成長を長く見守れることです。
ゼロ歳から小学校入学までの姿を見られること、卒園の時、子どもや保護者から感謝の言葉をもらえること、
そうした経験が仕事の喜びになっています。
同時に、子どもの命を守り、成長を支える責任の重さも感じています。
保育士はただ子どもを預かり、楽しく遊んでいるだけではありません。
日々考え、悩み、一人一人に必要な関わりを探しています。
そして、学校教育へつなげるためだけではなく、子どもの将来につながる人間性や成功体験を積み重ねたいという思いを持っています。
目の前の子どもが何を経験し、それがこれからの成長にどうつながるのか、
そこを考え続けることに、道先生が見つけてきた保育の意味があります。
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幼い頃、小さいこと遊んだり、お世話をしたりすることが好きだった道先生。
保育士として働く母親に憧れ、その道を選びました。
けれど、現場では自分が全てやらなければと感じ、挫折したこともありました。
子どもへの関わり方を考え、保護者への伝え方を振り返ったこともありました。
その中で見つけたのは、子どものやる気を引き出し、一人一人に合う関わりを考え、頑張りを見逃さずに認めることでした。
リレーで負けた悔しさから子どもたちが話し合い、もう一度挑戦したこと、
その思いを受け止め、練習の機会につなげたこと、そこには道先生が大切にする保育が現れています。
保育士の仕事は何かを教えることだけではありません。
自分で考え、やってみたいと思う気持ちを受け止め、結果だけでなくそこに至る過程を大切にすること、
そんな日々の関わりが子どもたちの成長を支えています。
道先生は、今も保育の現場で子どもたちと向き合っています。
これからも、恋愛や学びを重ねながら、保育士としての人生を歩んでいくのでしょう。
子どもが好きだという思いから始まった道、そこで経験した悩みも喜びも、今の保育館につながっています。
保育の現場で働く先生たちにも、それぞれの原点があります。
保育士になろうと決めた理由、初めて子どもたちと関わった時の思い、働く中で大切にするようになったこと、
忙しい日々の中で、ふと保育士になろうと思った頃の自分を思い出すことはありませんか。
あの頃に大切にしたかったことと、今大切にしていること、重ねてみると、自分自身の歩みが見えてくるかもしれません。
今回は、母親への憧れを原点に、子どもたちと向き合いながら、自分らしい保育を見つけてきた杉山道先生のお話をお届けしました。
子どもの頑張りを流さず認めること、その言葉に道先生が大切にしてきた思いが込められています。
一人一人の保育士にそれぞれの原点があり、それぞれの保育士人生があります。
これからも杉山先生たちの思いと歩みをお届けしていきます。
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