うるさいラーメン話
どうも、HASH-ROYALです。この番組、うるさいラーメン話は、ラーメンを食べ歩いて25年のラーメンコンサルタントHASH-ROYALが、人生が変わるラーメンの深うるさい話をモットーに、ラーメンを深掘りしまくるポッドキャストです。
さあ、本日配信日8月9日ですね。 先週8月2日配信のエピソードで宣言しました通り、今週もラーメンの麺。
中華麺と水ですね。この関係性、そういう話をしていこうと思います。 はい、そうです。私一人で勝手に科学系ポッドキャストの日の続編をやると、まあそういう感じですね。
はい、今回、まあ今月ですね、8月の科学系ポッドキャストの日、テーマが水というわけだったんですけれども、今回ね、水と言いながら、実はお湯の話をします。
まあ、あの、温度が違うだけでね、同じH2Oですから、お湯でもですね、同じ水の話ですよね。
はい、しかもですね、今回、完全に我々ユーザー目線での内容です。 というのもですね、店選び、ラーメン店選びというですね、皆さんもいろんな情報を取って、それをご自身で整理して食べに行くお店をですね、決めてらっしゃるかと思います。
今回はですね、その後の話、初めて訪れるラーメン店、そこで必ず見てほしいポイントと、ここを押さえとけば間違いないよと、そういうね、重要なポイント、これを伝授したいと思っております。
そんなわけで、今回のテーマは、通うべきラーメン店を見極める第一な視点、その茹で湯、どんな色してる?
茹で湯というのは、麺を茹でるお湯のことです。宣言通りですね、お湯なので、同じH2O、水ですよね。
はい、ラーメン屋さんの中で麺を茹でる場所っていうのは当然ですけれども、どっか一箇所に固定されているはずですよね。
そこがもう見えないと、客席のどこからも見えない、そういう店舗設計だと今回の内容、マジで全く役に立たないんですけれども、逆に麺を茹でる場所、ここが見えるお店の場合、
どなたにでもすぐお役立ていただける内容ですし、その速攻性も非常に高いので、ぜひ最後までお付き合いください。
先ほど申し上げた店選び、ラーメン店選びですね。今やですね、この美味しいであろうラーメン店を探すっていうのは、これ自体本当に絶やすい作業かと思います。
一世代前、2010年代であればGoogleとかですね、あとは口コミサイトのランキングを参考にするとか、
現代2020年代であれば、SNSのトレンドを追うとかチャッピーに聞くとかですね、もう皆さん当たり前にやっている行動かと思います。
その行動の中で見つけた情報が色々とある中で、そのどこに、どんな店に心を惹かれるかというのはそれこそ人それぞれでしょう。
しかしですね、その後、もう店に行ったよというこの前提で、この店に通い続けたいなと、こういう判断をする基準として、ぜひ知っておいていただきたいのが今回の内容なんですね。
これを意識していただくだけで、これを意識して外食をしていただくことで、我々ユーザーの視点はそんなに緩くないよと、
サボっている店なんてすぐにわかるんだからねと、そういうですね、ラーメン屋さん側からすると外部ガバナンス的な要素の一つ、それを伝授いたします。
ぜひ最後までお聴きください。
茹で湯は弱酸性がベスト、しかし現実はどんどんアルカリ性に寄っていく。
うどんやパスタになくて中華麺にあるもの。
はい、かんすいですよね。
これですね、青森県青森市の一部に代表されるように、実在するラーメン屋さん、ラーメンを提供する飲食店ですね。
この無かんすい麺、つまりかんすいを使わない麺、これを使ってラーメンを提供している店というものが存在するんですけれども、
ただですね、消費者庁が認定している公正競争規約というですね、いわば業界の自主ルールみたいなものがあるんですけれども、
この規約において中華麺はですね、
中華麺とは小麦粉にかんすい、かっことわくを含むかっこと汁を加えて、
練り合わせた後、製麺したもの、または製麺した後、加工したものを言う、というふうに定義されています。
一部の例外はあるものの、大多数の中華麺はかんすいが入っているものだと、そうご認識ください。
で、そのかんすいって一体何なんじゃいと、何でできとるんじゃいということなんですけれども、
このかんすいって言いましても、いろんなメーカーから実は発売されていまして、
メーカーごとにですね、構成する成分は様々です。
これ商売で考えたら当たり前ですよね。
他のメーカーと差別化しんことには、そのメーカーの特徴であるとか優位性というのは出せないわけなんでね。
とはいえですね、全てどのメーカーのものも基本的にかんすいというのはアルカリ性の食品添加物です。
で、何でそんなものを使うんだろうと、こんなアルカリ性の添加物みたいな、
いやうどんみたいに水と塩だけじゃあかんのと思われることでしょう。
このかんすいがですね、麺にどういう効果を発揮するのか、どういう作用をしてくれるかっていうのは、
エピソード第5回、麺から嫌な臭いがするのってなんなの?
麺の管理で決まる香りと臭さの境界線という回で話していますので、
そちらもぜひお聞きいただきたいんですが、ちょっとここでね端的に申し上げますと、
かんすいが中華麺独特の強いコシを生むからなんですね。
これうどんとかパスタとこの中華麺と食感が全く異なることを考えると、
なんとなくね感覚的にご理解いただけるかと思います。
で麺を茹でるとですね、そのかんすいが茹で湯に流れ出る、流出するというわけですね。
そうすると茹で湯がですね、どんどんどんどんアルカリ性になっていくんですが、
このブロックの隣で申し上げた通り、茹で湯にはですね、弱酸性がベストなんですよ。
弱酸性だと何がどうベストなのか。
これ麺がもちもちになるですね、アルファ化という現象があるんですが、
このアルファ化、別名のりですね、接着するのりに化けると書いて、
固化とも言いますが、このアルファ化イコール固化です。
このアルファ化の条件として、弱酸性がベストなんですね。
この弱酸性、具体的にはですね、茹で湯のpHが5から6、この辺りが理想とされています。
それがなぜかと、これですね、小麦粉の麺が持つあの特有のもちもち感、
これを司っているのが、この小麦粉の単位体積あたり、なんと90%も占めている澱粉なんですね。
この澱粉が麺を茹でることでアルファ化すると、だから麺がもちもちっと美味しい食感に仕上がる、こういうわけなんですが、
pH5から6の場合、澱粉中にアミロスという物質がありまして、その溶け出し、アミロスの溶け出しですね、これが最も少ないのと、
同じく澱粉の中に、アミロペクチンという物質があって、その膨潤効率が最も高いためなんですね。
この膨潤というのはですね、膨張、膨らむの膨張ですね、あの膨という字と、潤、潤うですね。
潤、松潤の潤ですね。松潤の潤う、だから膨潤と言います。
要はですね、ぷくっと膨らんで、そこがぷるぷるっと水々しくなると、その効率が最高なんだよと。
だから、弱酸性が理想的なんだよと言われるわけなんです。
なのに、なのにですよ、
かん水はですね、アルカリ性じゃないですか。で、それお湯に流出し続ければ、当然お湯はどんどんどんどんアルカリ性になっていきますよね。
そうするとどうなるかと。これ、茹でている間にですね、澱粉が溶け出す割合が高くなってしまって、
もちもちっとした仕上がりから遠ざかってしまうんですね。
要は、もう結果、もそもそっとしたこのもっさりとした食感になってしまうわけなんですね。
さっき申し上げたこのアミロースっていうのはですね、粘性、このミヨーンというこの粘り系ですね。
で、かたやアミロペクチンは弾性、ボヨンボヨンってこの弾む特性ですね、弾力ですね。
これをそれぞれ司っているので、そんな重要な物質がですね、アルカリ性のお湯だと、どんどんどんどんと茹で湯の方に流れ出てしまうというわけなんですね。
このブロックの導入部で申し上げた通り、茹で湯への換水の流出っていうのは、うどんやパスタでは起こりませんよね。
中華麺だけですよね。だからラーメン屋さんに限定した内容なんですね。
一つ目のブロックの冒頭で申し上げた、やはりその見た目が悪いとかその不衛生であるとかっていうね、その汚いイメージ、これ自体が悪なわけじゃなくて、
科学的な観点で麺が美味しく仕上がらない状態であると。この状態で営業を続けている店、茹で湯が濁ったまんまどんどんどんどんと麺を茹でている店、
ここまで聞いていただいたあなたでしたら、どのように思われますか?
茹で湯が濁った状態が良くないと。まあそれはわかったと。じゃあラーメン屋さん一体どうやってやっているのかと。
あとね、我々ユーザーはどうせや縁だと。どうするべきなのかと。最後のブロックではそこを解説してまいります。
茹で湯の状態で店の意識がすべて見える。今私たちにできること。
当然のことですが、ラーメン屋さんは営業中、麺を次から次へと茹でていきますね。
これ人気店なんかですと、もう絶え間なくね、それこそ麺を茹でているということになりますんで、当然
かん水がどんどんどんどんと麺からお湯に流れ出ると。これすなわち茹で湯のp8がどんどんどんどん上がっていっていますよね。
なのでラーメン屋さんの厨房でですね、あの茹で釜とか麺茹で機っていうあの機材にね、そこに入っているお湯を
何割か捨てて、で新たに蛇口から水とかお湯を足すっていう光景ね。そういうのを見かけたことありませんか?
そう、あれまさに麺の茹で上がりを一定の品質に維持できるように茹で湯のp8を調整している作業というわけなんですね。
これね私の実体験ですけれども、とあるお店でオーダー直後の私にその麺を茹でる担当のスタッフの方が
すいません、ちょっとお湯を変えますんでお時間いただきますっていう感じで、わざわざね、断りを入れに来てくれたっていうことがありましたし、
あとね同じ内容ですけども、私単品、私個人じゃなくて、あのそのあたりのお客さん全体ね、客席全体に宣言するっていうケースも過去に見かけました。
そもそも黙ってね、お湯交換してその様子が確認できる、我々客席の方から確認できるっていう状態だけでも十分なんですけれども、
ちゃんとねこうやってわかりやすく説明、宣言してくれるというのは非常にありがたいですよね。
この美味しいラーメンをね提供するためにお湯を交換すると、それで時間がかかるのは必然だよねというふうに納得できますもんね。
この交換のタイミングっていうのは店によるんですけども、ちょっとここでね一例を紹介します。
神奈川県の人気店、飯田商店ではですね、この飯田商店ってお店、完全予約制でして、その予約の枠ね、1時間刻みで11時の部、12時の部、13時の部、14時の部っていう形で、計4回転ですね。
計4回転の営業をするわけなんですけれども、お湯は毎回交換、つまりですね1時間ごとに交換しているんですね。
しかもですね、ラーメン用とつけめん用で茹で釜を1台ずつ、計2台を使って営業しているということなんで、
飯田商店席数が17席なんで満席、道々に入って17人ですね。
で、中には連食する人、つまりラーメンを2杯食べる人とか、あとはラーメンとつけめん1杯ずつ食べるみたいに、
2品連続で食べる人もそこそこいるっていうケースなので、それも想定するとだいたい25人分ぐらい、1回転に25人分ぐらいと。
これが2つに分散される、完全に2つに分けるわけじゃないにしても、茹で釜1台でだいたい12、3人前を茹でるという感じですね。
このペースでお湯を完全に新しいものに入れ替えてくれてるってことなんですよ。
で、プラス店主の翔太さん曰く、この麺の仕上がり食感以外にも、このアルカリ性によったお湯で茹でると、
麺にアルカリ成分が強く残るんで、このラーメンがですね、ご自身の狙った味にならないと、そういう点にも配慮して、こういう仕組みを取っているということですね。
この飯田商店みたいに非常にね、この緻密な設計をしている店だったら、そこまでするのもね、当然と言えるかもしれませんね。
まあ、とはいえですね、ここまで徹底するお店っていうのは、まあ激レア、非常に稀です。
じゃあ我々ユーザーは具体的にどうしたらいいのと、そこですよね。
そう、そこで具体的に私が実践していることを挙げてみますね。
まず一つ、茹で湯をこまめに入れ替える店を覚えておくと。
まあシンプルですけども最強ですよね。なんか当たり前のような気がしますけどもね。
まあこういう店なら、もういつどんな時間に訪れても問題ないですし、もう完全に信頼のおける店というふうに言えますよね。
で、もう一つが、茹で湯が濁っていると分かった時点で店を出ると。
これね、ふざけとるわけじゃなくて、これガチなんですよ。
実際に過去私これ3回やったことあります。
これね、あのフラボノイド反応した小麦粉なのか、まあはたまた口なし色素のせいなのかなんかじゃんけれども、
いずれにしてももうなんか泥水みたいな色しとったもんで、茹で湯がね、もうそれがもう視界に入ってきたもんで、
うわ、これはさすがにどうこうしとるなというふうに判断して、まあもちろん何も食べずに帰りました。
ただこの戦法ですね、賢売機で並んでいる間にも先に買わなきゃいけない。
要はもう着席する前にもオーダーしなきゃっていう、そういうシステムの場合ですね、
この賢売機がある場所から厨房が見えない、いわゆる食券を買う場所からね、厨房が見えないと使えない戦法なんで、
まあどうしても博打要素があるんですよね。
まあなのでこういう店ではですね、まあそういう店を選んだからにはね、さすがにちょっと一変腹をくくって召し上がっていただいてですね、
ああここのゆで湯の管理はアウトだなと思ったら、まあ二度と行かないともうブラックリスト入りだなと、まあこういう形しか対策はできないわけなんですけれども、
あなたがですね、ラーメンを実際に食べに行ったお店で、ゆで湯の交換をここはねこまめにやっていたなっていうお店とか、
いやここのゆで湯はひどかったなと、濁っとったなというお店がありましたら、ぜひコメント欄またはお便りフォームからお寄せください。
さてそんなわけで今回は、通うべきラーメン店を見極める大事な視点、そのゆで湯どんな色していると題しまして、