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2022-10-19 07:34

#86 「やられたらやり返す、倍返しだ」では損をする話

#心理 #心理学 #メンタル #メンタルヘルス #セルフケア #返報性 #お返し #やられたらやり返す #影響 #テイカー #ギバー #見返り
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心理師のはるかめです。この放送では、あなたが自分に優しくしていけるように、セルフコンパッションやセルフケア、心理学などについてお伝えしています。
変法性っていう心理学用語があるんですね。 返却の返に、報道番組の方に、性質の性で変法性と書きます。
この変法性って驚くほど身の回りに溢れていて、私たち自身もたくさんこの性質に引っ張られて行動しているんですね。
どんなものかと言いますと、とてもシンプルで、やられたことをやり返す性質っていうことになります。
これは理屈の世界じゃなくて、あくまで性質、無意識レベルのものだと思っていただいた方がいいかもしれないです。
〇〇してもらったから〇〇を返そうとか、そういうレベルではなくて、〇〇されたら脳が勝手に感覚や感情を引き起こして、お返しをしないとモヤモヤする。
そんなイメージかもしれないですね。 そしてこれは良いことにも悪いことにも働くんですね。
挨拶されたら、大抵は挨拶し返さないと、どこか気持ち悪いものが残ると思います。
良いことをされたら、好ましい感情が起きると思いますし、何かの機会にお返ししてあげようかなっていう気持ちも、沸くことも多いかなと思います。
嫌なことをされたら、仕返しをしてやりたくなったり、相手のことを嫌いになったりすることもあるんじゃないでしょうか。
ともすれば、嫌いだったのに、良いことをちょっとされたら少し気持ちが良い方向に動いたりとか、もちろん逆もあったりしますよね。
もっとエスカレートすると、攻撃されたら当然、仕返しをしたい気持ちが湧くっていうのも自然だと思います。
このように、偏方性というのは人に備わった自然な感情のシステムなんですね。 人間というのは集団で生きる生物なので、この感情が発達したっていうのは
うなずけるところなんです。 もちろん、偏方性のままに動いていたら良くないんですよね。
良いことをされたからと過剰に相手を好きになったり、依存したり、お返しをしすぎてしまったり、これは偏方性というよりも相手と自分の境界が緩くなっていて、
人間関係の作り方に少し問題がある状態になってきます。 そして嫌なことをされたら嫌なことを仕返す。
これはもう説明するまでもなく悪循環を生み出しますよね。 じゃあどうしていったらいいのかって言いますと、3つお伝えしていきたいかなと思います。
1つ目。 相手からしてもらったことには同じくらいのものを返す。
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もちろん可能な範囲でいいです。自分の身の丈にあったもので構わないんですね。 例えば、相手が目上の人で経済的にも自分より上だったとすると、
お金で返すのは難しい時がありますよね。 ネット上とか探してみると、そのお返しに関する程度とかたくさん出ていると思います。
例えば、分かりやすいのが、 結婚のご主義とかありますよね。
あれも関係性に対していくらぐらいでいいよっていうのが、 例がたくさん載ってたりしますよね。
そういうのは変報性というよりも、人間の風習としてたくさんみんなが意識してやってきているので、 ネット上にたくさん参考になる資料もありますので、探してみていただけるといいかなと思います。
2つ目。 見返りを求めずに無理のない範囲で自分から人に与えていくということを習慣にする。
あくまで無理のない範囲っていうのがポイントです。 これは研究があって、自分に利益のある範囲で人に与えることをしていくっていうのが、
実は一番何かとメリットを受けやすいっていうことがわかっているんですよね。 こう言ってしまうとちょっと元気に聞こえるのかもしれないですけれど、
もらうばかりの人っていうのはいずれダメになるっていうこともわかっています。 これは想像つきやすいですよね。
もらってばかりの人ってやっぱりこう嫌になりますよね。 やはりこれも変報性ですよね。
そして商売のように投下交換ばかりの人もあまりうまくいかないんですね。 これはきっちりといくら払ったからこれを買うことができるとか、
価値が一緒のものの交換ばかりを意識していると、やはりこれもすごくドライというか、割り切った関係にしかならないんですよね。
ですが与えて見返りを気にしない人っていうのは少しレベルが高めに見えないでしょうか。 こういう人っていうのはやはり人からの評価っていうのが上がっていきますし、
見返りを気にしないっていうのは自分が気持ちの面で変報性を相手に求めていないっていう状態になりますので、
そうすると自分自身の気持ちも楽になるんですよね。 なので無理のない範囲、ここがとてもポイントになります。
無理をしながら人に与えていると自分の気持ちがやはり苦しくなってきますし、 相手に見返りを求めたくなるので、そういうことをしなくてもいい範囲の行動で与えていくっていうのが
ポイントになります。 最後に3つ目です。嫌なことをされたら離れるということですね。
これはもう関わらないのがベストです。 状況によっては離れるっていうのが難しいこともあると思いますので、
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そういった時は可能な範囲でピシャリと否定したり、
拒否したり、相手のムードを無視して無理だ、不快だ、嫌だっていうことを伝えていけるといいかなと思います。
ですが離れることができるのであればもう距離を取りましょう。 関係を遠く遠くしていきましょう。
言葉とか態度とかでどんどん相手と添えになっていくっていうことがいいかなと思います。
自分がそういった人の近くにいて悪循環に飲まれる方がよっぽど損をしますし、
何よりそういった人の近くにいるのは気分が悪いですよね。 なので離れて大丈夫です。
人って影響をすごく受けてしまう生き物なんですね。 なので自分が望もうと望まないと関わらず近くにいる人の影響っていうものをすごく受けてしまうんですね。
なので嫌いな人の近くにいると嫌いな人の影響を受けて自分がだんだんそっち寄りの人間性になっていってしまうということになります。
なので逆に影響を受けたい人の近くにいると自分が好ましい存在になっていけるので自分を好きになりやすいってこともありますね。
今日の話が参考になると幸いです。 それでは今日もあなたが自分に優しくありますように心理師のはるかめでした。
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